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東京◆本部/電気自動車普及と田舎暮らし【本部スタッフ・ふるさと見聞録】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2023年1月22日

▲最近増えている電気自動車。スーパーの駐車場や高速道路のPAなどで充電スポットを見ることが多くなった。

昨年10月、7年間で20万㎞走った自家用車を買い替えました。

大きな傷や不具合もなくとても気に入っていましたが、2人の子供の成長に伴う車内空間の問題が買い替えの決め手でした。車屋さんからも「よく20万㎞も走りましたね」と感心された。

田舎暮らしを実践されているお客さんを訪ねてみると、何年か前の契約当時に乗っていた年期の入った車に乗っている方が結構います。

「この辺りを走るのはこれで充分だ」と、生活には必需品だが買い替えには関心が薄い。

現在の世界的な脱炭素化の潮流において、税制優遇されている電気自動車(EV)の推進と、ガソリン車を前提とした現行税制では矛盾が生じています。

自動車関連の税収が減り続けこのままでは道路維持が立ち行かなる。そこで政府内にわかに浮上したのが「電気自動車走行距離税」なるもの。

それには途端に「遠出や観光業、運送業が大打撃」「地方いじめだ」など猛反発の声が。この問題は田舎暮らしにも影響を与えることでしょう。

田舎では住人が在宅か否かは、車が有るか無いかで判断するほど車に乗ります。田舎の不動産会社営業マンに聞いた話ですが「あの車40㎞乗ってるよ」、「2年で17万㎞乗ってます」など笑い話がいつまでもできれば良いですが。

2023年には国内新車を全てEVにする方針を掲げる日本。その時、田舎暮らし事情はどのように変化していくのだろうか。(本部 金澤和宏)

北海道◆弟子屈町/弟子屈町ってどんな所・・・(3)【本部スタッフ・ふるさと見聞録】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2023年1月13日

▲釧路空港へ向かう飛行機から見た景色。雄大な釧路湿原を一望できる。

道東・弟子屈町には3つの空港から訪れることができます。

東にある「中標津(なかしべつ)空港」、北西にある「女満別(めまんべつ)空港」、そして南にある「釧路空港」。

いずれの空港からも50㎞以上離れているので、レンタカーを借りて町内へ移動するのが良いでしょう。一番遠い釧路空港で約70㎞、摩周駅までは約90分前後かかります。

また弟子屈町へ北上するにはおおむね3ルート考えられ、広大な釧路湿原や牧草地、原生林など、どのルートを使っても北海道を体感できる景色が魅力。

▲看板によると令和3年の鹿との事故はなんと4009件!

とにかくまっすぐ伸びる道路は動物(特に鹿)との衝突やスピードの出し過ぎなど注意が必要です。

はじめてこのエリアを走った時から本誌でご紹介したかったものがあります。

それは幹線道路の端に並行、頭上に下を向いていくつも続く赤縞模様の矢印。正式名称は「固定式視線誘導柱」、通称「矢羽根」と呼ぶそうです。

▲道路端を指し示す「矢羽根」。

赤と白のストライプで、LEDで自ら発光するタイプもあります。除雪の目印となり、道路の端を上空から指し示し、北海道の雪の多さ、冬の暮らしを垣間見るようなこの「矢羽根」、本格的な冬の到来で、今頃その存在・役割を存分に発揮していることでしょう。(本部 星野努)

※弟子屈町ってどんな所・・・(1)はこちらから
※弟子屈町ってどんな所・・・(2)はこちらから

🌸弟子屈町の物件はこちら

東京◆本部/本部に新メンバーが加わりました【本部スタッフ・ふるさと見聞録】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2023年1月7日

▲昭和56年生まれです。

明けましておめでとうございます。

この度、ふるさと情報館の一員となりました、角南辰彦と申します。角に南と書いて「すなみ」と読みます。岡山県に多い苗字で関東では少ない苗字です。私は兵庫県赤穂郡上郡町出身の41歳です。

