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山梨◆八ヶ岳/若葉青葉の候、6月のお知らせ【八ヶ岳南麓・高根の里だより】

この記事の投稿者: 八ヶ岳事務所スタッフ

2022年6月1日

▲田植えを終え、青々とした田んぼ。(北杜市高根町)

6月を迎えました。

季節の変化を示す暦である「二十四節気」では、6月初旬頃を「芒種」と呼ぶそうです。日常では聞きなれない言葉ですが、読み方は「ぼうしゅ」、稲や麦などの穂の出る植物を蒔く時のこと。因みに、稲や麦などのイネ科植物の、先端の針状の突起を「芒(のぎ)」と言うそうです。

「芒種(ぼうしゅ)」も「芒」のどちらも私の知らない言葉で、「芒」は「すすき」とも読むそうです。暦を知る事は、私にとって昔からの営みを知る良いきっかけになりそうです。

北杜市は5月後半から6月初旬の芒種にかけて、田植えの最盛期を迎えます。「二十四節気」に大体あっていますね。ゴールデンウィークの頃に田んぼに水が入れられ、キラキラと輝いていた水面には、今、青々とした苗が整然と立ち並んでいます。風にゆれる様は見ているだけで、気持ちの良いものです。

田んぼから近隣の山々を見上げると、山頂の雪がほとんど無くなっています。6月は夏山登山の開始時期でもあります。

▲雨をうけ、生き生きとしたバラの花。(北杜市長坂町)

北杜市は北に八ヶ岳、南に南アルプスが位置し、特に八ヶ岳へのアクセス方法が豊富です。ルートも苔の森を楽しむ初級者向けのものから、ヘルメット着用が推奨の上級者まで様々。北杜市に住んだら、登山は身近なレジャーになることと思います。

6月は梅雨の時期でもあります。梅雨というと都心に住んでいた時は、蒸し暑かったり、暗かったりとあまりイメージが良くなかったのですが、ここ北杜市では若干イメージが変わりました。雨が降ることは変わらないのですが、なんというか暑いではなく、涼しい時の方が多い印象です。同じ雨でも気温が低いと、不快感がかなり減るようです。

▲梅雨の時期に咲くヤマボウシ。(北杜市大泉町)

そして一歩、お庭に出るだけで、さらに梅雨の印象は変わってきます。雨を受けたお庭の木々や花が生き生きとしているのです。雑草でさえも美しく感じてしまうことも。そういえば、物件の取材の際に、お庭の写真を撮るときは、炎天下よりも、小雨が降っている方が、魅力的な写真になります。日常生活にとって一見、面倒くさいと思う雨が、自然にとって恵の雨だということ。そんな当たり前のことに、改めて気づかされる北杜市の梅雨です。(八ヶ岳事務所 大久保 武文)

▲お庭の雑草も、雨で美しく感じる。(北杜市大泉町)

山梨◆八ヶ岳/爽秋の候、10月のお知らせ【八ヶ岳南麓・たかねの里だより】

この記事の投稿者: 八ヶ岳事務所スタッフ

2021年10月1日

▲コンバインによる稲刈り。(北杜市高根町)

北杜市は9月の下旬から稲刈りの時期を迎えています。たわわに実り、重みで頭をかしげている稲穂をコンバインが次々と刈り取っていきます。遠くから見ているだけでは分からないのですが、コンバインという機械は、一台で刈り取りだけでなく、脱穀と選別まで行っているそうです。

古民家の売却時には、蔵の中に古い農具が残っている場合が多く、稲の脱穀と選別をする道具も度々見かけます。脱穀とは稲の穂先から籾もみを落とす作業ですが、足踏脱穀機は足で踏板を踏むことで、突起がついて筒形の本体が回転し、そこに穂先をあてことで脱穀ができます。

▲足踏脱穀機。

また選別をする機械に唐箕(とうみ)というものがあります。電気を使わないながら、なかなかハイテクな装置で、機械の中央、上側にある漏斗のような口に籾を入れると、右側の羽根車からの横風を受けて、実のない籾など軽いものを遠くに吹き飛ばし、重いもの(実の詰まった籾)を手前に落とすというものです。

なかなか愛嬌のある形で、骨董のオブジェとして残している方もいます。古民家の物件を見学される際には、建物の他に、昔の農具も見ていただくと、その土地の暮らしぶりも浮かんでくるかもしれません。

