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北杜市◆全域/小動物の通り道【八ヶ岳スタッフ・日々の暮らしより】

この記事の投稿者: 八ヶ岳事務所スタッフ

2024年12月31日

▲県道28号の清里大橋を渡り、清里駅に向かう途中にある。

北杜市の豊かな森には、天然記念物のヤマネやリスなどの小動物が木の上で暮らしています。

森を分断する道路が原因で動物たちの移動範囲が制限され、時には車と衝突する危険性があります。

平成10年(1998年)、山梨県は保護活動の一環として「ヤマネブリッジ」を整備しました。

森の小さな動物たちが安全に道路を渡れるようにするための、橋のような通り道です。

こちらは道路の案内表示と兼ねる形で建設されました。

鋼鉄製の堅牢なつくりで、ブリッジの内部は人がかがんで通れるほどの広さです。

▲小動物保護のため「橋」を設置。

また、北杜市では平成19年(2007年)に民間連携事業として「アニマルパスウェイ」を八ヶ岳南麓の市道上に整備しました。

現在では、2基の「アニマルパスウェイ」が設置してあります。

「アニマルパスウェイ」、「アニマルブリッジ」共にモニタリングによって、ヒメネズミやヤマネなどの小動物だけでなく、彼らの天敵であるテンも利用していることが確認されています。

このような取り組によって、動物たちが安心して移動できることが期待されています。

北杜市にいらした際は、ぜひ探してみてください。(八ヶ岳事務所 柳本朝子)

東京◆本部/家財道具のお引渡し【本部スタッフ・日々の業務より】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2024年12月28日

▲古民家では家財がたくさん残っているものがある。

「引渡しはこの仏壇だけ片付ける、という条件でお願いします」と売主さんから依頼されました。

その物件は築100年近くの古民家。

田舎暮らし物件には、代々何十年と暮らしを営まれていた住宅があります。

それを自身の代で売却するのはとても大きな敬意が払われるべきことです。

時には、そこには家と同様に代々受け継がれてきた家財があります。

本来、不動産とは土地と建物のことで家財道具は含まれず、通常の売買では家財道具は撤去します。

業者に依頼すれば処分は簡単でしょうが、遠方にいたり、その量がとても多かったりすると費用面でも難しいことがあります。

家の中のみならず、納屋や蔵にもたくさんの物や農具、または車、機械などが置いてあることがあります。

買側にとっては全く不要なものであっても、家主(売主)にとってはその一つ一つに思い出が詰まっており、自分での処分は気が進まないこともあります。

▲物件によっては農機具が置いてあることがあります。

このような物件は、それらの道具も含めた現状渡しを売出し条件にすることがあります。

言わば、買主がそれらを含めて買い受けた後、引き続き使うなり、処分するということです。

気に入った物件に家財があった時それらをどうするのか。

双方の言い分を明確にし、トラブルのない引渡しを行いたいものです。

因みに、冒頭の物件は、買主さんから「仏壇も置いて行って良いです(勿論、魂抜きはしました)」と申し出があり、そのように売買が成立致しました。(本部 金澤和宏)

東京◆本部/深層心理にある田舎アイテム【本部スタッフ・ご当地ローカル発見伝】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2024年12月25日

▲見たことはあるけど、何の看板かよく知らない。それだけでもイメージ戦略としては成功していると思いませんか?

突然ですが、田舎といえばまず連想されるものは何でしょう。

美味しい空気、緑の多い豊かな自然、虫の声や川のせせらぎ等、視覚・聴覚・嗅覚の面から人は過去の記憶に遡って、これと言えばThe・田舎といった要素があると思います。

日本人の心の中には、人生で一度も田舎で暮らしたことがない人でも、これこそ田舎といった光景を瞬時に想像出来るのは、日本人の脳内に標準装備された一種の才能だと考えています。

さてそんな中である一定の年齢層の人には、人生どこかで見た記憶はあるものの、固有名詞や具体的な内容が思い出せない、所謂深層心理にある田舎アイテムがあると思います。

それはズバリ、今回取り上げる「マルフク」の赤い看板もその中の1つではないでしょうか。

株式会社マルフクとは、2002年まで電話加入権を担保に少額融資を行っていた貸金業者で、まだインターネットが普及する以前の1980年代全盛期には、日本全国至る所の田舎にこの赤い広告が約50万枚は存在したとか。

広告ということは自販機と同じで年間いくらかの収入が得られるはずですが、現在この会社自体が貸金業を廃業しているため、少なくとも20年以上は広告主を失い全国で放置され続け今に至るわけです。

▲福島県“ 昭和” 村の旧喰くい丸まる小学校。この手の“ 昭和” 木造校舎は、全く自分の世代ではないため親しみはないですが、何故か懐かしさだけは感じることが出来ます。これって前世の記憶なのでしょうか?

