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青森◆八戸市/ウミネコ神社〜青森県八戸市・蕪島(かぶしま)〜【みちのく岩手・新遠野物語(番外編)】 

この記事の投稿者: みちのく岩手事務所/ 佐々木 泰文・佐々木 敬文 

2024年6月11日

▲早朝の蕪島神社、ウミネコが人々を迎え撃つ?

皆さんは先の大型連休はいかがお過ごしでしたか?

ニュースで空港や自動車道、観光地の混雑の様子を見る一方で、みちのく岩手事務所のある遠野市をはじめ岩手県内の町々は人手がいつもより少なく感じられました。

ここ数年抑えられていた反動で県外へ出かけられた方が多かったのかな?と感じました。

GWこそゆっくりと過ごした私ですが、連休前の4月にお隣の青森県に小旅行をしてきました。

旅で訪れたのは自身9年ぶりとなる八戸市の蕪島(かぶしま)、島のてっぺんに建つ蕪島神社は2015年の火災により焼失してしまったのですが、2019年に再建、火災の数日前に訪れていた私にとって再建後ようやくの参拝でした。

▲彼らの熱い歓迎をうけます。

島に神社、それだけで画になる蕪島神社ですが、ここの特筆ポイントは別にあります。ウミネコです!!

その繫殖地として国の天然記念物に指定されているだけあり、島にはウミネコがいっぱい!!

名前の由来の〝ニャーニャー〞を余裕で通り越した鳴き声が響きわたります。

▲ビニール傘の無料レンタル、助かります。

ウミネコ達の空からの〝落とし物〞もここの名物で、島にはなんとソレ対策の傘の貸し出しコーナーもあります。

慣れた地元民の中にはノーガードの強者もいましたが、観光客は皆さん珍しがりながら利用していました。私も全力で推奨します。

運をつける為に〝ウン〞がつく覚悟も必要な蕪島神社なのでした。(みちのく岩手事務所 佐々木敬文)

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八戸市・蕪島神社(公式ホームページより引用)
青森県八戸市の蕪嶋神社は、弁財天をまつり、商売繁盛、漁業安全の守り神として、古くから地元の人々の信仰を集めてきました。
また「蕪島」はウミネコの繁殖地として知られ、国の天然記念物に指定されております。

所在地:青森県八戸市大字鮫町字鮫56-2

主な催事:東日本大震災慰霊祭(三月十一日)、ウミネコ巣立祭 [ 平成 27 年から ]・ウミネコ塾(海の日/七月第三月曜日頃)、大晦日大祓い/干支花火昇運祈願祭 (大晦日)etc.

宮城◆気仙沼市/気仙沼〜生まれ変わる日本有数の港町〜【みちのく岩手・新遠野物語(番外編)】

この記事の投稿者: みちのく岩手事務所/ 佐々木 泰文・佐々木 敬文 

2024年4月10日

▲海の見える街、気仙沼

皆様が住まう地域にも春が訪れている頃でしょうか?

暖冬から一変し遅れてやってきた冬に見舞われている遠野も、無事に暖かい新年度を迎えている事と思いたい3月の頭です。

心地良いぽかぽか陽気が始まると、ふと海を見たくなりませんか?

昨年の夏に宮城県の気仙沼市で新規売り出しの申し込みがあり、以降調査や案内で気仙沼に赴く事が多くなり、街中や港の方を見て回る機会が増えたのですが、感じる事はやはり〝新しく生まれ変わった〞という事。

特に港の方は新しい施設が建ち並ぶオシャレな港町になっていました。

▲2020年の7月にオープンした商業施設「ないわん」

2020年の7月にオープンした商業施設「ないわん」は、迎(ムカエル)、創(ウマレル)、結(ユワエル)、拓(ヒラケル)の4つの施設からなり、それぞれの中に多種多様なテナントや飲食店などが入り、すっかり気仙沼観光の中心地となっています。

美しい海を見ながら新鮮な海の幸をいただいたり、遊覧船でウミネコの群れと一緒に海に乗り出したり、宮城気仙沼の魅力を間違いなしです!!

