ブログ

山梨◆北杜市ほか/甲斐適生活相談会【来てくれんけ甲斐路・所長ふるさと随想録】

この記事の投稿者: 代表取締役・中村健二

2022年9月25日

▲各ブースでの相談会の様子。

~3年ぶりに相談会が対面で行われました~

山梨への移住定住や二地域居住を官民共同でサポートする「甲斐適生活応援隊」による相談会が6月25日に東京有楽町の東京交通会館で行われました。

ここ2年間はオンラインのみでしたが、当日は感染予防対策をした上でのリアルな対面相談となりました(同時にオンラインの開催)。

以下その報告となります。

自治体からは甲府市や北杜市をはじめ韮崎市、甲州市、大月市、都留市、山梨暮らし支援センターなど。民間は不動産や建設会社でした。今回わたし的に驚いたことは自治体職員が一新されていたこと。これが意外にも新鮮な話題を提供できたようです。

「新しい住まいの見つけ方」というテーマで、限られた時間のため先輩移住者による体験談はやめました。その代わりに県の職員による移住に対する補助金(100万円の移住支援金)の話や設計事務所の二酸化炭素排出量の少し専門的な話が好評でジッと最後まで聞き入っておられる方々もいらっしゃいました。

▲各ブースでの相談会の様子。

ここで相談会にご参加された方々のことに触れてみます。対面とオンライン合わせて参加者は50名ほど。そのうち当日お越しになられた対面者は実に95パーセントが首都圏在住の方でした。そのほかは山梨、東北、関西の方。

年齢層では50代以上が5割弱でしたが30代40代の方も4割ほどいらっしゃいました。希望地域は過去圧倒的に北杜市(八ヶ岳南麓)でしたが、今回は半数ほど。中部横断道の開通により県南部の身延や南部も認知度が高まって来たほか、独自の取り組みによって学生と高齢者の町として成功している都留も人気が出ていたように感じました。

そして意外に知られていないのが甲府。子育て支援メニューも豊富な甲府(の賃貸)にとりあえず住んでその先を探すという選択もあるし、少し離れた郊外は緑も多く喧騒も少ない、そして駅にもスーパーにも出やすく図書館も多いなどのメリットを考えると、県都に住むのも良いのかも。

終了時間の午後5時まで各ブースが盛況だった今回の相談会でした。

▲わたしもお話させていただきました!

▲講演の様子

今回、実はわたしも話をさせていただく機会がありました。「アフターコロナでどう変わった?山梨移住事情」というテーマで、内容はおおむね次のとおり。

『山梨県とゆかりのある太宰治は、「富嶽百景」で書いている月見草のことがよく知られているが、もうひとつ粋な地形の話も残している。

゛甲府は「擂すりばち鉢の底」と評しているが、当たっていない。もっとハイカラである。シルクハットを倒(さかさま)にして、その帽子の底に、小さい小さい旗を立てた、それが甲府だと思えば、間違いない。(「新樹の言葉」より。1939年)″

帽子の底の甲府は標高250m、帽子の東側のつばである笹子トンネルは同800m、西のつばにあたる小淵沢インターでは900m。100m 上がると気温は0・65度下がり、盆地との気温差は5度前後開きがある。

兼好法師の言った夏を旨とする家の作り方をここでは冬を旨として考えたい。そして職場を変えることなく引越し感覚で家探しができるコロナ下では家族で移住を決断するには絶好のチャンスであろう。

ネット環境さえ整えば首都圏と比べて中古物件ははるかに安い。庭も広い。欲しいものは宅配で手に入る。伊豆や軽井沢の観光地へも渋滞なく行ける。図書館も空いている。

ご夫婦やおひとり様におかれては1アールの自家菜園を確保しよう。森の中に小さな小屋(タイニーハウス)を建て一人用サウナ、広めのベランダ、ペレットストーブとハンモックを用意して人とはあまり会わない暮らしを楽しむこともできる。』

最後に、今年第2回目の相談会は10月1日の土曜日午後1時15分から午後5時まで行います(感染状況により変更の可能性あり)。(八ヶ岳事務所 中村健二)

=================================
※お問い合わせは、
山梨県二拠点居住推進課(055-223-1850)
または
ふるさと情報館八ヶ岳事務所(0551-46-2116)まで
=================================
🌸山梨県の物件はこちらから

