ブログ

東京◆本部/民泊事業希望者増えてます!【本部スタッフ・不動産まめ知識】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2023年10月28日

▲届出しないと摘発も!

今年になって、再び民泊事業を希望する方が増えてきました。

昨年は静岡、今年は北海道や埼玉の小ぶりな住宅にお申し込みを頂きました。

思い起こせば、東京オリンピックの際に、都内に滞在する外国人旅行者を見込み、一般家庭を開放して宿泊客を受け入れようとなり「民泊」が認知されたと思います。

=======

実務的にはまだまだ地方では、「初めてのケースです」といった対応の所も多く、我々不動産仲介業者の知識も足りていないこともあり、一度この「民泊」について掘り下げてみたいと思います。

民泊新法(正式名称は住宅宿泊事業法)は平成30年に施行、それまではハードルの高い「旅館業法」が適用されていました。

ざっくり言えば要件が緩和され、一定のルールのもと、全国的な規模で解禁されたようです。近年問題となっている空き家の活用法としても注目され、今の反響にも繋がっていると気づきます。

民泊新法によると、民泊を始める際には都道府県知事への「届出」が必要。そして「営業日数が年間営業日数を180日以内」と定めており、これが最大のポイントです。

営業日数が180日を超えるようであれば、ペンションや民宿と同じ「旅館業法」の「簡易宿泊営業」となり、色々と「許可」を得る必要があります。

民泊新法によって、以前よりも簡単に所有不動産を活用できるようになったと言えます。

もちろん「届出」ができる住宅には一定の条件が定められていますので、興味のある方は是非調べてみて下さい。(本部 星野努)

※問合せ先は「ペンション」は開設地域の保健所、「民泊」は都道府県など各自治体と受付窓口が異なります。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
民泊ポータルサイト(おそらく観光庁の公式HP・・・しっかりとした記載が見つけられので)
https://www.mlit.go.jp/kankocho/minpaku/

千葉◆ 富津(ふっつ)市/五葉松をイメージした展望塔【本部スタッフ・地方出張余話】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2023年10月25日

▲細長い地形の富津岬。

富津岬は、東京湾に突き出た岬。

南房総国定公園に含まれる景勝地で、岬一帯は千葉県立富津公園として整備され、日本の白砂青松(はくしゃせいしょう)100選、関東の富士見百景にも選定されています。

岬真後ろには、砂州からなる富津岬の細長い地形を望み、右後方は京葉臨海工業地帯が広がり、左後方は房総半島の勇壮な山々が佇んでいます。

▲高さ21.8mの巨大な展望塔。

岬先端には、明治100年を記念して建設された巨大な展望塔「明治百年記念展望塔」がそびえ立っています。

高さ21,8mの高層展望塔で、昭和46年(1971の名の通り明治元年(1871年)から100年の記念に建設されました。

展望塔は、五葉松をモチーフにしており、複数枝分かれした各階層が、それぞれ頂点に向かうという展望塔としては珍しい構造。階段を何個も登り最上階に着きました。

展望塔からは、天気が良ければ、富士山に三浦半島、都心の景色を360度ぐるっと見渡すことができるようです。

富士山は見えませんでしたが、心地よい海風を感じる事が出来ました。

駐車場はプールや食堂がある公園入口付近と、岬先端に無料で完備している為、気軽に行きやすいオススメスポットです。(本部 角南辰彦)

=================================

明治百年記念展望塔(富津市ホームページより引用)

・所在地:〒293-0023 千葉県富津市富津2280 
・駐車場:富津公園第3駐車場 乗用車100台 大型無し(第1・第2駐車場に有り)
・交通アクセス
 車:館山自動車道木更津南ICから国道16号線直進、県道255号線を岬先端に向かって約20分
 電車:JR内房線青堀駅で下車し、富津公園行きバス終点から徒歩約20分

北海道◆道南地方/1時間圏の創出による新しいネットワークの構築【本部スタッフ・全国乗り鉄漫遊記】 

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2023年10月20日

▲新函館北斗駅と函館駅を最短15分で結ぶ「はこだてライナー」

今年4月27日より北海道函館市に新市長が就任することになりました。その人物とは大泉潤氏、北海道では誰もが知る有名タレントの実兄にあたる方です。

そう言った点では当選前から注目の選挙戦となりましたが、個人的には選挙公約の中で非常に興味深いものがありました。

それが「北海道新幹線の函館駅乗り入れ案」というもの。

北海道新幹線はルート上の関係で直接函館駅まで乗り入れることが出来ず、現在お隣北斗市の新函館北斗駅まで運行されており、函館駅までの輸送は主に普通/快速「はこだてライナー」が担っています。