▲唐箕。

山梨県は8月20日から9月12日まで「まん延防止等重点措置」の実施区域となり、北杜市内においても影響が出ています。市立施設である体育館、図書館、プール等の休館に加え、飲食店に休業要請が出されました。山梨県独自の取り組みである「グリーン・ゾーン認証」を受けているお店は営業時間の短縮で営業が可能ですが、市内の多くの飲食店が休業となっています。この文章は9月上旬に書いているので、予定通り9月12日で要請が終わるのか不明ですが、ワクチンの接種が進むまでは不安定な状況が続きそうです。

▲山梨県庁のトップページより。

本日10月1日からコロナ禍の影響を受けている市内の中小事業者を支援するため、QR コード決済サービス「PayPay」を利用して北杜市の対象店舗で宿泊や買い物をした際に、決済金額の最大30% 相当のPayPay ボーナスが付与されるキャンペーンが実施されます。新型コロナの感染拡大で一度、延期となっているので、次は無事に始められることを願っています。

詳細は市のホームページまで。
「ともにがんばろう北杜!最大30%戻ってくるキャンペーン」で検索  (八ヶ岳事務所 大久保武文)


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北杜市PayPay「ともにがんばろうキャンペーン」お知らせ
https://www.city.hokuto.yamanashi.jp/docs/kankou_else_paypay.html

PayPay「ともにがんばろうキャンペーン」お知らせ
https://paypay.ne.jp/notice/20210827/02/

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▲10月後半には八ヶ岳の山頂に積雪が。(北杜市高根町)

山梨◆八ヶ岳/三伏大暑の候、7月のお知らせ【八ヶ岳南麓・たかねの里だより】

この記事の投稿者: 八ヶ岳事務所スタッフ

2021年7月1日

▲長雨とアジサイ(山梨県北杜市長坂町)

【2020年のラーバニスト動向】

さて、コロナ禍による生活が2年目を迎えますが、お客様から「田舎暮らしが見直され、移住ブームじゃないか?」 と聞かれる事が多々あります。そこで、少し時間が経っておりますが、八ヶ岳事務所の1年間(2020年)の動向をお伝えしたいと思います。

弊社では都市と農山村を結ぶ交流事業をメインとして地方移住者を積極的に応援しており、都市(アーバン)から田園(ルーラル)への移住者や二地域居住者を称して「ラーバニスト」と命名しています。2020年はどのような動向であったでしょうか。

1)ホームページ閲覧数
2019年1月の閲覧数を100% として、2年間の推移を示したものです。北杜市の物件を探しにホームページを見た人の推移と捉えて良いでしょう。2019年については、若干の増減があるものの、季節に関わらず、ほぼ一定です。意外に思うかもしれませんが、寒さの厳しい冬の時期もニーズは衰えません。

さて、コロナ禍の年となった2020年はどうでしょうか。1月から前年の1.5倍の閲覧数で推移し、5月からさらに伸び、6月にはなんと前年の2倍となりました。その後も年末まで高水準で推移しています。

都内の緊急事態宣言が5月31日までだったので、6月以降の伸びは、都市から地方への意識の変化と言えるでしょう。仕事のやり方や生活スタイルの変化にも影響されたのでしょう。物件の案内をする時も、どこに住んでも仕事が出来るようになったと言う方が増えました。

2)購入物件の種別
ご成約した物件の種類を示したものです。ここ数年の傾向としては、「中古住宅」の割合が多く、7割程で推移していたのですが、2020年にはこの傾向がさらに強まり、8割近くが「中古住宅」となりました。「中古住宅」の良いところは、すぐに使い始められること。新築に比べ、時間と労力を節約できます。コロナ禍の中、直ぐにでも田舎に移りたいというニーズに「中古住宅」は合致したのでしょう。

3)購入者の居住地
「首都圏在住者」が6割を占めています。なかでも、「東京」や「神奈川」の西部など、自宅から「北杜市」へのアクセスが良い方に人気でした。「別荘」、「二地域居住」はもちろん、「移住・定住」の方も今までのお付き合いの継続を考えると、気軽に通える距離が安心感につながるようです。

4)利用目的
ここ数年は「定住」が5割を超えていたので、2020年は「定住」の割合が減ったという結果になります。これはリモートワークの浸透など、働き方の変化により、田舎暮らしのハードルが下がり、多様な楽しみ方が出来るようになったからでしょうか。(八ヶ岳事務所 大久保武文)

