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長野◆諏訪/今年の信州は七年に一度に【本部スタッフ・ふるさと見聞録】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2022年6月27日

▲建て御柱は、境内の一部に関係者のみの入場規制がかかり、一般見学者は建物の間から見学。

新型コロナによる行動規制がないGWは約3年ぶりです。令和4年の信州では、善光寺(長野市)や光前寺(駒ヶ根市)の秘仏・本尊の御開帳をはじめ、諏訪大社の御柱祭(諏訪地域)やお練り祭り(飯田市)など、7年に一度のイベントの年です。(イベントによっては延期を行ったため本年に重なった模様)

年初よりその開催を心配される声が聞かれましたが、大きな混乱も無く、各地で無事開催されました。私も前回に引き続き上社の「御柱祭」を見学することができました。

▲大きく掲げられた「感謝」の文字が、この祭りにかける人々の想いとして伝わってきます。

お祭りは5月3日4日に、すでに山から伐きり出して運ばれた8本の御柱を上社・本宮と前宮にそれぞれ4本ずつ運ぶ「里曳き」、5日にそれぞれの境内の四隅に垂直に立ちあげる「建て御柱」が行われ、上社周辺のいつもの道路は交通規制がしかれ、様々な色の法被(はっぴ)を着た氏子の方々が歩く歩行者天国となっていました。

それぞれの集落名が入り、色の違う法被姿を見るだけでも、この祭りの奥深さを感じます。織田信長の諏訪大社焼き討ちや戦時中でも中止しなかったお祭り、柱を建てた際に鳴り渡る花火の音を聴きながら、無事に開催されたことに感謝して帰路につきました。

これからは集落単位の「小宮祭」が各集落の諏訪神社で行われます。(本部 星野 努)

▲きなり(歌声)とラッパ隊の音色に合わせて威勢良く建てていきます。

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ふるさと情報館・本部スタッフ
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東京四ツ谷に勤務する各営業スタッフが各地に訪れた際に見聞きしたことを記録・発信していきます。