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千葉◆君津市/空と山の眺めが美しい絶景スポット【本部スタッフ・地方出張余話】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2025年6月21日

▲どこまでも続く山並み。晴れの日の眺望。

富津市から君津市へ行く途中、県道93号、久留里鹿野山湊線沿いに九十九谷公園がありトイレ休憩で寄ってみました。

九十九谷公園は千葉県で2番目に高い山、鹿野山かのうざん(標高約380m)の山頂付近にあり、公園からは、高宕山たかごやまなどの上総丘陵が幾重にも連なる山並みの風景を一望できます。

それらを総じて「九十九谷」と呼び、紅葉の時期は、緑と紅のコントラストから徐々に山全体が紅に染まっていく様子、冬季は気候などの条件が整えば、霧の中に九十九谷の山並に浮かび上がる雲海が眼下に広がり、四季折々の表情を楽しむことが出来るそうです。

▲お弁当を持って休憩するのも良さそう。

その景観の素晴らしさから、「ちば眺望100景」にも選定されています。

また、文化勲章受章の東山魁夷ひがしやまかいい画伯の出世作「残照」は、この眺望を基に描いた作品です。

地元では初日の出や雲海スポットとして親しまれているようで、君津市に移住した際は、こちらで初日の出を拝んでみてはいかがでしょうか。

ちなみに千葉県で1番高い山は愛宕山あたごやま(標高約408m)です。(本部 角南辰彦)

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鹿野山九十九谷くじゅうくたに展望公園(君津市公式ホームページより引用)

・所在地:君津市鹿野山東天峪119-1

・アクセス:君津ICより君津鴨川線を鴨川方面、東粟倉(交差点)を右折、西粟倉地先を鹿野山方面、登り坂を道なりに進む。所要時間25分程度

・駐車場:展望公園に駐車台数10台程度、駐車無料

・大型バス対応:なし

・バリアフリー対応:車椅子対応トイレ設備、スロープ、入口に点字表示あり

長野◆蓼科/隠れた穴場をご紹介します【信州蓼科・タイムカプセル】

この記事の投稿者: 信州蓼科エリア案内人/ 星野 登美夫

2020年11月16日

※写真はイメージ

コロナウイルス感染症も、いまだに新規感染者が発生していますが、感染予防で自宅にこもりっきりではストレスがたまり、かえって他の病気にかかってしまいそうです。そんな人たちに、東京から2時間ほどで来れる蓼科エリアで、最近有名になった隠れた穴場を紹介します。

八ヶ岳・天狗岳の登山口、「信玄の隠し湯」と言われ江戸時代から湯治場として近在の農家の人たちに利用されて栄えた「奥蓼科温泉郷」は現在は3軒の温泉宿が営業しています。麓の集落から始まる温泉郷に行く「湯みち街道」を登っていくと、坂道の各所に100mおき位に「馬頭観音」や「千手観音」などの石像が建てられていて、これは麓の集落が昔、家族同様の農耕馬の死を哀れんで、江戸時代の安政二年にこの道を行き交う人馬の安全を願って建てられました。

▲一度は訪れて頂きたい御射鹿池。

これを見ながら2.5㎞ほど進むと、ため池100選に選ばれた「御射鹿池(みしゃかいけ)」があります。この池はただの農業用温水ため池だったのですが、東山魁夷(ひがしやまかいい) の「緑響く」やテレビCMから有名になり、多くの人々が訪れるようになりました。駐車場やトイレが整備がされ、緑色の湖面に回りの木々が映されて、その上を飛ぶ蜻蛉は、幻想的です。湯治を兼ねて是非お出かけ下さい。
(信州蓼科エリア案内人 星野 登美夫)