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兵庫◆姫路/特急スーパーはくとに乗って【本部スタッフ・西日本出張余話】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2022年2月18日

ほとんど東日本でしか活動したことのない私にとって、名古屋以西、特に近畿地方から西日本は暮らしや文化、交通までも新たな発見しかありません。教科書に出てくる地名や文化財も至るところにあり、その地域の風土をイメージしたりします。

今回、姫路駅から京都駅へ移動する必要があり、時間的に余裕があったので新幹線の利用をやめてみました。姫路から京都までは、これぞ西日本!といった「新快速」があり、停車駅11駅で所要時間が約1時間33分の行程。慢性的な混雑列車は約15分間隔で運行され、時速も約130㎞と高速運転し、関西に来たことを実感できる列車です。

▲車内ドアの窓ガラスには因州和紙が使用され、レトロで情緒のある旅客空間を演出。ちなみに「はくと」は 因幡の白兎(しろうさぎ)から命名。

今回も「新快速」に乗って関西の駅名を堪能しようと思っていた矢先、ホームの電光掲示板に特急「スーパーはくと」の文字。信州に向かう「スーパーあずさ」は数多く乗っていますが、「はくと」とは之如何に??何より西日本の特急列車はデザインが秀逸。さっそく追加特急料金1950円※を払い、ちょっとレトロな車内に乗りこみました。

停車駅は5駅で所要時間は1時間27分・・・?!京都駅に到着後、わずか5分後に姫路駅で見送った「新快速」を出迎えるとは思いもよらず。(本部 星野 努)

※乗車券は2310円ですが、東京まで買えば途中下車可。自由席は1420円となります。新快速は基本乗車券のみで乗れますが、A シートという指定席有り。

山梨◆甲府/【オンライン開催】やまなし暮らしのリアルを知る相談会【来てくれんけ甲斐路・所長ふるさと随想録】

この記事の投稿者: 代表取締役・中村健二

2022年2月15日

山梨県への移住定住や二地域居住を応援する官民共同組織である「甲斐適生活応援隊」は、組織のメンバーは山梨県をはじめとした19自治体のほか、不動産、住宅、金融、就職等民間50社が参加しています。

この中には県都・甲府市のほか、超大型ショッピングセンターや医大病院があり若い世代の県民に人気のある昭和町・中央市、過疎地といわれながら独自の取り組みにより移住者人口を増やしている早川町や小菅村、そして八ヶ岳や富士山の麓で別荘地も多く名水等の自然環境や移住者による特徴ある店舗の開店が著しい北杜市や富士河口湖町が含まれています。

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わたしはこの会の会長代理(会長は当社創業者の佐藤彰啓)を任されており、昨年末の役員会でこの2月の相談会はオンラインではなくリアルな対面にしようということで話がまとまった経緯がある。しかしながら、昨今のオミクロン株の感染拡大を受けて、今回も完全予約制ですべてオンラインでの相談会とせざるを得ない状況となった。

かつては県の窓口も「観光振興課」であった。対面で開催した時は観光物産会場に行くこともあり、あるときなど品川区のスーパーでハッピを着込んで県内産のワインをPRする県の職員の手伝いをしたことも。

移住が人口対策や空き家問題でクローズアップされ、「空家特措法」が施行されて以降は、横浜会場においてはオープン前から来場者が並んで待っておられるなど人気を博したことが懐かしい。

新宿の会場では隣接の静岡県と共同で移住相談会を開催したこともあった。ちなみに静岡県出身のわたしとしては、「静岡県人、山梨県民」が基本的スタンスだ。その間、山梨県では「移住問題対策課」と担当課が変わっていた。

そして現在は「リニア未来創造局二拠点居住推進課」が担当している。相談会場場所も東京有楽町の「東京交通会館」内で固定化するようになった。当社も多少の変動はあったものの引き続き八ヶ岳事務所の安江と原が相談会ブースで対応させていただいている。

