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長野◆佐久市/長寿地蔵尊「ぴんころ地蔵」【本部スタッフ・地方出張余話】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2024年10月24日

▲地蔵尊の右には佐久平の地下水があります。

佐久市は、日本でも有数の長寿の里として知られています。

成田山薬師寺の参道に「ぴんころ地蔵」があり、近年注目を集めている観光スポットになっています。

2003年に地元の「のざわ商店街」により、建立された地蔵尊は、健康に長生きし(ぴんぴん)、寝込まずに、楽に大往生(ころ)を願って「ぴんころ地蔵」とユニークな名前がついています。

高さ約1m、直径約60㎝の地蔵尊は、微笑みを浮かべ、右手をほほに添えた姿が印象的で、訪れる人々は健康と長寿を祈願しています。

お参りの仕方は、手を合わせ、頭を下げ、顔を見合わせて頭を撫でます。

また30m余りにわたってある参道では、アンブレラスカイという期間があり、青や赤、それにピンクなどカラフルな色の傘、およそ120本が空中に飾られ、SNSにもよく投稿されています。

▲昨年のハロウィンスカイの様子。

ハロウィンの季節になると、飾りつけは、かわいいお化け達になり、ハロウィンスカイに変ります。

東京から新幹線で約1時間半とアクセスも良い佐久市に移住等をお考えの方は、一度参拝してみてはいかがでしょうか。(本部 角南辰彦)

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成田山薬師寺・ぴんころ地蔵(のざわ商店街振興組合公式ホームページより引用)

所在地:〒385-0053 長野県佐久市原467 成田山薬師寺

※参拝の他、ぴんころグッズも販売中!

東京◆本部/もう、東京駅で困らない【本部スタッフ・日々の業務より】 

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2024年4月4日

▲大きい駅は行き交う電車が多く、迷子になってしまうことも多々。(写真はイメージです)

入社して2年になります。長野県、群馬県などへの出張は、東京駅から新幹線を利用しています。

地方出身の私からすると、東京駅の人の多さは、今も慣れていないです。

東京駅は、日本で1番困っている人が多い駅だと思います。

地方や海外から東京へ来た人、または地方等へ行く人、老若男女を問わずスマホやガイドブック等を片手に案内表示板を見ながら移動しています。

私もその中の1人で、東京駅の案内表示板には、いつも助けられています。

新幹線で東京駅に降りてから、東京メトロの丸の内線に乗る。新幹線の改札を出て、まず、東京メトロ丸の内線のマーク、赤い丸にMのマークを探す。そのマークの横には進行方向の矢印が。

世界共通の赤、M、矢印の進み方、まずこれがメインに表示されていて、日本語の文字が後に続く。案内表示板は、誰にでもわかりやすいシンプルなデザインになっている。

これが全部文字で表示されている案内板だとゾッとします。

シンプルにわかりやすく伝える時は、世界共通のマークや色、数字などを取り入れたいです。(本部 角南 辰彦)

北海道◆道南地方/物流を支える縁の下の力持ちは誰が挙手する?【本部スタッフ・全国乗り鉄漫遊記】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2023年11月19日

▲北海道駒ヶ岳を背後に噴火湾沿いを走る普通列車も、新幹線開業と共に廃止予定だ。

現在全国各地で数年に一度のペースで開業している新幹線。直近では2022年9月に西九州新幹線、2024年3月に北陸新幹線(金沢〜敦賀)開業する等、国内交通の発展に著しく貢献している一方、新幹線と引き換えに失われるものもあります。

それはJRの在来線、いわゆる並行在来線問題と呼ばれる話題です。これは従来の在来線を運営するJR 各社が整備新幹線開業後の負担増とならないように、沿線自治体の同意を得られたら廃止もしくは経営分離を行えるというもの。

言い換えたら中央集権の大企業から地域密着型の中小企業への転換でもありますが、運賃値上げや直通・特急列車の廃止、運転両数の削減等、転換後に地元からこういった不満の声も度々挙がるため、新幹線開業後の地域交通体系が変わってしまうことも懸念事項の1つとなっています。

▲10月6日の道新の報道より、2031年3月から2~3年ほど開業が延期する見込みとなった。

話を前号の北海道新幹線に戻すと、2031年3月開業予定の新函館北斗〜札幌で並行在来線対象となるのは函館〜小樽の287・8㎞。函館〜新函館北斗は存続する見込みですが、残る大部分については現時点で新函館北斗〜長万部が貨物専用線として存続、長万部〜小樽は鉄路自体が廃止の方向で話が進んでいます。

一昔前であれば考えられなかった事態ですが、人口減少が著しくマイカー利用率の極めて高い沿線自治体の懐事情を考慮するとやむを得ない決断とも思えます。

並行在来線の経営分離による貨物専用線化はこれが全国で初めての事例となり、JR 貨物や国土交通省、北海道、沿線自治体等で引き続き協議が行われていますが、1番の争点となるのが線路維持費を誰が負担するのかという点。

