本日5月1日より新元号・令和がスタートしました。おめでとうございます。
北杜市の5月といえば「北杜24景」のひとつ「長澤の鯉のぼりと花の森公園」が頭に浮かびます。国道141号線沿いの棚田集落が長澤地区は、かつては佐久甲州街道の要衝地でした。先日地元の方の民家を訪問した折も、陣笠や刺股や槍などが保管されていて、往時の面影を残していました。
薫風の中、長澤の風の谷には500匹を超える鯉のぼりが勇壮に泳ぎ、そのさまはまさに皐月の象徴として地域を代表する景色といえそうです。人と自然が作り出す景観。その近くにオープンした民家を利用したフランス料理店は、移住者が数年前に開いたもの。周辺の棚田の風景にもよくマッチしています。
5月といえば爽やかなイメージがありますが、アメダスの大泉の観測所(標高867m)において観測される気象データを見ても、春から夏に向かう橋渡しとしての月という特徴があります。昨年も120㎜ほどの降水量があり、平均気温は15・5度でした。上着一枚で日中過ごせる陽気である一方、月半ばには最低気温が2.7度、最高気温が28.2度を記録しています。
気温の寒暖差が大きいため、突然の雷雨などにも注意が必要です。冬の間不凍線の通電によって高かった電気代も落ち着いてくる時期です。これからは都会と違ってエアコン不要の快適な夏に向かって過ごせる季節となります。物件見学でお出かけの際は、八ヶ岳事務所に隣接した「田園暮らし体験館」などをご利用されてはいかがでしょう。皆様のお越しをお待ちしております。
~田園暮らし体験館について~ ふるさと情報館八ヶ岳事務所では年間を通じて田舎暮らしの体験施設「田園暮らし体験館」を皆様にご提供しています。貸別荘タイプで1日1組限定ですので気軽に八ヶ岳南麓体験ができます。2ヶ月前から宿泊予約(平日1泊お一人様2、500円)を受け付けていますので、どうぞご利用ください。宿泊予約は八ヶ岳事務所まで(電話0551 -46 -2116 水曜定休)
◆北杜市市内の空き家の特徴・その2~ 実家の処分 ~
数年前に「実家のたたみ方」というNHKの取材がありました。親の実家を相続したものの、都会で居を構えて暮らす立場から見れば実家というものが相当な重荷になってきており、その処分について四苦八苦している・・・。そこで当社の取り組みが紹介されました。
ご覧になられた方も多いと思いますが、私の印象としてはそれ以降、親の実家の相続人からのご売却についての相談件数が一挙に増えてきた感じがします。北杜市の空き家バンクを通じて移住者に売却された所有者のおひとりは、積年の新聞紙や衣類・食器などの処分費が膨大にかかってしまったにもかかわらず、実にホッとしていました。また、農地に無断で倉庫を作ってしまった場合や未登記建物の登記の仕方など、田舎の家の特有の困難な事象があるのも事実です。
しかしながら、各地域のそうしたご実家というものは田舎暮らしを希求する都会人にとっては得難い物件ともなり得ます。宝の山は自分で見つけていくしかありませんが、その先鞭となって皆様にご紹介させていただける私にとっても、身の引き締まる思いです。ご実家を引き継いでいただく都会の移住者をこれからも応援してまいります。(八ヶ岳事務所 中村 健二)
==================================================
★☆★遠方からの物件見学の際は、「田園暮らし体験館」がお得です!
◆空き家大募集中! 八ヶ岳岳事務所には「一般社団法人空き家相談士協会」認定の空き家相談士が常駐しています。相続手続きや農地や山林、築100年以上の母屋の有効活用など空き家に関する相談を承っております。(要予約、相談無料。担当は中村)
投稿者プロフィール
