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福島◆南会津町/ミイラのその後・・・!?②【地域駐在スタッフ・福島「六十の手習い」だべ】

この記事の投稿者: 福島・会津エリア案内人 / 馬場 和弘

2024年7月18日

▲庭に設置した自作のデッキ。

移住して2ヶ月が経過しましたが、集落の方々の温かさにいつも助けられております。

本当の家族のように接して頂き、顔を合わせる度に「お茶でも飲んでけ〜」です。

お言葉に甘えてお邪魔すると、お茶菓子と漬物攻撃であえなく撃沈です。

婆ちゃんの作る漬物がこれまた美味いんですよ!

私の作り過ぎた天婦羅なんかを近所にお裾分けに行くと「ビールでも飲んでけ〜」てな感じです。

私も空いた時間に農業を多少やっておりますが、爺ちゃん婆ちゃんから得られる情報は、地元の内容だけに書籍やネットより正確で本当に役に立っております。

さて、その畑ですが、敷地内にある畑と近隣で耕作放棄地になっている土地を切り開いて作った畑の2ヶ所で色々な作物を栽培しており、野菜はジャガイモ・サツマイモ・ネギ・レタス・人参・かぼちゃ・春菊、他諸々。

果実は最初からある梅の他にキウイフルーツ・イチジク・ブルーベリーを植えてみました。

▲手作りのフキ佃煮。

そういえば近隣に、ワラビ・タラの芽・フキ・コシアブラなんかは普通に採ることが可能で、山菜好きにはたまらない土地ですよ!

仕事面では、私が内見案内し成約されたお客様が立ち寄られた際に、改めて情報交換させて頂いております。

南会津地域は物件的には宝の山で、魅力のある物件がまだまだあり、売却依頼も多いことから整理するのが大変な状況ですが、1軒でも多く探し出し、情報誌掲載後に皆様に見て頂きたいと、日々活動しております。(福島エリア現地案内人 馬場和弘)

▲ミイラ取りがミイラになったお話の続きでした。

※2024年5月号掲載『ミイラ取りがミイラに』はこちらから
2024年6月号掲載『ミイラのその後・・・!?』はこちらから

福島◆檜枝岐村/近くて遠い会津最奥の秘境「ひのえまた」【本部スタッフ・ふるさと見聞録】 

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2024年6月17日

▲檜枝岐村の家屋は特段条例等で指定されているわけではないものの、景観統一の面でほとんど赤い屋根となっており、赤くすると村から助成金が出るとのこと。

国内最大級の山地湿原が広がる観光地「尾瀬国立公園」は、その唯一無二の自然風景から今日に至るまで多くの登山客を惹き付けている。

尾瀬へのアクセスは、群馬・福島・新潟県側からの計6ルートがあり、そのうち福島県側は檜枝岐村の沼山峠となるが、この村名を初見で読める方はそう多くはいないのではないだろうか。

檜枝岐村開村の歴史は、日本史語呂合わせでお馴染み「鳴くよ(西暦794年)うぐいす平安京」の今から約1200年前まで遡る。

当時平安遷都に伴う権力闘争に破れた藤原氏の落人がこの地に住み着いたのが始まりとされ、その後西暦1200年頃に源平合戦で破れ、全国各地に伝説のある平家の落人が住み着き、西暦1600年頃の戦国時代に織田信長軍より追われた楠木氏の落人も住み着いたことで村が形成されていったという。

そして檜枝岐村のほとんどを占める三大苗字は、「星」姓(約5割)が藤原氏の末裔、「平野」姓(約3割)が平家の末裔、「橘」姓(約1割)が楠木氏の末裔とされている。

▲村名物の檜枝岐歌舞伎は、江戸時代にお伊勢参りで江戸を訪れた村民が、そこで見た歌舞伎を見様見真似で村に広めたのが始まりという。

檜枝岐村はその名前の通り、良質な黒檜が産出されたことが由来で、昭和30年代まで村の基幹産業は林業だった。山で働く男性は沖縄の「海人(うみんちゅ)」とは対照的に「山人(やもーど)」と呼ばれ、豊富な山菜や裁ち蕎麦、イワナや焼き餅など山間部ならではの山人(やもーど)料理が特徴だ。