現在は運賃収入等からJR 北海道が保守管理し、JR 貨物が貨物列車運行分の線路使用料を支払うという、我々不動産の世界でいう借地契約における貸主と借主のような関係でした。

しかし今後その〝貸主〞がいなくなると、〝借主〞にこれまでかかっていたランニングコストの支払能力は到底ありません。

本州と北海道を結ぶ貨物列車は、本州→北海道便が書籍や宅急便等の生活物資を、北海道→本州便が野菜等の食糧を運んでいます。

これがトラックや船舶輸送となると、ただでさえドライバー不足が叫ばれている物流業界に更に打撃を与えることとなり、野菜等や配送料の価格高騰はまず避けて通れません。

そうなると田舎暮らしを希望されているラーバニストの方々が、その第1歩を踏み出すきっかけがますます減っていくことでしょう。

旧国鉄が発足し解体されたのが、1949〜1987年の38年間。そして現在のJR が1987年の分割民営化から現在までの36年以上と、もうじき国鉄時代より長いスパンを経ようとしています。

とても簡単ではありませんが、個人的にはそろそろJRの体制見直しや、これを機に交通や物流といった社会インフラの維持管理費の負担を民間企業だけに押し付けるのではなく、地方でも都市部と遜色なく人々が快適に生活出来るよう、社会全体で支えていく仕組みになってほしいと願っております。(本部 高橋瑞希)

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公式 北海道新幹線のページ/北海道
https://www.pref.hokkaido.lg.jp/ss/stk/skt/

北海道新幹線(JR北海道)
https://www.jrhokkaido.co.jp/shinkansen_h5/

※「どこでもユキちゃん」ご利用ガイドライン

東京◆本部/出張族おなじみ看板の正体【本部スタッフ・ご当地ローカル発見伝】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2023年10月3日

▲車窓から「COSMETICS」まで読み取れれば、初めて見る人でも何の広告かすぐ連想出来るかも。

出張族とは、普段勤務しているオフィスから片道100㎞以上の外出を、月10回以上業務として行っている人達のことを指すそうです(個人ブログ参照)。

ふるさと情報館の営業マンは、都市と地方を結ぶ不動産仲介業という仕事柄、この出張族の定義に近いだけの行動力がないと、とても仕事にはなりません。

福島県担当の私はほぼ週1レベルで福島へ行っていますが、普段使うのは東北新幹線やまびこ号となすの号。最寄りの大宮駅から片道50〜70分で新白河・郡山・福島駅へ運んでくれる優れ物です。

新幹線から車窓を眺めていると、たまに田んぼの中にポツンと広告が立っていることがありますが、その中には赤字で「727」と数字が描いてある不思議なものも。

以前から気になっていたものの、先日偶然にも現地でこの看板を見かけたことをきっかけに調べてみると、どうやら大阪にある化粧品会社の広告看板で、東海道・山陽・東北・上越新幹線沿線に限定して立っている様子。

景色の移り変わりが極めて速い新幹線では、一般的な広告を出しても効果が薄いことから、思い切って社名だけ大きくして、あとは自分で調べてもらう戦略だそう。その戦略にまんまと引っかかってしまいました(笑)

ふるさと情報館の田舎暮らし物件で新幹線が近い環境はなかなか出ないため、実際お目にかかる機会は少ないですが、都市ではなくあえて田舎に目を向けるという逆転の発想は、案外弊社と似た者同士なのかもしれません。(本部 髙橋瑞希)

 

新潟◆上越/お世話になりました…、〝Max”【本部スタッフ・ふるさと見聞録】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2021年11月17日

9月のある日、新潟出張帰りの「越後湯沢駅」。

「なんだか今日はやけに人が多いな・・・」と思いながら新幹線ホームへ。コロナ禍の状況ではどこの新幹線も〝空気を運んでいる”と、揶揄されている最中。ホームにもカメラを手に持ったたくさんの人。そう、それは近々姿を消す予定になった2階建て新幹線、通称〝Max” の雄姿を見に来ていた人達でした。

2階建て新幹線は昭和60年に東海道新幹線の一部の車両で始まり、その後東北新幹線、そして最後に上越新幹線がオール2階建てで運行され、基本的には8両編成。東京への新幹線通勤やたくさんのスキー客を乗せ、高速列車の黎明期、一時代を築きました。

私自身も〝Max”には大変お世話になりました。その都度、今日は視線の高い2階か、はたまたホーム地面に視線がある異様な感覚の1階か、どちらに乗ろうか。そのワクワク感は普通の新幹線では得られない、贅沢な高揚感を味合わせて頂きました。

その存在感を醸し出す大きな車体にも圧倒されます。ホームに滑り込んできた時の迫力と重厚な音。でもどこか控えめで寡黙な雰囲気漂う・・・大雪の日も越後平野を走り抜ける2階建新幹線は、雪深い越後で育まれる「篤い義理人情と我慢強さを持つ新潟県人の生き写し」のようでした。

お疲れさま、そしてありがとう、〝Max”(本部 金澤 和宏)

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