黒保根地域は『花と緑と清流の里』のキャッチフレーズの通り、早春から水沼駅周辺に河津桜が咲き、吉野桜・しだれ桜・山桜と町中が花山に変わります。続いて山ツツジや花桃・アジサイも咲き出し四季を通して花めぐりが楽しめます。
今回「黒保根地域の山を守る会」の一端を紹介いたします。「山を守る会」は平成25年に黒保根町の三地区で結成され、私達の団体13人が、人も入れなかった6haの下田沢地区の山林の藪を切り開き、支障木を伐採し、山桜・花桃・山ツツジなど350本程の花木を植栽しています。草刈り作業も6月から9月頃まで毎年実施、エリア内の作業道の補修や鹿の食害防護ネットの設置も行いました。
近年、山林内の環境設備が進み、明るい花々の咲き競う山林となり、「山を守る会」ではエリア内の自然を残し、森林セラピーや四季の花々・紅葉等が楽しめる「憩いの森」の整備を進めています。同時に、山林所有者や会員の高齢化も進み、次代に繋ぐ後継者、一緒に森づくりや田舎暮らしに汗を流してくれる仲間を募集しています。桐生市は定住者・起業者に定住促進補助や支援制度、特に黒保根は補助金も手厚く、定住者を歓迎し応援しています。(黒保根案内人 小林峯司)
投稿者プロフィール
- 旧黒保根村役場を定年退職後、偶然秩父のそば処で手にした『月刊ふるさとネットワーク』をきっかけに案内人に就任。群馬県の山林パトロール員の経験もあり、黒保根村のみならず、東毛エリア一帯広域の山林・自然についても詳しく、現在は有志で土地開墾した『赤城グリーンランド自治会』の管理人を務める。今日も白い軽トラで野菜づくりと庭木を育て山を往復中。