「ないわん」気仙沼市まち・ひと・しごと交流プラザは三陸沿岸道路・気仙沼鹿折(ししおり)IC から車で約5分。

海の見える街への移住を考える方には特にオススメのスポットです!!(みちのく岩手事務所 佐々木敬文)

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商業施設「ないわん」(気仙沼観光推進機構ホームページより引用)

・所在地 宮城県気仙沼市南町海岸1-14

・アクセス
【車でお越しの方】
仙台方面から:三陸自動車道気仙沼港ICから9分
岩手県方面から:三陸自動車道気仙沼鹿折ICから4分
【バスをご利用の方】
・三陸沿岸道路高速バス(仙台空港・仙台駅・気仙沼・宮古線)
最寄りバス停:気仙沼市まち・ひと・しごと交流プラザ
・市内循環バス(気仙沼市立病院~気仙沼駅前~市役所前~南気仙沼駅~気仙沼市立病院)
最寄りバス停:南町

・駐車場
内湾地区駐車場:24時間利用可/駐車可能台数 普通乗用車66台/料金は入場から3時間以内が無料。
さらに午後8時から午後12時までは無料で利用可能。

岩手◆遠野市/今年も開催!!第23回遠野どべっこ祭り【みちのく岩手・新遠野物語】

この記事の投稿者: みちのく岩手事務所/ 佐々木 泰文・佐々木 敬文 

2024年1月14日

▲遠野ふるさと村の様子

2024年、あけましておめでとうございます。

昨年は気候変動による農作物の不調や、世界情勢による物価の高騰など、生活に関わる事が多くあった1年だったかと思います。

本年は新拠点や新生活を検討される皆様のためにも、落ち着きを取り戻した新しい年になる事を祈念したいです。

▲どべっこ祭り広告

新年1発目のみちのくだよりは、あえて一昨年の1月号でも取り上げさせていただいた遠野ふるさと村の「どべっこ祭り」をピックアップしたいと思います。

ここでおさらいですが、皆さんは〝どべっこ〞という言葉を聞いた事がありますか?

最下位の・・・子?という予想もありそうな雰囲気ですが、どべっことは遠野の方言で〝濁り酒〞=どぶろくの事を指します。

岩手県遠野市は、自家製の酒類の製造が可能な日本のふるさと再生特区(通称どぶろく特区)に指定されており、附馬牛町の遠野ふるさと村で開催されるどべっこ祭りでは、どぶろくや郷土料理のおもてなしの他、語り部による昔話、郷土芸能も堪能できます。

どべっこ祭りの詳細や参加申し込みは遠野ふるさと村ホームページ(https://www.tonofurusato.jp/)から。

猛暑の夏に反しこの冬は寒くなるという噂もあります。是非しっかり〝もよってきてくだんせ〞(着て来てください)。(みちのく岩手事務所 佐々木敬文)

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第23回遠野どべっこ祭り(遠野ふるさと村ホームページより引用
・日程(全6回)
2023年11月25日(土)
2023年12月2日(土)
2024年1月20日(土) ※満員御礼
2024年1月27日(土) ※満員御礼
2024年2月17日(土) ※満員御礼
2024年2月24日(土) ※満員御礼
2024年3月2日(土) ←追加開催決定!

・開催時間(共通)
17:00~19:00 (遠野ふるさと村ビジターセンター16:30集合)

・会場
遠野ふるさと村 肝煎の家(座席指定/テーブル・椅子席)

・内容
特製どぶろく2合+遠野の田舎料理、語り部による昔話、郷土芸能神楽の披露
※ノンアルコールビールやソフトドリンク等もご用意しております(別途料金)

岩手◆遠野市/世紀の大修理~重文・旧千葉家住宅~【みちのく岩手・新遠野物語】

この記事の投稿者: みちのく岩手事務所/ 佐々木 泰文・佐々木 敬文 

2023年12月12日

▲遠野ふるさと村の南部まがり家。

物件の見学、特に歴史のある古民家を案内する際、度々お客様からこんな質問を受ける事があります。

「建物の屋根を茅葺きにする事は可能ですか?」

やはり遠野周辺には〝南部まがり家〞の名残がある、というよりも茅葺きだった屋根を瓦やトタン屋根に葺き替えて住んでいる家も多く、茅葺き屋根をイメージしたくなるのも必然ですよね。

しかしながら、現代で再現できる技術を持った人材の不足、維持管理の難しさ等から、「難しい」とお答えせざるを得ないのが実状です。

とは言え、遠野の茅葺き屋根は途絶えた訳ではなく、日本の原風景を五感で感じられる〝遠野ふるさと村〞や〝伝承園〞などの観光地の他、神社仏閣でも茅葺き屋根を継承している建物が度々見られます。

