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山梨◆八ヶ岳/浅春のみぎり、3月のお知らせ【八ヶ岳南麓・高根の里だより】

この記事の投稿者: 代表取締役・中村健二

2020年3月1日

▲富士山の笠雲。まもなく雨模様の天気。(北杜市高根町)

凍てついた大地からひょっこりと生きものたちが頭を出しはじめるこの時期。八ヶ岳南麓では冬から春へのタスキの引き継ぎは、風がもたらすのが決まりとなっています。宮沢賢治が韮崎出身の保阪嘉内(ほさかかない)から教えられたと思われる「八ヶ岳おろし」が『風の又三郎』にも出てきます。冬の使者はいつしか消え、南風がその座を譲っていくのです。

長く裾野を引く八ヶ岳の東側から吹く風を「佐久口」、西側より吹くそれは「諏訪口」と呼び、大陸の発達した高気圧がもたらす季節風が東は須玉川、西は釜無川を下って甲府盆地に集まるのだから堪りません。サッカーの名門・韮崎高校が全国制覇まであと一歩まで迫ったのは正確無比なショートパス。それが鍛えられたのは八ヶ岳おろしだという人も多いです。

▲残雪の残る神々しい甲斐駒ヶ岳。(北杜市大泉町)

南麓の物件探しで注意したいのは、山岳景観の抜けるような景色の場所で北側に道路がある物件の場合。北側に玄関を持っていく配置にすると戸が強風で開かなくなったという人を何人もわたしは知っています。そうした時にはこの地域で建築設計を数多く手がける住空間研究所の松本勲(まつもといさお)氏に土地選びを相談するのも手。物件見学の折には事務所スタッフにお気軽にお声掛けください。

▲強風にはためく沿道の上り旗。(北杜市高根町)

◆現地見学会が始まります

毎年、3月になると始まるのが当社主催の各地で開催される現地見学会です。今年もこの3月から八ヶ岳事務所をはじめ、信州八ヶ岳西麓、東信州佐久、青木、岩手遠野、埼玉秩父、山梨甲州、栃木那須の各エリアで行います。現地見学会は個別の物件案内とは異なりそのエリアの専任スタッフ同行のもと、複数組でいっしょに現地をご案内いたします。そこでは参加者同士の貴重な意見交換の場でもありますので、どうぞ積極的なご参加をお願いいたします。

八ヶ岳南麓の場合は新着物件のほか、成約者や移住者のお店なども拝見したり昼食を取る中で、生の情報が得られることもしばしば。また、標高の違いによりまだ残雪が路肩にあるなど、見どころも数多くあります。気象状況により「八ヶ岳おろし」の季節風にも出会えるかもしれません。光りかがやく甲斐駒ヶ岳のおすすめスポットもご紹介いたします。

◆八ヶ岳スタッフが県内初の「星空案内人」に

八ヶ岳のスタッフでみなさまの移住のための道先案内人であり、『月刊ふるさとネットワーク』誌面でも星空散歩のコーナーを6年にわたって担当しているスタッフの安江美香が、このたび山梨県内第一号の「星空案内人(星のソムリエ©)」に認定されました。

そして令和2年1月23日の朝日新聞・山梨版には破格の4段でインタビュー記事が掲載され、わたしも驚くととともに八ヶ岳事務所スタッフの魅力がもうひとつ増えたことを素直に喜んでもいる次第。彼女にはこれからも八ヶ岳から見る星空をおおいに語っていくことを願っています。そして「星空観望会」などを計画しています。乞うご期待を。(八ヶ岳事務所 中村健二)

※星のソムリエ ® は星空案内人資格認定制度運営機構が管理・運用する商標です。

▲朝日新聞切り抜き。

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