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山梨◆北杜市/川俣かわまた川渓谷にある優美な滝、「吐竜どりゅうの滝」【八ヶ岳スタッフ・暮らしの歳時記】

この記事の投稿者: 八ヶ岳事務所スタッフ

2025年9月30日

▲小さい滝が幾重にも流れ落ちる「吐竜の滝」。

吐竜どりゅうの滝」は、北杜市大泉町、標高1250mの川俣川渓谷沿いに位置する癒しのスポットです。滝の落差は10m、幅は15mあります。

木々やコケに覆われた岩壁から、小さい滝が何段にもなって落ちる姿は、風情があります。

「吐竜の滝」は、絹糸のように流れ落ちる神秘さから「竜の吐く滝」と名づけられました。

駐車場から滝までは、涼しい木立の中を歩き10分〜15分ほど。高低差が少なく、歩きやすい遊歩道になっています。

▲奥の橋を渡ると、その先には滝が見えてくる。

7月の終わり、北杜市の最高気温は33度。涼を求めて、森林浴を楽しみながら歩いていると、あっという間に滝に到着。

滝の周辺は、夏休み中の家族連れなどが、何組も涼んでいました。

川の水はひんやりと冷たく、水辺に立つと涼やかな風が吹き、自然のクーラーです。

しばし、滝を見ながら、小鳥のさえずりと、川のせせらぎを聴きながらのひとときは、贅沢な癒しの時間でした。

「吐竜の滝」は、春の新緑、そして紅葉のシーズンもおすすめです。10月下旬から11月には、ミズナラ、カエデなどが鮮やかに彩り、滝とのコントラストは見事です。

四季折々の表情を見せる「吐竜の滝」は、1年を通して楽しめる場所です。(八ヶ岳事務所 柳本朝子)

新潟◆新潟市/長岡大花火大会2025【本部スタッフ・ふるさと見聞録】 

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2025年9月28日

▲フェニックス花火 金澤撮影。

毎年、我が家の恒例行事となっている長岡花火大会観覧。8月2、3日は黙っていても家族全員が休みを取ります。

日本三大花火だけあり、例年多くの人が全国から訪れます。

聞くところによりますと、市内のレンタカー店は大渋滞のため仕事にならず休業するほど。

花火大会の始まりは長岡大空襲の慰霊祭として始められた「長岡復興祭」。それが1946年8月1日に行われたとは驚きです。

今年は戦後80周年の節目ともなり、特に戦没者遺族のご家族にとっては特別な思いがあったことでしょう。

また、長岡は中越地震、中越沖地震と二度の大きな地震に見舞われ、そこからの復興を祈念して誕生したのがメインとなるフェニックス花火。言わば、祭りとしての花火ではなく、復興を願う花火です。

全長2㎞に及ぶ連続打ち上げ花火は、空が割れるのではないかとの大迫力。その他正三尺玉、尺玉100連発など、一つ一つの花火がとにかく大きい。しかも2夜連続でやるというのが凄い、の一言。

これを見ることで気持ちが引き締まり頑張れます。皆様も是非一度は生でご覧下さい、感動で涙が出ますから。(本部・新潟担当 金澤和宏)

埼玉◆所沢市/初!特急ラビュー【北の国から・制作スタッフ進行日誌】

この記事の投稿者: 編集

2025年9月26日

▲特急ラビュー社内の様子。

先日、特急ラビューに初めて乗車しました。

池袋と秩父間を運航している特急列車で名称は「ちちぶ」「むさし」「ドーム」があります。

外観はシルバーで近未来的で、内装はイエローを基調とし、床には人造大理石を使用し高級感があります。

この日は西武ライオンズの本拠地、ベルーナドームで試合観戦です。試合日のドーム号は早めに席を予約しなければ席が埋まると聞き、予約可能な1ヵ月前に特急券を購入しました。

▲池袋-西武球場駅間のチケット。

当日、球場に向かうドーム号はやはり満席で、帰りの特急券も事前に購入していたので安心でしたが、試合の時間が読めないので予約した時間が早すぎたかな?と少し不安にもなりました。

