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山梨◆八ヶ岳/寒冷のみぎり・12月のお知らせ【八ヶ岳南麓・たかねの里だより】

この記事の投稿者: 八ヶ岳事務所スタッフ

2020年12月1日

▲北杜市の冬は積雪が少なく、晴天の日が続きます。

北杜市の冬は寒さが格段と厳しいと言われます。田舎の方はさらに田舎を見下すことがありますが、甲府の方はマイナスのイメージで北杜市の事を「山梨のシベリア」と呼んでいると聞いたことがあります。本当でしょうか。

「寒い環境は生活にはマイナスで良いことは無い」という感情を私も以前は持っていました。しかし、そんな思い込みを根底から覆したのが、星野道夫の本との出会いでした。アラスカを拠点とした写真家であり、エッセイストの星野道夫。アラスカの自然の動植物の気高さと美しさ、厳しい環境下での人々の営み、彼のその優しい眼差しで書かれる文体と写真に夢中になりました。

そして気づけば寒い環境がマイナスでは無く、自然の個性であり、魅力に感じるようになったのですから不思議なものです。実際に、北杜市に移住した多くの方が冬を好きになります。もしかしたら、四季を通じて冬が一番人気かもしれません。

北杜市の冬は寒さこそ厳しいものの、積雪も少なく、晴天の日が続きます。寒さが、空気を張り詰め、そして浄化をしていくような感覚。静けさの中、2000m 級の山々には雪がつもり、その陰影を深めていきます。寒いからこそ、日中の光の暖かさが愛おしく感じます。寒さが紡ぐ、冬の八ヶ岳の魅力が確かにそこに有るのだと思います。

▲落葉の先に富士山。普段は見えない山並みが見えることも。

さて、物件探しにおいては、北杜市で冬を過ごすかどうかで家の性能や価格に大きな違いが出てきます。別荘地等で低価格で販売されているものは、春から秋の利用を想定した家が多く、そういった家で寒い冬を越すのは難しいところです。一方で最近の高断熱、高気密の家であれば冬も大変快適に過ごすことが出来るようです。以前は少なかった標高が1200m を超える場所でご定住者が増えているのも、家の性能の向上によるものが大きいでしょう。見学の際は、売主が冬を過ごしているか確認をするのも良いでしょう。

目で見て分かりやすい仕様としては、窓ガラスがペアガラスかどうか。ペアガラスでないと過ごせないわけでは無いですが、一番熱が逃げると言われる窓の断熱性を高めてくれるものです。また窓枠はアルミ製のものより、樹脂や木の方が断熱性に優れています。窓を確認する際は、窓枠の素材にも目を向けても面白いですね。自分が冬も北杜市で過ごしたいのか?その答えを探しに冬の八ヶ岳南麓にお越しくださいませ。(八ヶ岳事務所 大久保武文)

▲物件の見学時には窓にもご注目。ペアガラスか?素材は何か?

山梨◆八ヶ岳/深秋のみぎり・11月のお知らせ【八ヶ岳南麓・たかねの里だより】

この記事の投稿者: 八ヶ岳事務所スタッフ

2020年11月7日

▲北杜市から日帰りの距離、大菩薩峠からの眺め。

旧暦で、季節を表す目安として考案された「二十四節気」。「冬至」を中心として1年を24等分したものだそうで、11月7日頃を「立冬(りっとう)」、11月22日頃を「小雪(しょうせつ)」と表します。11月の初旬に冬が始まり、後半には雪がちらつくというところでしょうか。

図表は北杜市(大泉)の10月から12月の気温の変化を示したものです。気象庁のデータにより作成しました。10月から年末にかけて坂を転がり落ちるように最高、最低気温がどんどん下がっている様子が分かります。11月に入ると最高気温は20度をきりはじめます。20度という気温は肌寒さを感じ始める気温でしょうか。厚手の物を羽織ったり、暖房が欲しくなる時期ですね。

