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山形◆高畠町/犬の宮・猫の宮【本部スタッフ・ふるさと市町村巡り】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2024年7月21日

▲町中心部から車で5分程度。ひんやりとした神聖な雰囲気が参拝者を出迎えてくれる「犬の宮・猫の宮」。

日本人とペットの歴史は1万年以上にも及び、縄文時代には既に狩猟犬として飼われていたというデータもあります。

明治維新後、西洋の価値観が取り入れられるのと同時に様々なペットの種類が増え、その中でも代表的な犬と猫は2大ペットとしての位置付けを確立しています。

ペットはもはや家族同様のパートナーで、家の庭ではなくペット霊園に納骨する文化も浸透してきた昨今ですが、愛犬・愛猫の弔い先として有名な神社が山形県に存在します。

山形県東置賜郡高畠町は県南部の置賜地方に位置し、デラウェアやラフランス等の果物をはじめとした農業が盛んな町。

住宅街から少し離れた里山にある神社こそ、今回ご紹介する全国唯一のペットを祀る神社「犬の宮・猫の宮」。

伝承によると今から約1300年前の飛鳥・奈良時代の頃、この高安村(現在の高畠町高安)の地で年貢や生贄を強要する役人に化けた古狸が現れ、村人は難渋していたとのこと。

ある時、道に迷った旅の座頭が村人からこの話を耳にし、悪魔退散のヒントを与えた。

そこで村人たちは甲斐国一宮(現在の山梨県笛吹市一宮町)へ赴き、借りてきた甲斐犬がこの古狸を退治してくれたものの力尽きてしまったため、感謝の意を込めてこの地に祀ったことが由来だという。

山形県の代表的な観光スポットは、蔵王・山寺・銀山温泉・出羽三山・鳥海山等が有名だが、ペット愛好家やワイン好きな方には、高畠町も穴場スポットとしておすすめです。(本部 髙橋瑞希)

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犬の宮・猫の宮 「やまがたへの旅 山形県公式観光サイト」より引用
村人の災難を救った犬と猫を祭る神社で、ペットの健康祈願や供養に訪れる人も多く、7月第4土曜日にはペット供養祭が開催される。

山形◆山形市/山寺 ~ 宝珠山立石寺 を往く ~【北の国から・制作スタッフ進行日誌】

この記事の投稿者: 編集

2021年11月23日

松尾芭蕉の「閑さや岩にしみ入る蝉の声」で知られる「山寺」の「宝珠山(ほうじゅさん)立石寺(りっしゃくじ)」は、山形県の外せない観光地です。1000段の階段を上がり、頂上にある五大堂からの眺めは見事な絶景が広がっています。

▲8:00~17:00(閉門) 大人300円、中学生200円、小学生100円

▲山寺の石段は煩悩を祓い、一段一段登ることで欲望や汚れを落とします。

▲根本中堂 不滅の中灯。

▲五大堂から見た景色。

▲まさに修験道の聖地・修行の岩場。

松尾芭蕉が『奥の細道』で「一見すべきよし、人々のすゝむるに依(よ)りて、尾花沢よりとつて返し、其間七里ばかり也。」(一度は見ておくべきだ。人々がこうすすめるので、尾花沢から引き返した。その間、七里ばかりである)と芭蕉が尾花沢から約28キロもある道を引き返してまで足を運んだとされる「立石寺」は充分に見る価値があります。

▲芭蕉と曾良がいます。

▲せみ塚。

▲看板。

「山寺」は山形駅から電車で17分。アクセスも良く11月中旬であれば紅葉も見頃です。駅の周辺にはお土産屋さんや飲食店もありますので絶景を見た後のお昼には、お蕎麦でもいかがでしょうか。山形市に行く際は、是非一度は「山寺」へ。(本部 井上美穂)