歳月人を待たず。田舎に暮らし始めたらすぐやっておかないと、後年ホゾを噛むことのひとつに「くだものの苗木を植えておくこと」があります。「温州ミカン」や「ビワ」など、温暖が絶対条件の果樹以外に、この蔵王でもほとんどのくだものがつくられています。
「桃栗3年、柿8年」はもちろん、「梨」、「ぶどう」、「ブルーベリー」、「りんご」、「いちじく」、「梅」、「かりん」、「キウイ・フルーツ」など、まわりの農地でたくさん目に入ります。平成10年に横浜から移ってきたときに借りた畑や庭に、苗を買って植えていたら、いまごろは立派な果樹園になっていたはずと、昨今雑草の目立つ畑や庭をみて残念な思いです。
毎年の野菜作りに専念し過ぎて、くだものづくりを忘れていた18年でした。もっとも、田舎暮らしの蔵王が、自分の人生の到達地点という気持ちや計算は当時なく、果樹園つきの「終の住処」に思いは至っておりませんでしたから、歳月を積んだ今だから考えることでしょうか。
敷地に果樹が植えられていることで将来、「住まいの処分」に差支えがでることは、まずありえませんので、移住したら敷地や、借りた畑に場所を見据えて土地に合う果樹を植えられることをおすすめします。 「柿」、「ゆず」、「梅」、「いちじく」などはあまり手間をかけずにほどほどの収穫が楽しめるようです。
「秋には干し柿づくりが体験できるハチヤ柿が庭に3本もある家」などのフレーズは、中古住宅の立派な付加価値となります。
(白石蔵王駐在 渡辺 和夫)
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