▲ 北杜市大泉の2019年10~12月の気温(気象庁のデータより作成)

最低気温に目を向けると、11月の後半からは0度を下まわるようになります。冬の期間、別荘の場合は水道管や給湯器の中の水を抜いておく「水抜き」の作業が必要となります。水は凍るとその体積が10%も増えるそうで、凍結による水道管の破損を防止するために行うものです。その「水抜き」の開始時期として12月の初旬に実施する方が多いのですが、ちょうど最低気温が氷点下になる時期と合致しています。皆さん、最低気温の変化に敏感になって冬を迎えていることが分かります。因みに、定住の場合は、日常的に水道管に水が流れ、給湯器を使い、暖房により家が暖まるため、基本的に「水抜き」をする必要はありません。別荘利用の方は必須の作業です。

▲北杜市長坂町小荒間。イチョウの木の紅葉が美しい。

さて、11月の北杜市は紅葉が見頃を迎えます。山々の木々が様々に葉の色を変え、我々の目を楽しませてくれます。年によって黄色が綺麗だったり、赤色が綺麗だったりと、その年の気候によって引き立つ色が変わります。今年の紅葉はどうなるでしょうか。楽しみですね。11月は新そばの時期でもありますね。湧き水の豊富な土地柄からでしょうか、北杜市には実にたくさんのお蕎麦屋があります。新そばが各店舗に出そろうこの時期に食べ比べをするのも一興でしょう。秋の八ヶ岳も魅力あふれた季節です。是非、お出かけください。(八ヶ岳事務所 大久保 武文)

▲三分一湧水のお蕎麦。

山梨◆八ヶ岳/仲秋のみぎり・10月のお知らせ【八ヶ岳南麓・高根の里だより】

この記事の投稿者: 八ヶ岳事務所スタッフ

2020年10月1日

▲赤く染まったもみじ。(北杜市大泉町)

10月を迎えた八ヶ岳。田んぼを見ると、先月までは日差しを受け黄金色に輝いていた稲穂がすっかりと刈り取られています。同時に春に田んぼに水を溜めてから、代掻(しろかき)、田植え、稲穂へと至る過程で見られた、カエルやアメンボ、サギ、スズメ等の多くの虫や鳥たちの賑わいも無くなり、どこか物悲しさが漂います。

一方で田んぼから山の方へ目を向けると、緑から赤や黄色へと色鮮やかに変貌を遂げる木々の葉が目を楽しませてくれます。紅葉の開始時期は、清里などの標高が高いところで10月後半ぐらいからでしょうか。そして昨年の私の記録を見ると10月22日に南アルプスの冠雪を確認しています。甲斐駒ヶ岳、鳳凰三山の登頂付近にうっすらと積もった雪が、山の輪郭をはっきりとさせ、夏山とは全く違う雰囲気を醸し出します。優しさから厳しさ、近寄りがたさといったものでしょうか。夏の生命力あふれる景色とは、また違う魅力的な景色と出会える八ヶ岳の10月です。

▲稲刈りが終わった田んぼ。(北杜市高根町)

◆心がつながる応援券

以前は「安心・安全」や「エコ」というキーワードの中で使われた「地産地消」という言葉が、地域経済を回すキーワードとして注目されています。北杜市では現在、道端の至る所で黄色い「のぼり旗」を見ることができます。

同一デザインのこの旗は、北杜市が発行した商品券が使えるお店の目印。コロナ禍の経済対策で北杜市民一人当たりに3万円の商品券が配られました。商品券が使えるのは北杜市内の登録店舗。スーパー、飲食店、コンビニといった日常的なものから、自動車整備、工務店などあらゆる業種で使えます。

キーワードは北杜市内のお店。病院でも使えます。色々な場所で商品券が使われるように商品券にはある制限がかかっています。3万円の内、スーパーやホームセンターなどの大型店で使えるのは1万円のみ。美容室、クリーニング等の小売店は2万円まで。そして最大の3万円まで使えるのは観光業です。飲食店、宿泊、レジャー体験などで、観光が盛んな北杜市の産業を反映した結果でしょうか。

