▲路線図(提供:立山黒部アルペンルート )。
新型コロナがひと段落し、令和4年のゴールデンウィークや夏休み、秋の行楽シーズンは各地に人が戻りつつあり、「北アルプスの玄関口」を標榜する大町市は、北アルプスの絶景が各所にあり、山岳博物館をはじめ、山を登る方にとって特別な町です。
当方は本格的な登山というまでは行いませんが、観光パンフレットにある「立山黒部アルペンルート」に一度行ってみたいと思っていました。
かつて越中富山にいた戦国武将・佐々成政が厳寒期の北アルプスを越えた「さらさら越え」や、映画『黒部の太陽』に描かれた通称・くろよん、世紀の難工事・黒部ダムとそのトンネル。そしてパンフレットの表紙にも使用される高さ8mを超える「雪の大谷」を体感してきました。
まずは情報収集、公式ホームページにはアルペンルートおすすめモデルコースがあり、ビギナーからエキスパート、家族連れやカップルまでが楽しめるようにわかりやすく紹介されています。
長野県側の扇沢(おうぎさわ)駅までは自家用車で訪れることができます。当日切符もありますが、ネット販売状況が確認できるので、事前購入がオススメです。
▲室堂まで大人往復9470円でした
当方は日帰りで室堂(むろどう)・雪の大谷を見学する約6時間の往復コースを選びました。
▲コンクリートの遊歩道部分を歩ける。
まず関西電力の電気バス(約16分)で黒部ダムに到着。テレビなどで紹介されるダイナミックな人工物、碧く光る黒部湖と屏風のように聳え立つ立山の山々はまさに絶景。ちなみに観光放水は6月下旬から10月中旬とのことです。
▲電気バス(写真上)、ケーブルカー(写真下)など色々な乗り物を乗り継ぐ。
アーチ状のダム遊歩道を歩くこと約15分、今度は黒部ケーブルカー(約5分)に乗って黒部平へ。パノラマテラスという再び絶景スポットがありますが、当日は寒風吹き荒び、そのまま立山ロープウェイへ(約7分)。標高2316mの雲上テラス・大観峰に到着します。
▲除雪の雪が8m 近く積み上がる雪の大谷。
さらに立山トンネルトロリーバス(約10 分)で最高地点・2450mの室堂に到着。そこから雪道、徒歩20分程度下りると雪の大谷・最高地点。心地よい疲労と感動を味わえました。今度は映画で知識を深め、富山・立山まで抜けてみたいですね。
今年の営業は11月30日まで。来年もおそらく4月より営業再開されるので、一度お出かけになってみてはいかがでしょうか?2年後には新観光ルート「黒部宇奈月キャニオンルート」も開通予定です。(本部 星野努)
▲今年も大変お世話になりました。[/caption]
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【公式】立山黒部アルペンルート(https://www.alpen-route.com/)
※2022年の運行は11月30日をもって終了しました。