山梨◆八ヶ岳/若葉青葉の候・6月のお知らせ【八ヶ岳南麓・たかねの里だより】

この記事の投稿者: 八ヶ岳事務所スタッフ

2021年6月1日

▲タンポポの黄色い花は気づくと綿毛に。

6月と聞くと、「今年もう半分まで来てしまった!折り返し地点まであと少し!!」と焦る気持ちになりそうですが、八ヶ岳の自然の移り変わりを見ながら生活をしていると、どうも違います。一年のスタートが「1月」では無く、【春から】に感じてしまうのです。

冬の間は、自然はただただ静かにそこにあります。そしてその「静」の状態が「動」に代わるのが春。八ヶ岳の春はゆっくりと訪れる為、4月以降も寒さで震える日が度々あります。暖かい日が続くようになり、活動的になろうと思えるのがGW の後くらいからでしょうか。

何というか自然の変化に意識が向いていると、6月になっても、まだ今年は始まったばかりという気がするから不思議なものです。

北杜市でカッコウの声が聞こえ始めるのも「6月初旬」のこの頃です。聞こえる場所は、標高が上がった「高原のエリア」になるでしょうか。私の家からも声が聞こえ、季節の訪れを感じさせてくれる鳥となっています。

ただ、声はよく聞くものの、実際に鳴くところを見たことはありません。そして改めて考えると、カッコウの姿を知らない自分に気が付きました。実は姿を見たことはあるけど、鳴いてないからそれがカッコウと思っていないだけだろうか?

頭に浮かんだのは「ブッポウソウ」という鳥の話です。森の中で夜間「ブッ・ポウ・ソウ」と聞こえ、漢字に直すと「仏・法・僧」と鳴く鳥と長らく信じられてきたのですが、実際に鳴いていたのは別の鳥だったというものです。案外、鳥の外見と声は一致しないものという話。

ということで、実はカッコウを見たことのあるのでは?と姿を調べてみました。

▲カッコウの写真。

写真を見てみると初めて見る鳥でした。声のきれいさから、鮮やかな目立つ鳥かと思っていたのですが、かなり地味な外見に感じます。全長は35 ㎝、ハトより少し大きいくらいで、野鳥としては大きい方でしょうか。

腹のしま模様が特徴とのこと。正直、見たことがあっても印象に残らなそうです。ただ、実際に鳴いている姿を見ると、印象がガラッと変わりそうな予感も。いつかは実際に鳴く姿をこの目で見たいと思うこの頃です。

こちらに来てから初めて聞いた話で、昔からカッコウの鳴き声は、「種まき時期」を知らせると言われているそうです。実際に、北杜市では5月下旬から6月の初旬に田植えの最盛期を迎えます。植えたばかりの苗は、水を張った田んぼの中では、まだまだ小さな存在ですが、僅か4か月後には稲穂が垂れ収穫の時期を迎えると考えると、なんだか不思議な気持ちになります。

同じ道を歩いていても、日々、どんどんと景色が変わっていく。植物の確かな成長を身近に感じられるのも田舎の良さでしょうか。(八ヶ岳事務所 大久保武文)

▲北杜市は田植えの時期を迎えました。(北杜市高根町)

山梨◆八ヶ岳/余寒の候、2月のお知らせ【八ヶ岳南麓・たかねの里だより】

この記事の投稿者: 八ヶ岳事務所スタッフ

2021年2月1日

▲南アルプスに黒い雲が覆いかぶさる。山頂は猛吹雪か。

八ヶ岳南麓では寒い日が続いています。年間を通して2月が寒さのピークとなります。2020年においては、北杜市大泉の気象観測所(標高867m)において、2月6日にマイナス10.6度、翌日の2月7日にマイナス11℃の最低気温を記録しております。この2日間が1年で最も寒い日となりました。

ここまで気温が下がる日はそんないに多くはないですが、それでも毎日の最低気温は氷点下を下まわる日が続きます。最低気温の話をすると、北杜市の冬はこんなに寒いのかと驚く方が多いのですが、実際に生活をしていると、そこまで深刻に感じません。一日の中で、一番寒い時間帯が朝方、多くの人が布団の中にいる時間であること。日中は晴れの日が多く、窓辺にいると太陽の暖かさを感じられます。