因みに8下旬の時点で登録されている飲食店は271軒。こんなにお店があったのかと驚きました。この商品券をきっかけに地域での外食が増えた、初めてのお店に入ったという声を聴きます。地域のお店で楽しむという流れは商品券を使い終わった後も続きそうです。身近な地域を知ることで「地産地消」が進む良い例になりそうですね。(八ヶ岳事務所 大久保武文)

▲昨年の初冠雪?甲斐駒ヶ岳山頂の様子。(北杜市白州町)

山梨◆八ヶ岳/処暑のみぎり・9月のお知らせ【八ヶ岳南麓・高根の里だより】

この記事の投稿者: 八ヶ岳事務所スタッフ

2020年9月1日

▲北杜市高根町。9月下旬の稲刈りの様子。

稲穂が揺れ、稲刈りの時期まであと少し。季節は変わり実りの秋が廻ってきました。さて、この文章は8月上旬に書いているのですが、市内において県外ナンバーの車が増えてきたように感じます。一度は減った観光客が戻ってきたようです。7月の4連休では中央道が込み合い、案内の待ち合わせに間に合わないとの連絡も。

国土交通省の交通量のデータから、人の流れの大きな変化が読み取れます。図は中央道の「相模湖~上野原」間の交通量を示したものです。車両は小型車(軽・二輪・普通車)、縦軸が交通量、横軸は日付。土日の他、GWの祝日と7月の4連休を抽出しました。こちらを見ると4月、5月にいかに人の流れが減少したか分かります。ここまでの落ち込みを年初に予測できた人はいないでしょう。

▲出典:国土交通省HP(全国・主要都市圏における高速道路・主要国道の主な区間の交通量増減)の値を使用。

その交通量が回復をしてきたのは6月20日の週から。6月27日は一時的に昨年を越えています。その後は昨年には及ばないながらも、ある程度の交通量を保っています。今後の交通量はどのように変化するでしょうか。観光業では海外から国内、遠方より近場がトレンドとのこと。社会全体を体に例えると人の流れは血流。感染を防ぎながら、血流を戻し、健康な体(社会)に戻れる日が早く来ることを願います。

◆温泉で新しい生活様式を体験

コロナ禍での生活が続いています。マスクを着ける日常がノーマルで、常に人との距離を気にし、レジの前にはビニールの幕。そんな状況ですが久しぶりに市内の温泉に行ってきました。

以前は仕事後などに気軽に立ち寄っていましたが、しばらくは疎遠に。今回訪れたのは小淵沢道の駅の「延命の湯」。久々の温泉は新しい生活様式そのものでした。以下、訪れた際の流れです。

1)入口で手の消毒をする。これはどこでもお馴染みですね。
2)次に体温のチェック。非接触の体温計を額に向けて計測。なんだが額がムズムズします。
3)連絡先(住所・氏名・電話番号)を記入する。書くのは代表者だけ。これも以前は無かった取り組みです。
4)脱衣かごを受付で受け取る。以前は更衣室に置いてあったものです。使用後は受付まで返却します。
5)更衣室に入ると、かごを置く棚の一部に×マークがされていました。隣との距離を保つためのものです。鍵付きロッカーは全て使用が出来ませんでした。窓は全開で風通しが良くなっていました。
6)さて肝心の浴室ですが、以前との違いは、窓が全開になっていることでしょうか。サウナは近々再開と書いてあったようですが、密閉した空間なので近寄りませんでした。

入浴したのは平日のお昼前。浴室はガラガラで、私を含めてお客は3名。距離を保ちながら過ごすことができました。一度の入浴者数に上限を設けているそうで、休日など込み合う時は入場制限がかかることも予想されます。

