牧丘から甲府を往来する時、国道140号を使います。昨年の12月頃から何やら高速道路の案内板のような緑色の標識が目に入るようになりました。
標識には「西関東道路」の文字。町中は渋滞気味の140号なので、導かれるままに向かってみると、そこは山ぎわに作られた自動車専用道路でした。およそ10分、通行料のいらないこの道は、山梨英和大学のある甲府桜井町から山梨市の万力公園まで全長約6.9kmの行程で、国道140号線のバイパスです。
なぜ東山梨の道路なのに西関東なのかと道路管理事務所に問合せてみると、「山梨県は、天気予報など地理上の区分では中部地方(甲信地方)ですが、行政上の区分は関東地方だからでしょう」とのこと。甲府から雁坂トンネルを経て、埼玉県の関越道の花園ICを結ぶ約110kmの※地域高規格道路として計画され全線開通は未定。かつての秩父往還がどのような変遷をたどるのか気になるところです。
※自動車専用道路もしくはこれと同等の高い規格を有し、60〜80km/hの高速サービスを提供できる道路のこと。
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