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長野◆小諸市/自然豊かな飯綱山公園【本部スタッフ・地方出張余話】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2024年11月29日

▲南側の諸(もろ)集落を望む。

長野県小諸市は、浅間山の麓に広がり、雄大な自然を感じられる美しい街です。

小諸市街地の北西に位置する、標高約815mの飯綱山には、戦国時代富士見城と呼ばれる山城がありました。

現在、この城跡周辺は「飯綱山公園」として、小諸高原美術館や長野県動物愛護センター、野鳥の森、富士見城跡、桜(小諸八重紅枝垂こもろやえべにしだれ)の名所、ドッグラン等を有する有名な公園です。

▲天気が良い日には、富士山、八ヶ岳等を見渡すことができる。

公園からは、浅間山、八ヶ岳連峰や北アルプス、さらに気象条件に恵まれた日には、城の名にある富士山を望むことが出来ます。

園内をゆっくりと散策しながら春には桜が咲き誇り、夏は緑が美しく、秋には紅葉が見事に色づくなど、四季折々の風景を楽しむことができます。

また、遊具や広場もあり、家族連れやペットと楽しむ事もできます。

心身ともにリフレッシュできる自然豊かな公園で、都会の喧騒を忘れ、ゆったりとした時間を過ごしたい方にとっては理想的な移住先になると思います。(本部 角南辰彦)

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飯綱山公園(小諸市公式ホームページより引用)
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・所在地:小諸市大字諸字東房151-1

*歴史の広場(富士見城跡)が平成17年10月24日に国土交通省・関東地方整備局が選定する「関東の富士見百景」に選定されました。

群馬◆みなかみ町/谷川岳の紅葉【北の国から・制作スタッフ進行日誌】 

この記事の投稿者: 編集

2024年11月26日

▲道中の紅葉。

群馬県みなかみ町にある谷川たにがわ岳は百名山でもあり紅葉の名所です。

関東の紅葉名所人気ランキング1位にも輝いています。

この時期は特に登山者+観光客で連日賑わいをみせております。

山頂まではロープウェイとリフトを使い、移動中も赤や黄色、橙色に色づいた樹々を眺めながら空中散歩を楽しめます。

ロープウェイを降り、リフトに乗り換えてからの景色も格別です。

▲ロープウェーから見る紅葉。

その景色をお見せしたかったのですが写真を撮り忘れたことに気づきました。

代わりにロープウェイから撮影した写真をお見せします。

▲山頂からの景色。

山頂からは富士山やアルプス、上毛三山など美しい山々の紅葉を一望することができ圧巻です。

運がよければ初冠雪を見ることができるかもしれません。

行き帰りの車中でも紅葉を楽しめ、水上みなかみ温泉も近いので気になる方は暖かい格好でお出掛けください。

可能でしたら土日、祝日を外すことをおすすめします。(本部 菊地美穂)

栃木◆那須/温かな人情誘う田舎の赤ちょうちん【本部スタッフ・地方出張余話】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2024年11月23日

▲心を惹きつけられる赤ちょうちん。

コロナ禍以前は、那須へ出張の時には2回に1回は飲み、最終の新幹線(那須塩原駅発22時11分)で帰ることが定番の帰路でした。

それがコロナ禍により3年余り途絶えてしまいましたが、先日、それまで頻繁に通っていた居酒屋へ久し振りにお邪魔させて頂きました。

風の噂では、コロナ禍の最中にそこのご主人がお亡くなりになったとか。

そんなこともあり、ずっと気には留めていたお店です。

暖簾を潜ると奥様と跡取りの息子さん、そしてお嫁さんが数年前と変わらず元気に迎え入れてくれました。

コの字カウンターのなかにはやはり、威勢の良かったご主人の姿はありませんでした。

ただ、明るい雰囲気は依然と全く変わらず。

お客さんは地元の人が多く知らない方が多いのは当然です。

ただ、こちらの会話でも遠慮なく入ってきます。

料理の注文も「それ、美味そうだな、こっちにも下さい」という感じ。

その場にいるみんなが直ぐに打ち解け、知り合いになるような状況です。

それは一人で行っても同じで寂しくはないでしょう(反対に、静かに飲みたい人には無理な場所)。

▲その土地のお酒を飲むのも嬉しいひと時(画像はイメージです)。

都会の居酒屋ではあまりない空間。

数時間の一時、一期一会、その場にいなければ実感できない心地良さ。

田舎暮らしの隣近所でお互い様の精神に相通ずるものがあります。

美味しいお酒に料理、人情話、噂話、雑学、怪しい話、その他諸々…。

そんな楽しいひと時を過ごさせてくれる、田舎の赤ちょうちんに感謝。

これからもしっかり勉強させて頂きます(酔)。(本部那須担当 金澤和宏)