また、相談会にお越しいただいてご自身の体験談を語っていただく講師の方々には本当にお世話になった。語学と絵の才を活かして世界中を旅してきた方、賃貸物件の空き家バンクを通じて移住され、その物件を購入し子育てと地域活動に取り組まれている方、相談会場近くのご出身で身近な移住者として物件購入について優先順位をつけること等を熱く語っていただいた方。いまも心に残っている。

さて、ここで昨年11月13日に行われた相談会の話。会場は「東京交通会館」(民間)と山梨県内のオンライン会場(自治体)とに分かれて行われた。東京には15組の来場者があり、地域おこし協力隊メンバーとオンラインによる地元で参加した安江の話では数組の相談があった。

当日のアンケートでは、テレワーク経験者が1/3あり、コロナ禍での暮らし方が現れた結果といえる。参加者の多数を占めるご回答を要約すれば次のとおり。

ご夫婦で中古住宅を購入し、住まいが決まったのちに移住を決め、その候補地は北杜市(八ヶ岳南麓)を希望している。ただし、この期に就労や転職をお考えの方も3割弱あった(貴重なご意見ありがとうございました)。

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今回の年度末・最後の相談会では、八ヶ岳事務所事務所より新着物件をご用意しております。また、『月刊ふるさとネットワーク』で毎号「星空散歩」コーナーを担当し、「星空ソムリエ」としても活動する安江が八ヶ岳の星座や流星群の話をさせていただきますので、あわせてご拝聴ください。(八ヶ岳事務所 中村健二)

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山梨移住相談会(甲斐適生活相談会)開催のお知らせ

【日時】2022年2月19日(土) 12:00~17:00

【参加方法について】
・完全予約制
・申し込みフォームに必要事項を記入してお申し込みください。

【実施方法】
・セミナー、移住相談含め、すべてオンラインでの実施となります。

【内容】
・個別相談会(12:00~17:00)
第1部 12:00~15:00 ※セミナーの時間を除く(12:30~13:00)
第2部 15:30~17:00

・リアルな山梨移住体験談セミナー
12:30~13:00  安江 美香 氏 「星のソムリエによる星空移住」
15:00~15:30  黒澤 駿 氏  「楽しい!を追求する地方での起業」

【お申込】こちらをクリック
※中村のブログを見た!とお書き下さい

お問合せ  山梨県二拠点居住推進課  (055 -223 -1632)
または ふるさと情報館八ヶ岳事務所 (0551 -46 -2116)まで

https://www.kaiteki-seikatsu.org/

岩手◆遠野/市民の舞台「遠野物語ファンタジー」【みちのく岩手・新遠野物語】

この記事の投稿者: みちのく岩手事務所/ 佐々木 泰文・佐々木 敬文 

2022年2月12日

▲ファンタジー旗揚げ会。

新年を迎えて1、2月、みちのく岩手事務所がある遠野市は真冬日が数日続いたり気温がマイナス2桁を記録したり、毎年一番寒さの厳しい時期となります。そんな極寒の遠野にも、毎年〝春を呼ぶ?行事として親しまれている行事があります。それが市民の舞台「遠野物語ファンタジー(以下:ファンタジー)」です。

「ファンタジー」の起源は、昭和46年に市の複合施設である「遠野市民センター」が完成した際に当時の青年会を中心につくられ、第1回目の公演が開催されたのは昭和51年と昭和59年の第9回公演からは官民一体の制作委員会が組織され、文字通り「市民の舞台」となりました。「ファンタジー」はこれまで幾多の困難に直面するも試行錯誤をしながら1度も欠かす事なく開催されており、令和4年の公演が第47回目の舞台となります。

今年の脚本は遠野市在住の萩野友理恵さん作の「きつねの絵筆」。第47回目となる令和4年は2月の19日の公演と20日に2公演の3公演となります。「ファンタジー」は脚本のみならず舞台監督やキャスト、スタッフまで、遠野市民から募集して作り上げられます。

▲第47回市民の舞台 遠野物語ファンタジー「きつねの絵筆」。

毎年新しい顔ぶれがある中、もう何年も続けて参加しているベテランの人や、前回はキャストで出演していたけれど裏方の仕事も経験してみたいという人、初めてのキャストでいきなり主役?を見事にやってのける方もいます。

ところで、皆さんは毎年の舞台のスタートはどの段階だと思いますか?

