小生も、はや還暦を過ぎた立派な“オジン” ではありますが、子供時代の思い出は、漫画が大好きで『少年サンデー』、『少年ジャンプ』等々を毎週待ちかねて読んでいたものです。
そして先日、物件案内の途中で目にしていた登米市中田町の県道沿いの看板を辿って「石ノ森章太郎ふるさと記念館」に寄ってみました。
入口で「サイボーグ009」の御出迎え。そのまま入って行くと和風庭園を通って建物ホールに入ります。すると、あの懐かしい仮面ライダーがポーズを決めて待っていました。館内では特別企画展の「釣りキチ三平 夏の学校 遊びが学び展」と題し、三平の大物を釣り上げる瞬間のスケッチがいっぱい展示されていました。
本館の中では、石ノ森章太郎、手塚治虫、赤塚不二夫先生等が暮らした漫画家の伝説的な「トキワ荘」時代の書斎があり、さらに進んで行くと章太郎先生が描いた何十もの作品群が並んでいます。
小生の好きな「佐武と市捕物控」「サイボーグ009」「仮面ライダー」「千の目先生」等々シリーズモノから短編モノまで、好きな物を腰かけて読めるスペースもありました。
また、隣のシアターでは、章太郎先生の漫画にかける情熱を、ここ中田町での少年期の経験が基になっているアニメーションが上映されていました。このような中に居ると一瞬にして少年・青年時代に戻れるのですから有り難いものです。チョットは自分も若返ったような一日でした。(みちのく岩手事務所 佐々木 泰文)