春先の湿った雪が解けた後、
田園暮らし体験館の庭で小さな春を見つけました。
と思ったら
今日のお昼には、もう4月中旬を思わせる気温と日差し!
ダウンコートを着なくて良いどころか
セーターも鬱陶しくて綿シャツ一枚でも十分なくらいの陽気で、びっくりです。
さて、一昨日から昨日にかけての雪の影響で
北杜市内のあちこちで倒木や枝の落下が報告されています。
私も現地案内の途中、車を止めなくてはならない状況に遭遇、
女手一人で奮闘しなくてはならないかと思いきや、運良く
そんな時間にそんな場所に、普段ならまず見ることのないパトカーが
すぐ後から上ってきて、警官二人のお世話になり、無事、ご案内ができました。
ご案内から事務所へ戻ると間もなく電話が。
数年前、清里の中古別荘を購入された八ヶ岳ふるさと倶楽部会員様からでした。
「さっき、うちの山荘の近所の方からFAXが送られてきて
うちの庭に生えてた白樺の木が雪の重みで倒れて道路を塞いでるんだそうですよ。
どうしたらいいでしょう?」
それは大変!
早速、状況確認に現地へ行ったら、ご覧の通り。
直径10センチ、樹高5〜6mで、たいしたことなさそうに見えたので
一人でも動かせるかも、とトライしてみましたが、びくともせず。
あきらめてその場を去り、状況報告と、処理にあたってくださる業者さんの手配を
と思っていたら、すぐまた電話が。
北杜市大泉町の土地物件のお隣にお住いの方からでした。
「お宅で扱っていらっしゃる土地の木の枝が、うちの屋根に落下してきたんです!
所有者の方の連絡先を存じ上げないので、そちらから知らせて
早急に対処していただくよう、お願いしてもらえますか?」
これが、その落下した枝です。
枝の大きさをわかっていただくため
ヨコに立っていらした方のシルエットを入れました。
もし、人がここにいる時に落下していたとしたら
と想像すると、ゾッとしますね。
今回の大雪で
ある別荘地の中で倒木の下敷きになり救急車で運ばれた人もあったそうです。
ああ、あの時のパトカー、それであんなところに!
冬から春へ、
冷たく固まっていた大地から草木が芽吹いてくる
明るい季節へ移っていく過程で、必ず通る自然の営み。
止めることは出来ませんね。
健やかな暮らしを求めて当地へいらっしゃる皆さんが
自然の豊かさを楽しむことができるよう
お互いにマナーを守って
森も健やかに保っていけるよう
私たちも出来る限りのお手伝いをさせていただきたいと思いました。
(八ヶ岳事務所・和田)