「ファンタジー」は例年、公演の前年12月に初めてキャストや各スタッフ、組織委員会が顔を合わせる「旗揚げ会」が開かれます。今回もポスターのお披露目、市長による激励、それぞれの自己紹介と抱負の発表などが行われます。12月のうちから脚本の読み合わせが始まるキャスト、年明けから動き出す大道具・小道具・衣装・美術、舞台での稽古から合わせに入る化粧・床山・音響・照明、リハーサルや本番では舞台転換や会場係や駐車場係、また、「遠野物語ファンタジー」の特徴である劇中に取り入れられる郷土芸能やバレエ、市民バンドによる作曲から生演奏、少年少女もふくむ合唱隊の皆さんなど、総勢400人を超える仲間が公演を成功させるために一つになります。

そうしてむかえる本番。みんなやれることはやってきた。あとは自信を持ってそれぞれの役割をこなすだけ?とは言え、舞台裏は物凄い緊張感に包まれます。「上手くできるだろうか?」「失敗しないだろうか?」「お客さんはどのくらい来てくれているだろうか?」「笑ってくれるだろうか?」みんな一生懸命頑張ってきた分、不安も期待も大きくなるようです。

▲大道具がセットを作り、美術スタッフが絵を入れる(過去作品)。

「ファンタジー」の台詞はほぼ全て遠野弁です。濁音多めで、単語も短め。もちろん翻訳や説明などありません。それでも劇を通して伝わる温かさ、面白さ、もの悲しさ。お客さんのリアクションがキャストや裏方にも還り、最後に「遠野物語ファンタジー」の歌『偲しきょう郷の歓よろこび』をみんなで歌う時には、会場は大きな感動に包まれます。

「ファンタジー」は遠野市外からの反響も良く、昨年の10月には岩手県知事より「いわて暮らしの文化特別知事表彰」を受賞しております。遠野市では同時期に1月号で紹介したどべっこ祭りや昔ばなし祭りも開催されます。春を待つ民話の里・遠野を感じにいらしてください。

最後に、「ファンタジー」を成功させた後の打ち上げでは、みんな口々に「来年は自分は・・・」、「次の脚本は・・・」と先の事について話をします。つまり、この舞台に始まりも終わりもない、これからも伝えられ続いていくのが「遠野物語ファンタジー」なのです。(みちのく岩手事務所 佐々木 敬文)

▲本番前の会場。ステージ前からの生演奏と合唱が観客を惹きつける(過去作品)。

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第47回市民の舞台「遠野物語ファンタジー」
「きつねの絵筆」 令和4年2月19日、20日
※今年はコロナ感染拡大のため中止となりました。
遠野市民センター大ホール (一財)遠野市教育文化振興財団
https://tonojikan.jp/event/0219/
チケットの払い戻しについては、遠野市教育文化振興財団のホームページをご覧ください。
http://www.tono-ecf.or.jp/news/
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◆◆日常雑記◆◆

昨年末に宮城県の某温泉に宿泊した時のことです。硫黄の匂いの強い温泉らしいお湯につかって満足して翌朝の食事の時でした。突然火災報知器が鳴り始めて、火災を知らせる一斉放送が流れ出しましたのです。

職員さん方は落ち着いた表情で、「只今確認中ですので、分かり次第ご案内します」との話でしたが、一向に警報器と避難を誘導の録音声は止まず、職員による説明も、誘導もありません。せっかくの食事も味気なく終えて、不安な気持ちで部屋に戻って着替えやら片付等をしている最中も、全館の警報とアナウンスは続きました。

チェックアウトの時には警報等は収まっていましたが、それでも事情説明がないままなので、帰りにフロントで聞きましたら、涼しい顔で「結露による警報機の誤作動でした」との説明です。プロの仕事としては、お客様への説明が一番先と思うのですが、この対応にはがっかりしました。