また休憩の大広間は封鎖されていました。入浴後に昼寝したり、テレビを見たり、会話を楽しんだりといったことは、しばらくお預けとなります。そんな新しい生活様式に沿った温泉体験でしたが、以前と変わらずに気持ち良いものでした。自然の中で木々の揺らめき、風を感じながら、広々した湯につかり、体の芯から暖かくなる。これは自宅で味わえないもの。一方で温泉の運営側としては大変な労力で頭が下がる思いでした。コロナ対策と経済活動の両立と言われるが、まさに最前線の努力を見た気がしました。(八ヶ岳事務所 大久保武文)

山梨◆八ヶ岳/暁夏のみぎり・8月のお知らせ【八ヶ岳南麓・高根の里だより】

この記事の投稿者: 八ヶ岳事務所スタッフ

2020年8月1日

▲夏の夕暮れ時。八ヶ岳のシルエット。(北杜市高根町)

気象庁の今年の7月〜9月の3か月予報では、今年も暑い夏になるという予想です。夏本番となりましたが、皆様、体調は崩されていないでしょうか。

北杜市の大泉(観測所の標高は867m)の昨年の気象記録を見ますと、猛暑日とまではいかないものの、最高気温が30度以上の「真夏日」がお盆頃まで続きました。比較として東京の府中の気温をグラフに記しましたが、北杜市の最低気温の低さに目がとまりました。特に8月の後半からは最低気温が20度を下回るようになり、一日の中で肌寒さを感じる時間帯が増えてきます。一般には「暑さ寒さも彼岸まで」と言われますが、北杜市に住んでいる感覚だと、「夏の暑さはお盆まで」というところでしょうか。

▲大泉(北杜市)と府中(東京都)の気温の比較。「気象庁過去の気象データ検索」より抽出

さて、暑い夏の過ごし方として、涼を求めて自然の中で過ごすのも良いですね。森の中を歩いたり、川で水遊びしたり、キャンプをするのも良いですが、敷居が低くてお勧めなのが高原でのドライブです。北杜市に到着し、標高が1000m を越えたら車のエアコンを止めて、窓を全開にしましょう。

お勧めルートは、甲斐大泉駅から甲斐小泉駅の間を小海線と並行して走る「泉ライン」。落葉樹の森の中を蛇行しながら続く道は、まるで緑のカーテンの中を走っているかのよう。木々の間から涼しい風が吹き、木漏れ日が目に優しく、快適そのものです。交通量が少ない為、サイクリングにもお勧めです。自然の涼を感じに、北杜市まで足を運ばれてはいかがでしょうか。

▲緑のカーテンの中をドライブ。泉ラインの様子。(北杜市大泉町)

◆地方の魅力とは

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、都会での一極集中の生活や働き方の問題が認識され、地方での生活が見直されているように思います。「テレワーク」という具体的な働き方が認知されたことが大きな追い風になっています。

家賃が高い都心にオフィスを構える必要性が薄れ、満員電車での通勤も避けられる。都会と地方の違いをざっくりと述べると、都会での生活は自宅の外に多くの機能を持たせ、地方ではなんでも自前で用意するということでしょうか。そういったことが結果として密でない生活につながっていくのでしょう。

▲山の中の涼やかな山道。(長野県・白駒の池の近く)

今回、改めて気づいたのは、自然の営みは新型コロナウイルスの影響を受けていないという事でした。これは驚きなようで、当たり前の事なのかもしれません。人々が慌てふためいている中で、山は変わらずにそこにあり、時期になればツバメが飛来して巣を作り、気温が上がれば季節の花が次々に咲く。気持ちが良い程、自然はその営みを例年と変わらずに続けておりました。

そんな動じないものを身近にし、その中で生活をすることが出来る。そんなことで心がほっとしている。私にとっての「地方の魅力」とは、自然の営みを感じられることではないかと思う今日この頃です。(八ヶ岳事務所 大久保 武文)

▲コロナ禍でも自然の営みは続く。(北杜市大泉町)

