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山梨◆北杜市/北杜の桜・開花スタート【巡り巡って北杜市探訪記】

この記事の投稿者: 八ヶ岳事務所スタッフ

2020年4月6日

▲山高神代桜。日本三大桜の一つ、推定樹齢は2,000年とも言われる。

■山高神代桜 北杜市武川町山高2763(実相寺境内) 見ごろ:例年4月上旬

冬を終え、体がほっと緩む季節となりました。体が緩むと心まで軽くなる。

冬の凛とした静けさの風景が静止画だとしたら、春は生命の息吹により、それが少しずつ動き出したように感じる季節。そんな春の訪れを強烈に感じさせるのが桜ではないでしょうか。

桜を見ると自分が日本人であることを思い出す。花が見られるのはわずかな間なのに、余韻がいつまでも残り、来年もまた見たいと、気持ちを未来へ繋げてくれる。

北杜市では都内より半月ほど遅れて桜の開花がスタート。標高差が大きい為、1か月くらいの長い期間、例年であれば市内のどこかしらで花見を楽しむことが出来ます。(八ヶ岳事務所 大久保武文)

▲蕪の桜並木。

■ 蕪(かぶら)の桜並木 北杜市長坂町中丸4492   見ごろ:例年4月中旬

山梨◆八ヶ岳/仲春のみぎり・4月のお知らせ【八ヶ岳南麓・高根の里だより】

この記事の投稿者: 代表取締役・中村健二

2020年4月3日

春分の日を境に昼間が日一日と長くなってきます。その日から数えて15日目が4月の5日ごろに当たるわけですが、今年は4日の土曜日がその日です。この日は24節気のひとつ「清明」と呼ばれ、万物に清新の気が宿りみなぎるころとされています。毎年のことながら南麓の標高千メートル以上に自生するカラマツの芽吹く様子を見ていると、大げさかもしれませんが心から「生きていて良かった」と毎年のことながら思えてきます。

今年は暖冬というよりも「超暖冬」といってもよいぐらいでした。わたしも移住して24年目になりますが、これほど暖かく積雪のなかった年は初めてでした。 田舎暮らしと気象というのは切っても切れないあいだ柄です。昨今の気候変動にもついセンシティブになりがちですが、雨と風と気温についてたえず気を配っていることも必要ではないかとわたしは思っています。

時あたかも、はじまりの春です。フレッシュマンの眼で八ヶ岳南麓へ物件探しにお出かけになりませんか。野に出て生き物たちの生命力をご自身の肌でぜひとも感じて見てください。

南麓は言わずと知れた標高差がある場所です。自分たちの暮らしがどのエリアなのかをどうぞお探しください。八ヶ岳事務所スタッフはそのためのナビゲーターに徹します。そしてお出かけの際は突然の天候の変化があることも想定して雨具の用意も忘れずに。

◆不動産固定資産税とその精算について

固定資産税とは毎年1月1日に不動産や償却資産を所有している人が固定資産の価格をもとに算定された税額を市町村へ納める税金です。北杜市の税額は課税標準額×税率1・4% で、不動産の場合の標準額が土地30万円、建物20万円に満たない場合は固定資産税は課税されません。

例えば200坪の山林を500万円で買ったとしても、課税されない場合があります。4月に入ると北杜市役所より固定資産税の納税通知書が自宅に届きます。支払いは全期前納か4期支払い(4月、7月、12月、2月)になります。

私たちの実務でよく混同されがちなのが、固定資産税の精算の場合。例えば4月30日に所有権が移転された時の固定資産税の精算の起算日は、4月1日ではなく1月1日になります。(※地域で慣例が異なります)売主の負担は1月1日から所有権移転の前日4月29日、買主の負担は4月30日から12月31日までで、引き渡し日に日割精算をします。

*固定資産税については北杜市税務課(電話0551-42-1313)、その精算については八ヶ岳事務所にお尋ねください(電話0551-46-2116)

◆八ヶ岳南麓マップの活用法

3月号でお知らせしました「八ヶ岳南麓マップ」ですが、一度手に取ればその内容の濃さにきっと驚かれるはず。これまでの地図は施設案内が中心で、いったいどんな移住者がどこでどんな暮らしをしているのか、ほんとうに知りたい情報がなかなか分からずじまいだったのではと率直に思います。当社作成のマップは道路に標高が入っているだけでなく、どこにどんな移住者がいてどんな活動をされていらっしゃるのか、が手に取るようにわかります。

このマップは事務所にお越しの方々に無料で配布しており、市内の移住者などのお店にも常備しております。また、各種相談会等にご来場の方々にもお渡ししています。一度ぜひ手に取っていただけたら幸いです。(八ヶ岳事務所 中村健二)

