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北海道◆北海道/冬の到来は雪虫で【北の国から・編集スタッフ進行日誌】

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2021年10月30日

10月中旬から下旬ごろに北海道では「雪虫」が飛び交います。「雪虫」とは体長5㎜前後の小さく綿で包まれた虫で、飛び方が雪のようにふわふわと飛ぶので「雪虫」と呼ばれています。

「雪虫」を見て秋の終わりと冬の訪れを感じ、そろそろ雪が降るのかと思うのです。まさに「北海道の風物詩」といえます。

「雪虫」は人を避けずに突進してくるため必ず頭や服についてしまいます。自転車やバイクを乗る人は目や口に入ってしまうこともあるので厄介です。それゆえ帰宅時の玄関先では頭や服に付いている雪虫を払い落してから家に入るのがこの時期のルーティンとなります。

東京では「雪虫」を見ることもないので上京した年は少し違和感を覚えましたが、それも年が経つにつれて何も感じなくなりました。「雪虫」を当たり前だと思っていた当時は「雪虫」に対して何も感じませんでしたが、今思うと季節を感じさせてくれる雪国ならではの虫なので感慨深いものです。(本部 井上美穂)

福島◆二本松/安達ケ原の黒塚【北の国から・制作スタッフ進行日誌】

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2021年9月25日

▲鬼婆が住んでいたという岩屋の笠石。

鬼婆伝説で有名な福島県二本松市の観世寺内にある『安達ケ原の黒塚』は能や謡曲、歌舞伎、浄瑠璃の演目にもなっています。『大和物語』で平兼盛が『みちのくの 安達ケ原の 黒塚に 鬼籠こもれりと 聞くはまことか』(拾遺和歌集)(安達ケ原の黒塚に鬼が隠れているというのは本当ですか?)と源重之の娘に宛てた有名な歌があります。この歌は直訳の解釈もありますが、ここでいう「鬼」とは陸奥(みちのく)という地方に住んでいる娘たちが表舞台に姿を現さないので「鬼」を掛けての言葉遊びだとも言われています。

この「黒塚」は江戸時代には松尾芭蕉が立ち寄り、明治には俳句で有名な正岡子規が『涼しさや 聞けば昔は 鬼の家』と詠んでいます。各著名人が訪れている「安達ケ原の黒塚」ですが、平兼盛の歌が詠まれる前から鬼婆伝説があったのか、それともこの歌が詠まれた後に鬼婆伝説が生まれたのかは定かではありません。二本松市へ行かれた際は興味がありましたら立ち寄ってみてはいかがでしょうか?(本部 井上 美穂)

▲福島県二本松駅。

福島中通り物件一覧

東京◆四谷/オフィス街に新しい憩いの場【本部スタッフ・日々の業務より】

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2021年8月28日

「番町皿屋敷」のお岩さんや「君の名は」の聖地として有名な四谷が再開発の対象になり昨年の2月上旬に「コモレ四谷」という商業ビルが駅前にオープンした。隣の赤坂に「迎賓館赤阪離宮」があるため以前は高層の建物を四谷に建てることができなかったが再開発によって容積率が緩和されたことにより「コモレ」が四谷で一番高い建物となった。

上の階にはオフィスとマンション、下の階には飲食店やスーパー、ドラッグストア、携帯ショップ、銀行、病院等が入っている。そのビルの入り口が「コモレビの広場」といって樹木やお花、植物などが植えられて、オフィス街の中に自然と触れ合える広場ができた。そこはお昼時やちょっとした休憩にはちょうど良い場所なので人が常に集まっている。弊社からコモレ四谷までは歩いて7~8分。お昼を食べた後の散歩コースとしてベストな場所だ。

オフィス街の四谷に憩いの場所ができました。(本部 井上 美穂)

東京◆本部/地方創生化から関係人口へ【北の国から・制作スタッフ進行日誌】

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2021年8月16日

「地方創生化」とは「東京一極集中」の是正を促し、地方に人口を分散させようと、地方の人口減少に歯止めをかけるための政策ですが、移住に興味を持っている人でもいきなりの移住はハードルが高いので、段階的に移住を考えてもらいたい。と「関係人口」という言葉が新たに生まれました。

