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長野◆上田市/海野町(うんのまち)商店街の運の石【本部スタッフ・地方出張余話】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2024年6月23日

▲照明があるので夜も明るい。

海野町商店街は、今から約440年前、戦国武将の真田幸村の父、昌幸が上田の地の千曲川支流の河畔、尼ヶ渕に城を築くに際し、先祖の地、海野郷(現東御市本海野)から住人を移住させて町並みを作らせたのが起源とされています。

江戸時代には北国街道上田宿の宿場として繁栄しました。

海野町商店街に高市神社という神社があります。初代上田城主、真田昌幸が創建された由緒ある神社です。

祭神は「大国主(おおくにぬし)神」、「事代主(ことしろぬし)神」。

大国主神は大黒天、事代主神は恵比寿神として七福神にも数えられています。

▲右から左へ、左から右へ、何回もなでました。

境内に、開運と悪運除けがご利益の「運の石」という石があります。

真田昌幸が上田城築城の折に白鳥神社から霊力宿る石を授かり、それがこの神社の御神体になりました。

御神体には直接触れる事が出来ないので、昌幸・幸村の雌伏の地、和歌山県の高野山のふもと、九度山より縁ある神石を移し、「運の石」としてお祀りしてあります。

運の石には、なで方があり、右から左へなでれば悪運を払い、左から右へなでれば良運が開け輝かしい未来が約束されると云われています。

上田市を訪れた際は、運の石をなでてみてはいかがでしょうか?(本部 角南辰彦)

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海野町商店街 高市神社(海野町商店街公式ホームページより引用)
上田城築城の際、一緒に作られた「楽市楽座」の神社

所在地:長野県上田市中央2丁目9

山梨◆八ヶ岳/初夏の候、6月の八ヶ岳事務所【八ヶ岳南麓・たかねの里だより】 

この記事の投稿者: 八ヶ岳事務所スタッフ

2024年6月8日

▲田んぼに植えられたばかりの稲が育つ。奥には僅かに残雪を残す南アルプス。(山梨県北杜市小淵沢町)

5月中旬から始まった田植え作業も6月初旬までくると、ほぼ全ての田んぼが完了しています。

冬の間は乾いて、カラカラの茶色い大地だった場所が、水をたたえ、小さな緑色の稲が育つ、命の水場へと変わります。

これから冬にかけて、カエルやトンボ、ザリガニ、野鳥など様々な生物が過ごす生活の場となるのですね。

日本人の心のふるさと、原風景ともいわれる田園風景とは、水と稲だけでなく、その周囲に交わる生き物がいるからこそ、魅力的なのかもしれません。

家の近くに田んぼがあると、雨が近づくと、カエルがオーケストラを奏ではじめ、カエルの鳴き声の後、雨が降り出したことに気づく。なんだか自然との中継ぎを生き物がしてくれているようで嬉しくなります。

▲森の中の林道。若葉の木々が緑のトンネルを作る

6月の気候は、最低気温は10℃を下回ることは無くなり、最高気温も25℃くらいと、朝は涼しくて日中は暖かい。体感として楽な時期といえるでしょう。

一方で梅雨の時期にかかり、日常では雨が気になるところですが、そのおかげで森の木々は生き生きとしているように感じます。

たまの晴れ間に森の小道に入ると、みずみずしい若葉の間から光が差し込み、緑のトンネルにいるかのようです。

▲木々に囲まれたウッドデッキで寛ぎのひと時を。

森に囲まれたお家の方であれば、若葉の輝き、風にゆれる様を見ながら屋外でお茶を楽しまれるのも良いでしょう。緑の森とウッドデッキの組み合わせは絵になりますね。

毎年、この時期になると足を運ぶのが、富士見町の入笠湿原です。

冬はスキー場として運営している富士見パノラマリゾート、このゴンドラに15分ほど乗ると、標高1800m程の高地に到着し、そこに山野草の高原が広がっています。

▲日本スズランの可憐な姿に癒される。(長野県富士見町)

この入笠湿原で6月に楽しめるのが、日本スズランです。その数、100万本。びっくりするような数ですよね。

市場で出回っているスズランはドイツスズランが一般的とのことで、日本スズランは一回りも二回りも小さい。

また2枚の葉よりも下に、隠れるように花を咲かせるため、上からは花が見づらい。その為、100万本という言葉からくるほど、ゴージャスな景色では無いのですが、その可憐さが逆に自然に感じ、私は惹かれるのでしょう。

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入笠湿原 富士見パノラマリゾート(富士見町観光サイトENJOY FUJIMIより引用)
・住所:〒399-0211 長野県諏訪郡富士見町富士見6666-703番地
・電話番号:0266-62-5666
・営業時間:8:00~16:30
・定休日:無休

長野◆上田市/小島に鎮座する社と赤い鳥居【本部スタッフ・地方出張余話】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2024年5月27日

