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岩手◆釜石市/釜石大観音【みちのく岩手・新遠野物語】

この記事の投稿者: みちのく岩手事務所/ 佐々木 泰文・佐々木 敬文 

2025年2月15日

▲釜石大観音

想定以上の寒さや積雪に見舞われた2025年のお正月でしたが、皆さんは初日の出や初詣にはお出かけになりましたか?

宮古市の浄土ヶ浜や大船渡市の碁石海岸など、太平洋に面した沿岸部に人気の日の出スポットがある岩手県ですが、その中でも毎年多くの人がご来光を拝みに訪れる場所があります。

釜石市の釜石大観音です。

有数の観光地にもなっている鎌倉や奈良の大仏、また青銅製仏像として世界一高い牛久大仏、調べれば日本のあちこちに建設されている巨大な仏像や観音像。

当みちのく岩手事務所が遠野市の東隣、鉄の街釜石市で太平洋を見渡すように鎮座する釜石大観音は、1970(昭和45)年に建立された鉄筋コンクリート製の立像で、48,5mもの高さを誇るそうです。

▲展望台はなんと“ 胎外” のお魚の上。

胎内にも入場可能で、すれ違い困難なほど狭い個所もある螺旋状の階段を上った先の〝展望台〞からは太平洋を一望する事が出来ます。

釜石道が開通した今でこそ近くなった釜石大観音ですが、私が中学生の時にはなんと中学校から釜石大観音まで歩く通称40キロ遠足があり、仙人峠を歩いて越えた思い出があります。

当時の有り余る元気を取り戻せるように、祈願しましょうか。(みちのく岩手事務所 佐々木敬文)

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釜石大観音(公式ホームページより引用)
・所在地 岩手県釜石市大平町3‐9‐1

・開館時間 9:00~16:30(最終入館) 17:00(閉門) ※季節により変動あり

・所要時間 50分/参道エスカレーターあり 長さ36メートル・階高18メートル(6階建分)

・無料駐車場 大型バス15台・乗用車150台

・有料駐車場 山腹中段にあり 1台300円(エスカレーター入口)
       マイクロ・大型バス乗入可(1台600円)

岩手◆釜石市/程よいコシ、極細・縮れ麺 ~ 釜石ラーメンを堪能【みちのく岩手・新遠野物語】 

この記事の投稿者: みちのく岩手事務所/ 佐々木 泰文・佐々木 敬文 

2024年3月12日

▲新華園本店の赤のれんは、大きな被害を受けた東日本大震災の津波でも流されなかった。

寒い時期に特に食べたくなるラーメン。

全国各地にに個性豊かなご当地ラーメンがあり、当みちのく岩手事務所がある遠野市にも〝五右衛門ラーメン〞という汗が出る程に辛〜いソウルフードがありますが、今回紹介するのはお隣・釜石市の「釜石ラーメン」になります。

釜石ラーメンの特徴は、まず何と言っても麺の細さ。ラーメン通の間でもここまで細い麺はなかなか珍しいのでは?と思う程。

なんでもお腹を空かせた漁師さんや製鉄所で働く人たちを待たせないために、早く茹で上がる極細麺が浸透したのだとか。

港町そして鉄の街として知られる釜石の生活に根付いた歴史があるようです。

▲釜石ラーメン&半チャーハンのセットは休日でもランチ価格の1050円。

提供する店先にはためく釜石ラーメンののぼり旗を目印に訪れたのは、発祥のお店と言われる「新華園本店(しんかえんほんてん)」。

釜石ラーメンのもう一つの特徴でもある琥珀色に透き通ったスープはあっさりとした味わいで細ちぢれ麺に見事にマッチし、非常に美味。本当にご馳走さまでした。

岩手の釜石にお越しの際は是非「釜石ラーメン」ののぼり旗が立つお店をチェック!!

一杯のラーメンからその地域柄を感じ取ることが出来るかもしれませんよ?(みちのく岩手事務所 佐々木敬文)

岩手◆遠野/早くも十年が過ぎます【みちのく岩手・新遠野物語】

この記事の投稿者: みちのく岩手事務所/ 佐々木 泰文・佐々木 敬文 

2021年2月22日

▲ラグビーワールドカップを記念したモニュメント。

2011年3月11日午後2時46分に、小生が当時勤務していたJAいわて花巻の遠野支店事務所を大きな揺れが襲いました。天井の蛍光灯は大きく揺れ数本落下し、事務机の引き出しは飛び出し、キャビネットの書類も扉が開き落下しだしました。

通常であれば冷静に揺れが収まるのを待つのですが、さすがに我慢しきれずにヨタヨタと建物の外に飛び出すと、電線が大きく波打ち、駐車している車はボンボンと弾んでいるのです。まもなく発生した大津波が沿岸地区を襲来し、JAの釜石支店、鵜(う)のすまい住居支店、大槌(おおつち)支店を襲いました。

3月のまだまだ寒くて雪も降り、電気も水道も途絶えた夜を不安と共に過ごしながら数日後には「おにぎり」と「お茶」をリュックに詰め、爆弾でも落ちたような煙の立ち上る被災地へ同僚の捜索に勇気を振り絞って何日も通ったのでした。

現在、嵩上げされた鵜住居支店の跡地は釜石市の慰霊公園になって犠牲者の名が刻まれた銘板が建てられ、JR鵜住居駅には、ラグビーワールドカップを記念したモニュメントが立ち人々の往来を見ていますが、決して犠牲になった同僚の面影を忘れられません。心の復興はまだまだですね。(みちのく岩手事務所 佐々木泰文)

▲犠牲者の名が刻まれた銘板。

▲訪れる人が絶えることはありません。

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岩手◆釜石市/鎮魂の祈り・ラグビーワールドカップに思いを寄せまして【みちのく岩手・新遠野物語】

この記事の投稿者: みちのく岩手事務所/ 佐々木 泰文・佐々木 敬文 

2019年8月28日

釜石市鵜住居町(うのすまいちょう)は8年前の東日本大震災で、大きな津波被害を受けました。小生の前職団体の鵜住居支店も高さ10mも越える大津波に襲われて、二階建の建物は完全に水没したのです。

大津波襲来の3日後に連絡の取れない支店職員の捜索に、握り飯と水筒をリュックに詰めて、流された鉄道線路跡伝いに、変わり果てた支店までたどり着いたときの恐怖感と絶望感は、今も鮮明に覚えています。それから、延べ一ケ月に渡って避難所や遺体安置所を巡って不明者の捜索をしたのですが、残念ながら四名職員が亡くなりました。

そんな、この世の果てを呈した「鵜住居地区」の浸水危険地域を嵩上げして、公園や商工業施設、そして釜石ならではのラグビーの世界基準の大会が出来る競技施設として「釜石鵜住居復興スタジアム」が完成しました。

「釜石」と言えば、新日鉄釜石の全日本選手権7連覇をした1980年台の全盛期を思い出しますが、その縁あって今年日本で開催される「ラグビーワールドカップ」のフィジーvsウルグアイ戦が9月25日(水)に、10月13日(日)にナミビアvsカナダ戦が開催されます。

同僚四名を含めてこの地域で被災された方々の鎮魂を祈りながら、ワールドカップを観戦したいと思ってます。
(みちのく岩手事務所 佐々木泰文)

「釜石鵜住居復興スタジアム」岩手県釜石市鵜住居町第18地割5-1

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