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長野◆佐久地方/ぴんころ地蔵と布引観音【信州蓼科・タイムカプセル】

この記事の投稿者: 信州蓼科エリア案内人/ 星野 登美夫

2024年12月1日

▲佐久市ぴんころ地蔵。

先日、いつか行ってみたいと思っていた佐久の「ぴんころ地蔵」と小諸の「布引観音」に行ってきました。

成田山薬師寺の入り口にある「ぴんころ地蔵」は、「ピンピン生きてコロリと逝く」と願っている高齢者で結構賑わっていて、私もしっかりとご祈願してきました。

それから小諸に回り「布引観音」登り口に着いて見上げると、急峻な岩山でその入口には杖が用意されていました。

参道は、山登りのように険しく、つづら折りの石段を杖をつきながら、30分ほどがんばりなんとか布引山釈尊寺(布引観音)に着き、布引山の断崖絶壁に建てられた静寂の中にたたずむ観音堂に、念願のお参りをすることが出来ました。

▲「牛に引かれて善光寺参り」でお馴染みの布引観音(画像はイメージです)。

よく言う「牛に引かれて善光寺参り」はここが舞台とのこと、「昔強欲な老婆が川で布をさらしていたところ、突然牛が現れ、その布を角にかけ走り出した。それを追いかけて遠く離れた善光寺へたどり着いた老婆はすっかり改心し、極楽往生をとげた」という「ぬのびき伝説」に由来し、他人の誘いや思いがけない出来事で良い方に導かれる事を例えた諺とのことでした。

佐久地方にまた来ることがあったら、元気なうちはお参りに訪れたいと思っています。(信州蓼科エリア案内スタッフ 星野 登美夫)

長野◆伊那市/「天下第一の桜」を見に来ませんか?【信州蓼科・タイムカプセル】

この記事の投稿者: 信州蓼科エリア案内人/ 星野 登美夫

2024年4月1日

▲待ちに待った桜の季節が来ました。(写真はイメージです)

4月上旬~中旬は私の住んでいる信州の諏訪地方やとなりの南信地方では、桜のシーズンに入ります。

私が特にお勧めする伊那市の高遠城址公園は、満開時には公園全体が薄紅色に染まります。

普段は閑静な田舎町が、遠方から観光バスで来る団体客や都会からの家族ずれ、近隣の見物客等で毎年約15万人の客が訪れ大変な混雑、賑わいとなります。

園内には約1500本もの「コヒガンザクラ」は、ソメイヨシノより少し小ぶりで赤みのある花を咲かせます。

その可憐さと規模の大きさは「天下第一の桜」と称されるほど、平成2年に高遠で行われた「国際さくらシンポジウム」で、マメザクラとエドヒガンの交配種の一系で、このうちでは花が一番きれいで、高遠固有の貴重なものとして「タカトオコヒガンザクラ」と命名されたと紹介されています。

高遠城は日本100名城にあげられていて、戦国時代からの歴史のある名城です。

桜は明治8年頃、荒れたままになっていた高遠城址を何とかしようと、旧藩士達が馬場の桜を城址に移植したのが公園の桜の始まりとのことでした。

お花見が好きな方は是非お出かけ下さい。(信州蓼科エリア案内スタッフ 星野 登美夫)

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「天下第一の桜」高遠城址公園(一般社団法人長野伊那谷観光局ホームページより引用)

・所在地:長野県伊那市高遠町西高遠810-1

・入園料
(開花宣言の翌日から桜の散り終わりまでの期間)
個人          大人600円  小人300円
団体(20人以上)   大人500円  小人250円

・駐車場
有料駐車場(公園近く) 400台
無料駐車場       2,000台

長野◆蓼科/懐かしい資料が出てきました【信州蓼科・タイムカプセル】

この記事の投稿者: 信州蓼科エリア案内人/ 星野 登美夫

2023年10月6日

▲コロナを機に中止が続いている「現地見学会」。大変だったが楽しかった。(写真はイメージです)

先日、地域店(信州蓼科店)の頃の書類の整理を始めたら、本部で開催していた地域店会議の資料や現地見学会の案内資料が出てきました。

現地見学会はコロナ感染が始まる前の令和元年7月頃まで隔月で開催していたと思います。

前日に10物件ほどを効率よく回るために、見学の順番や物件概要等をまとめた資料を作成し、翌日どんな方が来るかと楽しみにして集合場所へ出かけたものでした。

参加者の確認と当方の自己紹介、資料を基に各物件の概略及び終了時間等の説明を行い、車2台~4台引連れて出発、道中は気を遣いながらでした。

見学の合間に地域の特性なども説明し、また参加者からよく聞かれたのが災害関係の状況でした。

この八ヶ岳西麓エリアは殆ど災害が無いことを話し、台風がたまにこのエリアを通過する場合は、アルプスを超えるので勢力は半減し心配は無いし、地震も幸いこのエリアを震源地としたものは一度も無く大丈夫ですと、暮らすならこの西麓エリアが一番と強調していましたが、これは私のいつもの決り文句でした。