何処かの「オオカミ少年」にならねば良いがと思うとともに、自分はお客様のお気持ちを最優先にと改めて思いました。
(みちのく岩手事務所 佐々木 泰文)

※写真と内容は直接関係ありません。

山梨◆甲州/ノーマルタイヤは違反に⁉【地域深掘り・のぞむ田舎紀行】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2022年2月9日

12月15日の中央道通行止め(上野原〜大月区間)の原因もスリップ事故によるものとされています。当日は勿論、前日に雨や雪は降っていませんでした。天候とは関係なく、冷え込む地域は凍結します。

雪の降らない地域では一年中ノーマルタイヤの方も多いと思いますが、お客様より「山梨は雪が無いからノーマルタイヤでも大丈夫だよね?」と、多く聞かれます。山梨県や長野県の東信地域などは雪が少ないもの、路面凍結は日常茶飯事。「日中は溶けるでしょ?」とも言われますが、山間地の日影部分では、お昼でもアイスバーンはよくあります。

意外と知られていない交通ルールではありますが、ノーマルタイヤでの雪道走行は違反となります。車両により反則金の額は異なりますが、違反してしまった場合は、罰則があります。

「たまにしか雪道は走らないから。」とは思わずに、スタッドレスタイヤかオールシーズンタイヤ、チェーンなどで対策をとり、重大事故を防止頂ければと思います。(本部 長内 望)

山梨◆八ヶ岳/立春の候、2月のお知らせ【八ヶ岳南麓・たかねの里だより】

この記事の投稿者: 八ヶ岳事務所スタッフ

2022年2月4日

▲枯草、落葉した木の先に雪化粧をした南アルプス。(北杜市高根町)

暦では2月4日は立春となります。正直、北杜市にいると「春の始まり」という感覚はまだありません。1月下旬から2月の中旬ぐらいまでが年間で最も気温が下がる時期となります。夜明けの時間帯が一番冷え込み、日によっては気温がマイナス15℃度に達する日もあるほどです。

毎年、我が家の給湯器の調子が悪くなるのもこの時期でしょうか。昨日までは普通にお湯が出ていたものが、ある朝、急に動かなくなる。早ければ日中に動くようになるのですが、機械にとっても八ヶ岳の寒さは厳しいということなのでしょう。他にも身近なとこではスマートフォンやカメラのバッテリーの消費が激しくなります。充電満タンのはずが、取材中にカメラのバッテリーがまたたく間に切れて驚いた事がありました。最初はバッテリーの経年劣化かと思いましたが、原因は「寒さ」でした。現在は、ズボンのポッケに入れて体温でバッテリーを温めておけば、通常どおり動いてくれています。同業者の方から教えてもらったのですが、私にとっては「生活の知恵」となりました。

ヨーロッパ、中国を中心に普及が進んでいる電気自動車においても、バッテリーの温度管理が大事なようです。外気が暑いときにはバッテリーを冷まし、寒いときにはバッテリーを温めることで、航続距離を随分と伸ばせるという話を聞きました。寒さの厳しい八ヶ岳の気候は、電気自動車には負担が大きいかもしれません。ただ、脱炭素の波は確実に、地域を問わず日本にも訪れることでしょう。八ヶ岳で最もポピュラーな暖房は「灯油ストーブ」ですが、暖房機器にも脱炭素の流れがくるのでしょうか。なんだか、当たり前に使いすぎているので、「石油ストーブ」が無くなるというのは現実感が湧かないところです。

一方で、薪ストーブが環境に優しい、カーボンニュートラルな暖房だと言うのは嬉しい話です。ただ、それも継続的に「森林」を育てていくことが大前提となります。昨年は「ウッドショック」(※)という言葉が聞かれましたが、現在、薪の調達も難しいという話をお聞きします。冬の暖房をどうするのか、北杜市に住む上で、今後は大きなトピックとなりそうです。

