▲磯部詩碑公園内にある温泉記号碑。
群馬県安中市にある磯部温泉は、日本人であれば誰もが知っている温泉マーク発祥の地です。
そのルーツは万治4年(1661年)、付近の農民の土地争いに決着を付けるため評決文が、江戸幕府から出され、その添付図に、磯部温泉を記した温泉記号が2つ描かれていたのです。
専門家が調査した結果、この温泉記号は日本で使われた最古のものと判明。
こうして磯部温泉は温泉記号発祥の地となりました(諸説あるようですが…)。
▲磯部駅から徒歩1分のところにある温泉案内図。
正式な温泉マークの湯気にあたる3本線には、意味があるようです。③本線の意味は、体にいい温泉の入り方として、湯に浸かる時間を3本の湯気の線として示している、と言われています。
1本目(一番左の線)の意味は、1回目の入浴は、5分程度とほどほどに、2本目(真ん中の線)の意味は、2回目は8分程度じっくりと、3本目(一番右の線)の意味は、最後は3分間程度サッと湯に浸かる。
この入浴方法をおこなうことによって、基礎体温の低下を防ぎ、体の芯まで温まるとされているようです。
温泉三昧が楽しめる群馬県。磯部温泉から楽しんでみるのはいかがでしょうか。(本部 角南辰彦)
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