▲北杜市の大泉観測所の記録。気象庁ホームページより

上の図は、昨年2月のある一日の気温の変化を見たものですが、日の出の直後からみるみる気温が上がる様子が分かります。また、徒歩で出かける事が少なく、移動はもっぱら暖房の効いた車であることも都会との違いです。都内に住んでいた時は、電車の待ち時間のホームがやたら寒く感じたものです。北杜市では外にいる時間が少ないので、分厚いダウンジャケットもタンスの奥に仕舞われています。最低気温を気にする事も大切ですが、どんな生活スタイルで冬を過ごすかで北杜市の冬は寒くも暖かくもなりそうです。

▲雪化粧をした八ヶ岳の赤岳に朝日がさす。(北杜市大泉町)

北杜市では、冬の時期に多くの人がバードウォッチングを楽しんでいます。この寒い時には森の中に足を踏み入れ野鳥を探すのではなく、自宅のお庭に野鳥を招き入れるのが「八ヶ岳流」です。ホームセンターにはこの時期、野鳥用の餌や、餌台(バードフィーダー)が店頭に並びます。餌台は使用済みのペットボトルで気軽に作ることもできますが、お洒落な凝ったデザインのものも捨てがたい。リビングの窓から見えるお庭の一角に餌台を置けば、暖かい部屋の中から鳥を観察することが出来ます。

▲お庭にて。君の名は、ヤマガラ?

我が家でも昨シーズンから庭に置くようになりました。自分から外に出かけなくとも、様々な鳥たちが、代わる代わると庭を訪れてくれ、可愛らしく、時には賑やかに庭を飛び交う様は見ていて飽きません。鳥の種類によって餌の好みが別れるようです。みかんは「ヒヨドリ」や「メジロ」、ひまわりの種は「シジュウカラ」や「カワラヒワ」が好むそうです。

私は「野鳥のまき餌」という既製品を買って済ませています。ただ、どの鳥を庭に招き入れたいか、その為にどの餌を用意しようか、餌台の形状はどうしようかと考えるのも楽しそうです。鳥の生態に興味を持つことで、今は漫然と見ている鳥の名前も覚えられるのでは。冬の楽しみが、また一つ増えそうですね。(八ヶ岳事務所 大久保武文)

▲北杜市のホームセンター。野鳥グッズが所狭し。

山梨◆八ヶ岳/盛夏の候、7月のお知らせ【八ヶ岳南麓・たかねの里だより】

この記事の投稿者: 八ヶ岳事務所スタッフ

2020年7月1日

▲7月の田んぼの様子。田植えから1か月と少し。柔らかいグリーンが芝生のよう。(北杜市高根町)

今年の7月はどんな天候になるでしょうか。7月の季語を並べてみると「梅雨明」、「小暑」、「成暑」、「極暑」、「大暑」、「炎暑」と続きます。字を見ているだけで、梅雨が明け、夏へと進む光景が目に浮かび、汗が流れてきそうです。

北杜市の夏は都心に比べると、随分と過ごしやすい環境です。標高の高いエリアではエアコンはもちろん、扇風機さえ無い家も。標高の低い八ヶ岳事務所は昼間こそエアコンが必要な時期がありますが、夜になるとグッと気温が下がります。エアコンなしで眠れるこの環境、移住してきた時には、体がすごく楽だと驚いたものです。

▲八ヶ岳南麓の涼しい夕暮れ時。エアコン不要で快適な夜を過ごせる。(北杜市高根町)

「土用」というのも7月の季語だそうです。「土用」と聞くと「土用の丑の日」と思うのが日本人というものではないでしょうか。今年の「土用の丑の日」を調べたら7回もあるとのこと。てっきり夏に1回かと思ったら、冬に1回、春、夏、秋にそれぞれ2回。因みに夏は7月21日、8月2日の2日間。

(※写真はイメージです。ちなみに井筒屋さんの重箱は紅色!)

