ブログ

宮城◆白石蔵王/3株で充分~身の丈にあった菜園面積に【遠刈田温泉・ペンション奮闘記】

この記事の投稿者: 白石蔵王駐在/渡辺 和夫

2018年11月25日


都会と違って土地に不足のない田舎では、昨今欲しければ菜園はいくらでも広くできる状況にあります。私共で耕作する「そらまめ農園」も20年の間に500坪に広がりました。

カラマツの林間にあるペンションの敷地は300坪あっても大半は耕作に適しませんので、この500坪は2キロ下った平坦地の耕作放棄地を借りているものです。戦後に開拓に入った篤農家が60年近く丹精込めた農地は地味豊かで、石コロひとつなく、寒冷気味の弱点を忍べば申し分ない菜園です。

元気にまかせ、広げ続けて楽しんできた菜園ですが、高齢の体力の衰えで今年あたりから、その半分以上はいささかお荷物となりはじめ、雑草に圧倒されるようになりました。よい農地ほど肥沃が災いして恐ろしいほどの雑草のジャングルにすぐ変わってしまいます。 いつかペンションにお泊まりの農家のお客様からアドバイスされた「シロウトの畑は10坪が限界、500坪など論外」という指摘をつくづく実感しています。

来年は高く伸びた雑草をそのまま防風林がわりに残し、風下の、日照もよい場所を選んで囲み、20坪ほどの菜園に縮小します。インゲン、ズッキーニ、キュウリ、シシトウ、南瓜、トマトなどペンションで使う多くの野菜は、3株も植え、手厚く育てれば調理に過不足の心配はないと経験上心得ていますから、私の後期高齢の余生の畑仕事は、そこに収束していくに間違いはありません。(白石蔵王駐在 渡辺 和夫)

 

=============================================

☆渡辺さんが経営する宮城蔵王・遠刈田温泉郷ペンションそらまめのホームページ
http://www.soramame-p.com/
「ペンションそらまめ」で検索できます。

ペンションそらまめ

☆ふるさと情報館でFacebook ページ始めました!/田舎でお店を開業された方は本誌及びFacebook ページでご紹介させて頂きます!

宮城◆白石蔵王/ほどよい東北・人生100年時代に【遠刈田温泉・ペンション奮闘記】

この記事の投稿者: 白石蔵王駐在/渡辺 和夫

2018年9月18日

8月中旬。東の空が明るくなる、畑に急ぐため、いつものように目が覚めます。しばらく聞かなかったヒューイという寂しげな鵺(ヌエ)、トラツグミの鳴き声に気づいて窓をあけると、蔵王の涼気がどっと流れ込んできます。

外気温は19度、今年の酷暑騒ぎには充分な気温ですが、高原の夏の朝であればもう少し冷気が欲しいところです。20年前の清里の夏の家は標高が1100メートルでしたから、500メートルのここではこんなものか、と身支度していると、ウグイスが鳴き、一番手のリードでヒグラシたちの大合唱が始まります。

沢の渓流のささやきに、カラスの甲高い声、ミズナラの梢にはシジュウカラ、ホトトギスをはじめ、多くの野鳥の囀りなど、季節が混然とした音のシャワーに包まれて朝が来ます。

陽が森から顔をだす7時には暑さを避けて農作業を終え、ペンションに戻ります。友人知人やお客様から

「ここでのあなたの暮らし方が理想的な老後の送り方だよ」

と、もう何年も前からよく囃されてきましたが、連日流された前例のない猛暑のニュースの量に、蔵王のペンションへの移住を選べた20年前の幸運を、しみじみと妻と確かめ合うこのごろです。

温暖化の気候変動が北にすすみ、宮城県あたりが日本の標準的な気候になっていくような気がします。人生100年時代。長い長い高齢期は快適な生活環境を維持しやすい地方暮らしを東北南部にみつけて欲しいですね。

(白石蔵王駐在 渡辺 和夫)

=============================================

☆渡辺さんが経営する宮城蔵王・遠刈田温泉郷ペンションそらまめのホームページ
http://www.soramame-p.com/
「ペンションそらまめ」で検索できます。

ペンションそらまめ

☆ふるさと情報館でFacebook ページ始めました!/田舎でお店を開業された方は本誌及びFacebook ページでご紹介させて頂きます!