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八ヶ岳事務所は8月12日(水)から15日(土)までの4日間はお盆休みとなります。併設の田園暮らし体験館もご利用できません。よろしくお願いいたします。

山梨◆八ヶ岳/盛夏の候、7月のお知らせ【八ヶ岳南麓・たかねの里だより】

この記事の投稿者: 八ヶ岳事務所スタッフ

2020年7月1日

▲7月の田んぼの様子。田植えから1か月と少し。柔らかいグリーンが芝生のよう。(北杜市高根町)

今年の7月はどんな天候になるでしょうか。7月の季語を並べてみると「梅雨明」、「小暑」、「成暑」、「極暑」、「大暑」、「炎暑」と続きます。字を見ているだけで、梅雨が明け、夏へと進む光景が目に浮かび、汗が流れてきそうです。

北杜市の夏は都心に比べると、随分と過ごしやすい環境です。標高の高いエリアではエアコンはもちろん、扇風機さえ無い家も。標高の低い八ヶ岳事務所は昼間こそエアコンが必要な時期がありますが、夜になるとグッと気温が下がります。エアコンなしで眠れるこの環境、移住してきた時には、体がすごく楽だと驚いたものです。

▲八ヶ岳南麓の涼しい夕暮れ時。エアコン不要で快適な夜を過ごせる。(北杜市高根町)

「土用」というのも7月の季語だそうです。「土用」と聞くと「土用の丑の日」と思うのが日本人というものではないでしょうか。今年の「土用の丑の日」を調べたら7回もあるとのこと。てっきり夏に1回かと思ったら、冬に1回、春、夏、秋にそれぞれ2回。因みに夏は7月21日、8月2日の2日間。

(※写真はイメージです。ちなみに井筒屋さんの重箱は紅色!)

小淵沢の駅前には「井筒屋」という鰻屋があります。古民家の建物に、趣あるアンティークのイスとテーブル。落ち着いた空間で、鰻が焼きあがるのをじっと待つ、そんな素敵なお店です。書きながら鰻が食べたくなりました。

◆北杜市の状況について

北杜市でのコロナの影響はいかがでしょうか。茅ケ岳、瑞牆山、八ヶ岳、甲斐駒ヶ岳への登山道は6月より自粛が解除されています。市営の温泉施設についても5月後半から順次、営業を再開。8つある図書館も事前予約が必要ながら再開しました。

一方で、例年、7月に行われる人気イベントの「小淵沢町・八ヶ岳ホースショー」、「明野町・サンフラワーフェスタ」はイベント中止が決まっています。

ここで少し、北杜市役所の対応をご紹介します。まず、北杜市ではコロナ対策のコールセンターを発足しています。この状況下で支援について聞きたいことがあっても、何処に問い合わせたら良いのか判らない。国なのか県なのか、医療機関なのか。有効な制度があっても、必要な人にその情報が届かなければ意味がない。必要な窓口におつなぎするための総合窓口がコールセンターとなります。とてもありがたい取り組みですね。

その他には、◇高齢者のみ、障がい者のいる世帯へ50枚のマスクを配布、◇子育て世代へ子供一人あたり1万円の給付金、◇休業等の収入減で住居を失うおそれのある方への給付金制度。◇妊婦・高齢者の方にタクシー券を支給。◇新たに「出前」や「持ち帰り」に取り組む飲食店には、経費の一部を補助しています。

また、◇市内農業者の農産物等の販売情報や飲食店の宅配・出前サービス情報を掲載するサイトを新たに準備しています。 お伝えしたものは対応の一部になります。

詳細は市のホームページでご確認ください。市役所というのは、一番身近にある行政で、その役割は我々のライフラインとも呼べるものだと思う今日この頃です。(八ヶ岳事務所 大久保武文)

▲木々をぬける風が気持ちよい、木陰の小道。(北杜市大泉町)

