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山梨◆山梨市/廃校の再利用?ドローンの学校、増えてます!【地域深掘り・のぞむ歴史紀行】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2022年6月21日

▲甲府盆地の東縁に位置する旧牧丘町。明るい高台の立地で田舎暮らしの人気エリア。

先日、山梨市牧丘町牧平と言う集落の中で古民家の売買があり、数年ぶりに訪れました。

売主様の話では、人口の自然減があるものの外から人が入って来たことの無い集落とのことで、ここ数年子供の声を聞く事が無かったそうです。物件から2㎞程の場所には小学校があったのですが、当然のように統廃合となり、使われない建物となりました。

▲甲府盆地・ドローンで撮影した富士山。

この度、その廃校舎を利用してドローンの免許が取得できるドローンスクールが開校しました。山梨県内でドローンのライセンスを取得できる場所が無かった頃は、圏央道を利用して神奈川県まで行かなければならなかったそうです。今回、この山梨市に開校されることで、前泊の必要が無くなったと県内在住の方も喜んでおりました。

他にも、三富小学校跡地などまだまだ企業誘致をしている場所があり、ふるさと会員の方も活動に加わっている話も耳にします。
移住された方々が地域活性化に一役買って頂き、廃校になった建物を活用し、地域が元気になることは喜ばしい出来事だと思います。
(本部 長内 望)

▲子供でも操縦できる容易さがドローンのウリだが、風に弱いのが弱点だ。

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2022年6月から航空法改正により、機体重量100g以上の無人航空機に対しドローンの機体登録が義務化されました。ふるさと情報館で撮影に利用されているドローンも規制・登録対象となりました。

 

長野◆伊那市/‰←これの読み方なんでしょう?【本部スタッフ・全国乗り鉄漫遊記】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2022年6月18日

突然ですが、当ブログをご覧になっている皆様は「‰」この記号の読み方をご存じでしょうか。

これは「パーミル」といって%(パーセント)に0が1つついているので、100分の1ではなく1000分の1という値になります。

例えばこれが40‰なら1000分の40ということになり、1000m進むごとに40m高くなる勾配の角度を表しています。

ゴムタイヤを用いる自動車やバイクなどは、摩擦力が大きいので10%(100m進むごとに10m高くなる)の坂でも楽々登ることが出来ますが、

それに比べて鉄車輪を用いる鉄道車両は摩擦力がとても小さいので、25‰(1000m進むごとに25m高くなる)の坂でも急勾配と分類されています。

今から25年前の1997年に北陸(長野)新幹線開業と引き換えに、惜しまれて廃止となった群馬県と長野県に跨る碓氷峠はJR線最急勾配の66.7‰でしたが、

現在のJR線最急勾配はどこになるのかというと、実は前回私が取り上げた同じJR飯田線の赤木~沢渡(長野県伊那市)にあります。

碓氷峠とは異なり辺りはごく普通の田園地帯ですが、そこには40‰という目視でも確認できるほどの急な坂があり、

難読駅名の1つとして数えられる沢渡(さわんど)駅から一気に80km/hまで加速し、

勢いをつけて一気に40‰の坂を駆け上る姿は、まさに伊那谷のジェットコースターとも言えます。

 

付近には伊那谷ではおなじみの「かんてんぱぱ」の本社兼ミュージアムやショップがあり、

国道153号線からも近いので、付近にお立ち寄りの際はぜひこの急坂を見てみてはいかがでしょうか。

おそらく実際に飯田線に乗車し、先頭車両から「かぶりつき」してみるとその迫力が伝わりやすいかと思います。

写真の片側2ドア車両(213系5000番台)には先頭にかぶりつき席があるので、小さいお子さんには喜ばれること間違いなしです。

(本部 髙橋 瑞希)

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岩手◆盛岡市/一岩・ICHIGAN J2いわてグルージャ盛岡【みちのく岩手・新遠野物語】

