弥生3月は9月と並んで気候変動が激しい月だと言われています。日本列島を長い間吹き抜けていた北風と、南からの暖かく湿った風が交差しながら、ようやく厳しい冬がその座を譲る時期です。
冬の名残り雪は重く、一方、地中の虫たちが地上に現れはじめ、木々に硬い芽ができ始めるこの3月初旬。そして木々の芽が開花し、太陽がほぼ真東から昇り、真西へと沈む。昼夜の長さが同じになる春分を過ぎる頃、サクラも開花し始める下旬。ちょうどこの頃は学生が卒業し、公務員や社会人が職場を後にする新たな門出の時期でもあります。野良には人が集まって来て農作業に勤しむ姿が目立つようになります。また、春風に乗って運ばれるスギ花粉がピークを迎えます。
3月はこのように新しい季節の始まりです。当社においても2018年初めての各地の現地見学会がこの3月からスタートします。八ヶ岳事務所においてはちょうど春休みの時期の31日(土)に予定しています。味噌の仕込みと同様に冬場に売却のご相談をいただいた物件がいよいよ初公開という日の目を見る時期になります。
この時期のご見学は春の嵐や急な天候の変化もあり車も服装もまだまだ冬装備が必要です。どうぞ暖かくしてお出かけください。
北杜市長坂町大井ヶ森地区は、県道を挟んで南北に分かれています。北側は「別荘地」で、南側は「地元住民が暮らす」エリア。しかしながらここ15年ほどで様相は一変しました。田園地域が開発されたこともあり、地元住民が多く暮らす「大井ヶ森」南側にも移住者が増えてきました。
今月号でご紹介させていただく長坂町住宅2680万円はまさにそんな立地であり、現所有者はこの開発地の中で最も早く土地を購入されたという。富士山を正面に見据え北杜市の誇る名だたる名山をいながらにして望むこの物件は、実は子供のために建てたもの。1階のLDKや2階のワンフロアはそうした思いの中で実現した空間です。設計事務所による耐震診断証明書付きで今回初公開となった好物件です。
今年の4月より宅建業法の改正により、我々宅地取引取引業者は中古住宅の仲介業務において、媒介契約時、ホームインスペクションを実施する業者の斡旋の可否(紹介できるかどうか)、あわせて事前の重要事項説明時には、その建物が過去にホームインスペクションを受けた履歴があるか?また、今後実施する意向があるかどうかを買主様・売主様の意向を確認することが義務づけられました。(※ホームインスペクションの斡旋や実施が義務付けられたわけではありません)
※「宅地建物取引業法の一部を改正する法律案」を閣議決定(国土交通省/平成28年2月26日)
法改正において、インスペクションは「建物状況調査」と定義、インスペクションを行うインスペクターは、国が認めた講習を修了した「既存住宅状況調査技術者」の資格を持つ「建築士」とされています。
北杜市内で住宅を建築する際に、いわゆる「確認申請」が必要な場所は、「小淵沢町全域」と「清里地区」で、その他は通常の建物に関しては不要だと以前記したことがあります。『田舎暮らしの本』3月号でライターの山本一典氏とも話したことですが、確認申請が不要な場所では、建築図面そのものがないことも多く、あったとしても配置図・立面図・平面図程度で、インスペクターの高度な専門性や調査能力、そして売買契約に関する中立性が求められるのも事実です。我々仲介業者としても、売主様買主様双方が安心できる仲介業務を、引き続き山梨県宅建協会とも連携して進めて参る所存です。このテーマは今後も逐次情報発信してまいりたいと思います。
(八ヶ岳事務所 中村 健二)
バブル期八ヶ岳周辺に物件をご購入された方はすでに30年近く経とうとしています。80歳前後と高齢でしかも相続等についてもご心配の方々からの相談も多くなりました。八ヶ岳事務所には「一般社団法人空き家相談士協会」認定の空き家相談士が常駐しています。相続のことや農地・山林、築100年以上の母屋の有効活用など空き家に関する相談を承っております(要予約、相談無料。担当は中村)
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