山梨◆八ヶ岳/爽秋のみぎり・10月のお知らせ【八ヶ岳南麓・高根の里だより】

この記事の投稿者: 八ヶ岳事務所スタッフ

2019年10月1日

例年9月下旬に初冠雪を観測する富士山に続き、この10月は南アルプスの甲斐駒ヶ岳でも初冠雪を迎えます。昨年は10月21日と平年より6日ほど早かったようです。また、この時期は日本の山岳地帯の名山でも冬の始まりを告げる初冠雪が多くの地点で観測されます。

「収穫の秋」、「実りの秋」の本番を迎え、野良で西日を背に精を出す人々が見られます。北杜市長坂町小荒間地区の30町歩あるといわれる畑では、蕎麦の刈り取りにコンバインもフル稼働。ここで収穫された蕎麦は「上の畑」に隣接してある「そば処・三分一」でこの秋とびっきりの新蕎麦を味わうことができます。

また、八ヶ岳南麓は寒暖差が大きいことや日照時間が長く晴天率の高いことなどから、今月下旬には山肌一面に広がる「錦の紅葉」が見られます。一般的に最低気温が8度を下回ると一気に紅葉が進むといわれ、毎年清里の赤い橋には多くの観光客が押し寄せてきます。私のオススメは、須玉町のみずがき湖から瑞牆山に向かう途中から左折し、信州峠に続く道中です。目線の先に岩肌が眼前に大きく広がる様は圧巻です。

帰りは野辺山経由でいっきに山を駆け下りてきます。かつて写真家の藤原新也が「朽葉色」と呼んだ紅葉ですが、八ヶ岳南麓では「艶葉色」とでも言い換えることができそうです。この時期の現地見学は着帽、上下厚めの服装の上驟雨対策で雨具のご用意もお忘れなく。

◆山梨で子育てを! 甲斐適生活相談会
残暑きびしき甲府盆地の県庁・防災新館の一室では、この秋からの相談会について真剣な討議が行われていました。官民挙げての移住定住応援隊である当会も発足して今年で10年目を迎え、いささかマンネリ化が続く状況・・・。それを打破するにはかなりテーマを絞った相談会に衣替えしていく必要があり、「県内自治体」と「民間企業」そして「都会に暮らす人々」が、この「山梨」で共に豊かな暮らしを目指していくため、東京の隣りの自然豊かな「山梨」で、今回は子育てしている人の話が聞ける移住相談会をします。

それが来る10月6日(日)東京・有楽町のふるさと回帰支援センターにて行う相談会です。

どういう相談会か?

「移住」や「定住」という言葉は極力使わない、「廃屋」のイメージが強い「都会の空き家」ではなく「田舎の家(ガーデンハウス)」の活用法。「ご意見拝聴の講演会」ではなく、「パネリストとひざを交えた小部会制」への移行。要は参加型の相談会を考えております。

皆様の積極的なご参加をお待ちしております。
お問い合わせ:山梨県総合政策部地域創生・人口対策課 (電話055-223-1850)
またはふるさと情報館八ヶ岳事務所 (0551-46-2116)

◆田舎物件と消費税
今月より消費税が10%にアップしました。それに伴い不動産の仲介手数料や所有権移転に伴う司法書士の報酬額等も2%分が加算されます。なお、売主が商人ではなく個人である中古物件の売買に関しては不動産価格に消費税は適用されません。

(八ヶ岳事務所 中村健二)

==================================================
★☆★遠方からの物件見学の際は、「田園暮らし体験館」がお得です!


<田舎暮らし体験館とは>

ふるさと会員の皆さまに田園暮らしを体験していただくために建てられました。「リタイヤ後の田園暮らし」にふさわしい快適な住まいを求めて設計した「ラーバンシリーズ甲斐/大屋根の家」。夫婦二人の生活は1階で簡潔、2階は週末に訪れる子供や孫たちの「夢のある空間」。都市の農山村を結ぶあたらしい二世帯住宅の提案です。約180坪の敷地には、野外テーブルや菜園。テレビやラジオのない中、お料理もご自分で。夜は町営温泉でゆったりと、また満天の星空を眺むるのもよし。ご自由に「田園暮らし」をお楽しみください。

◆空き家大募集中! 八ヶ岳岳事務所には「一般社団法人空き家相談士協会」認定の空き家相談士が常駐しています。相続手続きや農地や山林、築100年以上の母屋の有効活用など空き家に関する相談を承っております。(要予約、相談無料。担当は中村

