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東京◆本部/田舎の不動産の売却をお考えの方に・・・事前準備

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2016年10月15日

不動産を売却する方タイトル

毎月たくさんの売却相談のメールを頂いております。ふるさと情報館では全国の不動産を取り扱っており、エリアによって担当者に分かれております。

不動産を調査し、物件の特長、問題点を明確にし、諸条件を整えることが我々不動産仲介業者のお仕事です。一連の流れを「物件化する」と呼びますが、原則、価格査定は無料で行っています。

地域によって独自の法令や慣習などがあり、一般の皆様へ紹介できるまでには一定のお時間が必要となります。今回、相続で思いがけずに田舎の不動産の所有者になった方のケースが続いたので、売主様に向けて事前に準備すべきことを少し書きたいと思います。

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・ある日突然、不動産の所有者になったものの・・・

亡くなられたご親族より譲られるケースがほとんどですが、遺言が無ければ法律に定められた相続人が遺産を相続することになります。相続人が複数人いて、共同で相続した場合は、「相続財産」を具体的に誰にどのように分けるか?という取り決めをする必要があります。

「相続財産」は、相続人のもつ経済的価値のあるものすべてのものを指しますので、現金・預貯金をはじめ、土地、家屋などの不動産が当然含まれます。借入金などのマイナスの財産も相続対象となりますので、それらをどのように分けるのかを話し合うことを「遺産分割協議」と呼びます。通常は、その結果を「遺産分割協議書」を作成して各自保管します。

また、不動産は法務局に保管してある公式の帳簿(登記簿)に所有者が記載されています。土地及び建物(未登記の場合あり)が亡くなられた方の名前のままなので、あらためて新しく権利を取得した方(相続人)に登記する必要があります。その登記に上記の「遺産分割協議書」の添付が義務付けられているというのがポイントです。

「遺産分割協議書」は相続人全員の納得・合意が必要であり、相続人全員が署名・捺印されなければ効果がありません。つまり、不動産仲介業者の立場から言えば、登記簿謄本に記載されている登記名義人が、売却依頼を頂いた方と同一であるか。同一で無い場合は登記名義人、真の所有者との関係をもとに、第三者に適法に売買できる権利者は誰なのか。ということをヒアリングすることになり、「相続登記が為されているか」というのが重要な確認ポイントとなってきます。

実は「遺産分割」という行為自体、いつまでに行わなければならないという期限が規定されていません。なので、登記簿に亡くなった方のお名前、時には祖父、曾祖父の代の名前のまま、なんて登記簿を見ることも多かったりします。

代を重ねればそれだけ法定相続人(子孫)が増えて、対象者が増えていきますので、「遺産分割協議」、「相続登記」が難しくなっていくのは必然ですね。

遠い親戚の一人が海外に移住、長年不義理した、まったく会ったことも無いご親族さんに実印を押してもらわなければならない・・・なんてことで現実的に相続登記を断念される方もいらっしゃいました。その場合は専門家にアドバイスを貰い、代わりに行ってもらうというのも重要でしょう。

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・もし「相続登記」が為されないままだったら・・・?!

もし「相続登記」が為されないまま、例えば新しい買主様が見つかったとしたら・・・当然そのままでは所有権移転ができないので、「遺産分割協議」を慌てて行う必要があり、また、思いがけぬ法定相続人が出現するかもしれず・・・「取引の安全」の観点からも不安要素となってしまいますね。

不動産を販売するために、「権利関係を整えること」が肝要で、売主様も必要に応じて経費をかけ、「物件化する」作業を行っていくことになります。

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・「相続登記」誰に相談すればいいの?