福島◆南会津町/会津西街道の宿場について【地域駐在スタッフ・福島「六十の手習い」だべ】 

この記事の投稿者: 福島・会津エリア案内人 / 馬場 和弘

2024年11月20日

▲大内宿の紅葉

この原稿が皆様のお目に掛かるころ、会津地方は綺麗な紅葉になっているかと思います。

前回は会津を中心とした五街道についてご説明しました。

今回はその中でも人気の会津西街道の宿場について少々。

会津西街道とは会津若松から栃木県今市市までになり、会津藩の主要道路の一つで、会津からだと皆様ご存じ大内宿を過ぎ南会津(旧田島町)山王峠を超えて日光街道を経て今市市への道路になります。(現在の道路での距離換算は約112キロ)

その距離の中に宿場が十六ヶ所あり、会津から順に
①福永(会津美里町)
②関山(会津美里町)
③大内(下郷町)
④倉谷(下郷町)
⑤楢原(下郷町)
⑥田島(南会津町)
⑦川島(南会津町)
⑧糸沢(南会津町)
⑨横川(日光市)
⑩中三依(日光市)
⑪五十里(日光市)
⑫高原新田(日光市)
⑬藤原(日光市)
⑭大原(日光市)
⑮高徳(日光市)
⑯大桑(日光市)となります。

この十六の宿場でも一番人気が③大内宿でしょう。

年間観光客が約九十万人で、土日はもちろん平日でも賑わいをみせています。

併せて近隣の湯野上温泉、芦ノ牧温泉も忙しいようです。

今でこそ車で二時間半程ですけど当時は何日かかったんでしょう…?

私は⑧の糸沢に住んでおりますが、一度タイムスリップして当時の大名行列を拝見したかったですね。(福島エリア現地案内人 馬場和弘)

山形◆酒田市/1日1便の秘境「とびしま」【本部スタッフ・全国乗り鉄漫遊記】 

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2024年11月17日

▲酒田港⇔勝浦港は普段「定期船とびしま」にて運航されるが、船舶検査時には写真のように岩船港⇔粟島港で運航される「awalineきらら」にて代船運航される。

日本海に浮かぶ島といえば、代表的なのは新潟県の佐渡島や島根県の隠岐諸島が挙げられるが、東北地方の日本海側にも島があることをご存知だろうか。

それが東北地方かつ山形県唯一の有人島であり、外周約10㎞に満たない小さな島、飛島とびしまだ。

島民約160人、平均年齢72歳、主な産業は漁業・旅館業と、瀬戸内海に点在する小島と同じ規模だが、離島自体が少ない日本海側ではかなり珍しい環境だ。

鳥海山ちょうかいさんの山頂が噴火した際に、日本海に山塊として飛び落ちそのまま島になったという伝説が島の由来となり、島の真東は酒田市ではなく秋田県にかほ市象潟町きさかたまちとなる。

そのため山形県内では最も緯度が高いが、対馬海流の真っ只中に位置するため、意外にも山形県内のどの地域よりも平均気温が高い。

▲酒田港併設の「さかた海鮮市場」では朝獲れの新鮮な鮮魚が並び、決して観光地価格ではなく市民にも手頃な価格で販売されている。

かつて北前船きたまえぶね貿易により、最盛期は日本の商業の中心地と謳われたほどの隆盛を極めた酒田だが、この飛島も古来より佐渡島〜粟島あわしまとの海の道が存在し、酒田港への潮待ち港としても機能した。

ただこの2島は新潟県佐渡市・岩船郡粟島浦村いわふねぐんあわしまうらむらとして単独行政を維持しているが、飛島は1950年に飽海郡あくみぐん飛島村から酒田市へと比較的早期に吸収合併されている。

村には小中学校があったものの、2019年3月に唯一の在校生が卒業してしまったことで、今や島内に子供たちの姿はなく、さざなみの音だけが聴こえてくるだけだ。

▲酒田港を出港すると雄大な鳥海山が見えてきて、地元の人たちが港にて見送ってくれる。

離島巡りに興味がある方には一度訪問を推奨するが、この島への公共交通機関は酒田市が運営する定期船のみで、特筆すべきは何とも言ってもその本数。

毎年4〜8月の大型連休等の繁忙期には1日2往復の運航だが、その他の通常期は酒田港09:30時発、勝浦港10:45着/13:45発、酒田港15:00着の僅か1往復のみ。