その中で今回紹介するのが国指定の重要文化財「旧千葉家住宅」です。

遠野市綾織町に構える〝千葉家〞は約200年前となる天保の時代に建てられた南部まがり家で、代々の千葉家が修繕しながら住み続け、遠野観光の中心的役割も担ってきました。

平成19年に重文に指定され、市が譲渡を受けた後の平成28年の6月、数十年にも渡る保存修理工事が開始したのです。

平成に始まった世紀の大工事は令和に入った今も続いており見学する事は出来ませんが、遠野市のホームページよりその工事の様子を見る事が出来ます。

後世に残していきたい文化の一つですね。(みちのく岩手事務所 佐々木敬文)

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旧千葉家住宅

千葉家住宅は、天保年間(1830-1844)に当時の千葉家当主である四代喜右衛門(1792-1870)が、飢饉で困窮した人々の救済のため、約10 年の歳月をかけて普請したと伝わる茅葺屋根の南部曲り家です。その後代々千葉家が修繕しながら守り続け、昭和49年(1974)からは「南部曲り家 千葉家」として公開し遠野観光の中心的役割を担ってきました。平成19年(2007)に主屋と附属建物及び宅地が国重要文化財に指定され、平成25年(2013)には遠野市が譲渡を受け、観光施設としての活用を継続しながら、保存整備工事に向けた準備を進め、平成28年(2016)6月に保存修理工事が始まりました。整備事業は文化庁の補助を受けて進めています。なお、令和4年9月20日に宅地内の「便所」が国の追加指定を受け、あわせて指定名称が「千葉家住宅」から「旧千葉家住宅」に変更となりました。(遠野市ホームページより引用)

岩手◆八幡平市/第42回一関国際ハーフマラソン【みちのく岩手・新遠野物語】

この記事の投稿者: みちのく岩手事務所/ 佐々木 泰文・佐々木 敬文 

2023年11月13日

▲稲刈り待ちの田んぼの中を駆け抜けるランナー達。息遣いが聞こえ、汗も出きったか。

〇年ぶりに、〇年ぶりの――。

今年は日本全国のあちこちでお祭りや催しが復活し、その模様をニュースで見る毎に改めて流行り病を乗り越えた日常が戻ってきたんだなぁと感じますね。

9月16、17日にはみちのく岩手事務所がある遠野市でも「日本のふるさととおの祭り」が開催され、多くの観客で賑わいをみせました。

遠野まつりで踊った疲れが残るまま、翌週の24日には岩手県の最南に位置する一関市で開催された「第42回一関国際ハーフマラソン」に参加…ではなく、初めて応援に行ってみました。

例年であれば9月の下旬ともなれば少し肌寒くなってくる時期ですが、今年は残暑が居座りこの日も真夏日予報の地域もある暑い日でした。

それにも関わらず海外招待選手から市民ランナーまで約2500名のランナーがエントリーし、一関から世界遺産の街平泉、苦しいレース終盤には黄金色の田園の中を、十人十色の様相で駆け抜けていきました。

この大会は昨年の同時期にも第41回大会が開催され、その時は全国的にも先駆けて再開されたマラソン大会だった事もあり、遠くからの参加者も多かったそうです。

各地の伝統の催しのこれからに期待です。(みちのく岩手事務所 佐々木敬文)

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第42回一関国際ハーフマラソン大会ホームページ
https://ichinoseki-half.jp/

岩手◆遠野市/バケツでジンギスカン?【みちのく岩手・新遠野物語】

この記事の投稿者: みちのく岩手事務所/ 佐々木 泰文・佐々木 敬文 

2023年9月16日

▲遠野市内のホームセンターに毎年当たり前のように並ぶバケツとジンギスカン鍋。

ジンギスカンと言えばどの地域の名物でしょう?まぁ、北海道ですよねぇ。

さすがに北海道には敵いませんが、みちのく岩手の遠野にも知る人ぞ知るジンギスカン文化、それも少し変わった風習があるんです。

「遠野ではジンギスカンはバケツを使って食べるよ」

他所の地域の人達にポカ〜ンとされるワードなのですが、もちろん皆さんもピンときませんよね?

バケツとはジンギスカン用に作られたブリキのバケツ、その中に固形燃料を入れて着火し、その上にお馴染みのジンギスカン鍋を乗せる。これで準備完了!!あとはお肉や野菜を乗せて焼くだけです。詳細は「遠野ジンギスカンのあんべ」さんの動画をチェック!

