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岩手◆遠野/栗駒山 ~ 神の絨毯 ~ 【みちのく岩手・新遠野物語】

この記事の投稿者: みちのく岩手事務所/ 佐々木 泰文・佐々木 敬文 

2021年9月7日

▲頂上を目指して。(須川コース)

「神の絨毯」。この壮大な愛称で呼ばれる絶景が見られる場所が、東北にあります。岩手県、宮城県、秋田県にまたがる栗駒山(くりこまやま)です。標高一六二六mの栗駒山は、秋になるとその山体が全て色づく全山(ぜんざん)紅葉をする山で、絨毯とは美しく広大に色づいたその景色を表します。

栗駒山には山麓各県から九つの登山道があり、岩手からのアクセスと言えば須川(すかわ)高原温泉があります。入湯が目当ての来客も多く、紅葉登山シーズンと重なると、三〇〇台以上駐車可能な無料駐車場も全国各地のナンバーの車でいっぱいになります。

須川高原温泉からの登山ルートは二つあり、「須川コース」は昭和湖周辺の火山ガス濃度が高く危険なため二〇一九年より通行止めになっており、二〇二一年七月現在路も途中で分岐する「産沼(うぶぬま)コース」(自然観察路)を通っての登山となります。

湯けむりのそばをスタートし、自然や景色を楽しみながら登ること約二時間弱、広く開けた頂上へ到着します。そこには家族連れや大きなカメラを持った人など、老若男女問わず多くの仲間が。そして、何と言っても眼下いっぱいに広がる日本一の紅葉は圧巻!まさに「神の絨毯」です。

紅葉の見頃はコースや天候、また高度によっても差が出る上、近年の気候変動で読めない部分もありますが、例年おおむね九月下旬から十月中旬。この秋の紅葉狩りの候補に是非チェックを。(みちのく岩手事務所 佐々木泰文)

▲山頂より。運が良ければ青空と雲海と紅葉のコラボも見られます。

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投稿者プロフィール

みちのく岩手事務所/ 佐々木 泰文・佐々木 敬文 
みちのく岩手事務所/ 佐々木 泰文・佐々木 敬文 ふるさと情報館・みちのく岩手事務所 所長・スタッフ
元JA職員で都市と田舎を結ぶ取り組みを約15年担当者として務め、退職を機にふるさと情報館・みちのく岩手事務所所長として一念発起。民話の宝庫・岩手県遠野市在住にて、地元神社の神主としての顔もある。令和3年よりデジタルを駆使して後方支援していた息子も全面的に加わり情報発信いたします。