75歳まで不動産業界で働きたく不動産取引の幅を広げる為に、未経験の売買仲介業に転職する事を決意。昨年、6年間勤めていた兵庫県の不動産会社を辞め、人口が多い東京に来ました。

ふるさと情報館の求人を見たとき全国各地の不動産を取扱っていることに魅力を感じました。

入社してから、前職では関わる事がなかった農地や借地権付きの物件などに関われて、思っていた以上の経験をしています。

2022年は、あっという間の一年と感じなかったのは、チャレンジと楽しみが多かった年だったからだと思います。

子供の頃から転校などで、これまで引越しを9回経験していて環境の変化には強い方です。そのせいか、知らない町を一人で歩くのが好きです。

兵庫県しか知らない私は、仕事で行く、地方の山や湖、川などの景色に感動しています。やはり山や川を見ると故郷を思い出し、落ち着きます。

この感動を、田舎暮らしを考えている方々へお伝えできるように頑張ります。

聞き慣れない地名にあたふたしていますが、どうぞよろしくお願いします。

(本部 角南 辰彦)

 

長野◆大町市/いざ、立山黒部アルペンルート【本部スタッフ・ふるさと見聞録】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2022年12月31日

立山黒部アルペンルート▲路線図(提供:立山黒部アルペンルート )。

新型コロナがひと段落し、令和4年のゴールデンウィークや夏休み、秋の行楽シーズンは各地に人が戻りつつあり、「北アルプスの玄関口」を標榜する大町市は、北アルプスの絶景が各所にあり、山岳博物館をはじめ、山を登る方にとって特別な町です。

当方は本格的な登山というまでは行いませんが、観光パンフレットにある「立山黒部アルペンルート」に一度行ってみたいと思っていました。

かつて越中富山にいた戦国武将・佐々成政が厳寒期の北アルプスを越えた「さらさら越え」や、映画『黒部の太陽』に描かれた通称・くろよん、世紀の難工事・黒部ダムとそのトンネル。そしてパンフレットの表紙にも使用される高さ8mを超える「雪の大谷」を体感してきました。

まずは情報収集、公式ホームページにはアルペンルートおすすめモデルコースがあり、ビギナーからエキスパート、家族連れやカップルまでが楽しめるようにわかりやすく紹介されています。

長野県側の扇沢(おうぎさわ)駅までは自家用車で訪れることができます。当日切符もありますが、ネット販売状況が確認できるので、事前購入がオススメです。

▲室堂まで大人往復9470円でした

当方は日帰りで室堂(むろどう)・雪の大谷を見学する約6時間の往復コースを選びました。

▲コンクリートの遊歩道部分を歩ける。

まず関西電力の電気バス(約16分)で黒部ダムに到着。テレビなどで紹介されるダイナミックな人工物、碧く光る黒部湖と屏風のように聳え立つ立山の山々はまさに絶景。ちなみに観光放水は6月下旬から10月中旬とのことです。

▲電気バス(写真上)、ケーブルカー(写真下)など色々な乗り物を乗り継ぐ。

アーチ状のダム遊歩道を歩くこと約15分、今度は黒部ケーブルカー(約5分)に乗って黒部平へ。パノラマテラスという再び絶景スポットがありますが、当日は寒風吹き荒び、そのまま立山ロープウェイへ(約7分)。標高2316mの雲上テラス・大観峰に到着します。

▲除雪の雪が8m 近く積み上がる雪の大谷。

さらに立山トンネルトロリーバス(約10 分)で最高地点・2450mの室堂に到着。そこから雪道、徒歩20分程度下りると雪の大谷・最高地点。心地よい疲労と感動を味わえました。今度は映画で知識を深め、富山・立山まで抜けてみたいですね。

今年の営業は11月30日まで。来年もおそらく4月より営業再開されるので、一度お出かけになってみてはいかがでしょうか?2年後には新観光ルート「黒部宇奈月キャニオンルート」も開通予定です。(本部 星野努)

▲今年も大変お世話になりました。[/caption]

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【公式】立山黒部アルペンルート(https://www.alpen-route.com/
※2022年の運行は11月30日をもって終了しました。

