弊社でお取扱いしている物件はすべて担当者が現地調査を行い、その物件の特徴を捉え、端的に皆さんにお伝えできるタイトル付けを心がけています。
一方、不動産の広告の表示には一定のルールがありますが、まだまだ定義が曖昧なものも多く、その都度悩みながら考えているのが現状です。 例えば「築浅」という表記についても、根拠となるような明確なルールを見たことがありませんが、皆さんの感覚ではいかがでしょう?
私は不動産と一口に言っても種別が数多くあり、やはり築年数だけで線引きをするというのは担当者としては少々同意しがたいのです。
- 根底には「築浅」=きれいな物件 というイメージ
例えば都市部の「賃貸アパート物件」であれば新築のほか、賃貸契約はおおむね2年ですから、入退去、使用頻度、契約までの期間や流通サイクルなどを考慮すると短そうな気がしますし、取り扱う「田舎物件」の場合は、販売期間が長期に渡ることも珍しくありません。
最低でも10年未満だと呼べるのではないか、と考えますがいかがでしょうか? 6~8年くらいのお住まいが多く、「築浅」と呼べそうな気はします。
インターネットで調べてみたところ、不動産情報サイト事業者連絡協議会という所が、2012年の4月に「不動産広告に関するアンケート」と称して、一般消費者向けにアンケート調査をした結果が掲載されていました。
その中に「築浅物件」とは、築何年くらいまでを指すと思いますか?
という問いがあり、 「5年」までという回答が45%、「5年までの合計」は8割超にも及びます。
アンケートの中には、女性の方が「築浅」を短く考えている、などおもしろい結果もあり、広告を作成する担当者としては、認識のずれを再認識せざるを得ません。 急速に発展したインターネット上での不動産物件の情報発信で、「言葉」選びはさらに難しくなりました。一方ルールによって表現が狭められ、どこのサイトも変わりないものになってしまえば、不動産業界自体が灰色に染まってしまいます。
一般的な用事用語や単語・名称、ふるさと情報館で独自に使われている田舎暮らし物件ならでは表現など、今一度精査し、さらに研究していく必要があるかもしれませんね。
八ヶ岳西麓担当・星野 努
富士見町住宅【終了しました】 築年は平成17年6月 一条工務店による保温・気密性の優れたきれいな物件で、築浅と呼びたい家。 ご見学の際はTEL03-3351-5601 ふるさと情報館・本部まで
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