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山梨◆八ヶ岳/春暖の候、4月の八ヶ岳事務所【八ヶ岳南麓・たかねの里だより】 

この記事の投稿者: 八ヶ岳事務所スタッフ

2024年4月7日

▲青空の下、桜の花と八ヶ岳。(山梨県北杜市高根町)

春の訪れを感じる季節となりました。

北杜市の冬が大好きな私ですが、なんでしょう、春が近づくとワクワクしている自分に気づきます。なぜ春は人をワクワクとさせるのでしょうか。

まず大きいのは気候の変化でしょうか。3月の後半から、北杜市の最高気温はぐいぐいと上昇し、4月中旬には20度を超えはじめてきます。

気温が上がると、コートやダウンジャケットといったモコモコとした衣類が減り、体が軽くなると伴に、動きやすくなります。春は衣類も明るいデザインが好まれ、目からも軽やかさを感じられますね。

気候の感じ方として、寒い時は最低気温に影響を受け、暑い時は最高気温に影響を受けるそうです。4月は最低気温では無く、最高気温に体が反応するようになる、体感が切り替わる時期となりそうです。

▲桜。背景のレンギョウの黄色い花が賑やか。(山梨県韮崎市)

自然も春の訪れを告げてくれます。

気候が暖かくなると伴に、大地にポツポツと小さな花々が目を出します。冬の間は、茶色一色で占められていた大地に、色が付き、大地に表情が生まれたかのようです。

木々で一番初めに花を咲かすのは桜の木でしょうか。春といったら桜。日本人のDNA に刻み込まれているのでしょうか。桜を見ないと、春ではないような、そんな気さえしてしまいます。

桜の花は、エリア毎に一斉に咲き、僅か1週間程で花を散らしていきます。その豪華な咲きぶりの一方で、一瞬で散ってしまう儚さ。

▲川沿いの桜と遠方の山桜(山梨県北杜市武川町)

北杜市では、この桜の花を長い期間楽しむことが出来ます。八ヶ岳南麓の緩やかな傾斜に位置する北杜市は、エリアにより標高差が激しいことが特徴。具体的な標高としては、須玉ICは470m、少し上がって長坂ICは706m、小淵沢ICまで上がると916mと、八ヶ岳の山頂に近づくにしたがって、どんどんと標高が上がっていきます。

須玉町で買ったポテトチップスの袋が、標高1100mのわが家にくると、パンパンに膨らみ、2倍くらいになっている、それが日常の風景です。

この標高がエリアによる気温差を生み、桜の開花をずらしてくれます。

北杜市では標高の低い須玉町、武川町、白州町エリアから、階段を上るように標高の高いエリアへ、桜の開花前線がゆっくりと移動をしていくのです。

その為、3月下旬から4月下旬にかけて、車で市内をドライブしていると、どこかしらで満開の桜を見ることが出来ます。

それぞれの花との出会いは一期一会、春の暖かな陽気の下、素敵な出会いがあなたを待っていることでしょう。(八ヶ岳事務所 大久保武文)

埼玉◆長瀞/宝登山・秩父花ごよみ【本部スタッフ・ふるさと見聞録】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2019年4月9日

秩父エリアの魅力のひとつに、通年咲き誇る草花を挙げる方がいらっしゃいます。なるほど。羊山(ひつじやま)公園(横瀬町)のじゅうたんのように一面に咲き誇るピンクと白の芝桜は見事なものです。また、美の山(みのやま)公園(皆野町)の山肌一面真っ赤に咲き乱れる山ツツジを求めて土地を買われた方もいらっしゃいました。そして宝登山(ほどさん)山頂(長瀞町)の臘梅(ろうばい)は、秩父エリアで最も早く春を告げ、2月下旬頃まで花の見頃を迎える毎年の風物詩。秩父に移住されて初めて冬を越し、一足早い春の訪れ、夫婦で見てきて感動した、なんてお話を良く耳にしました。


ロープウェイで登れる標高497mの山頂に咲く臘梅は、少し冷たい冬の青空の下、普通の梅と比べて小さく、うつむき加減の薄黄色の花が、ほんのりと甘い芳香とともに雄大な斜面を彩ります。臘梅は800株、約3000本あり、同じく山頂にある梅百花園では、2月上旬から3月下旬にかけて約170種、470本の梅が咲きます。3月上旬からはさらにしだれ桜が見頃を迎え、これからの季節、4月上旬から中旬にかけては桜、4月下旬から5月中旬にはツツジ、5月中旬から6月中旬はシャクナゲと移り変わります。秋になればライトアップされた紅葉が楽しめ、10月から12月にかけては冬桜、まさに四季折々の草花が楽しめます。



また、宝登山の麓には秩父三大神社のひとつ・宝登山神社、山頂には奥宮があります。ちょっとしたパワースポットであり、長瀞駅からロープウェイの乗り場までは歩いても行けますが(徒歩約20分)、駅前から無料シャトルバスが運行しています。



自家用車でお越しの方は宝登山神社を目の前にして左に曲がると、広大な駐車場(1日500円)があります。割とわかりづらい所にある宝登山ロープウェイ乗り場ですが、駐車場から見上げると看板が見えると思います。


バンビ号とモンキー号と名付けられた2台が30分おきに運行中、往復/大人820円、小人410円、片道の所要時間は約5分。割高になるものの片道購入も可能ですが、歩くとなると1時間ほどはかかりそうです。山頂は雄大な秩父の山並みと街を見下ろすことができ、また荘厳な杉の木に囲まれた奥院の周辺は、空気感がまるで違います。まだの方は今年こそは是非一度、宝登山山頂に登ってみてください。(本部 星野 努)