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山梨◆八ヶ岳/白露のみぎり、9月の八ヶ岳事務所より【八ヶ岳南麓・高根の里だより】

この記事の投稿者: 代表取締役・中村健二

2018年9月1日

記録的な猛暑となった今年の夏でしたが、なんと標高760メートルの場所にある八ヶ岳事務所も例外ではなく、日中エアコンのフル稼働状態が続きました。

また暑さだけではなく7月下旬に日本列島を東から西へ横断した台風12号は「過去の経験が通用しない可能性がある」と気象庁が表現したように、いつどこで何が起こるかわからない状況が続いています。なにごとも普段の心がけや備えが大事だとあらためて思った次第です。

さて、台風といえば1959年(昭和34年)8月の台風7号、9月の台風15号は山梨県内においても甚大な被害をもたらしました。 特に15号は「伊勢湾台風」と広く知られることとなり、東海地方に生まれた私も母親からその時の恐怖の様子を聞かされてきました。

※出典 日本治山治水協会(1960)「昭和34年山梨県治山災害調査報告書」〔昭和34年台風7号〕

この秋も数十年に一度の大雨に関する特別警報が出ないとも限りません。県内では土砂災害の警戒区域(イエローゾーン)は7091ヶ所、特別警戒区域(レッドゾーン)は6027ヶ所にのぼります。この秋は物件見学と同時に、事前にハザードマップ(※市町村や県などで配布)など、どのようなところがレッドゾーンに指定されているのかをご自身の目で見ることも私は皆様にお勧めします。

9月は長雨のあと中秋の名月、富士山の初冠雪、紅葉の始まりなどもあり、大きく季節が変わる時期でもあります。急な天候変化もありますので、お出かけには万全のご用意をお願いいたします。

◆オール山梨移住相談会

昨年もこの時期に東京有楽町の交通会館で行われましたオールやまなし相談会は大変な盛況でした。今年も県内の自治体をはじめ、就職相談や新規就農相談のブースが設けられます。北杜市からも職員が出ていますので興味のある方や空き家バンクについての相談などお気軽にお尋ねください。

当社も官民協働の「甲斐適生活応援隊」メンバーの一員として本部の長内(おさない)、八ヶ岳事務所の安江(やすえ)がブースにて皆様のお越しをお待ちしています。尚、この日は「山梨県中北地域連携会議」で7月に行った移住者訪問バスツアーの模様も冊子としてご紹介させていただく予定です。いずれもそうそうたる本気移住のガチメンバーです。乞うご期待を。

※昨年の様子

日 時:平成30年9月8日(土)11:00〜17:00
場 所:東京有楽町・交通会館12階 カトレアサロン(東京都千代田区有楽町2丁目10−1)
※入退出自由・飛び入り参加歓迎!入場料も無料です。
問合せ:山梨県総合政策部地域創生・人口対策課
電 話 055 -223 -1850 FAX 055 -223 -1776
電子メールアドレス c-jinko@pref.yamanashi.lg.jp

または
ふるさと情報館八ヶ岳事務所電話 0551-46-2116(中村)

◆よろず相談室in東京

今月もやります!八ヶ岳事務所に勤務している所長の中村が行う、東京本部(新宿区・四谷)での空き家等のよろず相談室
9月10日(月)、18日(火)の17:30から19:00まで。要予約 (ふるさと情報館・本部 TEL03-3351-5601)

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★☆★遠方からの物件見学の際は、「田園暮らし体験館」がお得です!


<田舎暮らし体験館とは>

ふるさと会員の皆さまに田園暮らしを体験していただくために建てられました。「リタイヤ後の田園暮らし」にふさわしい快適な住まいを求めて設計した「ラーバンシリーズ甲斐/大屋根の家」。夫婦二人の生活は1階で簡潔、2階は週末に訪れる子供や孫たちの「夢のある空間」。都市の農山村を結ぶあたらしい二世帯住宅の提案です。約180坪の敷地には、野外テーブルや菜園。テレビやラジオのない中、お料理もご自分で。夜は町営温泉でゆったりと、また満天の星空を眺むるのもよし。ご自由に「田園暮らし」をお楽しみください。