昭和40年代に尾瀬観光開発が進み、村が主導となり林業から観光業への転換を図ったことで財政が好転。村の2割以上の世帯が民宿業に転換したことで、次第に尾瀬の玄関口として登山客を中心にその名が知られるようになった。

加えて1986年に浅草と南会津を結ぶ野岩鉄道会津鬼怒川線が開通したことで、陸の孤島であった檜枝岐村への交通アクセスも幾分か改善された。

▲東京から高速利用で片道4時間強(約250km)。浅草駅から特急リバティと路線バス利用で片道4時間20分(現行運賃6,530円)。

しかしながら檜枝岐村は落人伝説があるほど今なお山深い奥地なのは確かで、東京駅から直線距離で約150㎞と那須高原に訪れるのと同じ距離にも関わらず、まず日帰り観光は考えられない場所であるのも事実。

▲会津高原尾瀬口駅から発着している会津バスが、檜枝岐村へ向かう唯一の定期公共交通機関。毎年11-4月が1日2往復、5-10月が1日4往復運行されている。

最寄りの会津高原尾瀬口駅からも車で片道約1時間(約50㎞)かかり、(離島を除く本土で)ふるさと情報館史上、最寄り駅から最も離れた市町村と言っても過言ではない。

そのためこの地へ移住することは、単に売買代金を支払い移転登記を済ませるということ以上に、気候・生活・交流面で相当の覚悟が必要だろう。

だがコアな檜枝岐ファンのリピート率は相当なもので、檜枝岐の自然・文化に魅せられて何十年と通い続ける方も珍しくないとか。

そんな尾瀬の玄関口「檜枝岐村」にまだ訪れたことのない方は、是非一度観光で訪れてみることをおすすめしたい。

都市部では決して手に入らない自然の恵み・人の温かさを、思う存分五感で味わうことの出来る今や数少ない市町村、それが会津最奥の秘境、檜枝岐村である。(本部 髙橋瑞希)

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ひのえまた暮らししませんか?? 檜枝岐村役場公式ホームページ「移住・定住」より
※役場ホームページ内に「移住ガイドブック」あります。ぜひ参考にしてください。

☆檜枝岐村取り扱い物件

物件番号17845T ペンション

VR内覧 1階

VR内覧 屋外+2階

長野◆青木/益々精進したいと思います【東信州あおき・小県からの手紙】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・上田青木店 / 山本 幸哲

2021年6月3日

5月、朝、車のフロントに霜が付かなくなり、日中も暖かく、春めいて来たと思ったら、梅、桜、花桃、黄梅、芝桜などが一斉に咲き始めました。里山では、新緑が日毎に進み、山桜と相まって、絵のような風情を漂わせています。

この時期になると、わが家の食卓は、コシアブラ、タラの芽、ウド、コゴミなどの天ぷらやワラビの卵とじ、コゴミやワラビのおひたし、ウドの煮物、タケノコご飯と、ほとんどが、野山で採れた物で賑わいます。今年は植菌しておいたシイタケも大量に採れ、干しシイタケ作りも出来ました。

五月中旬頃からは、ふきの茎やタケノコ(破竹)採り、秋の松茸、ナメコやクリタケ採りと楽しみが続きます。四季を通じて自然の中で遊び、その恵みを味わい尽くす。その楽しさを「田舎暮らし」をお考えの皆さんにお伝えできるよう、益々精進したいと思います。(上田青木店 山本 幸哲)

東京◆本部/田舎を楽しみまくる【地域深堀り・のぞむ歴史紀行】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2020年6月16日

「田舎には娯楽が無いよね」という声を耳にします。しかし、都会では出来ない事が沢山できる田舎暮らし。「無農薬で野菜を作りたい」「音を気にせず木工に専念したい」「庭でバーベキューをしたい」「満点の星空を眺めたい」という声は多く耳にします。マンションは勿論、住宅が密集している都会でやるには、なかなか難しい事ばかり。

個人的には、春は「山菜」が楽しみの一つ。季節限定の味覚に胸が躍ります。桜が咲くと、「そろそろ山菜の季節だな」と、急に山が恋しくなります。

夏は、ヒートアイランドから脱出し、水辺の近くで涼を楽しむのも格別です。秋の紅葉。冬の冠雪する山並みの景色を楽しむなど、田舎でしかできない楽しみを見つけてください。