「関係人口」とはご当地の商品を購入したり、ふるさと納税で寄付をしたり、旅行に行ったり、プロモーションビデオを見たり一言でいえばその地域の「ファン」のことを指します。この関係人口と定義される人達がゆくゆくは移住に繋がればと政府は長い期間で考えているのです。

「関係人口」の1つの事例でクラウドファンティング型のふるさと納税があります。体験型の返礼品を通して寄付した自治体に実際に足を運び、その土地ならではのものを体感できるため、その自治体を好きになる人が多いのです。(返礼品は商品もあります)

このようにクラウドファンティングやふるさと納税が自治体の名前を知る1つのきっかけとなるので、知名度が低い自治体にとっては名前を知ってもらい現地に来てもらえる。まさに一石二鳥なのです。

10年後、20年後に関係人口と定義されている人々がどのくらい移住に繋がるのかはわかりませんが、移住へのハードルが緩和されれば今よりももっと移住者が増えるのかもしれません。(本部 井上 美穂)

本誌2015年12月号のラーバニスト訪問でも登場頂いた渡部見さん・ゆかりさん夫妻からDMを頂きました。長野県立科町の女神湖湖畔で「B & B sora」を開業、その後、ジビエ料理の加工場・居酒屋、そして「バンガロー・キャンプサイト焚き火hat」などを事業展開中の方です。

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このたび私たちの白樺林保全の活動が立科町で初の地域課題解決事業の対象事業として認定されたことを受けて、白樺林保全に関する寄付を募るガバメントクラウドファンディング(※)を始めることとなりました。

https://www.furusato-tax.jp/gcf/1246

※ふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」を企画・運営する㈱トラストバンクが提供する、クラウドファンディング型でふるさと納税を募る仕組み「ガバメントクラウドファンディング®」期間は6/16より開始、9/13終了予定 目標額は125万円。ご覧いただければ幸いです。

信州白樺クラフト製作所(町の任意団体・代表渡部ゆかり 白樺の保護を図りながら間伐材による特産品作りに取り組み、昨年3月に8人で発足。現在約70人が会員登録中)

東京◆本部/今どきの副業は??ハンター・狩猟について【北の国から・制作スタッフ進行日誌】

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2021年7月31日

移住相談員をしていた頃、ごくまれに「ハンターになりたいんです」といった相談を受けることがあった。狩猟は免許がなければできないので、「いきなりやりたい」からと言ってできるものでもない。

一番の近道は自治体が害獣駆除の「地域おこし協力隊」を募集することがあるので、それに応募することが早いのかもしれない。「地域おこし協力隊」というのは都会に住んでいる方が地方に行って、その地域の活性化のお手伝いをするという国の制度だ。

晴れて「協力隊」になると最初はひたすら「猟友会」の方の背中を追いかけて狩猟の知識、技術を身に付ける。それから勉強して免許を取得する。「協力隊」は任期が最大3年の為この場合、任期終了後には個人事業主になる方が多いので、独立してからの生計の立て方を3つ紹介。

1)捕獲した害獣を自治体に申請し報酬をもらう。

2)狩猟の近くに処理場をつくり捕獲してからすぐに血を抜き新鮮なうちに卸す(ジビエ)。

3)剥ぎ取った毛皮を売る。

主にこの3つが主流。2)のジビエは鮮度が命で処理場がなければできません。また2)、3)は販路を自分で確保しなければいけないのでその手間や費用を考えると、1)が比較的多いと思われます。

そうはいっても近年「ハンター」だけで生活をするのは難しい現状なので「ハンター」は副業にするのが一番いいのかもしれない。(本部 井上美穂)

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ハンターになるには?
狩猟ポータル(環境省鳥獣保護室)
http://www.env.go.jp/nature/choju/effort/effort8/hunter/license.html
狩猟免許取得までの流れがわかりやすくまとめられています!

新潟◆新潟/旅行とI ターンの関係性【北の国から・制作スタッフ進行日誌】

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2021年6月30日

▲日本酒にはお刺身がよく合います。

「新潟」といえば「お米」と「お酒」。日本酒はあんまり飲めないが、せっかく新潟に来たので少しは飲まなければとタクシーの運転手さんに地元の人が行く美味しいお店を教えてもらった。

そのお店では店員さんに「のっぺ」という新潟の郷土料理を勧めてもらった。これは筑前煮のような料理で冷たいものと暖かいものの両方がある。

この時は冷たい「のっぺ」を頼むことにした。なんだか懐かしく、とても優しい味なので煮物が好きな人は是非食べてみてほしい。

▲噂の「のっぺ」。

2軒目は気になったお店に入ろう。と歩きながらお店を物色していると、店構えがお洒落なお店を発見!