やはり見学会は大変だったけど、今から思えば楽しいイベントでした。(信州蓼科エリア案内スタッフ 星野 登美夫)

長野◆蓼科/原村人気と不動産価格【信州蓼科・タイムカプセル】

この記事の投稿者: 信州蓼科エリア案内人/ 星野 登美夫

2023年1月31日

▲地方の不動産はどこも毎年値下がりしていると思いきや…

昨年、首都圏の不動産価格が値上がりしたとの報道がありました。

しかし長野県では全体的に値下がり傾向。でもそんな中県下では土地の上昇は白馬村や軽井沢町など14市町村で、私の担当している諏訪エリアでは、原村のみが値上がり、同じく人口増加となりました。

原村が移住を受け入れに舵を切ったのは、昭和40年代の人口減少が理由でした。そのため村では当時はまだ珍しいペンションを都会の人の移住先として考え、日本では最大のペンションビレッジを初めて開設。脱サラ後の事業として当時は大変な人気だったそうです。

その後村を挙げて移住希望者への情報提供等に力を入れた結果、毎年確実に移住者が増えていました。

夏の涼しい気候、眺望の良さ、村では高齢者の66才以上医療費無料、全区に準区民制度を整え、移住者に住みやすい環境を作り、また村は移住・定住施策の一つで長年続けている現地見学会を20年、21年度は中止していましたが、過去の参加者で20年度7組13人、21年度は4組10人、移住されました。

定住者の中には村議会議員なったり、しゃれたお店のオーナーだったりで活躍してる方も多く、ゆとりのあるゆっくりとした暮らしを楽しんでいます。

これからもますます原村の人気は上がっていくと思います。(信州蓼科エリア案内スタッフ 星野 登美夫)

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売却物件を求めています

大切にされてきた家には限りない魅力がある都会の喧騒から自然の暮らしを求め、思い出をたくさんつくったあなたの田舎の家。人生のステージの変化にともないそれを手放す時が来るとしたら・・・これから田園生活をしたい人にバトンを渡すように引継ぎたいと思いませんか。

ふるさと情報館創立30周年を迎え、近年「この家を引継ぐ子どもや親戚がいない」「配偶者に先立たれ町に住む子どもと暮らす」など、様々な理由で売却する方の相談が増えてきました。日本では木造住宅の耐用年数は22年で、それを過ぎると建物の評価はゼロですが、ふるさと情報館では、永年使われてきた家や周辺環境、庭、菜園や果樹、必要な道具類も込みで「田園生活住み継ぎ物件」として、これから田園生活をしたい方に紹介する事業を展開してゆきます。

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長野◆飯田/まだまだある信州の7年に一度のお祭り【信州蓼科・タイムカプセル】

この記事の投稿者: 信州蓼科エリア案内人/ 星野 登美夫

2022年5月9日

▲飯田市の夜景は味わい深く、是非宿泊旅行を検討して頂きたい。

ここ信州では、今年7年に一度の開催される行事として、善光寺の「御開帳」、諏訪大社の「御柱祭」、穂高神社の「式年遷宮祭」、飯田市大宮諏訪神社の「式年大祭」に合わせて行われる「飯田お練りまつり」があります。

今回は諏訪大社「御柱祭」の先駆けとなる3月25日から27日迄開催された「飯田お練り祭り」を紹介します。このお祭りは諏訪大社を一之宮と仰ぐ信濃国にあって、祭礼において度々神役に勤仕し、諏訪本宮の祭政を預かってきた由緒ある大宮諏訪神社の7年に一度の「式年大祭」で、諏訪大社の「御柱祭」に合わせて開催されるのが「飯田お練りまつり」です。

毎回約30万人の見物客が集まり、また飯田の各町内や近郷から参加する約30団体が「獅子舞」や「囃子」、「踊り」などを演じました。その中でも格式百万石の長さ100m、参加人数120人の大名行列と、他の獅子舞に類を見ない日本最大の全長25mの胴体を表す屋台を背負って30㎏の獅子頭を操る独特の「東野大獅子の獅子舞」、これが最大の見所。

なお、これらを演じながら飯田の街筋をゆっくりと「練り歩く」事から「お練りまつり」と言われるようになったとのことでした。今日まで数百年続けられており、信州の民族芸能の宝庫と言われる南信地域の代表するお祭りです。次回の7年後の大祭に是非見物にお出かけ下さい。(信州蓼科エリア案内人  星野 登美夫)

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飯田お練り祭り 
https://oneri.iidacci.org/
七年に一度の特別な三日間。この瞬間を見逃すな

長野◆蓼科/戦時中でも中止されなかった「御柱祭」【信州蓼科・タイムカプセル】

この記事の投稿者: 信州蓼科エリア案内人/ 星野 登美夫

2021年8月7日

昨年から始まったコロナ感染症の拡大に各地の行事やお祭りの縮小や中止が相次いでいます。長野県諏訪地方でも毎年お盆の「諏訪湖湖上花火大会」が昨年は中止、しかし今年は連日連夜、約10分間、約500発を打上げるとの発表がされました。

