▲建て御柱は、境内の一部に関係者のみの入場規制がかかり、一般見学者は建物の間から見学。
新型コロナによる行動規制がないGWは約3年ぶりです。令和4年の信州では、善光寺(長野市)や光前寺(駒ヶ根市)の秘仏・本尊の御開帳をはじめ、諏訪大社の御柱祭(諏訪地域)やお練り祭り(飯田市)など、7年に一度のイベントの年です。(イベントによっては延期を行ったため本年に重なった模様)
年初よりその開催を心配される声が聞かれましたが、大きな混乱も無く、各地で無事開催されました。私も前回に引き続き上社の「御柱祭」を見学することができました。
▲大きく掲げられた「感謝」の文字が、この祭りにかける人々の想いとして伝わってきます。
お祭りは5月3日4日に、すでに山から伐きり出して運ばれた8本の御柱を上社・本宮と前宮にそれぞれ4本ずつ運ぶ「里曳き」、5日にそれぞれの境内の四隅に垂直に立ちあげる「建て御柱」が行われ、上社周辺のいつもの道路は交通規制がしかれ、様々な色の法被(はっぴ)を着た氏子の方々が歩く歩行者天国となっていました。
それぞれの集落名が入り、色の違う法被姿を見るだけでも、この祭りの奥深さを感じます。織田信長の諏訪大社焼き討ちや戦時中でも中止しなかったお祭り、柱を建てた際に鳴り渡る花火の音を聴きながら、無事に開催されたことに感謝して帰路につきました。
これからは集落単位の「小宮祭」が各集落の諏訪神社で行われます。(本部 星野 努)
▲きなり(歌声)とラッパ隊の音色に合わせて威勢良く建てていきます。
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