この記事の投稿者: みちのく岩手事務所/ 佐々木 泰文・佐々木 敬文 

2022年6月14日

今から20年前となる2002年の6月、日本は空前の盛り上がりの中にありました。オリンピックに並ぶ世界的な大イベント、サッカーのワールドカップが日本と韓国の共同という形で開催され、日本代表チームも本大会初勝利と初のベスト16進出を決めた歴史的な大会でした。

日本で男子のプロサッカーリーグであるJ リーグが開幕したのが1993年。わずか10のクラブチームから始まったリーグは、現在はJ1、J2、J3あわせて計58のチームが参加する大きなリーグとなり、全国の地域の発展を支える一つのコンテンツとなっています。

岩手にも社会人サッカーリーグを経て2014年よりJ3に参入し、昨年2位になった事で〝昇鶴”して今シーズンからJ2の舞台で奮闘しているチームがあります。それが「いわてグルージャ盛岡」です。

〝グルージャ”はスペイン語で〝鶴”という意味で、南部家の家紋の鶴に由来しており、方言の〝じゃじゃじゃ”や盛岡三大の一つである〝じゃじゃ麺”も取り入れているそうです。

2022年シーズンもクラブを率いるのは3年目となる秋田豊監督。ワールドカップ初出場となったフランス大会と2002年の日韓大会の日本代表メンバー23人に名を連ねた名DFです。J2挑戦の年となった今シーズン、グルージャは開幕戦となる3月5日のアウェイ戦に見事勝利、3月の5試合を2勝1敗2分けと上々のスタートを切ります。しかしホームで苦戦が続き、ゴールデンウイーク中の本拠地いわぎんスタジアムでの試合も落としてしまい、しばらくは残留をかけた戦いが続きそうです。

それでも、スタジアムには老若男女たくさんのサポーターが駆け付け、手拍子や太鼓でチームを応援します。以前のように声を出しての応援が出来るようになるのはまだ先かもしれませんが、その分ピッチ上の選手達の声がダイレクトに聞こえ、必死で走り回っている姿からはこちらが勇気をもらえます。

参加22チームと最もチーム数の多いJ2リーグは、年間で42試合というサッカーとしては過密なスケジュール。様々な面で苦しい戦いが続くと思いますが、それだけたくさんの人に岩手の事を知ってもらえるチャンスもあります。チームもサポーターも「一岩」となって最後まで戦い抜ける事を信じています。

岩手のチームとしてはプロバスケットボールB3リーグに所属する岩手ビッグブルズや、ラグビーのジャパンラグビーリーグワンに所属する釜石シーウエイブスRFC などもあります。シーウエイブスの本拠地釜石鵜住居(うのすまい)復興スタジアムは、2019年のラグビーワールドカップの会場にも選ばれ、残念ながら台風の影響で試合は実現しませんでしたが、各種イベントやサッカーの試合などにも使われて復興のシンボルとして地域に根付いてきています。

10年先、20年先はどんなスポーツが流行して地域を盛り上げているのか?それは20年前の日韓ワールドカップの時に、将来岩手にサッカーのプロクラブが出来る事なんて予想も出来なかったように、想像は難しいですが、声を出して笑顔で平和に競い合う場が残ってくれる事を願います。(みちのく岩手事務所 佐々木敬文)

静岡◆西伊豆/県外からもこの水を求めて【本部スタッフ・ふるさと見聞録】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2022年6月10日

▲仁科峠側からだと気づきづらいかも??大きな看板が沿道にあります。

先日西伊豆の物件を案内してきました。

西伊豆に行くには土肥(とい)や堂ヶ島へ海岸線を国道136号線で向かう方法と、伊豆半島の馬の背のような船原峠から仁科峠に抜ける県道411号線があります。特に仁科峠ルートは対向車が少なく、広い空や沈む夕陽など、ドライブ旅行にもオススメルートです。