そして待ち遠しいのが、令和4年の7年ごとの天下の奇祭「御柱祭」。開催を心配していましたが、4月「山出し」、5月「里曳き」に向け、各地区の役員等での柱の見立てなど着々と準備が進められ、八ヶ岳山麓のモミの大木(上社8本)御用材が決まりました。

▲上社の「木落とし」。

八ヶ岳山麓3市町村と諏訪市の半分が諏訪大社上社の担当する柱で、私が東京から移住して今回で9回目を迎え、今回も上社の「曳き子」として参加しようと思っています。

下社の「木落とし」は、最大斜度35度、距離100メートルを御柱の大木に氏子が乗って豪快に滑り落ちる様子がテレビ等で放映されて全国的にもよく知られていますが、上社も「木落とし」や「川越し」など、勇壮そのものです。

平安時代から約1200年の歴史を持ち、織田信長の諏訪大社焼き討ちの時も、戦時中でも中止されなかった「御柱祭」。このお祭りは「人を見るなら諏訪の御柱」と言われるほど三密、飲酒の世界です。コロナ禍でどのような祭りになるのか、興味深々です。(信州蓼科エリア案内人  星野 登美夫)

▲上社の「川越し」。

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諏訪湖の花火
https://suwako-hanabi.com/kojyou/
式年造営御柱大祭・諏訪大社【公式ページ】
http://suwataisha.or.jp/onbashira.html

御柱の本・ガイドブック

長野◆蓼科/隠れた穴場をご紹介します【信州蓼科・タイムカプセル】

この記事の投稿者: 信州蓼科エリア案内人/ 星野 登美夫

2020年11月16日

※写真はイメージ

コロナウイルス感染症も、いまだに新規感染者が発生していますが、感染予防で自宅にこもりっきりではストレスがたまり、かえって他の病気にかかってしまいそうです。そんな人たちに、東京から2時間ほどで来れる蓼科エリアで、最近有名になった隠れた穴場を紹介します。

八ヶ岳・天狗岳の登山口、「信玄の隠し湯」と言われ江戸時代から湯治場として近在の農家の人たちに利用されて栄えた「奥蓼科温泉郷」は現在は3軒の温泉宿が営業しています。麓の集落から始まる温泉郷に行く「湯みち街道」を登っていくと、坂道の各所に100mおき位に「馬頭観音」や「千手観音」などの石像が建てられていて、これは麓の集落が昔、家族同様の農耕馬の死を哀れんで、江戸時代の安政二年にこの道を行き交う人馬の安全を願って建てられました。

▲一度は訪れて頂きたい御射鹿池。

これを見ながら2.5㎞ほど進むと、ため池100選に選ばれた「御射鹿池(みしゃかいけ)」があります。この池はただの農業用温水ため池だったのですが、東山魁夷(ひがしやまかいい) の「緑響く」やテレビCMから有名になり、多くの人々が訪れるようになりました。駐車場やトイレが整備がされ、緑色の湖面に回りの木々が映されて、その上を飛ぶ蜻蛉は、幻想的です。湯治を兼ねて是非お出かけ下さい。
(信州蓼科エリア案内人 星野 登美夫)

長野◆蓼科/全国巡る・日本100名城スタンプラリー漫遊記【信州蓼科・タイムカプセル】

この記事の投稿者: 信州蓼科エリア案内人/ 星野 登美夫

2020年3月29日

テレビドラマの「水戸黄門」に感化され、城郭協会の日本100名城スタンプラリーがある事を知り、平成29年から参加する事にしました。北海道から九州、四国とフェリー、飛行機、マイカー、新幹線を使い全国行脚中です。

私の住んでいる長野県には、日本100名城に数えられる有名な国宝松本城を含め城郭、城跡が5城あり、まず最初に制覇しました。北海道は、函館五稜郭と松前城に行き、北海道の広さを実感しました。

休む間もなく関東甲信越や北陸東海、近畿の1部など忙しく回り、31年3月は旅行会社のツアーに参加して、沖縄の5城址を訪ねました。特に戦争で焼失し復元された「首里城」の見事さ、その後の焼失は本当に心痛めました。

九州一周の城郭、城跡巡りにも参加し、熊本城の復興に感動し、「荒城の月」の岡城等、歴史ある13の城郭、城跡を回りました。

また今年1月には四国一周に参加、松山城を含め9城のスタンプを確保してきました。いつの間にかスタンプを押すのが目的になっているようですが、しっかりとその土地の歴史も勉強しています。

残り19城、6月には北海道根室のアイヌの国指定遺跡のチャシ跡群を旅行も兼ねて予定しています。100名城のスタンプが揃うのはもう直ぐです。(信州蓼科エリア案内人 星野 登美夫)