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千葉◆勝浦市/木の伐採における重量物の移動について【お悩み解消!千葉・お助け隊】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2015年11月18日

『月刊ふるさとネットワーク』の一部の読者の方々に盛況であった「木の伐採」シリーズ。今回は木の伐採に関連してのコラムを一つ。

枝はたいしたことはありませんが、幹の分は相当重たくかさばるものです。1本の木を伐採した後に正確には量ったことはありませんが、倒木後の処理も悩みどころです。木材はそのまま産業廃棄物扱いとなり、意外と処理するのに費用が高かったりします。

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小さく切れば移動も大したことありませんし、もちろん伐った所にそのまま置いておくのも・・・いいことはありません。時にそれらを利用して何かを作りたい!ということを考えると、なかなか小さく切れない、、、なんて場合もあり・・・

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移動に関してはクレーンやユニックを頼めば良いかもしれませんが、ここで登場するのが我らお助け隊100の独自アイテムのひとつ「三又チェーンブロック!」。(さんまた、と読みます。みまたではありません!)

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チェーンブロックというものは皆さんもどこかでお目にかかったことがあるでしょう。工場などで上部から吊るされたチェーンに荷物を引っ掛け移動する光景のアレです。それを野外で可能にしたのがこの「三又チェーンブロック」produced by SUZUKI!

形や原理はシンプルでありますが、実際使ってみると感動します。片方の端が動く様に固定された3本の棒を三角すいのように立て、その頂点にチェーンブロックを掛けます。

三又チェーンブロックとは、3本の棒の片方を自在に動く様に束ね、三角錐のように建て、その頂点にチェーンブロックを吊り下げたもの。クレーンを使うほどでもないが、人力ではどうにもならない重力物の移動に重宝します。

まずは釣り上げたい物(今回は推定200キロの大木の伐蕪と100キロのコンクリート基礎)の真上にこれを設置し引っ掛けました。あとは「滑車の原理」で垂れ下がっているチェーンを巻き上げます。少し釣り上げた状態で3本の棒を移動したい先に順次持ち上げ、少しづつ移動していきます。

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まぁ、言われてみると「そんなことか」と思いますが、実際やってみると学校で教えたくなるような「物理の実験」が凝縮されているのを実感します。これを授業で実際にやってみると理科の成績が上がるはずです!

この三又チェーンブロック・鈴木スペシャルは1トンまで釣り上げ移動が可能です。皆さんも田舎暮らしに一家に一台いかがでしょうか。ただ、くれぐれも重量物の下敷きにならないようにお気をつけ下さい。(ロケ地・千葉県勝浦市)

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