しかし2031年3月ダイヤ改正で開業が予定されている北海道新幹線札幌延伸時には、並行在来線としてJR函館本線(函館〜小樽)は廃止され、それと同時に函館駅は特急列車が発着しないローカル駅に格下げすることとなってしまいます。

▲札幌~函館間の特急「北斗」は全て新函館北斗駅に停車し、新幹線からの乗り換え需要を意識したダイヤになっている。
かつて航空機が大衆化するまでは、新千歳空港に代わり北海道の玄関口として多くの人々が行き交っていた函館駅。それが普通列車しか発着しない駅になってしまうのは、時代の流れとはいえ未だに信じられない事態です。

そこで最寄りの新函館北斗駅から函館駅まで新幹線を直通させたらどうかというのが今回の話。この構想はそこまで非現実的な話ではなく、在来線の線路を新幹線が乗り入れるミニ新幹線方式であれば比較的容易と思われます(山形・秋田新幹線で実用化済み)。

コロナも落ち着きインバウンド需要も少しずつ回復し始めたとはいえ、やはり人口減少に歯止めが効かない函館市。近年財政破綻が噂されている京都市とはまた立地条件が異なりますが、観光産業に依存してきた結果、人口流出を食い止め切れていない感は否めません。

これは全国各地の観光都市に限った話ではなく、地方移住を促進したくてもなかなか進まない最大の理由として、地元に働きたい環境が整っていないからと思います。

一方で都会から地方に移住したい気持ちはあっても、仕事が無ければ実際に踏み切る決意は生まれようがありません。

▲北海道新幹線H5系は51本中わずか3本しかいない、見られるとラッキーなラベンダーカラー。
しかし新幹線が開通すると、これまで在来線の特急「北斗」で片道約3時間半かかっていた札幌〜函館間が、新幹線ではなんと約1時間強で結ばれることとなります。ここで函館駅に乗り入れたとしても約1時間20分程度と、これまでとは比較にならない距離感になり、人の流れが大きく変わることが期待されます。

以前から課題とされている道内の札幌一極集中も、札幌圏に移住する必要性が低下し、道南エリアの人口流出を食い止めることにも繋がり、逆に函館がグッと近くなったことで新しいオフィスを検討する企業も増えるのではないでしょうか。

また厳寒期に遅延や運休を頻発する特急や高速バスに代わり、全体の約8割がトンネルの新幹線は物理的に降雪の影響も受けにくいメリットもあります。

乗換という手間は想像以上に心理的負担を感じやすいものです。乗り換えなしの直通というだけで経済効果が変化するといった点に着目した現市長の発想力は、実現出来る出来ないに関わらず素晴らしいアイデアだと思います。

開通まであと7年半とまだまだ先ですが、今後の道南の未来を担う新しい交通手段として、今のうちから新幹線をより便利で信頼を置ける乗り物になってほしいと切に願います。(本部 高橋瑞希)

東京◆本部/問題は、そこではない【本部スタッフ・日々の業務より】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2023年10月9日

▲問題の本質を捉える力は、今の私たちに必要かもしれません。(イラストはイメージです)

靴下にゴルフボールを入れて故意に傷を付けた、という信じがたい行為に衝撃を受けました。

「ゴルフを愛する人への冒涜」という、裏流行語大賞にもなりそうな言葉にもびっくり。問題はそこでは無いという批判を受けるのも当然でしょう。

それにつれて捻くれ者の小生から言わせてもらえば、靴下会社へも謝ってほしいものです。

時を同じくしてニュースになったのが某政党女性議員によるフランス研修。少子化政策の勉強という目的だったらしいです。

その時の一コマであろうエッフェル塔前での塔のポーズ写真が批判の発端。

確かに緊張感を欠いた、観光気分満載の写真は頂けません。

ただ同じく問題はそこではありません。その研修が日本の少子化対策に活かせるものになったかです。

ここでも捻くれ者の小生から一言。エッフェル塔よりまず東京スカイツリーや東京タワー、はたまた通天閣という日本を代表する塔の前で、しかもあんなへっぴり腰ではなく、しっかりしたポーズを投稿してほしいものです。

コロナが5類へ移行され、どんどんインバウンドを呼び込む手助けになるでしょう。

「借り物でない自分の言葉で全力で話せ。そうすれば初めて人が聞く耳を持ってくれる」という、田中角栄の名言を携えて物事を違った視点で見ています。(本部 金澤 和宏)

