10月から盛岡市に定住しているラーバニストの嶋田成子さんが『岩手日報』、「テレビ岩手」と立て続けに紹介された。それまで東京で飲食店を営んでいた嶋田さんが、突然リンゴ農家に転身したのだ。
「いきなり本のリンゴ農家を譲り受け、育て方も売り方もわからず、一時は伐採も考えたんです。でも、せっかく譲り受けたんだから、もう、やってみよう!と思って‥」。
育て方はお隣の農家の方や、地域の方々の実に親切なご協力、ご指導があった。しかし摘果や間引きをあまりやらなかったために小ぶりの実が多くなるなど、何度か失敗を重ねたが予想以上に収穫があり何とかなった。
次に、大量に採れるリンゴの出荷先を考えた。東京時代の友人関係の口コミだけでリンゴの木1本ずつのオーナーを募り、初年度の今年、実に80人の応募があったという。
一本から採れるリンゴは大体70個以上。1万円でオーナーになった方は収穫のとき嶋田さん宅になんと(!)1泊3食の無料ご招待を受けられる。(受付終了)
この宿泊が好評でリピーターも多いとか。ふるさと会員、ラーバニストの夢がいっぱい詰まったリンゴの味、来年はあなたが現地で味わってみてはいかが。(本部 山中 準一)
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『田舎暮らしは心の良薬: ネオン街四十年から百八十度転換 里山生活奮闘記』
単行本 – 2014/3/10 嶋田 成子 (著)