小淵沢の駅前には「井筒屋」という鰻屋があります。古民家の建物に、趣あるアンティークのイスとテーブル。落ち着いた空間で、鰻が焼きあがるのをじっと待つ、そんな素敵なお店です。書きながら鰻が食べたくなりました。

◆北杜市の状況について

北杜市でのコロナの影響はいかがでしょうか。茅ケ岳、瑞牆山、八ヶ岳、甲斐駒ヶ岳への登山道は6月より自粛が解除されています。市営の温泉施設についても5月後半から順次、営業を再開。8つある図書館も事前予約が必要ながら再開しました。

一方で、例年、7月に行われる人気イベントの「小淵沢町・八ヶ岳ホースショー」、「明野町・サンフラワーフェスタ」はイベント中止が決まっています。

ここで少し、北杜市役所の対応をご紹介します。まず、北杜市ではコロナ対策のコールセンターを発足しています。この状況下で支援について聞きたいことがあっても、何処に問い合わせたら良いのか判らない。国なのか県なのか、医療機関なのか。有効な制度があっても、必要な人にその情報が届かなければ意味がない。必要な窓口におつなぎするための総合窓口がコールセンターとなります。とてもありがたい取り組みですね。

その他には、◇高齢者のみ、障がい者のいる世帯へ50枚のマスクを配布、◇子育て世代へ子供一人あたり1万円の給付金、◇休業等の収入減で住居を失うおそれのある方への給付金制度。◇妊婦・高齢者の方にタクシー券を支給。◇新たに「出前」や「持ち帰り」に取り組む飲食店には、経費の一部を補助しています。

また、◇市内農業者の農産物等の販売情報や飲食店の宅配・出前サービス情報を掲載するサイトを新たに準備しています。 お伝えしたものは対応の一部になります。

詳細は市のホームページでご確認ください。市役所というのは、一番身近にある行政で、その役割は我々のライフラインとも呼べるものだと思う今日この頃です。(八ヶ岳事務所 大久保武文)

▲木々をぬける風が気持ちよい、木陰の小道。(北杜市大泉町)

東京◆本部/令和ニ年・新年を迎えて皆様へ 【三十周年・ふるさと情報館】

この記事の投稿者: 代表取締役・中村健二

2020年1月1日

令和二年、明けましておめでとうございます。昨年も当社事業に格別なるご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。本年も皆さまの夢の実現に向けて当社スタッフ一丸となり邁進してまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

さて、昨年の7月号より本情報誌もオールカラー化され、これまで表現しづらかった新録や紅葉、夜景や夕景、植栽の具合、室内の陰影なども、読者の皆様にはっきりと見せられるようになりました。情報誌の特性は手に取ってページを繰りながら、想像力を膨らませられること。ネットの動画などにはない隙間感があるため、かえってその先を知りたくもなります。

で、その先は・・・? それは実際に現地にお越しいただき、その地域の空気感もご自身で体験してみていただくことが必要ではないかと思います。八ヶ岳事務所のある山梨県北杜市、八ヶ岳南麓エリアでいえば、中央自動車道・長坂インターを出たところの「五町田(ごちょうだ)」信号で雨だったものが、「若林」の信号あたりではみぞれ、「甲斐大泉駅」では小雪になり、柳生さんのお店(八ヶ岳倶楽部)あたりでは本格的に雪になるなど、その気象の面白さもぜひ自分のものにしていただくと、よりいっそう物件探しが楽しくなります。

また、夏に写した物件の外観では、全体的に樹木がかぶさり鬱蒼とした雰囲気になりがちですが、冬場のこの時期では陽光がさんさんと敷地いちめんに降り注ぐ様は、同じ物件とは思えないほどの違いがあります。夏も見て冬も見るというのはわれわれの物件見学では鉄則といえます。それから敷地内だけではなくその周辺の樹種が落葉であるかどうかにも関心を持つこと。二地域居住や定住をお考えの方には必須項目です。

子育てをお考えの方は学校からの距離だけでなく標高差や除雪される道路かどうかもぜひこの時期に調べて見てください。この2月には山梨移住のための東京で相談会があります。備えあってこその里山暮らし。同じ志を持つ人と場所と物件に今年こそ皆さまが出会えますことをお祈りしております。 (ふるさと情報館・代表取締役 中村 健二)

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ふるさと情報館の新年の営業は 本部・八ヶ岳事務所・みちのく岩手事務所とも
1月6日(月)9:30からの営業となります。

山梨◆八ヶ岳/初冬のみぎり、12月のお知らせ【八ヶ岳南麓・高根の里だより】

この記事の投稿者: 代表取締役・中村健二

2019年12月1日

▲ゆず畑の先に富士山。距離感がとても良い(富士川町の旧増穂町平林地区)

令和となって初めての師走を迎え、なにかとあわただしい年末になりそうです。もう車のタイヤをスタッドレスに履き替えた方も多いと思いますが、標高差の大きいここ山梨県北杜市(八ヶ岳南麓)は、たとえば同じ高根町内でも気象状況はまるで違います。