山形◆米沢/スノーモービルに乗ってみた【地域担当・出張余話】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2018年4月6日

正確には初めてスノーモービルに乗せてもらいました。場所は米沢スキー場。同スキー場で売り出しているペンション物件のオーナーさんの所有です。購入価格は新車で150万円。それまで使っていたものは毎年修理費が嵩むため買い替えたそうです。

駐車場から物件まで車で入れないため、冬の唯一の交通手段がスノーモービルです。宿泊客の送迎はスノーモービルに8人乗りのそりをつけて行います。最初は転倒しないかと心配し、途中から寒さが身に凍みてきて、爽快さを楽しむ気分には残念ながら至りませんでした。

現地の雪に閉ざされた生活は、不便さもありそうですが、オーナーさんが語る生活の工夫は楽しげでもあります。除雪は建物前の限られた範囲だけですが、各戸ごとに様々な対策がしてあるようです。郵便物は駐車場まで取りに行くとか。今年は特に多く積もったそうで、配管の凍結もあったようです。

オーナーさんは年額5万円ほどの保険で雪害の建物補修費用を賄っています。物件に興味のある方はお問い合わせください。(本部 山中 準一)


物件NO.12244Y 米沢市ペンション400万円

宮城◆白石蔵王/歌える宿~ペンションビレッジ再構築を考える~【白石蔵王・ペンション奮闘記】

この記事の投稿者: 白石蔵王駐在/渡辺 和夫

2017年6月15日

umiyoorenoumi

夜のBS番組に「フォレスタ」というグループが毎週出演する「抒情歌」を主にした歌番組があります。接客に疲れた、就寝前の60分をもう何年も前から夫婦で楽しんでいます。走馬灯のように過ぎ去っていった人生を振り返る昭和のなつかしい歌を、端正にきちんと披露してくれるのがお気に入りです。

mike3

時折放映される、公開録画された会場風景をみると、入場者(視聴者)の大半は若いころ「歌声喫茶」にはまっていただろうと思える、私どもと同世代が常連のように見えます。歌詞さえあれば300曲ぐらいはいつでも歌えるという中高年がまわりの知人にも珍しくありません。時代の変化で、利用客が減っている全国のペンションビレッジの再構築は、時間も経済力も余裕のある、こういう歌好きを呼び寄せることで道がひらける、と私ども夫婦はこのごろよく話し合います。

mike3

残り少ない自分の余生を思うと、この着想もいまさらですから、もう少し若い世代にぜひ実現をすすめたいと思います。ギターやピアノがちょっとだけ弾け、お客さんと歌い、手拍子を打てる方が新しいオーナーになり、その個性で話題をよべば、店の再生、ヒットは間違いないと思います。 おいしい食事と温泉を堪能したあと、自室のベットへもぐる時間まで、心おきなく仲間と歌に没入できる場として、ペンションの一夜は最高のシチュエーションだと思います。  (白石蔵王駐在 渡辺 和夫)

karaoke

=============================================
「フォレスタ」公式ページ
http://foresta.music.coocan.jp/main/foresta.html
※BS日テレ「BS日本・こころの歌」に出演中

=============================================

☆渡辺さんが経営する宮城蔵王・遠刈田温泉郷ペンションそらまめのホームページ
http://www.soramame-p.com/
「ペンションそらまめ」で検索できます。

ペンションそらまめ

宮城◆白石蔵王/ペンションの再利用あれこれ~施設利用と移住の新たなかたち【白石蔵王・ペンション奮闘記】

この記事の投稿者: 白石蔵王駐在/渡辺 和夫

2017年2月9日

heart1
「知的障害児を5名ほど預かり、近くの施設へ送迎、朝夕の食事と宿泊場所を提供する「グループ・ホーム」に鞍替えする気はないか?」との相談を受けました。すでにグループ・ホームに転業されている60代の元ペンション・オーナーからの話です。

 

奥様を亡くされてから単身のまま障害児の面倒をみる生活に変え、約10年、そういったスタイルで日々を送ってこられたものの「実はこの歳で、まだやりたいことがあるので、そろそろこの仕事をバトンタッチできたら」との相談でした。

 

3名から7名程度を引き受け、1部屋に1人だけ提供できるペンションは、建物として大人数でも対応できる浴室も調理設備もすでに整っているので、グループ・ホームへの転用が好都合な器なのだといいます。

 

知的障害「児」といっても、ほとんどは成人で、少ないながら所得を得られる作業能力、順応力もあり、洗濯や身のまわりの世話などは考えなくても良いとのこと。毎週末は親元に戻るため、オーナーとしての休日もとれ、グループ・ホーム運営の報酬も斡旋する公的機関からしっかりと定額保障されているので、誘客、接客、内装、献立などに気を抜くヒマのないペンション経営よりずっと楽だといいます。

 

「私どもではまだちょっと」とご返事しましたが、いただけるという報酬が高額なのに驚きました。いまは手ごろな価格で買える中古ペンションの再活用、こういう形の地方移住策もあると知りました。    (白石蔵王駐在 渡辺 和夫)

=============================================

☆渡辺さんが経営されるペンションそらまめのホームページ
http://www.soramame-p.com/
「ペンションそらまめ」で検索できます。

ペンションそらまめ

東京◆有楽町/『富士の国やまなし移住相談会』を終えて【地域担当・日々の業務より】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2017年1月17日

去る平成29年1月14日の移住相談会(東京・有楽町:交通会館12F)を終えて、内容の一コマをご紹介させて頂きます。

当日は、多くのご来場いただき、大盛況となりました。

セミナーの一コマでは当社のご紹介でペンション経営を始めた、ご成約者の方に登壇頂き、移住についてや家族の変化、ペンション経営の苦労や楽しみについて等お話頂き、最後に参加者との質疑応答へ。普段では中々聞けない仕入の話しや、初期投資の回収計画などお話し頂き、とても内容の濃いセミナーとなりました。