山梨◆八ヶ岳/9月の八ヶ岳事務所からのお知らせ【八ヶ岳南麓・高根の里だより】

この記事の投稿者: 代表取締役・中村健二

2017年9月1日

昭和34年9月26日18時過ぎ、台風15号は930mb(当時、現在は929hPa)の勢力を持って和歌山県潮岬の西15㎞ 付近に上陸。最盛期の等圧線は直径2500㎞に及び当日9時の最大風速が60m/s という猛烈な風に加え、高潮と秋雨前線が重なり各地で甚大な被害をもたらしました。

この「伊勢湾台風」は自然の脅威として、愛知県と接する私の実家(静岡県・三ヶ日町)辺りでは今も語り継がれています。当時1歳にも満たなかった私にとって、記憶はまったくないのですが、裏山が崩れそうだと近所の家族が我が家に避難してきたという話を、私は毎年親から聞かされてきました。9月は台風シーズンとともに秋雨前線が停滞します。気象災害が続く昨今ですので、この秋も気を引き締めていきたいと思っています。

一方、八ヶ岳事務所のある北杜市では、この時期になると空気は澄んできて甲府盆地のその先にそびえる富士山もくっきりとその姿を見せ始めます。毎年甲府地方気象台の発表する初冠雪は、平年で9月30日と言われています。さて今年はどうでしょうか。事務所の周りでも黄金色に色づく田んぼがその収穫の時期を迎えます。物件見学の折には紫外線対策に加え朝夕冷え込む時期になりますので着帽の上、長袖長ズボンは必需品です。

◆今月号の物件こぼれ話 (物件NO.15199B 大泉町住宅)


椎名誠の国分寺書店ではないのですが、北杜市大泉町の森の中に佇むその山荘は東京・国分寺市内の古書店主が売主です。図書館の書架のような電動式書庫を初めて見たときは鳥肌に近いものを感じました。明治期の文豪や某マンガ家の絶版本が所狭しと並べられていたからです。


今は残念ながらすべての本は撤去されていますが、1万冊前後は入ると売主の弁。当然のことながら床と根太は補強してあり、設置費用はン百万円かかったそうです。誰にも邪魔されないこの山荘のパティオで過ごす読書のひとときを本人もこよなく愛してこられたようです。読書家や蔵書の多い方にはぜひともご覧いただきたい!


◆「新しいコミュニティのあり方と地域活性化施策」


北杜市と早稲田大学公共経営大学院は平成20年度より、「地域活性化システム論」を官学連携で取り組んできています。本年度の片木淳教授のゼミテーマは右記に掲げたとおりで、5月下旬より大学院生10数人が北杜市内でフィールドワークを行なってきました。市長や市職員、移住相談員等との対話を通じた市の課題や移住定住の可能性の追求など幅広く意見交換をしてきましたが、その中で私・中村も「北杜市に住まわれる人々〜具体的事例と地域との関わり方〜」というテーマで1時間半ほど話をさせていただきました。そうしたことを踏まえ7月下旬には早稲田大学3号館でゼミ生が2班に分かれて「中間発表」を行ない、私も参加させていただきました。新しい地域コミュニティの場やSNSを活用した施策提案は今後の移住定住にも結びつく院生の労作でした。「本発表」は10月に行われる予定です。(八ヶ岳事務所 中村 健二)

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★☆★遠方からの物件見学の際は、「田園暮らし体験館」がお得です!


<田舎暮らし体験館とは>

ふるさと会員の皆さまに田園暮らしを体験していただくために建てられました。「リタイヤ後の田園暮らし」にふさわしい快適な住まいを求めて設計した「ラーバンシリーズ甲斐/大屋根の家」。夫婦二人の生活は1階で簡潔、2階は週末に訪れる子供や孫たちの「夢のある空間」。都市の農山村を結ぶあたらしい二世帯住宅の提案です。約180坪の敷地には、野外テーブルや菜園。テレビやラジオのない中、お料理もご自分で。夜は町営温泉でゆったりと、また満天の星空を眺むるのもよし。ご自由に「田園暮らし」をお楽しみください。