「相続」については弁護士をはじめ、司法書士、税理士、などに相談することが多いです。権利関係の登記は司法書士の職域となりますので、遺産分割協議を含め、司法書士の先生に相談される方が多いのではないでしょうか?債権や係争要素があれば弁護士の先生、相続税について専門の見地が重要であれば税理士の先生など、ご自分のケースに一番あった専門家に相談されるのが良いと思います。

(本部営業・ほしの)

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「実家のたたみ方」を登録商標とする「リーガルアクセス司法書士事務所」の辻村潤司法書士のページ。ふるさと情報館でも相続の無料相談会を開催したことがあり、東京(渋谷)で全国の田舎物件の相続相談ができます。

http://legal-access.jp/despo/

実家のたたみ方ページ

最新号の目次を更新しました

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2016年9月26日

最新号、2016年10月号の目次を更新しました。

今号の特集「那須で叶える『憧れの暮らし』」では、
栃木県の那須町でそれぞれに暮らし方の異なる3組の方の
田舎暮らしの様子とともに、那須町の魅力をお届けしています。
新着物件情報も満載の1冊、ぜひご覧ください。

写真は岩手県遠野市の“ルーラル・レポート”より
「地域をつないだ郷土芸能」です。

信州◆立科町/山を救え!鹿の食害をクラウドファンディングで【地域担当・ふるさと見聞録】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2016年9月1日

ここ数ヶ月、ご契約を頂いた方の年齢層が30代から40代の方が頻繁に続きました。先日はついに平成生まれの方が初成約。依然、若年層の地方移住は雇用と予算面の不安がポイントですが、購入目的がハッキリとされている方が多いのも特徴的。地方銀行の移住者応援ローンなど資金面での銀行融資の追い風も感じますが、むしろ、この家を自分ならこんな風に手直しできる。自分はこの地でこんなお店や暮らしを実現してみたい。自然の中でこういう生き方をしたい。そんなバイタリティと行動力、人生の節目を目の当たりにできるのは非常に楽しいものです。

蓼科

ちょうど本誌締切前に、湘南・藤沢より蓼科高原・女神湖に移住した渡部見さんから連絡がありました。脱サラし一昨年の冬に契約、2015年5月から営業を開始。ペンション施設を宿泊宿『B&B sora』とともにリゾートエリアの夜を灯す居酒屋『sora MESHI』まで併設。すでに地元でその頑張りが噂になっているお店の店主さんです。

海の無い信州の特徴を逆手に藤沢時代の知り合いの寿司職人を招き、一夜だけの江戸前寿司を振舞う企画も今年の夏で2回目。そんな企画のデパートのような40手前のヒゲ親父こと渡部さんから聞かされたのが鹿による山の森林被害です。

わたなべ2

なんでも長野県に生息するニホンジカが増えすぎたことから食性が変わり、蓼科の貴重な観光資源でもあるニッコウキスゲの群生が、適切な対応をした車山高原を除き、鹿によって失われつつあるといいます。地元猟友会の高齢化や愛くるしい動物の殺処分など、取扱いが難しい課題ですが、渡部さんは自ら佐久地方事務所に通い、狩猟免許を取得されたそうです。

わな

「狩猟免許初心者講習の話では長野県には今約20万頭が生息しているそうです。県では年間4万頭近くのニホンジカを駆除してますが、食肉として流通しているのはわずか5%未満。捕獲した鹿を良質な食肉として販売するには、捕殺してから2時間以内に国の基準をクリアして認可を受けた食肉処理施設で解体しなければなりません。鹿はフランス料理でも定番の食材、日本でも「紅葉肉」として知られています。ジビエ料理として捕獲した鹿肉のしっかりとした流通網を作る上で、専用の食肉処理施設を作りたいと考えてます」

渡部プラン

具体的には、排水やシンク・コンクリート土間打ちなどの水回り、間取変更などの改装の基礎工事費が250万円、その他に冷蔵・冷凍庫や室内の保冷設備、パッキング機器、解体に必要な専用設備の購入や制作に50万円、計300万円かかる費用のうち、150万円についてクラウドファンディングで資金調達を開始。クラウドファンディングとは簡単に言えばインターネットを通じた寄付行為。東日本大震災で一般的に知られるようになったと言われています。ご興味のある方、支援をお考えの方は下記アドレスまで。
(蓼科エリア担当 星野)