このお店は「お通し」を選べ、選んだ「お通し」を七輪で焼いてくれた。「入って正解!」とちょっと得意げになりながら、地酒と料理を堪能した。

新潟県は日本海に面しているので「海の幸」も美味しく、ついつい食べ物メインの旅になってしまった。また新潟へ行きたいものである!

▲選んだお通しをこれから七輪で焼いてくれます。

新型コロナウイルス蔓延によりテレワークが進み移住をする人が増えている。縁もゆかりもない地へ移住をする「I ターン」のきっかけとなるのは、何度も旅行で訪れた場所や、就職や転職、転勤先等の仕事上の理由のほか、趣味や自然に囲まれた場所に住みたいといった嗜好などが、コロナ前の移住理由であった。

ところがコロナウイルス蔓延後では、これにプラスα「会社まで2時間圏内で通える場所」を移住地へと選ぶ人が増えているそうだ。今の時代ネット環境があればどこでも仕事ができる職業も多いので、東京にこだわらなくても地方で自然豊かな場所でのびのびと、広い家で生活することが今後選択肢として増えていきそうだ。

案外「移住」をまったく考えていなかった人でも、旅行先を好きになり移住をする日が来るかもしれない。(本部 井上美穂)

北海道◆全域/川の水は飲んではいけない【北の国から・制作スタッフ進行日誌】

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2021年5月16日

小さい頃「どんなにきれいな水でも、川の水は絶対飲んじゃだめだよ」と親によく言われました。北海道には「エキノコックス症」といって、主にキツネ等の排泄から虫卵に汚染された水、食物、埃などを経口的に摂取した時に起こる病気があります。

これは肝臓の腫大、腹痛、黄疸、貧血、発熱や腹水貯留などの初期症状が現れるまで、成人では通常10年以上を要します。放置すると約半年で腹水が貯留し、やがて死に至るという怖い病気なので間違って飲んでしまうと大変なことになる可能性があります。

先日、地元北海道の友人から「最近家のまわりでキツネを見るさ。エキノコックスに気を付けなきゃだよね。」と電話のたわいない話の中で話題にあがりました。久しぶりに「エキノコックス」という言葉を聞いた気がします。

北海道へ移住を検討されている方は、地方へ行けば行くほど川の水はとてもきれいですが、危険なので絶対に飲まないでください。
(本部 井上美穂)

東京◆本部/クリスパー・キャスナインによる地方への可能性【北の国から・制作スタッフ進行日誌】

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2021年4月25日

昨年2020年にノーベル化学賞を受賞したのは、ゲノム編集の新たな手法「CRISPR Cas 9」を発表したシャルパンティエ博士とダウドナ博士の女性2人です。「クリスパー・キャスナイン」とは簡単にいうと遺伝子を切ったり貼ったりできる技術のことです。この技術を使うと、生まれてくる子供に特定の遺伝子を付与できるのでデザイナーズベビーや絶滅した動物を作ることも可能になります。

最も注目されているのは例えば肝臓が弱い人がいるとして、豚等の動物に人間の肝臓を作り、肝臓を取り換えることも可能になります。ここで問題になるのは臓器をとるためだけに豚を作るのは倫理的にどうなのか?豚にならなんでもしてもいいのか?という問題です。

またこれらをすることによって不老不死にはなりませんが老化のコントロールができるので、この技術をどこかの国が使用すると危険が伴うという懸念があるため、全世界がやらなければいけなくなります。まさに「神の領域」の技術になるので、とてもすごい反面恐ろしさすら感じます。

移住相談員をしていた頃、定年退職後の移住では家から病院までの距離が離れていると症状悪化などの危険があるので移住予定先と病院までの距離を確認してもらっていましたが、老化のコントロールができるようになれば病院までの距離もそれほど関係なくなるのかもしれません。今後、今よりも地方移住をする人が増える可能性が出てきそうです。(本部 井上美穂)