特急ラビューは全席指定席です。池袋〜西武球場前駅まで31分。池袋〜西武秩父駅までは77分で行くことができます。

席は広めでゆっくりでき、池袋〜西武球場前駅までは乗車料金387円+特急券が500円。計887円で31分間を快適に過ごすことができます。率直に特急ラビューの料金が良心的と思ってしまいました。

その理由としまして、私の地元北海道では新千歳空港〜札幌駅までの乗車料金が1230円。これに指定席のuシートを付けると+840円。計2070円になります。しかも新千歳空港〜札幌駅までは快速で36分。乗車時間は池袋〜西武球場駅の31分と差ほど変わりません。比べることではありませんが乗車時間が5分しか変わらないにも関わらずJR北海道と特急ラビューでは1183円も開きがあるのです。

これがいわゆる北海道のJR料金高すぎる問題です。とは言ったものの新千歳空港〜小樽間以外は赤字路線と知っている元道民は複雑な気持ちになります。

そんな地元事情がありまして、特急券合わせての887円は良心的だと思ってしまいました。

▲帰りの乗車号。

さてさて、これからベルーナドームや秩父に行かれる方は是非、特急ラビューに乗車してみてください!

そうそうこの日の試合は最後まで観戦できたのですが、危惧したとおり予約した特急ラビューの特急券の時間が迫っており、試合後の花火を見ることができませんでした(笑)。帰りの電車は少し余裕を持った便の予約をおススメします。(本部 菊地美穂)

新刊紹介◆菜園ライフを応援します!~家庭菜園雑誌『やさい畑』秋号のご案内~

この記事の投稿者: HP担当

2025年9月24日

▲『やさい畑』秋号【(一社)家の光協会・定価1,100円】

菜園ライフを楽しむための雑誌『やさい畑』から、9月発売・秋号の内容をご紹介します。

特集は、「秋まき野菜は〝密〞が好き」。

近年は秋でも気温が高く、種まきの難易度がましています。

そこで試して欲しいのが種を〝密〞にまく方法。多めに種をまいて野菜同士を密着させて育てるとお互いが助け合い、発芽やその後の生育がよくなります。この育てワザを野菜ごとに紹介します。

▲無農薬、無肥料なのに野菜がすくすく育つ“ 菌ちゃん農法”

また、好評連載中の「家庭菜園で菌ちゃん農法」では、野菜の育ちを維持するために定期的に行う畝のメンテナンス法とタマネギやエンドウなど越冬野菜の栽培法を紹介します。〝菌ちゃん農法〞とは菌(おもに糸状菌)の力を利用した栽培法で、農薬や肥料を使わなくても虫食いのない元気な野菜が育つと、全国に広がりをみせている農法です。

ほかにも「遅くまいたハクサイを結球させるリカバリー法」や「コマツナを害虫から守る混植テクニック」など、秋の菜園で役立つヒントが盛りだくさんです。

お手にとっていただけたら幸いです。(『やさい畑』編集長・廣井禎)

山梨◆甲府市/山梨の酒が呼んでいる【本部スタッフ・地方出張余話】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2025年9月21日

▲鳥もつ煮。

いきなりですが、私はお酒をたくさんたしなむ口です。週8でお酒を呑んでも平気です(7日しかないと突っ込みを入れて欲しい)。

美味しいお酒を呑みながら美味しいご飯を食べる、この時は至福を感じます。

先日、人生初めての山梨県に行った時のこと。甲府の居酒屋にふらっと立ち寄りました。店内はお客さんで賑わっており、ここは人気店のようです。

テーブルに着き、『鳥もつ煮』と『ビール』を注文。

鳥もつ煮は鶏の砂肝やレバー等を煮込んだ山梨の郷土料理です。甘辛い濃厚な醤油ダレと多彩な食感のハーモニーにビールが進みます。

お次は『馬刺し』を肴に『谷櫻』を頂きました。

▲馬刺しと谷櫻。

山梨では歴史的背景から馬刺し文化が根付いており、馬刺し好きの私には堪りません。

谷櫻はほんのり甘く切れの良い、地元の純米吟醸。酒造りに使う米を精米するところから自社で行っています。

馬刺しに薬味を乗せ口に運び谷櫻で流し込む。美味い!気づいたら二合飲んでました。

最後の締めは『シャトーメルシャン』。長い歴史をもったワインの原点とも言えるブランドです。白はフルーティーで軽く、赤はしっかりした味を感じました。やはり山梨のワインは美味い。