ブログ村・田舎暮らしランキング

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 田舎暮らしへ

山梨◆八ヶ岳/驟雨のみぎり・7月のお知らせ【八ヶ岳事務所・高根の里だより】

この記事の投稿者: 代表取締役・中村健二

2019年7月1日

昨年は関東甲信越地方では6月29日頃の梅雨明けとなり、昭和26年(1956年)以降の統計では最も早い日付となりました。もっとも5日間程度の「移り変わり」の時期があるため、この日から即快晴になるというものではありませんが、その日を境に本格的な夏本番を迎えたという気持ちになるから不思議です。毎年梅雨明け後は猛暑が続き、積乱雲はその白さを増し、田んぼの稲は一段と成長していきます。

この時期に注意しなくてはならない八ヶ岳南麓の気象は標高による気温差と集中豪雨です。内陸性の山梨県内において甲府盆地と北杜市大泉町では標高差が650mほどあり、気温差が6度以上にもなる場合があります。移住者で家庭菜園をやっている方々もこの時期遅霜に留意されています。

出典:甲府地方気象台ホームページ (https://www.jma-net.go.jp/kofu/menu/kikou.html

図・山梨県内の気候の特徴/標高と年平均気温・年降水量の県内分布(mm) ※統計期間はどちらも1981~2010年」(甲府地方気象台ホームページより)

また、ため池の多い八ヶ岳周辺は年間1000㎜前後と降雨量は少なめですが、富士五湖周辺や富士川に注ぐ釜無川や笛吹川周辺ではその2倍以上の降雨があります。同じ県内に多雨地域と少雨地域が同居しているのが山梨県の特徴ですので、昨年のような台風や集中豪雨時には特に注意が必要となってきます。

私も利用してしますが、山梨県災害情報メール配信システムを登録しておけば、緊急時の情報がリアルタイムで入手できます。より詳細情報として国交省の川の防災情報にもリンクしています。この時期の物件見学は不意の雨にも対応できる雨具や気温の急な変化もありますので厚手の長袖もご用意ください。
(八ヶ岳事務所 中村 健二)

◆盛夏の現地見学会のお知らせ

今月7月27日(土曜日)はほぼ1日かけて八ヶ岳南麓の見学会を行います。北杜市はさらに細かくみると、「高根」、「大泉」、「長坂」、「小淵沢」の南麓エリア、「白州」、「武川」の南アルプスエリア、「須玉」、「明野」の茅ヶ岳エリアの3つに分けることができます。今回は広大なひまわり畑の先に雄大な南アルプスの甲斐駒ヶ岳を望む「明野」も視野に入れて見学会を行う予定です。

単なる新着物件の見学会ではなく当社の移住スタッフがこれまで体験してきたエピソードなども交えてお話しできたらとも考えています。そして、新たに移住者が開業したおすすめスポットもご紹介させていただきます。皆様のご参加をお待ちしております。

◆町田で甲斐適生活相談会が開かれます

7月6日(土)、JR町田駅に隣接した町田市文化交流センターにて山梨県内の自治体や民間企業が集結して、移住定住相談会を行います。 住まいや仕事のことなど移住に関する相談を個別にできます。北杜市や当社八ヶ岳事務所も出ていますのでお気軽にお立ち寄りください。(お問い合せ:八ヶ岳事務所 0551-46-2116)

==================================================
★☆★遠方からの物件見学の際は、「田園暮らし体験館」がお得です!


<田舎暮らし体験館とは>

ふるさと会員の皆さまに田園暮らしを体験していただくために建てられました。「リタイヤ後の田園暮らし」にふさわしい快適な住まいを求めて設計した「ラーバンシリーズ甲斐/大屋根の家」。夫婦二人の生活は1階で簡潔、2階は週末に訪れる子供や孫たちの「夢のある空間」。都市の農山村を結ぶあたらしい二世帯住宅の提案です。約180坪の敷地には、野外テーブルや菜園。テレビやラジオのない中、お料理もご自分で。夜は町営温泉でゆったりと、また満天の星空を眺むるのもよし。ご自由に「田園暮らし」をお楽しみください。