今回も風が吹き荒ぶ仁科峠を越え、物件のある大沢里(おおそうり)集落へ山を下りました。

▲立派な施設で駐車場も広く、県外ナンバーの姿もあります。

すれ違いに気を遣う一本道、15分ほど山を下ると大きな文字の新しい看板を発見。

「天城山の深層水・わさびの駅」の文字。

説明書きによれば地下1000mから汲み上げた深層水で、一般細菌がゼロの無菌水。硫酸イオンとカルシウムイオンが主成分で、めずらしいミネラル水なのだとか。確かに絶えずペットボトルを積んだ車や軽トラが訪れていました。

お話を聞いてみると、お米の炊きあがりやコーヒーは水道水と違うとのこと。100円で15リットルの取水が可能で、併設した食堂で試飲することもでき、こんなスポットがあったとは気づきませんでした。

そこから5分ほどの所に本誌ルーラル・レポートで執筆中の堀内さんが住んでおり、「あれ?星野さん、何度も来ているのに知らなかったんですか?」と笑われてしまいました。(本部 星野 努)

▲こちらは大沢里集落の中にある昔からの水場。

▲「頼朝の硯水」の文字、、、本当ですかね??

※天城深層水「健」取水場 わさびの駅 取水の可能な時間 7:00~19:00 売店の営業時間 9:00~15:30(火曜日休)

東京◆大島町/「離島」の物件!お待ちしています!【本部スタッフ・全国空き家売却相談】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2022年6月7日

▲電気の引込みや飲水確保がポイントとなる離島物件。海の幸、釣りの基地から自然・国土保全、今ならYotubeの企画などその価値は高まり、限りない魅力に溢れている。(※写真はイメージで実際の物件ではありません)

普段、海の近くで暮らし、大海原の先を見る機会がなければ気にすることはない「島々・離島」の生活。

田舎暮らしの人気エリアである「山梨」、「長野」、「秩父」、「那須」では日常生活で海と係わることはありません。

ただ、日本の島の数(岩礁を含め)は「北海道」、「本州」、「四国」、「九州」をはじめ、なんと6800あまりあるそうです。

そんな「離島」は人口が少なく、自然豊かであるため必然的に田舎暮らし向きの場所とも言えます。ふるさと情報館でも売却ご依頼とあれば(案内体制はもとより、その他条件・物件次第ですが)どこの島でも扱わないことはありません。

▲大島町岡田港での高速船下船。物件調査にて初上陸の際は心踊るものがあります。

これまで弊社が扱った離島は「小豆島」をはじめ、「豊島」(香川県)、「佐渡ヶ島」(新潟県)、「新上五島」(長崎県)、「沖縄本島」、「屋久島」(鹿児島県)などがあります。

交通手段に難はあるものの、生活エリアが狭い分その島の独特の文化、食材、歴史などが身近に感じられます。新鮮な魚介類が日常的に味わえますしネ。

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今月号ではふると情報館初の「東京都大島町」の物件をご紹介します。竹芝ふ頭から高速船で1時間45分。港から車で30分。大島町の南の森のなかにひっそり佇んでいます。

忙しい都会の喧騒と、些細な争いに一喜一憂する時間を忘れさせてくれる環境。50ccスクーターもお付けします(笑)。潮の香を嗅ぎながら船旅も良いものです。

もちろん、さらなる島でのご売却相談もお気軽にお寄せ下さい。(本部 金澤和宏)

▲島暮らし、潮風と波の音に包まれるご提案、おまかせください。

山梨◆八ヶ岳/いつかは憧れの「南十字星」【八ヶ岳スタッフ・ゆるり☆星空さんぽ】

この記事の投稿者: 八ヶ岳事務所スタッフ

2022年6月4日

6月と言えば言わず知れた「梅雨」の季節。植物にとっては大事な恵みの雨であるが、星を観るのが好きな自分にとっては残念なお天気が続く時期。

そんな時は八ヶ岳の麓を離れて、梅雨明けしているかもしれない沖縄エリアの星空を観に出かけるのも良さそう。

沖縄エリアと小笠原の一部、しかも12月末~6月末くらいまでの期間しか観ることができない憧れの「みなみじゅうじ座(南十字星)」。

もともと南半球の星座なので北半球の日本で観ることができるのはここエリアだけ。沖縄本島よりさらに南西に下った離島(宮古諸島や八重山諸島など)で観る方がさらに条件が良いです。