山梨◆北杜市/日々是感謝、絶妙なバランスの上で【八ヶ岳スタッフ・日々の業務より】

この記事の投稿者: 八ヶ岳事務所スタッフ

2020年6月27日

北杜市は、和洋中様々な美味しいお料理を楽しめるお店が多いことも魅力の一つ。それぞれのお店が頑張ることで相乗効果が生まれ、実は絶妙なバランスで支えあっているという事を、あるオーナーさんからお聞きしました。

今回の感染拡大防止による緊急事態宣言で、GW中は道の駅が休業、宿泊施設も5月中営業を見合わす所も多く、飲食店も営業自粛をされる所も。そんな中テイクアウトを始めるお店も増え、各お店が工夫を凝らして営業されています。

中には休校中の子供さんのいる家庭は学割で半額提供というお店も。「居酒屋さんのテイクアウトでお家居酒屋♪」「ここのランチ弁当おススメ」と友人からも情報が入り、みんなお家時間を楽しみつつ、お気に入りのお店を応援しているようです。

私たちの生活を支えて下さっている方々に感謝し、できる事に取り組んでいきたいと思います。八ヶ岳事務所も感染防止を心がけながら、案内を再開しております。お問い合わせをお待ちしております。(八ヶ岳事務所 原 きみえ)

山梨◆八ヶ岳/向暑の候、6月のお知らせ【八ヶ岳南麓・たかねの里だより】

この記事の投稿者: 八ヶ岳事務所スタッフ

2020年6月1日

▲田植えの1か月程前から水張りが始まります。水面に映る南アルプスと空が美しい。

今年も気づけば6月。もう1年の折り返し地点まで来てしまったと驚く方も多いのではないでしょうか。

旧暦で表記をすると「水無月」。6月といえば梅雨のど真ん中ですが、「水の無い月」とは不思議な感じがします。調べてみると、旧暦は月の動き、新歴は太陽の動きを基にしたもので、日にちのズレがあるそうです。

因みに、旧暦で今年の6月1日を新暦に直すと7月21日になるとのこと。随分とズレがあるのですね。ちょうど大暑の頃、暑くてカラカラ、「水の無い月」という表記でも納得がいきます。八ヶ岳南麓では4月の後半から田に水を張り、5月中旬から田植え、6月初旬には青々とした苗が風に揺れている姿が見られることでしょう。

さて、この文章は5月のGW 中に執筆のものですが、今年の北杜市のGW は例年とは比較にならない程に静かなものとなっています。コロナウイルス感染拡大予防の為、道の駅、温泉施設、キャンプ場等の観光施設が臨時休館。飲食店では持ち帰りのみの対応が多いようですね。

休館は町なかだけでなく山の中でも。例年なら本格的な登山シーズン幕開けの時期である八ヶ岳の山小屋も休館しています。宿泊はもちろん、トイレの利用も出来ないようです。

感染の拡大を防ぐべく、多方面で努力がされ、協力が求められている状況です。気兼ねなく生活が出来、山にも登れる、そんな日が早く来るように。そして、来年のGW は良い意味で状況が一変していることを願います。

▲田んぼに水を供給する水路。滞ることなく流れる水音が気持ちいい。

◆「動画配信」はじめました

仕事でテレワークが進んでいるとニュースで見聞きします。家にいながらにネットを通じて仕事をする。随分前から推奨されてきたことが、この情勢で一機に進み始めています。

さて、ふるさと情報館八ヶ岳事務所では、物件情報の「動画」配信を開始しました。周囲の状況や接道の仕方、室内の距離感等といった写真では伝わりにくかったものが見えてきます。家に居ながらに、遠隔地の物件の状況が分かりやすくなり、そこでの生活がより想像できるようになると思います。テレワークならぬ、テレ見学といったところでしょうか。

動画公開をしているのは八ヶ岳事務所のホームページです。物件検索の一覧において、建物写真の右上に「動画」の表示があるものが、配信をしている物件になります。順次、物件数を増やしていきますのでご期待ください。
(八ヶ岳事務所 大久保武文)

ふるさと情報館八ヶ岳事務所
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