ブログ

山梨◆八ヶ岳/立冬の候、11月の八ヶ岳事務所【八ヶ岳南麓・たかねの里だより】

この記事の投稿者: 八ヶ岳事務所スタッフ

2024年11月8日

▲月明かりでアカマツの木々が浮かび上がる。

秋の夜は長い。

そういえば、小中高時代に読書週間が設けられたのもこの時期だった気がする。今年は秋の夜長を読書に費やそうかとふと思う。

春から夏にかけては日が長く、しっかりと働いた後でも、まだ外が明るく、得をした気分になった。

それに比べると、日の短いこの季節は、みるみると暗くなってしまい、気づけば一日が終わってしまったような寂しさを感じることもある。

この感覚は、日本のどこにいても共通なのかもしれないが、田舎に行けばいくほどより強く感じるように思える。

まず家から一歩でると真っ暗だ。お店が少ない、街灯がない。人が歩いていなければ、車もあまり走っていない。車で外出をするにしても、慣れていない人は怖いと思うだろう。

北杜市の道は交通量が少なく、道も片道一車線、都市部では車の運転を苦手としていた方でも、移住後は嬉々として運転をしている。この環境だから運転が出来ると言う。

ただ、そんな環境だからこそ夜の道は真っ暗で、慣れないと運転も怖いのだ。

人工の光が無いと、夜は暗いのだと、当たり前のことに気づく。そして暗いからこそ、秋の夜はより長く感じるかもしれない。

家で読書をするのも良い、なぜだかこの時期はミステリーが似合う気がする。ビデオレンタル屋は無いが、今の時代はネットがあれば家で映画も楽しめる。

そして暗い環境だからこそ、星はより輝いている。自分は星座にはからきしだが、北杜市で見る星は美しいと思う。そして月夜の日は、その暗い環境が、より月の明るさを際立たせる。静かな秋の夜、どう過ごそうか、考えると楽しくなる。

▲紅葉の先に石の殿堂「瑞牆山」。(北杜市須玉町)

今年の紅葉はどうなっているだろうか。

例年だと10月後半から11月前半にかけて、標高の高い場所から低い方へと順々に見頃を迎えていく。

年によって黄色が綺麗だったり、赤が目立ったりと様子は異なり、その違いを比べて楽しむのも魅力の一つかもしれない。

ただ今年は紅葉シーズンを迎える前、葉が染まる前に落葉している木々を多く見かける。

長野県の紅葉スポットである木曽駒ヶ岳ロープウェイ、こちらでは一足先に紅葉が巡っており、その様子がネットでも確認できるのだが、今年は例年に比べ多分に寂しい状況とのコメントがあった。

「多分に寂しい」という表現はあまり聞きなれないだけに、関係者の無念さが伝わってくる。ふりしぼる様な表現だったのではないか。

今年の夏は暑く、雨が多かった。人にとって過ごし辛く、疲れを感じた夏は、木々も一緒だったのだろうか。

冬を迎える北杜市、稲刈りが終わり、花が終わり、山の木々が落葉する。トンボやハチ、羽虫、カエルといった生き物もいなくなる。

そんなモノトーンの世界を迎える中、山々が鮮やかな色彩をまとう通過儀式ともいえる紅葉。今年はどんな儀式となるのだろうか。我々の目を楽しませるものになればと、心配とともに心待ちにする。(八ヶ岳事務所 大久保武文)

東京◆本部/1995→1999→2008、そして2024年【本部スタッフ・日々の業務より】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2024年11月4日

▲この20-30年余り、IT機器は大幅な進化を遂げました。最初は拒否反応も・・・!?

私は今年43歳になります。

これまでの人生を振り返ると、新しい技術に対して素直に向き合わず、偏見を持っていたことを反省しています。

1995年、Windows95が発売されたとき、中学生だった私はオタクが触る物だと思い興味が持てませんでした。

1999年、携帯電話のiモードのサービス開始。着メロをダウンロードするくらいで、インターネットやネットバンキングがどのような物か知ろうとしませんでした。

2008年、iPhone発売。ガラケーの方がボタンを押したときの感触があるからとわけのわからない理由でスマホに興味を持つ事なく、iPodtouchは触るクセにガラケーを2012年くらいまで使用しスマホデビューは遅かったです。

便利さを理解せずに距離を置き、その結果、技術に追いつくのが遅れ、生活や仕事で便利さを感じる事が遅かったです。

AIが仕事や生活に不可欠な存在になりつつあります。

生成AI等、早く触れておかないとまた同じ事の繰り返しと焦っている2024年現在。

これまでの反省を踏まえ、今度は新しい技術に対して偏見を持たず、積極的に学んでいきたいと考えています。

栃木◆那須/彼岸花の咲き誇る田園風景【地域店・日々の業務より】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・那須店 / 高久 重廣

2024年11月1日

▲9月~10月にかけ見ごろを迎える彼岸花。

昔、高校を中退して憧れの東京へ行き事業を成功し、我がふるさとの自宅裏山に、別荘を造り自慢していた同級生がおりました。

この度その別荘の売却を依頼されました。

その現地が「簑沢彼岸花みのざわひがんばな公園」を見下ろす場所です。

道の駅「東山道伊王野とうさんどういおうの」のある伊王野いおうのから約6㎞白河の関方面に行く途中の左側に旧美野沢みのさわ小学校が在り、その南側一体に遊歩道が付いた約6000㎡の広い彼岸花群生地が在ります。