▲県道沿いの、東鳥居。

茅野市から上田駅に帰る途中、県道65号線を走っていると赤い鳥居に目がいきました。

生島足島「いくしまあしじま」と読んでしまったのですが、「いくしまたるしま」と読む神社の鳥居です。

生島足島神社(いくしまたるしまじんじゃ)は、長野県上田市下之郷にあり、生きとし生けるもの万物に生命力を与える「生島大神」と、生きとし生けるもの万物に満足を与える「足島大神」の二神が祀られ、摂社には、諏訪大社が祀られる信濃屈指の古社です。

▲本社は、池に浮かぶ小島の上に鎮座する。右は神橋。

夏至の太陽が東鳥居の真ん中から上がり、冬至の太陽が西鳥居の真ん中に沈むと言われ、夏至や冬至に撮影に訪れる方もいます。

摂社の諏訪社脇に立つ御神木の夫婦けやきは、樹齢800年の2本の古木で、夫のケヤキの洞の中に夫婦のシンボルがあり、夫婦円満、安産祈願、良縁子宝、家内安全など数多くのご利益があるとされています。

また日本の真ん中に位置することでパワースポットとしても人気です。

駐車場もあり、トイレも整備されています。上田市にお越しの際に訪れてみてはいかがでしょうか。(本部 角南辰彦)

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延喜式内名神大社 生島足島神社(公式ホームページより引用)
生きとし生けるもの万物に生命力を与える「生島大神」と、生きとし生けるもの万物に満足を与える「足島大神」の二神が祀られ、摂社(下社・下宮)には諏訪大神が祀られる信濃屈指の古社です。

・所在地 長野県上田市下之郷中池西701

・無料駐車場あり(約80台分)

長野◆蓼科/懐かしい資料が出てきました【信州蓼科・タイムカプセル】

この記事の投稿者: 信州蓼科エリア案内人/ 星野 登美夫

2023年10月6日

▲コロナを機に中止が続いている「現地見学会」。大変だったが楽しかった。(写真はイメージです)

先日、地域店(信州蓼科店)の頃の書類の整理を始めたら、本部で開催していた地域店会議の資料や現地見学会の案内資料が出てきました。

現地見学会はコロナ感染が始まる前の令和元年7月頃まで隔月で開催していたと思います。

前日に10物件ほどを効率よく回るために、見学の順番や物件概要等をまとめた資料を作成し、翌日どんな方が来るかと楽しみにして集合場所へ出かけたものでした。

参加者の確認と当方の自己紹介、資料を基に各物件の概略及び終了時間等の説明を行い、車2台~4台引連れて出発、道中は気を遣いながらでした。

見学の合間に地域の特性なども説明し、また参加者からよく聞かれたのが災害関係の状況でした。

この八ヶ岳西麓エリアは殆ど災害が無いことを話し、台風がたまにこのエリアを通過する場合は、アルプスを超えるので勢力は半減し心配は無いし、地震も幸いこのエリアを震源地としたものは一度も無く大丈夫ですと、暮らすならこの西麓エリアが一番と強調していましたが、これは私のいつもの決り文句でした。

やはり見学会は大変だったけど、今から思えば楽しいイベントでした。(信州蓼科エリア案内スタッフ 星野 登美夫)

長野◆青木村/竹粉砕機オペレーター登場!【東信州あおき・小県からの手紙】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・上田青木店 / 山本 幸哲

2023年8月2日

▲竹林の道は美しいが、繫茂してしまうとやや大変なことに!

青木村の農業委員会では、地域農業の支援と発展のために、竹粉砕機を購入しました。高性能で馬力が強く、自走できる本格的な粉砕機です。

この粉砕機の取扱い説明会が先日行われ、私も参加しました。

講習会終了証をいただき、傷害保険に加入すれば竹粉砕機のオペレーターとして登録でき、機械の利用が可能になります。

青木村の山間地では、破竹が繁茂している土地が多く、畑として使われていた土地がいつの間にか竹林になっていたり、お隣の土地にまで竹が出始めて、対応に困っている方が大勢おいでになります。

▲困った竹たちを有効な資源へ!(イラストはイメージです)

この困り者の竹も、竹パウダーや竹チップに変えて利用すれば、土壌改良材や消臭、殺菌作用等すばらしい効能があり、今注目されているところです。

この竹パウダーや竹チップを利用して、おいしい農産物の生産に取り組んで行きたいと思います。(上田青木店 山本 幸哲)

長野◆茅野市/ピラタスの丘、お花畑再生プロジェクト【本部スタッフ・ふるさと見聞録】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2023年7月30日

▲ペンション村の憩いの場「お花畑」。

長野県茅野市の蓼科高原にある日本一の標高を誇るペンション村「ピラタスの丘」のペンション経営者らでつくる組合が、憩いの場「お花畑」を復活させ、地元住民、市民、観光客、移住者の交流の機会を創出しようと動き出した。

市街地に住む市民らと一緒に活動を重ねながら同地域のファンを増やし、移住希望者、観光客らと交流の輪を広げ、人を呼び込む好循環を生み出したい考えだ。

▲お花畑から茅野市街地を望む。

お花畑は、ピラタスの丘の象徴であり、眼下には茅野市街地の全景、遠くには日本三大アルプスの壮大な景色が広がります。その景観は今も健在だが、お花畑は荒廃してしまった。