気づいたらさすがの私もこの日は酒に酔わされていました。どうやら、私と山梨県は相性が合ってそうです。また美味い酒と肴を求め山梨に来ようと帰り道に千鳥足で誓うのでした。(本部 浅見修光)

岩手◆八幡平市/雲上の楽園、その後【本部スタッフ・ご当地ローカル発見伝】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2025年9月18日

▲雲上の楽園も今やゴーストタウン化し、RC造のため今後百年以上はその姿を維持しているだろう。

岩手県八幡平市は県内北西部の奥羽山脈東麓に位置し、2005年に西根町・安代町・松尾村が対等合併して発足した市町村。

その中でも松尾村にあった松尾鉱山は古くから硫黄が採掘されることが有名で、江戸時代中期には既にその存在が知られていた。

戦前になるとその大型資本による本格的な開発が進み、一時期は東洋一の硫黄鉱山として隆盛を極めました。

当時は家賃無料・水道光熱費無料に加え、サラリーマンの当時の平均賃金の3〜4倍保証と、現代から見ても破格の待遇を提示していたことから、ヤマに入る男たちは後を絶ちませんでした。

まだ一般的な公団住宅が普及する前から、インフラ完備の鉄筋コンクリートのアパートや教育施設、映画館、病院等が標高約900mの山奥に聳えるその光景は、まさに「雲上の楽園」と呼ばれもてはやされました。

しかし坑内での落盤・爆発・火災事故も多かったことから、いわゆるハイリスク・ハイリターンの仕事だったため、人の入れ替わりも一際激しかったといいます。

そして高度経済成長期に入ると、産出される硫黄の需要減や生産コストの増大から一気に経営が傾き始め、エネルギー革命により日本各地の炭鉱が閉山し始めた時期と同じ1969年に経営悪化から閉山。

その結果莫大な解体コストがかかるRC構造の緑が丘アパート群は放置され、閉山から半世紀以上経過した今でもひっそりそこに人々の繁栄と衰退の歴史を証明しています。(本部 髙橋瑞希)

田舎暮らし四方山話よもやまばなし~その2~【情報館設立35年。その体験をもとに田舎暮らしへのアドバイス】

この記事の投稿者: 総務

2025年9月15日

◆不便な田舎は昔語り?

「ホトトギス鳴きつる里に来てみれば、酒屋に3里、豆腐屋に2里」は、江戸時代の狂歌であるが昔の田舎は不便だった。酒を買うにも歩いて3時間もかかったのである。

道路が整備され、車でひとっ走りの時代となった。流通や通信の発達した現代では、5里どころか100キロの道のりも、もはや問題ではない。

とはいえ、いくら田舎が便利なったからといって、コンビニが徒歩圏内にあるのを期待するのは間違っている。

「JRの駅から近くて、坂道が少ない所で、病院やスーパーの近い所に移り住みたいのですが・・・」と相談を受けることも多い。そんな人には「では、都会で暮らしたら」というしかない。

田舎にデパートはないし、買い物は都会に比べて不便である。しかし、たとえ駅が近くても、毎日どこに出かけるのだろう。

坂道を歩き、さんさんと輝く太陽の下で、畑仕事に精を出す。だから田舎のお年寄りは元気なのである。

利便性だけを求めるなら都会がいい。でも都会では、水も空気も食べ物も作ることはできない。消費だけの都会と比べて、田舎ではさまざまなものを「手づくり」することが出来る。

都会にはない、余りあるものが田舎にはある。それを求める人のみが田舎暮らしの有資格者なのである。

◆農村と都市が共に手を携えて

人生90年の高齢化社会となり、50年の会社勤め後、健康に30年をどう過ごすか。

リタイア後も都会に住み続けなければならないという理由はない。おいしい水と空気があり、新鮮な野菜と果物に恵まれた田園暮らしを望むのは、高齢社会における暮らし方の大きな選択肢の一つとなってきたのである。