寒い、寒いと書いてきた2月の北杜市ですが、後半にもなると所々で「春の訪れ」を感じることがあります。新緑の時期はまだ遠く、畑も草原も枯草でまっ茶色な状態ですが、足元をよく見ると、枯れ葉の間から小さな草花が咲いている様が見えるようになります。いつの間に葉を伸ばし、花を咲かせていたのだろうと不思議な気持ちになります。八ヶ岳おろしの冷たい風が吹き、時には雪がちらつき、朝は霜柱が立つ、そんな過酷な環境の中、地面の下で着実に新しい命を育んでいた事に、リスペクトの気持ちさえ湧いてきます。小さな春を探しに、寒空の下、お散歩するのも良いものですね。
(八ヶ岳事務所 大久保武文)

※ウッドショック:新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、建築用木材の供給が需要に追いつかないことに起因した木材価格の高騰の状況。1970年代に発生した「オイルショック」になぞらえてこのように呼ばれている。(経済産業省ホームページより)

▲2月の下旬。仏の座、オオイヌノフグリが咲き始める。(北杜市大泉町)

群馬◆黒保根町/四季を通じて美しい山を【桐生くろほね・花咲爺日記】

この記事の投稿者: 群馬・黒保根案内人/小林 峯司

2022年2月1日

黒保根地域は『花と緑と清流の里』のキャッチフレーズの通り、早春から水沼駅周辺に河津桜が咲き、吉野桜・しだれ桜・山桜と町中が花山に変わります。続いて山ツツジや花桃・アジサイも咲き出し四季を通して花めぐりが楽しめます。

今回「黒保根地域の山を守る会」の一端を紹介いたします。「山を守る会」は平成25年に黒保根町の三地区で結成され、私達の団体13人が、人も入れなかった6haの下田沢地区の山林の藪を切り開き、支障木を伐採し、山桜・花桃・山ツツジなど350本程の花木を植栽しています。草刈り作業も6月から9月頃まで毎年実施、エリア内の作業道の補修や鹿の食害防護ネットの設置も行いました。

近年、山林内の環境設備が進み、明るい花々の咲き競う山林となり、「山を守る会」ではエリア内の自然を残し、森林セラピーや四季の花々・紅葉等が楽しめる「憩いの森」の整備を進めています。同時に、山林所有者や会員の高齢化も進み、次代に繋ぐ後継者、一緒に森づくりや田舎暮らしに汗を流してくれる仲間を募集しています。桐生市は定住者・起業者に定住促進補助や支援制度、特に黒保根は補助金も手厚く、定住者を歓迎し応援しています。(黒保根案内人 小林峯司)

東京◆本部/目から鱗の「養蜂」対策【地域深堀り・のぞむ田舎紀行】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2022年1月29日

お客様の中には「養蜂をしたい。」との御要望を頂く事があります。家の庭に花や果樹を植えて養蜂箱を置き、ミツバチによる受粉を行い、秋には蜂蜜を採取出来ればとても素敵な環境かと思います。

しかしながら、ミツバチを狙う厄介な奴がスズメバチです。肉食で攻撃性の高く巣箱を狙って現れます。ミツバチを守る為にあの手この手で対策をします。

▲養蜂箱の上にとりもちを設置すると集まってくるスズメバチ達。

スズメバチを一匹「とりもち」に付けると、SOS信号を発信して、仲間を呼び寄せます。すると、助けに来たスズメバチがドンドン「とりもち」に集まります。勿論これだけでは不完全ですので、捕獲器を設置したり、酒と酢と砂糖を混ぜた誘引剤などを巣箱近くの気にぶら下げて未然に防いだりと、日々格闘です。

自作のトラップを作るのが大変な時は市販でも多くの商品がありますので、是非養蜂にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。(本部 長内 望)

群馬◆甘楽町/物件ウォッチ誌上オンエアー (文化放送「大人ファンクラブ」毎週土曜日06: 25 より。中村の放送回は毎月第4週目)

