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岩手◆遠野市/遠野盆地の雲海~高清水展望台より~【みちのく岩手・新遠野物語】

この記事の投稿者: みちのく岩手事務所/ 佐々木 泰文・佐々木 敬文 

2022年11月14日

▲ウ・ン・カ・イ!! この日は風がなく雲も濃く留まっていたため「水面」はとても穏やかでした。

記録的な暑さが続いた夏も終わり、一気に秋の気配が漂ってくる頃、みちのく岩手事務所がある遠野市には、その絶景を拝もうと多くの観光客が訪れる場所があります。松崎町にある高清水展望台です。

本誌の2021年5月号でトオヌップ展望台として取り上げた際には、この展望台から望む遠野盆地に広がる田植え前の水鏡の風景を紹介させていただきましたが、今回は晩秋の風物詩【雲海】をご覧いただきたいと思います。

遠野の雲海は毎年9月頃からの夜明けから午前8時くらいまでの早朝、前日から天気が良く放射冷却が発生する条件の時に、高い確率で見られます。

濃い霧の中の展望台への道中、夜が明けてから家を出た私は、先にご来光を拝んで下りてきた数台の車とすれ違いました。

駐車場に着いたのは6時半、平日の早朝にも関わらず県外のナンバーの車を含め6台ほど停まっており、デッキで朝食を楽しんでいる奥様方もいました。

雲海の絶景予想はバッチリ!!もうすっかり昇ったお日様の下、遠野盆地には一面に白く雲が溜まり、向こう岸には六角牛山(ろっこうしさん)をはじめとした山々が頭を出し、いつもの遠野の街並みはすっかり雲の底でした。

高清水展望台への道は例年11月後半より冬期通行止めとなり、舗装道ではありますが大きな凹凸がある個所もあります。夜明け前の暗さや濃霧も含め、十分に気をつけて訪れてみて下さい。(みちのく岩手事務所 佐々木敬文)

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高清水展望台
住所:岩手県遠野市松崎町
※展望台への道は例年11月後半より冬期通行止めになります。

岩手◆遠野/トオヌップ ~ 湖のある丘 ~【みちのく岩手・新遠野物語】

この記事の投稿者: みちのく岩手事務所/ 佐々木 泰文・佐々木 敬文 

2021年5月20日

▲トオヌップ展望台より。

みちのく岩手事務所が拠点を置く岩手県遠野市。柳田国男が著した『遠野物語』によると、その地名の由来はアイヌ語のトー(湖や沼)とヌップ(丘)を合わせた言葉からきていると言われています。遠野にはその岩手を実感できる場所があります。

市内の土淵町(つちぶちちょう)と綾織町の間にある「高清水展望台」、通称「トオヌップ展望台」です。その展望台からは遠野盆地の田園風景を一望することができ、毎年田植えの時期になると水の張った田んぼが一面に広がります。その光景はまさに湖! 晴天の日には空まで映し出す大きな水鏡になります。

▲風のない日、田んぼは水鏡に。

実りの秋、稲の収穫の時期になれば、それらは美しい黄金色のパッチワークとなります。また、気象条件の良い晩秋の早朝にはこの湖は絶景の雲海に満たされます。市内外からカメラを持った人々が撮影に集まり、知る人ぞ知る市内有数のフォトスポットでもあります。

展望台へのアクセスは舗装された道を車で行く事が可能で、数台停車可能な駐車スペースもあります。展望台には屋根があり、中には遠野に伝わる民話になぞらえた案内板もあります。「熊出没注意!」の看板があったり、降雪期間は通行規制があるため、事前の確認は必要ですが、遠野にお越しの際は是非、トオヌップの四季を感じに立ち寄ってみてください。(みちのく岩手事務所 佐々木泰文)

「高清水展望台」

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