先ほど、とあるラーバニストさんのお宅へ行ってきました。
当地での暮らしぶりを拝見し、
できれば直接、生活上の細かいお話を聞かせていただきたいというお客様とご一緒に。
お客様の最大の関心は、老後の女性一人暮らし。
普通に考えて、奥様が後に残る確率が高いから、でした。
訪問させていただいたのも、
まさに、ご主人に先立たれた奥様が一人暮らしをなさっているお宅。
ご夫婦でお住いだった家を売却し、一回り小さなところへお引越しされました。
でも都会へ戻る、という選択肢は、なかったそうです。
「だって、山も庭も犬も大好きですから。」
売却された大きな家は、当時、運転免許をお持ちでなかった奥様のために
駅から徒歩5分、温泉も商店も郵便局も徒歩圏内という
北杜市内では至って生活便の良い立地でした。
ところが、お一人で暮らすために選ばれた場所は
最寄り駅まで3キロ以上、標高1000mの森の中。
緑に囲まれて、好きなガーデニングを何も拘束されること無く楽しみ
時々訪ねてこられるお子様やお友達を迎えながら
日々の暮らしを淡々と続けていらっしゃいます。
都会とは違う空間、時間の流れもゆったりした山の中での生活は
年齢を重ねる、ということを忘れさせてくれるようです。
今回の訪問に際して
「私なんか、おばあさんですよ、若い方の参考にしていただけるお話なんで何もできないんじゃないかしら」
と遠慮がちにおっしゃられたのですが
腰が曲がっていないどころか、お肌のキメの細かさと言ったら!!
2回り年下の私の方が、お化粧しないと恥ずかしくて並んで歩けません。
こんな素敵な老後を過ごせたら、どんなにいいだろう
目標にさせていただきます、と、訪問されたお客様も喜んでお帰りになられました。
(八ヶ岳事務所・和田)