◆空き家大募集中! 八ヶ岳岳事務所には「一般社団法人空き家相談士協会」認定の空き家相談士が常駐しています。相続手続きや農地や山林、築100年以上の母屋の有効活用など空き家に関する相談を承っております。(要予約、相談無料。担当は中村

ブログ村・田舎暮らしランキング

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 田舎暮らしへ

山梨◆八ヶ岳/季冬のみぎり・12月のお知らせ【八ヶ岳事務所・高根の里だより】

この記事の投稿者: 代表取締役・中村健二

2018年12月2日

なにかと慌ただしくなる時期がこの12月。今年もはや一年最後の月であり、「平成」最後の年の終わりです。この時期は強い寒気が北西から日本列島に入り天気図では等圧線の間隔が狭くなる冬型の気圧配置が現れてきます(西高東低型)。

気になる初雪ですが、甲府の30年間の平年値は12月24日。八ヶ岳でも年内に里に降る雪はちらつくことはあっても根雪にはまずなりません。タイヤの交換時期は勤労感謝の日(11月23日)あたりから10日間ぐらいが多いようです。

また、今年は12月22日(土)が冬至で一年でもっとも昼間の時間が短くなる日。太陽が空の一番低いところを通ります。この日を境に日一日と昼間の時間が畳の目ほど伸びて来るものの寒さも増してきます。昔から冬至の日には体を温めるため「柚子湯」に浸かることが多いようです。

南巨摩郡富士川町(旧増穂町)は柚子の一大産地として知られています。平林地区の柚子畑から見る富士山は距離的な面からいってもわたしの好きな富士山ウォッチングスポットのひとつです。

冬至が過ぎればクリスマス。「きしゃさま あたしは、八つです。」で始まる『サンタクロースって いるんでしょうか?』はほんとうに心暖まる本ですが、この時期にまた読みたくなってしまいます。

◆オール山梨 空き家セミナー&無料相談会2018 ご来場の御礼

この9月からオール山梨 空き家セミナーと題して、甲府市、身延町、甲州市、富士吉田市の県内4ヶ所で空き家に関するさまざまな問題(相続や税務)やその有効活用を各専門分野から講師として提言などのセミナーが開かれました。

その中で、わたしも11月17日(土)に甲州市の市民文化会館にて、税理士の前田晋吾先生とともにお話をさせていただきました。当日の内容は今後開催される甲斐適生活相談会などでもご紹介させいていただければと思いますが、まずは当日、お忙しい中ご来場いただきました各界さまざまな方に御礼申し上げます。個人や行政だけでなく地域の方々にとってもとても身近なことですので、来年もまた開催されますことを念じております。

ちなみに当日わたしがお話しした内容は以下の通り。

【テーマ】実践的空き家バンク活用法~北杜市の取組を中心として~
【概要】移住定住において山梨県内のみならず全国的にも注目を集める北杜市では、空き家バンクをどうやって地域活性化に結びつけているか?創業以来28年間田舎暮らしひとすじに全国の空き家を取り扱っている当社代表が、移住者の視点で空き家バンクの活用法をお話ししました。

◆年末年始の営業について

年内は12月28日(金)12:00まで、年明けは2019年1月7日(月)9:30より営業開始です。どうぞよろしくお願いいたします。
(八ヶ岳事務所 中村 健二)

=======================================================

==================================================
★☆★遠方からの物件見学の際は、「田園暮らし体験館」がお得です!


<田舎暮らし体験館とは>

ふるさと会員の皆さまに田園暮らしを体験していただくために建てられました。「リタイヤ後の田園暮らし」にふさわしい快適な住まいを求めて設計した「ラーバンシリーズ甲斐/大屋根の家」。夫婦二人の生活は1階で簡潔、2階は週末に訪れる子供や孫たちの「夢のある空間」。都市の農山村を結ぶあたらしい二世帯住宅の提案です。約180坪の敷地には、野外テーブルや菜園。テレビやラジオのない中、お料理もご自分で。夜は町営温泉でゆったりと、また満天の星空を眺むるのもよし。ご自由に「田園暮らし」をお楽しみください。

◆空き家大募集中! 八ヶ岳岳事務所には「一般社団法人空き家相談士協会」認定の空き家相談士が常駐しています。相続手続きや農地や山林、築100年以上の母屋の有効活用など空き家に関する相談を承っております。(要予約、相談無料。担当は中村

ブログ村・田舎暮らしランキング

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 田舎暮らしへ

=================================================