そのため日帰り観光では最大3時間滞在することが可能で、その他の時間帯に島内に留まるには、7軒あるいずれかの民宿に泊まる以外選択肢はない。

なお飛島は鳥海国定公園ちょうかいこくていこうえん普通地域かつ第2種特別地域に指定されているため、キャンプが禁止されていることを念頭に置いて頂きたい。

そんな秘境感満載の飛島だが、島に訪れる方の大半は釣り目的で、その界隈にとっては日本でも指折りの釣り場のメッカとか。

逆に冬期は日本海が荒れるため1週間近くも休航になる時もあるため、文字通り絶海の孤島と化してしまう。

▲飛島西岸の賽の河原は切り立った断崖や、長年削られた丸石が転がっており、日本海の荒波を長年受け止めてきた自然の力を感じられる。

山形県といえば比較的内陸部の観光地が多いが、庄内地方には飛島の他に、酒田市の山居倉庫さんきょそうこ、鶴岡市の加茂水族館・湯野浜温泉・温海温泉あつみおんせんと海側に面したスポットもあり、山岳信仰で知られる鳥海山・出羽三山も庄内空港や酒田・鶴岡駅を拠点として巡ることが出来る。

首都圏との移動は主に航空機がシェアを占めており、羽田発着のANA定期便が1日5便設定され、片道1時間5分と日帰りでも庄内観光は可能だ。

日本海の海の幸、平田牧場の山の幸、庄内米、酒田ラーメン、刈屋梨とご当地グルメも豊富で、食文化としても自給自足に特化した庄内地方。田舎暮らしの候補地として選択肢の1つにいかがだろうか。

※なお酒田市飛鳥あすかという飛島に似た地名がありますが、こちらはJR羽越本線砂越駅が最寄り、合併前の旧平田町市街地にある全く別の場所です。(本部 髙橋瑞希)

宮城◆気仙沼市/気仙沼大島大橋〜橋がつながり変わる生活〜【みちのく岩手・新遠野物語(番外編)】

この記事の投稿者: みちのく岩手事務所/ 佐々木 泰文・佐々木 敬文 

2024年11月14日

▲気仙沼大島にて、2021年に再建オープンした複合施設。新鮮なカツオ丼が美味。

もし、あの国と橋で繋がっていたら・・・。

島国日本で暮らす私たちにとって、海の存在は絶対的な境界でした。

それでも技術の発展を重ねた現代では海底トンネルや海峡大橋などが建設され、北海道、本州、四国、九州の主要4島は、自動車や公共機関で自由に行き来する事が出来ます。

しかし、それらの完成が必ずしもプラスに働かない事情もあるようです。

宮城県の気仙沼市けせんぬましに気仙沼大島という島があります。

面積8・5㎢、約2200人が暮らすこの島は、面積・人口共に東北地方で最大。

身近にある〝島〞という存在は観光旅行の目的地にもなり、私自身も幼少期にフェリーに乗って海を越えた特別な旅行をした記憶があります。

平成30年の春、本州と気仙沼大島を結ぶ気仙沼大島大橋が完成しました。

全長約300mの橋は通行料無しに自動車で渡れるだけでなく、両岸に車を停めて徒歩でも渡れるため、散策や写真撮影など橋そのものが新しい観光スポットになっています。

しかし、それによって衰退してしまった観光産業があります。

その筆頭が幼少期に乗ったフェリーです。

100年の歴史を誇っていた定期航路は2019年の4月をもってその運行を終了。

孤島ではなくなった島は空き家も増加傾向。

大島に今後新たな産業が生み出され、再び盛り上がり見せる時がくる事に期待したいですね。(みちのく岩手事務所 佐々木敬文)

北杜市◆八ヶ岳事務所/八ヶ岳事務所に新メンバーが加わりました【八ヶ岳スタッフ・日々の暮らしより】 

この記事の投稿者: 八ヶ岳事務所スタッフ

2024年11月11日

▲北杜市大泉町出身です.

