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新潟◆上越/お世話になりました…、〝Max”【本部スタッフ・ふるさと見聞録】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2021年11月17日

9月のある日、新潟出張帰りの「越後湯沢駅」。

「なんだか今日はやけに人が多いな・・・」と思いながら新幹線ホームへ。コロナ禍の状況ではどこの新幹線も〝空気を運んでいる”と、揶揄されている最中。ホームにもカメラを手に持ったたくさんの人。そう、それは近々姿を消す予定になった2階建て新幹線、通称〝Max” の雄姿を見に来ていた人達でした。

2階建て新幹線は昭和60年に東海道新幹線の一部の車両で始まり、その後東北新幹線、そして最後に上越新幹線がオール2階建てで運行され、基本的には8両編成。東京への新幹線通勤やたくさんのスキー客を乗せ、高速列車の黎明期、一時代を築きました。

私自身も〝Max”には大変お世話になりました。その都度、今日は視線の高い2階か、はたまたホーム地面に視線がある異様な感覚の1階か、どちらに乗ろうか。そのワクワク感は普通の新幹線では得られない、贅沢な高揚感を味合わせて頂きました。

その存在感を醸し出す大きな車体にも圧倒されます。ホームに滑り込んできた時の迫力と重厚な音。でもどこか控えめで寡黙な雰囲気漂う・・・大雪の日も越後平野を走り抜ける2階建新幹線は、雪深い越後で育まれる「篤い義理人情と我慢強さを持つ新潟県人の生き写し」のようでした。

お疲れさま、そしてありがとう、〝Max”(本部 金澤 和宏)

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