20年程前は、お花畑にはニッコウキスゲやヤナギランが咲き誇り、訪れる人々や宿泊客を楽しませていましたが、鹿の食害が進み、対策を打とうにも住人の高齢化により体力的に作業が厳しく、維持が困難になっていった。

現在、組合員は17名で、平均年齢は72・3歳。若手もいるものの、80代のペンション経営者もいます。

さらに、ペンションは、廃業し個人の別荘として利用している人など、組合員でない住民とのつながりも以前よりは疎遠になりつつある状況。

▲水沼組合長は、自身のペンションの体験ツアーにて宿泊客と登山もする。

同組合の水沼昇組合長は「このままでは5年後にはピラタスの丘の魅力を維持することが難しくなるかもしれない」との危機感を抱き、再生に向けた行動を始めました。

市の支援事業を活用し、草刈りや支障木の伐採などの作業をイベント化して県内外からの参加者を呼び込む工夫を盛り込む。

▲住民との清掃活動後、お花畑での昼食の様子。

例えば、作業参加者にはピラタスの丘の施設やロープウェイで利用できる割引クーポン券を配布し、作業終了後には懇親会を開いたりし、お花見会やサマーキャンプ、山菜・きのこ狩りなど、季節に合わせたイベントも計画中との事。

また、伐採した木を利用してベンチや山々の案内板、花の植栽などの整備を行い、省資源化へ貢献することで、SDGsの取り組みも行う。

水沼昇組合長は「ピラタスの丘の再生には街と山のコラボレーションが欠かせない。すぐには結果が出ないかもしれないが、多くの人がピラタスの丘に対して愛着心を持ち、深めてもらうように活動していく。

持続可能な観光地域をつくっていきたい」と夢を語った。今度の活動を本誌にて掲載をする乞うご期待。(本部 角南辰彦)

長野県◆中川村/田舎暮らし物件の見学会【現地内覧会のお知らせ】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2023年3月24日

【受付終了・開催終了しました】

月刊誌「ふるさとネットワーク2023年3月号」のp62.63に掲載中の中川村1650万円物件は、3月25日(土)が天候不順につき4月1日(土)に順延し、追加募集中します。(オンライン見学を希望の方は別途相談可)

 

日本で最も美しい村の高台に建つ、中央アルプスを見渡す木造住宅: 別荘 不動産 売り物件 ふるさと情報館:全国 田舎暮らし物件データ (furusato-net.co.jp)

 

弊社スタッフが直接物件をご案内いたしますので、

その場で質疑応答が出来る貴重な機会となっております。

完全予約制で残り2組様(3月24日時点)となっておりますので、

ご見学をご希望の方は3月30日までにご連絡をお願いいたします!

【受付終了・開催終了しました】

 

集合場所は物件現地もしくは最寄りの駅等、

ご希望の場所までお迎えに上がりますので、

遠方からお越しのお客様もお気軽にご相談ください。

 

最寄り駅はJR飯田線伊那大島駅、

最寄り高速インターは中央自動車道松川ICとなります。

 

ご連絡はふるさと情報館四谷本部の担当髙橋または星野まで。

Tel:03-3351-5601 Fax:03-3351-5606

Mail:info@furusato-net.co.jp

営業時間:月曜~金曜日の9:30~17:30、土曜日の9:30~15:30

定休日:日曜祝日

 

長野◆蓼科/原村人気と不動産価格【信州蓼科・タイムカプセル】

この記事の投稿者: 信州蓼科エリア案内人/ 星野 登美夫

2023年1月31日

▲地方の不動産はどこも毎年値下がりしていると思いきや…

昨年、首都圏の不動産価格が値上がりしたとの報道がありました。

しかし長野県では全体的に値下がり傾向。でもそんな中県下では土地の上昇は白馬村や軽井沢町など14市町村で、私の担当している諏訪エリアでは、原村のみが値上がり、同じく人口増加となりました。

原村が移住を受け入れに舵を切ったのは、昭和40年代の人口減少が理由でした。そのため村では当時はまだ珍しいペンションを都会の人の移住先として考え、日本では最大のペンションビレッジを初めて開設。脱サラ後の事業として当時は大変な人気だったそうです。

その後村を挙げて移住希望者への情報提供等に力を入れた結果、毎年確実に移住者が増えていました。

夏の涼しい気候、眺望の良さ、村では高齢者の66才以上医療費無料、全区に準区民制度を整え、移住者に住みやすい環境を作り、また村は移住・定住施策の一つで長年続けている現地見学会を20年、21年度は中止していましたが、過去の参加者で20年度7組13人、21年度は4組10人、移住されました。

定住者の中には村議会議員なったり、しゃれたお店のオーナーだったりで活躍してる方も多く、ゆとりのあるゆっくりとした暮らしを楽しんでいます。

これからもますます原村の人気は上がっていくと思います。(信州蓼科エリア案内スタッフ 星野 登美夫)

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