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群馬◆南牧村/おいでなんし、なんもく村【本部スタッフ・ふるさと見聞録】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2021年7月25日

▲どこか時間がストップしたような町並みが残る山あいの集落です。

群馬県の西端、山を隔てて長野県と接する甘楽郡南牧村。「なんもくむら」と読み(長野県にあるのは「みなみまきむら」)日本一高齢化の進む村として紹介されることが多いです。実際に訪れてみるとインターチェンジや駅がある下仁田町から県道45号線で一本道。車で約10分から30分くらいの所にあります。

村内にはコンビニは無く、おそらく信号は中学校の前の1ヶ所。県道沿いには映画のセットのような古い民家集落が今でも残り、かつて村の基幹産業であった深い山林、県境の厳しい風土と生活の変化、農山村特有の文化を感じます。

地元便利屋さんを営む茂木さんから空き家のかたづけがあると声を掛けて頂きました。古民家の中には大正や昭和初期の物品・懐かしい雑誌や農機具が残っていて、隣りのおばあちゃんも出てきて廃品利用の合間に思い出話に花が咲きます。

▲昔の農機具が良い状態で保管されていることなんかも良くあるそうです。

▲農村雑誌『家の光』は地方の愛読雑誌。表紙も味わいのある新年号付録

最近、埼玉の西武園ゆうえんちがリニューアルされ好評だと聞きます。入口からアーチを大正・昭和の人情味溢れる商店街に見立てた舞台空間としたそうです。園内の老朽化した遊具すべても、タイムスリップの没入感を高める備品に昇華。南牧村にも最近古民家を活かした新しいカフェなども見られ、村内にはかなり立派な滝もたくさんあり、まだまだ知られていない魅力がありそうです。(本部 星野 努)

▲南牧の三名瀑のひとつ「線ケ滝」へ

▲なかなかの高低差です。

▲悲しい云われがあるようです。。。

▲滝めぐりのパンフレットがあります。(リンク:村のHPへ)

群馬◆南牧村/村の便利屋さんをご紹介【地方創生!応援・地元びと】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2019年12月4日

秋になると必ず耳にするスズメバチの被害。スズメバチによって日本全国で命を落とす人の数は、ヘビやクマに襲われる件数と比べても圧倒的に多い。自然の中にある田舎の空き家、軒下や戸袋などに巣がいつのまにか形成され、窓を開けた瞬間に襲われたケースも聞いた。先日、群馬の最西端・南牧村の古民家が無事成約となり、売主様が引渡し準備で現地にかたづけに行ったおり、敷地内のヤブの中に大きなスズメバチの巣を発見した。幸い被害は無く、駆除のためにすみやかに村へ連絡、そこで紹介されたのが、今回ご紹介したい便利屋さん・茂木(もてき)芳春さん(66)である。

現地では、テレビで見る白い防護服に着替え、特製ノズルを付けた殺虫剤であっという間に退治。茂木さんの話によると、蜂の巣駆除は毎年15個ほどで、今年は9月の中旬現在、まだ2個目。例年より少ないという。

茂木さんの経歴も非常に興味深い。元々森林組合で働きながら、それこそ村内の山林はほぼ歩いたそうだ。また炭焼きを取り扱うセンター長として企業の社長とダイレクトに極秘プロジェクトを請け負うことも多々あり、自然に優しい木炭を使った肥料の開発や床下調湿の炭など、企業の社長と交流することとが多かったそうだ。

「この頃は刺激的な毎日でしたね。バイタリティや理念のある経営者さんが多かった。私も50才で森林組合を退職してからは、ちょうど南牧から軽井沢まで1時間ほどで行けるから、ありがたいことに当時の人脈で軽井沢の家の管理などを頼まれたり、家の庭の手入れから木々の伐採までなんでもさせて頂きました」

県内近県でも対応可能、荷物の撤去やちょっとした木々の伐採など。さっそく11月号掲載の南牧村の物件(物件NO.16130H)へのアドバイスも頂いた。「川側への眺めを生かして、大きく伸びたモミジをちょっと伐ったほうがいいかもね。せっかくある川まで下りられるアプローチはもう一度しっかり積み直したり、ウッドデッキなどを設けてもよさそうですね。もちろん購入した方が自分でトライしてみてもいいんじゃないでしょうか」

現況のままでは水廻りを含め、建物内の改修が必要。群馬県最果ての集落、県境に近い南牧村の物件、DIYなど腕におぼえのある方はいかがでしょうか?  (本部 星野努)