有楽町・山梨セミナー
当社のブースでは個別相談となり、具体的な物件や地域の話、実際に行われている現地見学会の内容などについて、ご説明させて頂きました。(私、長内と八ヶ岳事務所より中村・安江が参加)

次回は2月5(日)八王子東急スクエアにて開催致します。詳細が決まり次第、情報を更新致します。

皆様のご来場を、心よりお待ちしております。 (本部・山梨県担当 長内 望)

宮城◆白石蔵王/誘客を椎茸栽培で(月刊ふるさとネットワーク5月号より)

この記事の投稿者: 白石蔵王駐在/渡辺 和夫

2016年6月6日

「月刊ふるさとネットワーク」2016年5月号の「ふるさと発」に掲載されたペンションそらまめの渡辺さんによる「誘客を椎茸栽培で」を公開します。ふるさと情報館が毎月発行している「月刊ふるさとネットワーク」には、他にも田舎暮らしの記事や物件情報が満載!無料見本誌もありますのでぜひお問い合わせください。

誘客を椎茸栽培で

1605蔵王ふる発
「誘客や、おもてなしの新しいアイデアを上司から求められているんだよ」と、リゾートホテルで働く知人から相談を受けました。むろん、予算があれば「最上階に展望大浴場を作ったら」などという提案もアリでしょうが、お金をかけずに、が条件となれば、従業員が頭を抱えているのが目に見えるようです。

私が伝えたアイデアは、ホテルの雑木林に自生する広葉樹を活かし、椎茸の原木栽培の体験をお客様に無料で提供する企画です。コナラなどの間伐材と椎茸菌をホテルが負担し、90センチに玉切りしたホダ木に植菌する作業を楽しんでもらい、ネームプレートをつけて預かります。椎茸が発生してくる2年目以降に収穫目あての再泊を期待、つまりリピーターになっていただくという寸法です。手間ヒマもあまりかからず、直接原価も一人150円程度の誘客プランですが、支配人はどう評価するでしょうか。

実は、当ペンションでは、すでに実施中の企画です。ご自宅に緑陰があるお客様には、植菌体験された原木を車に載せてお持ち帰りいただき、はるかな蔵王に思いをとばしながら、ご家族で椎茸栽培にいそしんでもらっています。コナラやクヌギなどの雑木は、切り出してもすぐ成長してくれる再生可能な資源、自分で育てた椎茸の採りたての味は絶品と、よいことづくめです。(白石蔵王駐在 渡辺 和夫)

=============================================

☆渡辺さんが経営されるペンションそらまめのホームページ
http://www.soramame-p.com/
「ペンションそらまめ」で検索できます。

ペンションそらまめ

長野◆白馬村/白馬村にオープンのアメリカンスタイルロッジ【田舎で起業!ラーバニスト応援】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2015年11月14日

2016年から本格的に適用される国民の祝日「山の日(8月11日)」を見据え、長野県の白馬村界隈に山に関するお店の出店ラッシュがあるようです。そんな白馬村に昨年移住され、今年の1月から宿泊ロッジをスタートさせたクルッケンバーグ夫妻を訪ねました。

と、いつもであれば弊誌『月刊ふるさとネットワーク』のラーバニスト訪問の記事が始まりそうですが、今回は物件調査のおり、少し足を伸ばして寄らせて頂いた次第。当然アポなしだったのでお二人はいらっしゃらず、帰ろうと思ったところでちょうどご帰宅される偶然。

クルッケンバーグ夫妻

ご主人のエリックさんはアメリカ・ロサンゼルス生まれで奥様のフミエさんは熊本生まれ。物件見学の際は当時お住まいの福岡から運転を交互に代わりながら白馬までいらっしゃったパワフルなお二人。

ご主人はとても明るく気さくな方で、流暢な日本語で館内をすべて説明しながらご案内くださいました。奥様はフラワーギフトショップにお勤めの経験を活かし、エレガントかつ癒しの空間をデザイン。

内部写真

夕方ですぐ暗くなってしまったので、外の写真を撮影し損ねてしまいましたが、室内はご覧の通りガラリとすばらしい空間に様変わり。吹き抜けのリビングの高い壁など、二人で塗って共同作業されたそうです。

内部写真2

オーナーが変われば、建物も変わり、雰囲気も変わります。言葉にすると当たり前のことかもしれませんが、何かその建物が持っているポテンシャルが新しく引き出されたように感じ、またそれを目の当たりにできたことは、不動産仲介業者として嬉しい限りです。(担当 星野)

============================
BACK COUNTRY LODGE HAKUBAバックカントリー白馬
http://backcountry-hakuba.com/

百聞は一見にしかず!是非一度ご覧になってみてください。
bakchp