一生に一度はこの目で見てみたい「南十字星」は全天88星座のうちでもっとも小さな星座。曇天や雨天で家にこもりがちなこの時期、沖縄の離島で観るのか?

はたまた南半球までひとっ飛びして観るのか?など、写真などを見ながら妄想星旅をするのもなかなか楽しいですよ☆(八ヶ岳事務所 安江 美香)

山梨◆八ヶ岳/若葉青葉の候、6月のお知らせ【八ヶ岳南麓・高根の里だより】

この記事の投稿者: 八ヶ岳事務所スタッフ

2022年6月1日

▲田植えを終え、青々とした田んぼ。(北杜市高根町)

6月を迎えました。

季節の変化を示す暦である「二十四節気」では、6月初旬頃を「芒種」と呼ぶそうです。日常では聞きなれない言葉ですが、読み方は「ぼうしゅ」、稲や麦などの穂の出る植物を蒔く時のこと。因みに、稲や麦などのイネ科植物の、先端の針状の突起を「芒(のぎ)」と言うそうです。

「芒種(ぼうしゅ)」も「芒」のどちらも私の知らない言葉で、「芒」は「すすき」とも読むそうです。暦を知る事は、私にとって昔からの営みを知る良いきっかけになりそうです。

北杜市は5月後半から6月初旬の芒種にかけて、田植えの最盛期を迎えます。「二十四節気」に大体あっていますね。ゴールデンウィークの頃に田んぼに水が入れられ、キラキラと輝いていた水面には、今、青々とした苗が整然と立ち並んでいます。風にゆれる様は見ているだけで、気持ちの良いものです。

田んぼから近隣の山々を見上げると、山頂の雪がほとんど無くなっています。6月は夏山登山の開始時期でもあります。

▲雨をうけ、生き生きとしたバラの花。(北杜市長坂町)

北杜市は北に八ヶ岳、南に南アルプスが位置し、特に八ヶ岳へのアクセス方法が豊富です。ルートも苔の森を楽しむ初級者向けのものから、ヘルメット着用が推奨の上級者まで様々。北杜市に住んだら、登山は身近なレジャーになることと思います。

6月は梅雨の時期でもあります。梅雨というと都心に住んでいた時は、蒸し暑かったり、暗かったりとあまりイメージが良くなかったのですが、ここ北杜市では若干イメージが変わりました。雨が降ることは変わらないのですが、なんというか暑いではなく、涼しい時の方が多い印象です。同じ雨でも気温が低いと、不快感がかなり減るようです。

▲梅雨の時期に咲くヤマボウシ。(北杜市大泉町)

そして一歩、お庭に出るだけで、さらに梅雨の印象は変わってきます。雨を受けたお庭の木々や花が生き生きとしているのです。雑草でさえも美しく感じてしまうことも。そういえば、物件の取材の際に、お庭の写真を撮るときは、炎天下よりも、小雨が降っている方が、魅力的な写真になります。日常生活にとって一見、面倒くさいと思う雨が、自然にとって恵の雨だということ。そんな当たり前のことに、改めて気づかされる北杜市の梅雨です。(八ヶ岳事務所 大久保 武文)

▲お庭の雑草も、雨で美しく感じる。(北杜市大泉町)