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山梨◆北杜市/住み始めて発見・案外快適なことお教えします!【巡り巡って北杜市探訪記】

この記事の投稿者: 八ヶ岳事務所スタッフ

2020年3月21日


住み始めてから発見する、生活の仕方
というものがある。北杜市に移住してから発見したものの一つが、「高速バスは使える!」である。移住したての時は、新宿へは電車で行くものと思っていた。昔の歌謡曲にも出てくる特急「あずさ」。振り子式の独特な揺れは、今となっては良く覚えていない。結局、あずさに乗ったのは、最初の2回程。その後は、新宿へは高速バスを使っている。


大きな理由は電車の半分ほどの交通費。そして乗ってみると案外と快適だった。席にはスマホ充電のコンセント、WIFI が無料で使える車両もある。靴を脱いで、フットレストに足を乗せ、バスの心地よい揺れに身を任せると、あっという間に眠りの世界へ。

高速バスの停留所は駅とは離れた、何にも無いところに多い。その為、観光ではなく、地元の交通の延長といった雰囲気である。ただ、渋滞時は時間が読めないのは弱点。北杜市に移住されたら是非とも一度、市民の足の延長、高速バスもお試しください。

(八ヶ岳事務所 大久保武文)

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アルピコ交通(新宿←→茅野・諏訪・岡谷)
https://www.alpico.co.jp/traffic/express/suwa_shinjuku/

山梨交通
http://yamanashikotsu.co.jp/highway_bus/shinjuku_okaya/

富士急行
https://bus.fujikyu.co.jp/highway/detail/id/28

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山梨◆八ヶ岳/浅春のみぎり、3月のお知らせ【八ヶ岳南麓・高根の里だより】

この記事の投稿者: 代表取締役・中村健二

2020年3月1日

▲富士山の笠雲。まもなく雨模様の天気。(北杜市高根町)

凍てついた大地からひょっこりと生きものたちが頭を出しはじめるこの時期。八ヶ岳南麓では冬から春へのタスキの引き継ぎは、風がもたらすのが決まりとなっています。宮沢賢治が韮崎出身の保阪嘉内(ほさかかない)から教えられたと思われる「八ヶ岳おろし」が『風の又三郎』にも出てきます。冬の使者はいつしか消え、南風がその座を譲っていくのです。

長く裾野を引く八ヶ岳の東側から吹く風を「佐久口」、西側より吹くそれは「諏訪口」と呼び、大陸の発達した高気圧がもたらす季節風が東は須玉川、西は釜無川を下って甲府盆地に集まるのだから堪りません。サッカーの名門・韮崎高校が全国制覇まであと一歩まで迫ったのは正確無比なショートパス。それが鍛えられたのは八ヶ岳おろしだという人も多いです。

▲残雪の残る神々しい甲斐駒ヶ岳。(北杜市大泉町)

南麓の物件探しで注意したいのは、山岳景観の抜けるような景色の場所で北側に道路がある物件の場合。北側に玄関を持っていく配置にすると戸が強風で開かなくなったという人を何人もわたしは知っています。そうした時にはこの地域で建築設計を数多く手がける住空間研究所の松本勲(まつもといさお)氏に土地選びを相談するのも手。物件見学の折には事務所スタッフにお気軽にお声掛けください。

▲強風にはためく沿道の上り旗。(北杜市高根町)

◆現地見学会が始まります

毎年、3月になると始まるのが当社主催の各地で開催される現地見学会です。今年もこの3月から八ヶ岳事務所をはじめ、信州八ヶ岳西麓、東信州佐久、青木、岩手遠野、埼玉秩父、山梨甲州、栃木那須の各エリアで行います。現地見学会は個別の物件案内とは異なりそのエリアの専任スタッフ同行のもと、複数組でいっしょに現地をご案内いたします。そこでは参加者同士の貴重な意見交換の場でもありますので、どうぞ積極的なご参加をお願いいたします。

八ヶ岳南麓の場合は新着物件のほか、成約者や移住者のお店なども拝見したり昼食を取る中で、生の情報が得られることもしばしば。また、標高の違いによりまだ残雪が路肩にあるなど、見どころも数多くあります。気象状況により「八ヶ岳おろし」の季節風にも出会えるかもしれません。光りかがやく甲斐駒ヶ岳のおすすめスポットもご紹介いたします。

◆八ヶ岳スタッフが県内初の「星空案内人」に

八ヶ岳のスタッフでみなさまの移住のための道先案内人であり、『月刊ふるさとネットワーク』誌面でも星空散歩のコーナーを6年にわたって担当しているスタッフの安江美香が、このたび山梨県内第一号の「星空案内人(星のソムリエ©)」に認定されました。