長野◆東御市/うだつが上がる【本部スタッフ・ふるさと見聞録】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2022年12月29日

▲かつての栄華を物語っている、うだつ。

佐久市から長野市へ行く途中、北国街道から旧北国街道に入り、海野宿(うんのじゅく)を通った。

東御市本海野にある海野宿は、江戸時代の1625年に北国街道の宿駅として開設され、2025年には開宿400年を迎える。

明治・大正時代には鉄道網の発達により宿場町の利用客が減ったため宿場町としての機能はなくなり、養蚕のまちとして栄えていた。

ここで私は、初めてうだつを見た。うだつが上がる・上がらないのうだつだ。

昔は、隣り合って連続して建物が建てられている場合、火事がおきた際に、隣家に燃え移るのを防ぐために防火壁が造られていた。この防火壁を、うだつという。「本梲」「卯建」「宇立」という漢字があてられる。

うだつを上げるためには、費用がそれなりに必要で、瓦屋根の装飾は、富の象徴でもあり、自己の財力を誇示するための手段として、屋根上には競って立派なうだつが上げられていた。

「地位や生活が向上しない」「現状がよくない」という「うだつが上がらない」の語源となったとも言われている。

歴史的な街並みに、玩具博物館やカフェなどがあり、観光コースになっている海野宿。東御市に来られたら際は重要伝統的建造物群保存地区に指定されている海野宿に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。(本部 角南辰彦)

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海野宿(うんのじゅく)
住所:〒389-0518 長野県東御市本海野1052周辺
駐車場:第1~3駐車場まであり(いずれも無料)

★詳細は信州とうみ観光協会のホームページ
https://tomikan.jp/area/tanaka-unno/unnojuku/)をチェック!!

東京◆本部/登記申請を自分で行う方、増えています【本部スタッフ・ふるさと見聞録】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2022年12月26日

▲理由は様々ですが、登記申請を自分で行う方、増えています

終息の見えないコロナ禍も3年が経過しようとしています。3年前までの日常がガラリと変化した生活スタイルやマスク、マメな消毒にも慣れたきたこの頃です。

不動産業界はどうかと言えば引き続き地方移住の需要が高まっている反面、田舎物件が少なくなっているのが実情です。

そんななか、コロナ禍の取引で気になって変わったのは、法務局への所有権移転申請をお客さん自身でされる取引が多くなった印象があります。

一般的には決済時に登記担当の司法書士が立会い、登記申請を委任するというのが殆どのケースです。

確かに不動産登記法では登記申請は代理人(司法書士など)へ委任しなければならない、とは明記していません。手数料の削減か、はたまたテレワークの普及により時間にゆとりができたのか、なかには何事も挑戦だ!というお客さんもいました。

今はインターネット上でも登記申請書類の作成方法や書類の雛形が詳しく公開されています。

登記申請書、登記原因証明情報、委任状(売主が買主へ)、印紙貼付の台紙を作成。それに登記済権利証、印鑑登録証明書(売主)、住民票(買主)の添付。

あるお客さん曰く「最近は登記官も自己申請の対応に慣れてきて、優しく教えてくれますよ」とのこと。

ここでもコロナ禍による日常の変化が垣間見られる今日この頃です。(本部 金澤和宏)

北海道◆音威子府村/消えゆく幻の黒い蕎麦【本部スタッフ・全国乗り鉄漫遊記】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2022年12月11日

▲全国でも珍しくなった赤いラッセル機関車。

北海道中川郡音威子府(おといねっぷ)村は旭川市と稚内市の中間地点に位置する道北地方にあり、総人口は2022年9月現在で670人と道内で最も人口の少ない村。

日本海側へ流れる一級河川「天塩川」に沿って走るJR宗谷本線と、かつてオホーツク海側へ抜けるもう1つのルートとして存在したJR天北線(1989年廃止)の分岐点ということで、昔は鉄道の街として賑わった音威子府。