この記事の投稿者: 代表取締役・中村健二

2022年1月25日

群馬県甘楽町(かんらまち)野菜畑を楽しむ家

今回は群馬県の南部に位置する「甘楽郡甘楽町」の物件の話。「甘」と「楽」を冠した市町村はわたしの調べた限りで、群馬県(邑楽郡)、愛知県(北設楽郡)、京都府(相楽郡)、東京都(千代田区有楽町)など「楽」はそれぞれ特徴のある地域が多い。それにしても「甘く楽しい」とは、わたし的には全国最高位に位置する市町村名であることだけは確かだ。

町域は58平方キロメートルで(ちょうど世田谷区と同規模)、人口は2019年の住民基本台帳によれば13、185人。地形的には南部の山間地(平均標高700メートル)、中央部の丘陵地(同300メートル)、北部の田園地帯(同115メートル)と起伏に富んでいる。山あり谷ありの変化に富んだ地形は私の好みとも一致している。

▲甘楽町役場。(上州の小京都とも呼ばれる小幡地区にある)

気候は内陸性で寒暖差が大きく冬場の日照時間は長い(2018年の1月の日照時間は192時間で月毎では最長)。こうした地域では農産物の良好な産地が多く滋味あふれる食べ物も多いと聞く。

▲立派な小幡の看板。

また、甘楽は高崎と富岡・下仁田を結ぶ交通の要衝地にあたり、町内を東西に走る下仁田街道(現国道254号線およびバイパス)のほか私鉄の上信電鉄がある。この上信電鉄は高崎と下仁田を27分あまりで結んでいるが、鉄道や物流の中心地・高崎駅では0(ゼロ)番線ホームが発着番線なのだ。訪問者にとってはゼロというのがなんとも言えずに良い。

わたしは東北出張の帰り道、上信越自動車道の吉井インターを降りて甘楽に向かったが、次の富岡インターともほぼ中間に位置するようだ。そして往時をしのぶ雰囲気を醸し出す甘楽パーキングにスマートインターが2023年3月にできる予定だという。このインターができれば交通アクセスが飛躍的に向上するのは間違いない。

▲上信越道甘楽パーキング上り。

約束の時間に物件現地で売主とお会いする。周辺はほどよく宅地が点在し、農地がその周りに配する。その中心には白倉神社が鎮座する。敷地は東側が河川、西側が県道に面していた。

▲白倉城は2つの山城の総称。甘楽ふれあいの丘には甘楽中学がある。

物件の第一印象は「よく手入れされているな」だった。農地の一角に「Jardin Potager」(ジャルダン・ポタジェ)の看板が目に止まった。フランス語でその意味するところは「野菜畑」なのだそうだが、ハーブなども多品種植えられていてその多様性が今風でもある。昔から一反(約300坪)という敷地の広さは、農家住宅の基本と言われてきた。母屋があり、離れがあり、納屋がある。そして地続きの目の前には菜園が広がっている。指し呼この間に完結できる田舎暮らしの理想形を絵に描いたような物件といえるのだ。

▲野菜畑の様子。

しかも本下水の受益者負担金は支払い済みであるので、工事をすれば下水も利用できる。さらに100メートルほどの場所には竹林があり、こちらも付属される(実は収録時パーソナリティーの残間さんが一番興味を示されたのがこの竹林です)。

毎年4月にはタケノコを思う存分味わうことができる。自給を目指す暮らしも良いだろうし、民家カフェなど営業物件としても一考に値する。

▲石積み付近が現地。山城の時代に設けられた擁壁と推定される。

わたしはその後西側の丘陵地にあるモダンな町立の中学校や文化会館を見て回ることができた。江戸時代の小幡藩のお城下は新旧がほどよく交わった甘く楽しい町として、これからも続いていくことだろう。

▲由緒ある白倉神社。

▲白倉氏居城跡。

駅伝の名門・東京農大二高の脇を通って高崎駅の繁華街に向かった。人づてによると群馬県人はうどん好きなのだという。秋田の稲庭うどん、香川の讃岐うどんとあわせて全国三大うどんと並び称されるという(異論はあると思いますが)、群馬の水沢うどんを食べることにした。

濃い目のつけ汁に合ったざるうどんはのど越しも良く品のある味だった。(八ヶ岳事務所 中村健二)

▲ご当地「水沢うどん」。