そして令和2年1月23日の朝日新聞・山梨版には破格の4段でインタビュー記事が掲載され、わたしも驚くととともに八ヶ岳事務所スタッフの魅力がもうひとつ増えたことを素直に喜んでもいる次第。彼女にはこれからも八ヶ岳から見る星空をおおいに語っていくことを願っています。そして「星空観望会」などを計画しています。乞うご期待を。(八ヶ岳事務所 中村健二)

※星のソムリエ ® は星空案内人資格認定制度運営機構が管理・運用する商標です。

▲朝日新聞切り抜き。

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山梨◆北杜市/自分だけのカフェ・自分だけの空間【八ヶ岳スタッフ・日々の業務より】

この記事の投稿者: 八ヶ岳事務所スタッフ

2020年2月27日

田舎暮らしの足は自動車である。通勤に始まり、買い物、レジャー、家から出かけること=(イコール)車に乗る事。満員電車に乗る事もなく、渋滞も無く、信号機も少なく、田舎での車生活は快適そのもの。ただ、日常の足が車だと、自分の足を使うことが少なくなる。運動不足だ。そんな日常の足の車だが北杜市では別の使い方が見えてくる。

コンビニに行くと、広い駐車場に車がたくさんあるのに、店の中はガラガラという事が良くある。どういう事だろう?事情は直ぐに分かる。みんな車の中にいるのだ。コーヒーやお菓子を買って車に戻ると、そこは自分だけのカフェに早変わり。音楽を聴いたり、ゲームをしたり、映画を見たり。上品なおば様、やんちゃな見た目のお兄さん、老若男女問わず、皆それぞれのスタイルで楽しそうだ。ギターで弾き語りをしている人も(笑)。家とは別に自分だけの空間をみんな持っているのだ。事故なく、日々、車と楽しく付き合いたいものだ。(八ヶ岳事務所 大久保 武文)

山梨◆北杜市/武田信玄の知恵が光る湧水で蕎麦を食う【巡り巡って北杜市探訪記】

この記事の投稿者: 八ヶ岳事務所スタッフ

2020年2月16日

北杜市には湧水が多く存在します。公営水道が無い地域では井戸を掘るのですが、掘らなくても水が自噴しているところもあるくらいです。

その中で、観光としても人気の湧水スポットが「三分一湧水」です。小海線の甲斐小泉駅から徒歩圏内。戦国時代、水争いをしていた三つの村に等配分するために武田信玄が築いたと言われている堰(水路のようなもの)があり、きれいに水が3分割される様子を見ることが出来ます。

堰の周辺は公園として整備され、夏は森林浴、秋は紅葉狩り、ワンちゃんを連れてのお散歩にも楽しいところです。公園の南側には、甲斐駒ケ岳をはじめとした南アルプスの山岳景観が広がります。

さらに南へ足を延ばすと、この眺望を売りにした高級分譲地が。北杜市で坪単価が高い土地はどんなものか、参考に脇を通り抜けるのも良いかもしれません。

そんな「三分一湧水」ですが、私のお勧めはお蕎麦。十割蕎麦が観光客に人気で、二八蕎麦も十分に喉ごし、風味があります。サクサクした天ぷらはエビと季節の野菜。そして気負わずに行ける庶民的な値段。このバランスの良さが、地元でもリピーターを生むのでしょうね。(八ヶ岳事務所 大久保 武文)

▲一番のお勧め、天もりそば。

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「そば処 三分一」
〒408-0031
山梨県北杜市長坂町小荒間292-1
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山梨◆八ヶ岳/余寒のみぎり、2月のお知らせ【八ヶ岳南麓・高根の里だより】

この記事の投稿者: 代表取締役・中村健二

2020年2月1日

▲八ヶ岳事務所でも年に1回ほど除雪を行います。(北杜市高根町)

冬から春への節目である「節分」は、旧暦では新年を迎えるための年越しの日でした。私の子供の頃は「数え年」が「満年齢」と併記するぐらい一般的でしたので、旧暦の新年を迎えるたびに1つ歳を重ねるご老人たちの話を陽だまりの縁側でよく聞いたものです。

そしてその翌日、4日は「立春」。暦の上では春を迎えますが、実はこの時期が一年でもっとも厳しい時期ではないのかと私は思っています。まだ記憶に新しい2014年(平成26年)2月に山梨県内を襲った豪雪は、立春後の14日から15日にかけてのことでした。日本の南海上を発達しながら東上する低気圧によって(14日09:00から15日の09:00までの24時間で14㍱ 下降)、過去に例をみない大雪が山梨県内に降りました。甲府の最深積雪は114センチに達し、完全にマヒ状態となってしまいました。普段積雪の少ない地方の弱点を完全に突かれた格好です。