ところで、遠野に羊って、いないよね?なのに何故?と、自身も長年思っていたのですが、かつては市内の多くの農家で羊毛用に飼われていたのだそうです。

〝あんべ〞初代の「安部梅吉」が満州からジンギスカンの文化を持ち帰ると爆発的に普及し北海道に次ぐ羊肉の消費地になりました。

その反面、人気に供給が追いつかなくなり、遠野の羊は次第に数を減らしていったのです。

今でこそ全国どこでも新鮮な羊肉を頂けます。遠野のバケツでジンギスカンも是非一度お試し下さい。(みちのく岩手事務所 佐々木敬文)

岩手◆遠野市/遠野麦酒ZUMONA【北の国から・制作スタッフ進行日誌】

この記事の投稿者: 編集

2023年9月13日

▲ 上閉伊酒造「遠野麦酒ZUMONA」左からアルト、ヴァイツェン、ゴールデンピルスナー。

梅雨が明け猛暑が続き、こう暑いとビールが飲みたくなります。夏に飲むビールはなんでこうも美味しいのでしょう。

最近個人的にハマっているのは某大手会社の「トリプル生」という生ビールです。こちらは口当たりが滑らかで飲みやすく、とても美味しいです。

スーパーへ行くたびに真新しいビールはないかとチェックしては色々と試していますが結局このビールに落ち着きます。

この雑誌のルーラルレポートのコーナーで遠野に移住された方が遠野の地ビールについて度々コラムを書いてくれています。

遠野市はホップ栽培の日本随一の生産地です。

遠野のビールは前々から気になっていたので先日、ショップ一番のおススメセットをネットで注文してみました。注文してからありがたくも2〜3日で届き、すぐに冷蔵庫で冷やしました。

その晩にまずは金賞を受賞した「ゴールデンピルスナー」を飲んでみました。ホップの良い香りがして喉越しが爽やかで飲みやすく、あっという間に1本を空けてしまいました。

翌晩には「ヴァイツェン」を。このビールはフルーティーな香りがして特に女性に人気がありそうです。

残念ながら「アルト」はまだ飲んでいませんがリピート間違いないでしょう。

遠野市のふるさと納税でも頼めますので気になる方はお試しください! (本部 井上美穂)

▲夏場のサッカー観戦とビールもまた乙なのです。(画像はイメージです)

岩手◆遠野市/遠野ホップ収穫祭2023・開催決定【みちのく岩手・新遠野物語】

この記事の投稿者: みちのく岩手事務所/ 佐々木 泰文・佐々木 敬文 

2023年7月18日

▲「遠野ホップ収穫祭2023」開催決定!

7月、皆さんがお住まいの地域は梅雨明けをしているでしょうか?

この夏は暑くなる?いえ、暑くなくても夏になれば飲みたくなる黄金色の飲み物といえば?そう、ビールですね。

みちのく岩手事務所がありビールの原料ホップの一大生産地である遠野市で、夏の風物詩といえるイベントが帰ってきました。

「遠野ホップ収穫祭2023」開催決定!

このお祭りは昨年もなんとか開催を目指しましたが、巷の流行り病の影響に抗えず中止となり、今年こそはと4年ぶりの開催の発表となりました。

開催日は8月19日・20日の土日の2日間。場所は土蔵を改修した街並みの中にある〝蔵の道ひろば〞、JR遠野駅からも近いので、公共機関での来場も安心です。

イベントはその名の通りホップの収穫を祝うお祭りで、ビールでの乾杯の他にも歌ったり踊ったり、または体験ツアーに参加したりと、大人から子供まで楽しめる盛りだくさんの内容になっており、4年ぶり開催のサンプラザ中野くん&パッパラー河合スペシャルライブは盛り上がる事間違いなし!

▲収穫祭特製カップのビール&遠野パドロンのフリット。

食べ物のオススメは昨年の7月号でも紹介した〝遠野パドロン〞のフリット。ビールとの相性は、抜群です。

この夏はぜひビールの里遠野にお越しくださいませ。(みちのく岩手事務所 佐々木敬文)

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🍺遠野ホップ収穫祭2023🍺
イベントHP:https://japanhopcountry.com/festival/

▲ 遠野ホップ収穫祭PV(YouTube)