これだけ携帯電話が普及している現代においては、電話加入権なるものがほぼ無価値に思えるものの、昭和中期にはテレビやラジオが貴重な娯楽の一つだったのと同様に、固定電話や葉書も当時としては数少ない通信手段の一つ。

日本の敗戦後、焼け野原となった全国各地において、逼迫する住宅需要に対して供給量が全く追いついていなかった事情から、1990年のバブル景気終盤をピークとして多くの家屋が建築されました(その結果として戦後スギの植林が開始されたものの、円高による安価な外国産木材の輸入や、建築資材の変化等により全国各地で手入れされていないスギが大量に放置され、日本人の4人に1人は患者とされる昨今のスギ花粉問題に繋がってきています)。

しかし2024年現在では、全国に世帯主を失った空き家が約900万戸あるとされ、不動産の担保価値も電話加入権と同様にその位置付けが大きく変わってきたように感じます。

例えば東京のJR中央線最寄り駅から徒歩圏内の新築戸建住宅の最低価格が1億数千万円〜と、絶賛失われた30年真っ只中で可処分所得が一向に上がらない中、夫婦共働き・ペアローン・フラット50という三拍子がもはや当たり前になっている東京の新築事情とは打って変わり、地方の空き家はもはやタダでもいいから手放したいという、上記の実情と比較して信じられないような声が実際にいくつも寄せられており、つくづくモノの価値とは需要と供給の絶妙なバランスから成り立っているものと痛感させられます。

だからこそ、田舎で色褪せた赤いマルフクの看板を見かけると、「夏草や兵どもが夢の跡」と言わんばかりに、時代の移り変わりに翻弄され、空き家で寂しそうに世帯主・広告主を待つマルフクの看板に想いを馳せてしまうのです(本部 髙橋瑞希)

東京◆本部/物件動画作成しました【ふるさと情報館からのお知らせ♪】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2024年12月22日

▲YouTube公式チャンネルを開設しました。

近年、様々な情報発信の仕方が増え、多数のメディアを持つ企業が増えています。

ふるさと情報館でも公式YouTubeチャンネルを新たに開設いたしました。

雑誌の読者様に、より多くの情報やコンテンツを、動画を通じてお届けすることを目的としています。

ストックされた動画や画像で、物件の魅力をより多くの人に、より深く伝えることができます。

物件探しには現地見学が欠かせません。

まだ一部の物件のみの公開ですが、是非、チャンネルをご覧いただき、新たな魅力を発見してください。(本部 星野努)

群馬◆嬬恋村/浅間山がつくりだした溶岩の世界【本部スタッフ・地方出張余話】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2024年12月19日

▲標高約1350m。ゴツゴツした岩に囲まれた散策路。

群馬県吾妻郡嬬恋村にある鬼押出し園おにおしだしえんは、1783年に起こった浅間山噴火の際、溶岩流が凝固したことによって生まれた広大な溶岩地帯が特徴的な観光スポットです。

鬼押出しの名前の由来は、噴火の際に鬼が暴れて岩を押し出したように見えたといわれる事からついたようです。

園内には、見応えある奇岩が点在しており、火山活動の力強さを感じさせる不思議な景観が広がっています。

散策路は整備されており、四季折々の美しい風景が広がる中、のんびりと自然を楽しみながら歩けます。

▲5月中旬~10月下旬頃に見られるヒカリゴケ。

また園内の中央付近にある浅間山観音堂の一角には、周辺の景色を一望できる「見晴らし台」も設置されています。

特に、晴れた日には青空と黒い溶岩のコントラストが美しく、写真映えするスポットとしても人気です。

嬬恋村にお越しの際は、火山の歴史と雄大な自然が作り出したこの場所で、特別な体験を楽しんでみてはいかがでしょうか。(本部 角南辰彦)

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鬼押出し園(西武プリンスホテル&リゾーツ公式ホームページ内より引用)

・営業期間:通年営業

・営業時間:8:00A.M.~5:00P.M.(最終入園4:30P.M.)
※季節により営業期間・時間の変更、または営業を休止する場合がございます。ご利用の際はご確認ください。

・駐車場:無料(乗用車750台・バス35台)