だが今となっては宗谷線の存廃議論が交わされるほど都市部への人口流出が深刻で、今後の公共交通機関の存続が危ぶまれている。

村内の筬島(おさしま)地域には「北海道命名の地」という記念碑が建っており、これは幕末の探検家である松浦武四郎が天塩川流域を旅した際、一宿一飯の恩義を受けたアイヌの長老から得たヒントを基に、かつて蝦夷地と呼ばれていた当地を北海道と改名するきっかけとなったことが由来している。

音威子府村は内陸性気候のため、道内でも特に積雪の多い特別豪雪地帯に指定され、積雪は10m にも達する時もある。そんな寒冷な気候故に蕎麦の栽培に適しており、同じく道内で蕎麦の栽培が盛んな幌加内町や新得町と並び、蕎麦の一大産地だ。

▲いつまでもあると思うな、村と蕎麦。

音威子府そばは他の蕎麦とは一味違い、蕎麦の実の甘皮と一緒に挽く独自の製法により、色が黒く香り高いのが特徴的で、元から生産量が少ないため幻の蕎麦として村の観光資源にもなっている。

ただJR音威子府駅の「常盤軒」で長年音威子府そばを提供していた店主が亡くなり、100年近くに渡り蕎麦を作り続けてきた畠山製麺が、ご主人の高齢化と技術継承が困難という理由で2022年8月末で閉業となってしまった。

これによりかねてより音威子府村で提供していた飲食店からそばのメニューが全て消えてしまい、音威子府そばの歴史は消滅してしまったかに見えた。

▲音威子府 TOKYO は四谷三丁目駅から徒歩2分の好立地。

東京都新宿区舟町、弊社四谷本部から徒歩4分の場所に「音威子府TOKYO」という飲食店がある。

ここは本場音威子府では食べられなくなった音威子府そばを提供し続ける全国的に珍しいお店で、今日も美味しい音威子府そばを求めて数多くの食通が足を運んでいるという。

今年の年越しそばは例年と一味違う幻の「音威子府そば」をご賞味頂いてはいかがでしょうか。(本部 高橋瑞希)

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音威子府駅
〒098-2501 北海道中川郡音威子府村音威子府
駅から徒歩約5分のところに【道の駅おといねっぷ】があります!!

長野◆茅野市/危険な石とおもいきや【本部スタッフ・ふるさと見聞録】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2022年11月29日

▲茅野駅ホームの黒曜石 。

茅野駅にて新宿行きのあずさを待つホームに黒曜石が置いてあった。ホームに石(?)、躓いて転んで線路に転落でもしたらと心配になった方もいると思うが、1㎡くらいの大きな黒曜石なのでご安心を。

黒曜石とは火山岩の一種で外見は黒くガラスとよく似た性質を持ち脆いという欠点はあるが、割れ口が鋭く加工しやすいため、3万年を超える旧石器・縄文時代から弥生時代の中頃までに石器の原料として人々の生活を支えてきた。

日本列島には100ヶ所以上の黒曜石の原産地があり、その中でも長野県中央部に位置する和田岬・霧ヶ峰から八ヶ岳にかけての地域は、本州最大規模の黒曜石原産地で、日本を代表する良質な黒曜石がとれる場所だ。

駅ホームにあったのは、冷山(つめたやま)黒曜石で地域の名物として、いつのころかに置かれたらしい。

茅野駅から車で約50分のところに「星くずの里たかやま黒曜石体験ミュージアム」があり、黒曜石でペンダント等をつくる体験プログラムもある。また明治大学黒曜石研究センターが隣接している。

人々の生活に欠かせないスマートフォン。画面のカバーガラスに毎日触れているが、火山が生み出した天然ガラスの黒曜石にも触れてみるのも良いと思う。(本部 角南辰彦)
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星くずの里たかやま黒曜石体験ミュージアム
住所:長野県小県郡長和町大門3670番地3
電話番号:0268-41-8050
開館時間:9:00〜16:30
休館日:月曜日(祝祭日の場合は翌日)・年末年始
※諸事情により現在ホームページは見れない状態です。(長和町のホームページより抜粋)