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A-port (クラウドファンディング)
https://a-port.asahi.com/projects/tateshinajibie/

最新号の目次を更新しました

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2016年8月29日

最新号、2016年9月号の目次を更新しました。

今号の特集「蔵王で楽しむ分譲地の田舎暮らし」では、
 宮城県の蔵王にある分譲地を例に、分譲地ならではのさまざまなメリットや
楽しみ、そして「別荘地だからこそできる田舎暮らし」をご紹介しています。
新着物件情報も満載の1冊、ぜひご覧ください。

写真はふるさと発“八ヶ岳ふるさと倶楽部”より
「八ヶ岳南麓ウォーキング」です。

最新号の目次を更新しました

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2016年7月27日

最新号、2016年8月号の目次を更新しました。

今号の特集「八ヶ岳ふるさと倶楽部へようこそ」では、
山梨県の北杜市を中心に活動している移住者の自主運営組織
「八ヶ岳ふるさと倶楽部」の概要や、倶楽部に加入している方が
どのようにその活動や自身の田舎暮らしを楽しんでおられるかを
紹介しています。新着物件情報も満載の1冊、ぜひご覧ください。

写真はふるさと発“高久の里日記”より
「今年も愛しい枝豆を育てる時季」です。

長野◆富士見町/今なら間に合う!ブルーベリー摘みに来ませんか?(in 富士見町)【ふるさと見聞録】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2016年7月12日

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【諏訪ぐん!ぐん!/出張版】
梅雨はどこ吹く風?今年の夏は猛暑だとか。水不足にはじまり、農作物にも影響がでそうな状況。

信州富士見町は町内にはブルーベリーの観光農園が12か所(富士見町HPより)あり、「今年のブルーベリーは例年より早い出来だね」とは細川農園の細川さんの弁。

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今回、その細川農園限定だが、「ふるさと情報館のホームページで見たんだけど・・・」のひとことを電話で言えば、農園入場料・大人400円・小人100円の料金が無料になるお話を頂いた。

※ごめんなさい!町内の統一価格1kgあたり1100円の金額はかかります。

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「採り頃は今週いっぱいかな。物件見学で富士見町にいらっしゃった方なんかが寄ってくれたらいいなぁ」と富士見町案内人・伊藤

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細川農園は甲州街道の南側、入笠山の麓に位置する若宮地区にある。この地区には江戸時代から残る立派な古民家が残る歴史ある集落だ。

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日が落ちるのも遅くなり、ちょっとブルーベリー摘みの寄り道してから帰ろう、そんな方は是非。

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西久保開発・細川農園
TEL 0266-62-2305
☆「ふるさと情報館のホームページで見た」とお伝えください。

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最新号の目次を更新しました

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2016年6月28日

最新号、2016年7月号の目次を更新しました。

今号の特集「東信州で楽しむ農的な暮らし」では、
長野県の東御市と青木村で暮らす2組の方の暮らしぶりや
東信州エリアの自然や生活環境の特徴をご紹介しています。
新着物件情報も満載の1冊、ぜひご覧ください。

写真はふるさと発“八ヶ岳ふるさと倶楽部”より
「オオムラサキの里を歩く」です。

長野◆富士見町/富士見町の手作り観光マップが秀逸です【ふるさと見聞録】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2016年6月15日

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移住希望者に積極的なアピールをはじめている諏訪郡富士見町。町の観光協会発行の手作りマップが秀逸だったのでご紹介したいと思います。

結構しっかりとアップデートされているらしく、富士見町に移住した方々も意外と利用しているそうです。

こういった手作り感のあるマップもホッとしますね。以前、弊社にいたM木さんもこういった手書きマップを得意としていたっけ。。。

富士見町のランドマーク施設にあると思いますので、お出かけの際には是非探してみてください。

富士見町観光協会マップ(PDF)
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