阪神大震災や東日本大震災級の大災害が何時大都市を襲うかも分からない。これまでの「都会は快適で安全」という神話が崩壊し、都会の不安は増大している。

一方農山村では、過疎高齢化がいっそう進行し、休耕地が増え山林が荒れてきている。

今こそ、都市と農村が共に生きる方策を探るべき時である。

農山村は都会で疲労した人々を回復させる力を持っている。農山村が求めているのは農山村を活気づける都会の元気な人々との結びつきである。人がいて初めて地域がよみがえる。一度上流から下流に下った人間が、上流に上るとすれば、それなりの心構えが必要である。

それは、上流の環境を汚さないこと。疲弊した上流がよみがえることに、わずかでも役立つというということである。

消費と浪費ばかりの都会生活とは違った、田舎での充実した暮らし方があるはずである。

◆まずは田舎に出かけてみよう ~あなたは「海彦」派?「山彦」派?~

「田舎暮らしは、山村がいいのか、海に近い場所がいいのか」。それも人それぞれである。

気高くそびえる山々や渓流に心の安らぎを感じる「山彦」の人もいれば、海を見て安息を覚える「海彦」の人もいる。

ひょっとしたら潮騒に心臓の鼓動が共鳴する人は、原始海から上陸した祖先を感じるのかもしれないし、また山のほとばしる渓流に祖先を感じる人は山から生まれたのかもしれない。

あなたが「海彦」なのか「山彦」なのかを決めるのは、あなたしかいないが、冬の寒さを避けたいという人は、海岸地方の温暖な地方を選んだ方がいいし、夏の蒸し暑さを避けたいという人は山間地の農山村がいいだろう。

しかし、人はそんなに簡単に「山彦」と「海彦」派に分けられるだろうか。人はそのどちらの要素も兼ね備えているのではないではないかと思う。

たとえば、海辺に近い所をと海辺に近い所を千葉県南房総で長く土地を探していたある人の場合。

ある秋の日の休日、その日も南房総に行く予定だったが、朝のテレビで那須の紅葉を見て急に那須に出かける気になった。その時案内された雑木林がすっかり気に入り、終のすみかに決めてしまった。「海彦」が「山彦」に急変したのである。

この場合、自分は「海彦」だとばかり思っていたが、実は内面的には「山彦」で、山間部の出かけて、はじめてそのことが分かったということだろう。(本部 佐藤彰啓)

福島◆南会津町/南会津でも暑い・・・【地域駐在スタッフ・福島「六十の手習い」だべ】 

この記事の投稿者: 福島・会津エリア案内人 / 馬場 和弘

2025年9月13日

▲毎年思うが、今年は特に暑い!!!

皆様、今日は8月2日ですが、如何お過ごしでしょうか?

移住して2度目の夏を迎えましたが、昨年より確実に暑いです!集落内での挨拶は毎日「いやぁ今日も暑いなや〜」ですよ。

昨年の夏はコラムに書きましたが、エアコンは使わずに何とか扇風機で乗り越えましたが、今年はさすがに歳(六十二)のせいか、遂に禁断のリモコンスイッチをポチっと!涼しい、最高ですね!

そこでふと思ったのは、昨年と比べて本当に暑いのか?

そんなわけでちょっと調べてみたら、昨年7月の最高気温平均28.8度で本年7月は29.7度と、約1度高いですね。

ちなみに1991〜2020年7月まで10年間の最高気温平均は27.2度。

と言うことは、一昔前と比べると2.5度上昇していることになりますね。なんだかなぁ・・・。

ニュースで北海道が40度近いと聞くと、頭の中は「?」ですよ。勝手に「北海道は涼しい!」と思っていたんですけどね。何だか地球が病んでいる気がするのは私だけ?

移住してからお遊びで色々と野菜を栽培しており、昨年は豊作で近所に配っていましたが、今年は自家消費分で精一杯。

天候の影響なのか、はたまた腕が悪いのかは不明ですが、正直不作ですよ。

▲毎朝現れる小鹿の様子。

そんな中でも楽しみなのは毎朝現れる小鹿です。

畑の中にちょこんと座っていて、行くと立ち上がり「お父さん、お母さんおはようございます」みたいな顔してますよ。

こちらも食害など特に被害はないので暖かく見守っています!(福島エリア現地案内人 馬場和弘)