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長野◆佐久臼田/日本に2つの五稜郭【地域深堀り・のぞむ歴史紀行】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2021年11月11日

フランス式城郭「五稜郭」と言えば、「函館・箱館」の地を連想される方も多いかと思いますが、田野口村(現在の佐久市、旧臼田町)に佐久市立田口小学校として現存しています。元々は「龍岡城」として江戸時代末期に田野口藩主・松平乗謨(のりかた・後の大給 恒 おぎゅう ゆずる)が着手したもので、星の突角部に砲座を設け、攻防する目的とされていました。

廃藩後に、残念ながら城は取り壊されましたが、堀や土塁は現存しており、現在は小学校として親しまれていましたが、2022年度末で閉校が決定しました。小学校の建物も解体されますが、歴史的な文化財であることから、復元整備と保存活動が、予定されていますが、詳細はこれから協議を行い決めて行くそうです。

▲当時の五稜郭の様子を表す配置図。

北側にある小高い丘には五稜郭展望台があり、五稜郭の全貌を見下ろせる場所となります。車でも途中まで上がって行けますが、車のすれ違いが出来ない未舗装林道となりますので、訪問の際はRV車などをお勧め致します。  (本部 長内 望)

▲獣道を進むと展望台が現れる。

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五稜郭 田口小学校
http://taguchi.sakushi.ed.jp/

信州佐久旅の観光ガイド
http://www.sakukankou.jp/sightseeing/tatsuokajou-goryoukaku/