東京◆本部/出張族おなじみ看板の正体【本部スタッフ・ご当地ローカル発見伝】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2023年10月3日

▲車窓から「COSMETICS」まで読み取れれば、初めて見る人でも何の広告かすぐ連想出来るかも。

出張族とは、普段勤務しているオフィスから片道100㎞以上の外出を、月10回以上業務として行っている人達のことを指すそうです(個人ブログ参照)。

ふるさと情報館の営業マンは、都市と地方を結ぶ不動産仲介業という仕事柄、この出張族の定義に近いだけの行動力がないと、とても仕事にはなりません。

福島県担当の私はほぼ週1レベルで福島へ行っていますが、普段使うのは東北新幹線やまびこ号となすの号。最寄りの大宮駅から片道50〜70分で新白河・郡山・福島駅へ運んでくれる優れ物です。

新幹線から車窓を眺めていると、たまに田んぼの中にポツンと広告が立っていることがありますが、その中には赤字で「727」と数字が描いてある不思議なものも。

以前から気になっていたものの、先日偶然にも現地でこの看板を見かけたことをきっかけに調べてみると、どうやら大阪にある化粧品会社の広告看板で、東海道・山陽・東北・上越新幹線沿線に限定して立っている様子。

景色の移り変わりが極めて速い新幹線では、一般的な広告を出しても効果が薄いことから、思い切って社名だけ大きくして、あとは自分で調べてもらう戦略だそう。その戦略にまんまと引っかかってしまいました(笑)

ふるさと情報館の田舎暮らし物件で新幹線が近い環境はなかなか出ないため、実際お目にかかる機会は少ないですが、都市ではなくあえて田舎に目を向けるという逆転の発想は、案外弊社と似た者同士なのかもしれません。(本部 髙橋瑞希)

 

群馬◆沼田市/片品川の清流と吹割の滝【本部スタッフ・ふるさと見聞録】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2023年9月30日

▲上から見下ろす珍しい滝。

群馬県沼田市利根町に位置し、昭和11年12月16日、当時の文部省から『天然記念物及び名勝』に指定された吹割の滝(ふきわれのたき)は、高さ7メートルほどしかないが、幅が30メートルにおよび、ごうごうと落下・飛散する姿から東洋のナイアガラとも呼ばれています。

吹割の滝は、溶結凝灰岩(ようけつぎょうかいがん)と呼ばれる岩石からできています。この岩石は900万年前の火山の噴火に伴って冷え固まったもので、その後、長い長い年月をかけ浸食を繰り返し、現在の形になったのはおよそ1万年前とされています。

吹割という名前の由来は、凝灰岩・花崗岩(かこうがん)の川床上を流れる片品川の清流が、岩質の軟らかい部分を侵食し多数の割れ目を生じ、あたかも巨大な岩が吹き割れたように見えるところから生まれたようです。

猛暑日、吹割の滝を訪れ、滝からの天然ミストを全身に浴びることができ気分爽快でした。

▲川沿いの遊歩道。

川沿いには遊歩道も整備されており、水が落ち込む様子が目の前で見る事ができます。

近年では「パワースポット」としても人気を博し、観光客も多かったです。沼田市へお越しの際に訪れてみてはいかがでしょうか。(本部 角南辰彦)

北海道◆弟子屈町/ふるさと納税は10月までに!【本部スタッフ・ふるさと見聞録】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2023年9月22日

▲限られた流通しかなかった「幻の摩周メロン」も返礼品に。

平成20年から開始されたふるさと納税。総務省の発表によると、令和4年度の実績は約9,654億円で、前年の1,2倍と右肩上がりです。

全国1位は宮崎県・都城市の195億円、上位5市町村の中に北海道は3つも入ってました。

道東・弟子屈町も圏外とはいえ約45億円の受入があったそうで、地方交付税に頼った地方財政に大きな変革をもたらしていると言えます。

同時に都道府県別のふるさと納税利用率が、関連サイトに掲載されていました。1位の東京でも約22%、2位の神奈川以下は10人に2人も行っていないとの結果。「何となく難しい」、「面倒くさい」などが理由のようです。

たしかに支払いは手続きと同時に行うので、支払いの負担、例えば1万円払って3,000円のものを購入する印象も拭えません。

ただ、翌年支払う税金であり、2,000円の負担はあるとはいえ、市町村に対しお金の使い道を指示できたり、返礼品はもちろんのこと、ワンストップ特例を使えば確定申告など面倒な事務手続きが不要となり、紹介ポータルサイトを利用すれば驚くほど簡単になっています。

