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山梨◆北杜市/この地を離れた長男からの意外な言葉【八ヶ岳スタッフ・明野生活雑記帳】

この記事の投稿者: 八ヶ岳事務所スタッフ

2019年8月24日

中学入学と同時に北杜市に来た長男は、中学、高校と思春期を過ごした。反抗期真っ只中、できれば口うるさい母親とは口もききたくない朝もあっただろう。

しかし、お弁当を作ってもらい最寄りの駅まで送ってもらわなければ学校に行くことができない。

不便で不自由な生活、さぞかし嫌だっただろうと聞いてみたら、「家族の時間がたくさんあって、よく笑って楽しかったで。自分にとってはのんびりしていて面白かった」と意外な言葉が返ってきた。

一からの友人作りも苦労があったのでは?と心配もしたが、四十人一クラスの環境で男女問わず友人にも恵まれたようだ。

夜の闇が暗すぎて怖かった事、鹿との遭遇、見上げた星空の美しさなど、ここを離れて三年が経つが、とても懐かしく思い出されることは多いらしい。

親の都合で始まった生活だったが、長男からは合格点を授かった。
(八ヶ岳事務所 原 きみえ)

山梨◆八ヶ岳/子育てのゴール~移住して9年目の春に想う【八ヶ岳スタッフ・日々の業務より】

この記事の投稿者: 八ヶ岳事務所スタッフ

2018年5月24日

移住して丸9年、小学校に入学したばかりだった末っ子も4月から無事高校生になることができた。

私の周辺では塾に行く子供は少数派。というのも明野町には個人塾が1つ有るのみで、隣の韮崎市まで通塾の必要がある。

送迎が必須となるので、ほとんどのお子さんが自学で受験を乗り越えている。

我が子はそういう訳にもいかず、夏休み明けに慌てて塾に駆け込む事になるのだが、送迎が困難な事も多く、本数の少ない路線バスを利用することも多かった。

授業が始まる2時間前に到着し、近くの図書館で待つ。帰りも授業が終わって1時間以上図書館で待つ。

その隙間に仕方なく勉強していたようだ。長い待ち時間の有効利用は北杜の学生あるあるらしい。

待つことへの忍耐力は付いたようなので、高校の帰りのお迎えが遅くなっても馴染みの図書館で文句も言わず待ってくれる。あと3年、子育てのゴールがようやく見えてきた。

今年は少し気持ちも軽い春となった。(八ヶ岳事務所 原 きみえ)