初めまして。この度ふるさと情報館の一員となりました、柳本朝子です。

私は、山梨県北杜市大泉町出身です。

祖父が兼業農家をしていたため、子供の頃はお米や野菜が、自宅にあることが当たり前でした。

食べたい時に家からすぐの畑に、トマトやキュウリ、ナス、トウモロコシなど、季節によって変わる野菜を収穫に行き、もぎたてを食べていました。

北杜市の学校の遠足は八ヶ岳登山。冬になると保護者の方々お手製の、田んぼのスケートリンクで早朝スケート。

今考えると、田舎ならではの豊かな経験だったと思います。

一度はふるさとを離れましたが、大学卒業後に北杜市に帰ってきました。

八ヶ岳、富士山、南アルプスの景色に、そして新鮮な美味しい野菜に、毎日ひとつひとつ感動しました。

一度離れたからこそ、なおさら北杜市の良さに気づけたと思います。

現在、休日は天候と気分で長野県や静岡県にドライブ、時には都内に買い物に出かけたりしています。

山梨を拠点に山に海に都会に、と楽しんでいます。

北杜市は都心からも近く豊かな自然があり、四季折々楽しめる場所です。

そして、美味しい水、お米、新鮮な野菜、美味しいお店も沢山あり、魅力がいっぱいです。

田舎暮らしをお考えのお客様のご希望をかたちにできるよう、最適なご提案が出来ればと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。(八ヶ岳事務所 柳本朝子)

山梨◆八ヶ岳/立冬の候、11月の八ヶ岳事務所【八ヶ岳南麓・たかねの里だより】

この記事の投稿者: 八ヶ岳事務所スタッフ

2024年11月8日

▲月明かりでアカマツの木々が浮かび上がる。

秋の夜は長い。

そういえば、小中高時代に読書週間が設けられたのもこの時期だった気がする。今年は秋の夜長を読書に費やそうかとふと思う。

春から夏にかけては日が長く、しっかりと働いた後でも、まだ外が明るく、得をした気分になった。

それに比べると、日の短いこの季節は、みるみると暗くなってしまい、気づけば一日が終わってしまったような寂しさを感じることもある。

この感覚は、日本のどこにいても共通なのかもしれないが、田舎に行けばいくほどより強く感じるように思える。

まず家から一歩でると真っ暗だ。お店が少ない、街灯がない。人が歩いていなければ、車もあまり走っていない。車で外出をするにしても、慣れていない人は怖いと思うだろう。

北杜市の道は交通量が少なく、道も片道一車線、都市部では車の運転を苦手としていた方でも、移住後は嬉々として運転をしている。この環境だから運転が出来ると言う。

ただ、そんな環境だからこそ夜の道は真っ暗で、慣れないと運転も怖いのだ。

人工の光が無いと、夜は暗いのだと、当たり前のことに気づく。そして暗いからこそ、秋の夜はより長く感じるかもしれない。

家で読書をするのも良い、なぜだかこの時期はミステリーが似合う気がする。ビデオレンタル屋は無いが、今の時代はネットがあれば家で映画も楽しめる。

そして暗い環境だからこそ、星はより輝いている。自分は星座にはからきしだが、北杜市で見る星は美しいと思う。そして月夜の日は、その暗い環境が、より月の明るさを際立たせる。静かな秋の夜、どう過ごそうか、考えると楽しくなる。

▲紅葉の先に石の殿堂「瑞牆山」。(北杜市須玉町)

今年の紅葉はどうなっているだろうか。

例年だと10月後半から11月前半にかけて、標高の高い場所から低い方へと順々に見頃を迎えていく。

年によって黄色が綺麗だったり、赤が目立ったりと様子は異なり、その違いを比べて楽しむのも魅力の一つかもしれない。

ただ今年は紅葉シーズンを迎える前、葉が染まる前に落葉している木々を多く見かける。

長野県の紅葉スポットである木曽駒ヶ岳ロープウェイ、こちらでは一足先に紅葉が巡っており、その様子がネットでも確認できるのだが、今年は例年に比べ多分に寂しい状況とのコメントがあった。

「多分に寂しい」という表現はあまり聞きなれないだけに、関係者の無念さが伝わってくる。ふりしぼる様な表現だったのではないか。

今年の夏は暑く、雨が多かった。人にとって過ごし辛く、疲れを感じた夏は、木々も一緒だったのだろうか。

冬を迎える北杜市、稲刈りが終わり、花が終わり、山の木々が落葉する。トンボやハチ、羽虫、カエルといった生き物もいなくなる。

そんなモノトーンの世界を迎える中、山々が鮮やかな色彩をまとう通過儀式ともいえる紅葉。今年はどんな儀式となるのだろうか。我々の目を楽しませるものになればと、心配とともに心待ちにする。(八ヶ岳事務所 大久保武文)