▲佐久市ぴんころ地蔵。
先日、いつか行ってみたいと思っていた佐久の「ぴんころ地蔵」と小諸の「布引観音」に行ってきました。
成田山薬師寺の入り口にある「ぴんころ地蔵」は、「ピンピン生きてコロリと逝く」と願っている高齢者で結構賑わっていて、私もしっかりとご祈願してきました。
それから小諸に回り「布引観音」登り口に着いて見上げると、急峻な岩山でその入口には杖が用意されていました。
参道は、山登りのように険しく、つづら折りの石段を杖をつきながら、30分ほどがんばりなんとか布引山釈尊寺(布引観音)に着き、布引山の断崖絶壁に建てられた静寂の中にたたずむ観音堂に、念願のお参りをすることが出来ました。
▲「牛に引かれて善光寺参り」でお馴染みの布引観音(画像はイメージです)。
よく言う「牛に引かれて善光寺参り」はここが舞台とのこと、「昔強欲な老婆が川で布をさらしていたところ、突然牛が現れ、その布を角にかけ走り出した。それを追いかけて遠く離れた善光寺へたどり着いた老婆はすっかり改心し、極楽往生をとげた」という「ぬのびき伝説」に由来し、他人の誘いや思いがけない出来事で良い方に導かれる事を例えた諺とのことでした。
佐久地方にまた来ることがあったら、元気なうちはお参りに訪れたいと思っています。(信州蓼科エリア案内スタッフ 星野 登美夫)