キャンプとDIYを楽しむ

昨年よりキャンプを始めてみました。大自然の中で料理を楽しみ、焚火を眺めていると、あっという間に時間が過ぎて行きます。非日常の中でリフレッシュ出来るキャンプは田舎暮らしを手軽に体験できる良い手段かと思います。

初めてのキャンプは全ての道具をレンタル出来る場所を選び、挑戦してみました。しかし、テントやマットなど一般的な物のレンタルだけで、いざ始めてみると細かなアイテムが足りない事に気が付きます。その中でも一番悪戦苦闘したのが「火起こし」でした。

細い枝は直ぐに燃えますが、太い枝にはなかなか火がつかず、着いたと思えば直ぐに消えるを繰り返す次第。キャンプの先輩に聞いてみると、「チャコールスターターを使うと楽だよ」と教えてもらい、調べてみると、それなりに良い値段です。

しかし、構造が簡単なので自作出来ないものかと思い、挑戦してみました。着火剤の代わりに、松ぼっくりを使い、試してみると簡単に薪へと火が付きました。買ってしまえば楽ですが、自作し上手く出来た時には嬉しさもひとしおです。

こんな時期ですので、普段出来ない事に挑戦するのも良いかと思います。キャンプに限らず、生活利用する道具を自作してみてはいかがでしょうか。(本部 長内 望)

東北◆某地域/春の楽しみといえば・・・【地域担当・出張余話】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2017年4月11日

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我々関西出身者が春を感じるニュースと言えば、「東大寺のお水取り」、「大相撲の春場所」があって、「選抜高校野球」から「花見のシーズン」となるのが定番です。しかし気づけば、私がこの仕事に就くようになってからの「春の楽しみ」と言えば、「山菜」、「タケノコ」が真っ先に頭に思い浮かびます。出張で行く先々での思いがけない出会い、つまりは【旬】のおいしいものにありつけることがいつしか「春の定番」となっていました。

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たいていは夜の居酒屋でそれとなく「山菜」の話題を出すと、冷蔵庫からメニューにない一品が現れてきます。「味」や「香り」の良さを楽しみ、その土地の「味の好み」と「郷里の味」との共通点を見つけて一杯やるのは格別のものです。

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ある日、新規物件の調査に現地にお伺いした時のこと、話の途中で、売主のご主人が、”プイ” といなくなってしまいました。何か気に障ることでも言ってしまったのか・・・と心配になりかけたころ、裏山から今掘ってきたばかりの大きな「タケノコ」を両手に持って、お土産に持たせていただいた、なんてこともありました。

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山菜などはアク抜きやゆで方にコツがあるようで、一度失敗してからは、もっぱら出来上がったものをいただく方を専門としています。しかし、食べ物の旬にあわせて仕事をするわけにもいかず、実際にはおいしい山菜を思い浮かべながら出張先のホテルでコンビニ弁当を食べているのが実情です。
(本部・営業担当 山中 準一)

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東京◆本部/低コスト・低カロリー、お弁当に山菜【編集スタッフ・日々の業務より】

この記事の投稿者: 編集

2009年4月26日

都会で働く人たちのお弁当人口が増えているそうです。

一人暮らしの男性も自分でお弁当を作る人が多くなっていて、男性用お弁当箱の売り上げが伸びているとか。低コストで低カロリー、つまり節約とメタボ解消の両方ができて一石二鳥というわけのようです。

私も、本部勤務の際は極力お弁当を作って持っていくようにしています。新婚さんHの愛妻お弁当を見て、「わー!可愛いい!蓋を開けたときあんなふうに思わずうれしくなるような工夫をしたい」などと触発されたり、お弁当タイムのコミュニケーションも楽しいものです。

食材の買い物や作りおきおかずの工夫などで頭を使うのも気分転換になったりします。ただ、やっぱり都会のスーパーで売っている野菜は高いなあと溜息をつくこともしばしば。

八ヶ岳の直売所や道の駅で入手する野菜たちの元気のよさ、安さとついつい比べてしまいます。山菜の季節が到来したので、今回は小淵沢で摘んだヨモギやワラビなどを東京まで持参して、数日間お弁当のおかずにしました。ヨモギはえびやいかと炒め物にしたら、もちもちした食感が味わえておいしかったです。

ワラビはあく抜きしてからおひたしに。山椒の実や蕗の葉をしらすと一緒に煮たつくだ煮も、ごはんのふりかけにするとまた格別です。(編集 ささき)