また、年収が多いほどメリットが大きい制度と言えるので、いつかは縮小や廃止も。今年の10月1日から市町村側に対してルールの厳格化があるので、利用者にしわ寄せも懸念されます。(※)

物価上昇を考えれば、必ず必要な食べ物などがオススメです。ネットで買い物ができる方であれば簡単にできるので、トライするなら9月中に是非!(本部 星野努)

=======================================

※10月1日からは、市町村の手数料・事務経費が寄附金額の5割に厳格化→手数料・事務経費に無駄使いがなければ返礼品に影響・・・

総務省/ふるさと納税の次期指定に向けた見直し
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01zeimu04_02000113.html

北海道◆道東エリア/道東エリアを巡る〜知床旅情から霧の摩周湖〜【本部スタッフ・地方出張余話】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2023年9月19日

▲飛行機内より見える釧路湿原

北海道の東、道東エリアが人気です。今年の夏はすでに3回、北海道へ行ってまいりました。

現地案内人の松岡さんもフル稼働、物件は摩周湖や屈斜路湖で有名な弟子屈町(てしかがちょう)のものに加え、隣り町である標茶町(しべちゃちょう)の土地や世界遺産で知られる知床半島・斜里町の住宅など多岐にわたりました。

▲摩周湖第三展望台より

特に弟子屈町は長野県の富士見町と同じで、地籍調査(国土調査)が完了しているので、測量点のある面積計算簿や正確な地図(地籍図)が取得でき、役場職員の対応が親切なのも不動産業者として魅力です。


さて、本誌でも何度か「弟子屈町ってどんな所」と題してこの町をご紹介して来ましたが、今回は道東エリアの市町村を紹介してみたいと思います。

釧路市・・・人口約15,8万人。道東の中でも南東に位置する港町。国の施設など各種公的機関や大きなスーパーなど生活施設が集まり、郊外には新興住宅街も見られます。

6月から8月にかけて幻想的な霧が発生し、雄大な釧路湿原に注ぐ夕陽も印象的です。気候は25度を超えることは少ないので、市街地から車で30分ほどの内陸側にある「たんちょう釧路空港」に降りると、30度を超える羽田空港とはうってかわり、20度前後の気温で半袖を後悔することもありました。

ちなみに弟子屈町の西隣り、まりもで有名な阿寒湖のある阿寒湖町も、平成の大合併で釧路市に編入されました。

※弟子屈町は釧路総合振興局に属するので、経済的な結び付きはやはり釧路市。「町内会のバスツアーで厚岸まで牡蠣を食すツアーに行ってきたよ」、なんてお話も聞きました。弟子屈町は放射状に様々なスポットに行ける魅力を再認識。

網走市・・・人口3,3万人。オホーツク海に面した流氷の街。刑務所の名でも知られます。かつて「富国強兵」を掲げ、ロシア帝国による脅威を防ぐため、蝦夷地の開拓が急務であった明治維新後の日本において、釧路から囚人を移動させたのがはじまりで、囚人を労働力として使役させ、南の北見市までの中央道路開削工事を実施。過酷な労働条件と犠牲の上で開通したそうです。

今でも沿道には供養塔や石碑があり、網走監獄博物館でその遺構を見ることができます。高倉健さんの映画によって全国的な知名度となり、同時に怖いイメージが定着しましたが、現在では塀の無い開放的矯正施設として農場を開設、ブランド牛の飼育なども行われています。

内陸方向に南下して車で30分ほど行けば女め満別(まんべつ)空港。空港は平成の大合併によって女満別町と東藻琴村が合併して誕生した大空町にあります。

▲知床峠と羅臼岳

知床(しれとこ、斜里町・羅臼町)・・・平成17年に世界遺産に登録。原始性の高い大自然の中で貴重な野生動物が生息。海洋生態系の保全と、人間活動による適正な利用の両立の中、保護管理がされています。

日本百名山の斜里岳は内陸側で、海沿いに斜里町の中心があり、大きなスーパーやホームセンターなどが集まっています。

知床半島の玄関口であるウトロ漁港は市街地より車で約40分。町を支えてきた観光船事業は事故の記憶が新しいものの、自粛されていた小型観光船の運行が6月に再開。高台にある大きなリゾートホテルにも観光客が戻りつつある印象です。ウトロから知床峠を超えると、小さな港町・羅臼町に至ります。

「知床」はアイヌ語で「地の果て」を意味する「シリエトク」が語源とされ、一年を通じて様々な海産物が水揚げされるそうです。(本部 星野努)