宮城◆旧岩出山町~旧中新田町/岩出山城址と加美町の田舎道【行くぞ!北東北・所長ふるさと随想録】

この記事の投稿者: 代表取締役・中村健二

2022年5月30日

仙台から真北方向へ60キロほどの場所にある「大崎市・岩出山(いわでやま)」と音響効果にすぐれているといわれるバッハホールのある「加美町(かみまち)」の話である。なかなか味わい深い場所であるので今回ご紹介させていただくことにした。

岩出山城は伊達政宗公が天正年間から慶長年間の12年(10年という説もある)を過ごした断崖絶壁の城である。24歳から35歳のころだ。いまでいう人生の節目に当たる年だともいえる。

その後四男が後を継ぎ岩出山伊達家が誕生したといわれる。馬出しのあった場所からは市街地、江合川(えあいがわ)そして名峰・栗駒山(標高1626m)を望むことができる。本丸跡を下って行けば1キロほどで『有備館(ゆうびかん)』に着く。

『有備館』とはなにか。江戸時代の伊達藩家臣である岩出山伊達家が開設した学問所で、郷学と呼ばれる。中国故事の「備え有れば憂いなし」がその出典だ。開校は幕末の嘉永3(1850)年頃と考えられるという。現存する『有備館』の建物と池を見るには入場料(350円)が必要だが、一見の価値ありだ。

▲陸羽東線岩出山駅と構内の産直売場。

隣接した「東北の駅百選」の有備館駅構内には「伊達政宗公騎馬像」がある。この像はもともと仙台駅にあったもので2008年にこの場所に設置された。(日付とは関係なくウソではありません。)

伊達様のお城下から丘陵地帯へ。県道を走るとすぐに雑木林の疎林を尾根づたいに道路を進むことになる。途中、国立音楽院の宮城キャンパスの脇を抜けた。昨年の11月にはバッハホールでウインターコンサートも開かれていた。大崎市から加美町に入ったのだ。

▲息を飲む風景が広がる馬出し跡。

「加美町」は「群馬県甘楽町(かんらまち)」と同様、非常にきれいな町名だが、神の宿る場所を表すといわれる「賀美郡(かみごおりぐん)」に由来するらしい。そして町の中ほどに聳(そび)え立つ独立峰の「薬莱山(やくらいさん)」(標高553m)は町のシンボルとして「加美富士」とも呼ばれている。

ところでこの町の「中新田(なかにいだ)」を私は「なかしんでん」と言うのだと勘違いしていた。静岡県には御前崎に「池新田(いけしんでん)」というところがあるためだが、女優の「新垣(あらがき)さん」を「にいがきさん」とずっと思い込んでいたように読み方は難しい。

▲池越しの「御改所」と室内。

宮城県の中西部に位置する加美町は570平方キロの町域に27800人(推計人口)が暮らす(2022年3月1日現在)。内陸性の気候のため寒暖差が大きく積雪量もやや多めのようだ。ただし下多田川あたりの尾根沿いの別荘地でも町では除雪してくれるようだ(町建設課に確認)。

▲境界杭に「中新田町」の刻印。

町の東西を国道347号線(中羽前街道)、南北を国道457号線(羽後街道)が走り古くから交通の要衝地であった。ここからどこへでも出られるというのはちょうど、岩手県の「遠野」に似ている気がした。山あいの雑木林あり、牧場あり、農地ありの田舎道はどこかほっとする場所だ。

空き家バンクの登録物件を見てみよう。宮崎支所や小野田支所など町場が中心で、別荘地はほとんどない。丘陵地と田園の近接したところで移住者が農業を始めており町の活性化に一役買っている。さらに東北自動車道古川インターに向かうバッハホールのある辺りは精密機械工場が集積しており、大崎市と並んで一大精密機械産業都市としての顔を持つ。

▲中新田にある本庁舎。

30万都市圏の一翼である岩出山から加美町はいまもなお、伊達藩の進取の気性と渋みを受け継ぎながら「備え有る」まちづくりを目指しているように思えた旅であった。(宮城・岩手・秋田担当 中村健二)