▲2014年2月14日、15日天気図:前日から南岸低気圧の通過と大陸の高気圧の張り出しによって、等高線が縦じまの冬型の気圧配置に変わっていった。

その後自治体では除雪予算を増やしてエリアメール等で住民への周知を徹底するとともに、地元の建設業者の協力を受け初動体制を見直してきました。私はといえば、東京での移住相談会があり八ヶ岳へは戻るに戻れずじまい。八ヶ岳倶楽部にお勤めで近所にお住いの方に、除雪機で道路を雪かきしていただいたおかげで大いに助けられた次第。このときの教訓として「ここでは人里離れた一軒家には住まない。持つべきものは付かず離れずの交友関係」でした。自然の「恩恵と脅威」が身をもって分からせていただいたその年の2月でした。

◆山梨の今年の花粉症について

「春は名のみの風の寒さや」の歌詞で知られる『早春賦』は信州安曇野あたりの情景をうたった唱歌といわれ、山あいに住む人々にとっては皮膚感覚にうったえてくるものがあります。山国の春を待ちわびるこの2月は、これまでどことなく希望が湧く季節であったものが、いつの頃からか花粉症の始まる辛い季節に変わってしまった、と言ったら大袈裟でしょうか。

とにかく2月中旬から3月下旬までのスギ花粉、3月下旬から5月上旬まで続くヒノキ花粉は、それを報ずるテレビ画面を見るだけで鼻のあたりがムズムズ。私がこの症状を発症したのは2005年ごろで、南巨摩郡増穂町(現富士川町)あたりをよく案内していたころと重なります。ここはご存知の方も多いと思いますが県の森林研究所があるくらいでほんとうに杉の植林がみごとな場所です。

で、今年はどうなのか?どうやら平年よりも少なめだとの予報が出ています(山梨県のHP参照)。昨年は過去30年で3番目に多い飛散量でしたが、今年は平年(過去10年間の平均総飛散数は4207・0個/㎝)以下の飛散量だそうです。その原因は、昨年の7月の日照時間の少なさが影響しています。北杜市大泉町のアメダス(標高867m)の観測では昨年の7月は79・1時間と過去平均日照時間(163時間)の半分以下。実際に梅雨明けが7月29日ごろと一昨年よりもほぼひと月ほど遅れ、稲の作況指数にも影響が出るような数字でした。まあ、数字的なことは別にしてもマスクが手放せない時期ですね。私的にはこの時期の歌としては1973年の「早春の港」(歌手は南沙織)の方が思い出深いです。 (八ヶ岳事務所 中村健二)

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やまなし花粉症ポータルサイト
https://www.pref.yamanashi.jp/kafunsho/index.html

 

◆甲斐適生活相談会のお知らせ

 

2月22日(土)に東京・有楽町の交通会館で山梨県内の自治体や民間企業、就職・就農相談など、山梨県への移住・定住の相談会「甲斐適生活相談会」が行われます。デュアルライフ(二地域暮らし)、子育て移住、中高年者の第二の人生応援、空き家解消など、さまざまなテーマで取り上げられているのが昨今の地方移住といえます。お問い合わせ:八ヶ岳事務所(電話0551 ‒46 ‒2116)

山梨◆北杜市/冬本番!北杜市の図書館事情【巡り巡って北杜市探訪記】

この記事の投稿者: 八ヶ岳事務所スタッフ

2020年1月27日

冬本番を迎え、室内にひきこもる時間が長くなってきました。寒いこの時期、暖かい家の中で読書というのもいいものです。北杜市には8箇所の図書館があります。人口5万弱の市としてはかなり多いですね。自分の好みや、その日の気分で図書館を使い分けられるのも楽しいところです。

私のお気に入りは「たかね図書館」。山関連の本の充実ぶりが凄いのです。登山コーナーだけで1つの壁が埋まっている姿は圧巻です。巨大書店にも負けません。さすが八ヶ岳、南アルプスに囲まれた市です。内容も北海道から関東、北陸。中部地方と広範囲の山ガイドブックがあり、沢登り、クライミング、トレイルラン、ソロトレッキングと最近の流行も押さえています。

日本だけでなくエベレストの情報もあります。その他、新田次郎を初めとした山岳小説あり、山の写真集も多数にあります。来年の登山シーズンを見据え、図書館の小説で下見をし、山の写真に見入るのも悪くありませんね。寒い冬の時期、春を待つ、つぼみの気分というところでしょうか。(八ヶ岳事務所 大久保武文)