中央道須玉IC に近い下黒沢地区では、FFのノーマルタイヤで一年中過ごされる方がいれば、文化の日の休日を利用して明野の「ダイコン祭り」に出かけた後、ガソリンスタンドによって冬用タイヤに履き替えて国道141号線を清里方面に上がっていく方もいらっしゃるとか。どちらが良いとは一概に言えませんが、住宅性能も格段に向上するなか、移住や二地域居住をお考えの方には昨今の酷暑を思えば、標高はやや高めの方がおすすめかもしれません。北九州市出身の私の知り合いは、とにかく暑いのが嫌で清里の気候をこよなく愛しています。

大泉町にあるアメダス(標高867m)では昨年の12月における最低気温は、大みそかの31日に記録したマイナス8.6度でした。それでも最低気温がマイナスとなった日は大泉の場合、月のうち18日と2/3弱でした。降雪は観測データには記録されてはいませんでした。

今年から23日が祝日ではなくなりましたが、その前日の22日は冬至です。6月の夏至から半年かけて地球はゆっくりと昼間の時間を短くしてきてついに年明け前のこの日、9時間45分ほどになります。昼の時間は仕事、日暮れたらゆず湯に浸かる。そんな一日があっても良いと、冬至の日は思い出させてくれるのでしょうか。(八ヶ岳事務所 中村健二)

▲銀河鉄道展望公園(韮崎市穂坂町)

◆文化放送「大人ファンクラブ」

在京ラジオ局の文化放送は、かつてふるさと情報館の本部がある四谷の、新宿通りを挟んだはす向かいにありました。教会の建物であった外観は古い作りながらも壮麗で、私の顧客のお一人が勤めていたご縁もあって、レモンちゃん(落合恵子さん)がDJ をしていたスタジオを見せてもらったり、ビートルズもその場でリクエストできた甘酸っぱい記憶のある局です。今は山手線浜松町駅に隣接したモダンなビルディングに移っています。

その文化放送から日曜日の朝に放送されている「大人ファンクラブ」という番組に出演のお話があったのは今年の8月のこと。パーソナリティは大垣尚司(おおがきひさし)青山学院大学教授と残間里江子(ざんまりえこ)氏のお二人。気象予報士でもある鈴木純子アナウンサーが司会進行です。

「『セイ!ヤング』でタニムラとバンバンがひどい替え歌を歌っていて、それが頭を駆け巡り、いまも悪夢にうなされています」とか「モモエさんとは同学年です」などと自己紹介したものですから、「物件の話はいいからナカムラさんの話をしてよ」と、残間氏。ボクも大泉に200坪の土地持っているんだ、と大垣先生。それ以来、北杜市では標高の話、岩手県では宮澤賢治さんなどの話を交えながらお二人に物件のご紹介をしながら(この物件のどこが本当にすごいのか、あるいは引き継がれるべき大事なものは何かなど)、お二人の感想をうかがうというコーナーになっていきました。

金融や法律のプロと名プロデューサーを前にして貴重な時間を過ごすことができています。結論から言うとお二人ともとても聞き上手な方々です。

▲文化放送収録の様子(東京都港区浜松町)

◆年末年始の営業について

ふるさと情報館・本部及び八ヶ岳事務所の年内営業は、12月28日(土)12:00までです。
また、年明けは2019年1月6日(月)9:30より営業開始です。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。

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★☆★遠方からの物件見学の際は、「田園暮らし体験館」がお得です!


<田舎暮らし体験館とは>

ふるさと会員の皆さまに田園暮らしを体験していただくために建てられました。「リタイヤ後の田園暮らし」にふさわしい快適な住まいを求めて設計した「ラーバンシリーズ甲斐/大屋根の家」。夫婦二人の生活は1階で簡潔、2階は週末に訪れる子供や孫たちの「夢のある空間」。都市の農山村を結ぶあたらしい二世帯住宅の提案です。約180坪の敷地には、野外テーブルや菜園。テレビやラジオのない中、お料理もご自分で。夜は町営温泉でゆったりと、また満天の星空を眺むるのもよし。ご自由に「田園暮らし」をお楽しみください。

◆空き家大募集中! 八ヶ岳岳事務所には「一般社団法人空き家相談士協会」認定の空き家相談士が常駐しています。相続手続きや農地や山林、築100年以上の母屋の有効活用など空き家に関する相談を承っております。(要予約、相談無料。担当は中村

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