・鬼押ドッグラン入場料
鬼押出し園ご入園:¥550
ドッグランのみご利用:¥1,100

福島◆南会津町/カメムシ【地域駐在スタッフ・福島「六十の手習い」だべ】 

この記事の投稿者: 福島・会津エリア案内人 / 馬場 和弘

2024年12月16日

▲カメムシ用殺虫剤。

福島県の中で主に会津地区を担当していますが、昨年に引き続きカメムシが大量発生しています。

全国的らしいのですが凄い!の一言です。

結果、この時期に内見希望がある時はいつもより早く物件に入り、カメムシ退治をしてからお客様をお迎えしております。

そこでカメムシについてちょっと学んでみました。

世界中にナント45,000種が存在し、日本には驚きの1,400種が存在していて、意外なのはセミやアメンボ、トコジラミも仲間なんですよ。

セミさん、あなたもカメムシの仲間だったとは・・・。

カメムシと聞くと思い浮かぶのはやはり強烈な臭いなんですが、その正体は「アルデヒド」という物質で、早い話が毒だそうです。

臭くて嫌われているカメムシですが、実は農作業でも天敵で、果実や作物の茎を吸い害虫扱いされているとんでもないヤツなんです。

現在日本で大量発生しているのは「チャバネアオカメムシ」「クサギカメムシ」「ツヤアオカメムシ」の3種類。

これらが大量発生しているが、原因は未だ不明だそうです。恐るべしカメムシ!!

▲無農薬、無肥料で作った野菜。

さて気持ち悪い話はそこそこに我が家の野菜についてちょっと。

我が家では「菌ちゃん農法(吉田様)」「自然農法(今橋様)」の栽培方法を参考に栽培し、勿論無農薬・無肥料です。

それでも元気な土を作れば、元気で美味しい野菜が育つんですよ。(福島エリア現地案内人 馬場和弘)

岩手◆北上市/白鳥飛来地大堤公園・新堤【みちのく岩手・新遠野物語】

この記事の投稿者: みちのく岩手事務所/ 佐々木 泰文・佐々木 敬文 

2024年12月13日

▲文化の日の大堤。陸上競技大会やワンちゃんの散歩など、この日も多くの人が訪れていました。

ツバメやカッコウなどの夏鳥、ガンやカモなどの冬鳥など、日本には季節の移り変わりを知らせてくれる多種の渡り鳥がやってきますが、その中でも代表格やはり冬と共にやってくる白鳥ですね。

東北の道を走っていると時折「白鳥飛来地」と書かれた案内看板が目に入ります。

冬の冷え込みが強い岩手にも毎年白鳥たちが冬を過ごすスポットがあります。

岩手県の内陸の中南部に位置する北上市にある大堤おおつつみ公園。

北上総合運動公園に隣接するこの公園は、自然の中の散策路も充実している事から年間を通して多くの人が利用します。

大堤公園の特徴はやはりその名前通りの大きな〝堤〞、7,3haの堤の周囲を松林が囲う形になっており、自然の中で過ごす多くの野鳥の声が聞こえてきます。

▲去年からの居残りさん達は木陰でのびのび過ごしていました。

もう一つの〝新堤しんつつみ〞には毎年1000羽を超える白鳥が飛来し、その事が県内ニュースで伝えられるといよいよ本格的な冬の到来です。

酷暑が続いた2024年は、11月4日現在まだ飛来は確認されていませんでしたが、意外とその存在を知られていない居残りさん達に出会う事が出来ました。

居住環境の好みは人のみならず〝十羽十色〞あるようですね。(みちのく岩手事務所 佐々木敬文)

北海道◆全域/ダウンと帽子は必需品【北の国から・制作スタッフ進行日誌】

この記事の投稿者: 編集

2024年12月10日

▲寒い日の小樽運河。

寒い日に雪道を歩くと耳の奥がキーンと痛くなる。

気圧差で血管が膨張と収縮を繰り返しているのか、暖かい所へ行ってもこの痛さはしばらく治らない。

帽子やフードを被ると耳が痛くならないのに10代、20代の頃はオシャレ優先とフードなしのコートばかり着ていた。

ところが年々歳を重ねると寒さに弱くなり、冬の北海道へ帰省するときにはフードか帽子が必需品となりダウンを着ることが増えた。

昔の自分では考えられなかったが、この歳になってダウンの暖かさを実感した。

ダウンを着るようになった一番のきっかけは3年前のお正月。

とても寒い年で私の地元小樽は例年-5℃ぐらいまでしか下がらないのに、珍しくこの日は-10℃まで下がった。

流石にウールコートで外を歩くと肌に突き刺さる寒さでコートを着てきたことを悔やんだ。

それからというもの毎年ダウンを着て帰省している。

▲フード付きダウンコートが◎

けれどもダウンを買いに出掛けた日、フード付きダウンで気に入ったものがなく結局フードなしのダウンを購入してしまった(笑)。

その為、帽子を持って行くことを忘れそうになりながらダウン+帽子で帰省している。

さて今年もそろそろダウンを出さねば!(本部 菊地美穂)