当時どの地域でも、地域おこしの一環として、地元の方々がどの様な環境整備をしようか、皆で相談していろいろと各地域で事業を始めた経緯があります。

美野沢地区地域づくり委員会が彼岸花の里作りを手掛けて、田んぼの畦畔けいはん一帯に、彼岸花を植栽して毎年手入れを続けたのが群生地になり、今では立派な彼岸花の公園となり町の観光名所の一つになりました。

廻り一面に咲き誇る赤い花が田園風景に映えて、素晴らしい景色です。

この白河の関に近い東山道の簑沢、梓、大畑等この地域は源義経伝説の史跡ある等、歴史のある所です。

旧村の伊王野にはお城跡も残り、伝統行事や昔からのお祭りがある街で那須のリゾート地ではない、素朴な自然あふれる森林地帯の中の田園風景の良さを味わえる所でもあります。(那須店 高久 重廣)

三重◆伊勢/ストレートな物言いに感謝【本部スタッフ・日々の業務より】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2024年10月28日

▲戒めか、教訓か。なんと分かり易い標識。

自身、伊勢地方は初めての訪問で興奮気味のなか、売却依頼調査で南伊勢町を訪れた時のこと。

大型で強い台風10号の台風一過の影響のため、9月初めだというのに30℃の夏日でした。

波のない穏やかなリアス式海岸沿いを走っていた時、交通標識とも看板とも思えない、串団子のようなものが目に留まりました。

「交通三悪 飲酒-25点、無免許最高-23点、速度超過最高-19点」。

何とも分かり易いことでしょう。

交通量も歩行者も少なく、気持ち良い道路のための戒めなのか、はたまた実際に起きてしまった事故の教訓でしょうか。

田舎では大きな事故が起きてしまうと、地元では悲しい記憶が薄れるのに期間を要します。

罰金や点数だけでは済まないこともあります。

▲安全運転を心がけて。

日常的に車に乗る機会が多い田舎暮らし。

皆様におかれましても、弊社営業活動においても日々車の運転は気を付けましょう。(本部三重担当 金澤和宏)

長野◆佐久市/長寿地蔵尊「ぴんころ地蔵」【本部スタッフ・地方出張余話】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2024年10月24日

▲地蔵尊の右には佐久平の地下水があります。

佐久市は、日本でも有数の長寿の里として知られています。

成田山薬師寺の参道に「ぴんころ地蔵」があり、近年注目を集めている観光スポットになっています。

2003年に地元の「のざわ商店街」により、建立された地蔵尊は、健康に長生きし(ぴんぴん)、寝込まずに、楽に大往生(ころ)を願って「ぴんころ地蔵」とユニークな名前がついています。

高さ約1m、直径約60㎝の地蔵尊は、微笑みを浮かべ、右手をほほに添えた姿が印象的で、訪れる人々は健康と長寿を祈願しています。

お参りの仕方は、手を合わせ、頭を下げ、顔を見合わせて頭を撫でます。

また30m余りにわたってある参道では、アンブレラスカイという期間があり、青や赤、それにピンクなどカラフルな色の傘、およそ120本が空中に飾られ、SNSにもよく投稿されています。

▲昨年のハロウィンスカイの様子。

ハロウィンの季節になると、飾りつけは、かわいいお化け達になり、ハロウィンスカイに変ります。

東京から新幹線で約1時間半とアクセスも良い佐久市に移住等をお考えの方は、一度参拝してみてはいかがでしょうか。

=================================
成田山薬師寺・ぴんころ地蔵(のざわ商店街振興組合公式ホームページより引用)

所在地:〒385-0053 長野県佐久市原467 成田山薬師寺

※参拝の他、ぴんころグッズも販売中!

東京◆本部/お米がない【北の国から・制作スタッフ進行日誌】

この記事の投稿者: 編集

2024年10月20日

▲お米がない!

お米が買えない。

この記事が読者の方に読まれる10月には果たしてお米は店頭に並んでいるのだろうか?

8月の中旬、とあるXのポストを見てお米が店頭からなくなっていることを知った。

こういう時に限って自宅のお米は残り少ない。

幸運にもアマゾンだとまだ在庫があるという耳より情報を得てすぐに購入したが、発送予定日はなんと9月5日と3週間近く先であった。

届くまでの間、お米を大事に食べながら、そば、パスタ、素麺、ラーメンを代わる代わる食べて凌いだ。

暑いとそばや素麺は冷たいものを食べたいので、麺つゆの減りがいつもより早い。

仕事帰りスーパーに寄り、めんつゆコーナーに行くとお気に入りの麺つゆは売り切れだった。

仕方がなくいつもとは違うめんつゆを手に取り、焼きそばコーナーに行くと、まさかの焼きそばも売り切れ。こんなことは初めてだ。

▲お米を食べられる幸せ。

念の為、ふるさと納税でもお米を頼んでおこうと8月下旬に購入したのだが、発送予定日はなんと翌年2025の1月だった。

みんな考えることは同じらしい。

そんな中、9月に入りやっと新米が入荷し始めた。

これで普通に購入できると安堵したが、お米の価格は前年より4割〜5割ほど高くなっているそうだ。(本部 菊地美穂)

福島◆南会津町/会津の街道について【地域駐在スタッフ・福島「六十の手習い」だべ】

この記事の投稿者: 福島・会津エリア案内人 / 馬場 和弘

2024年10月17日

▲会津地域にも秋の気配が。

この原稿は9月4日に書いておりますが、南会津町の最高気温は26度の予想です。

外ではトンボが飛びまわり、すっかり秋の気配で、今後の連休には我が家の目の前の121号(400号)は通称「会津西街道」として、主に関東圏の観光客の方が行き交う大変交通量の多い道です。

それ以外にも大型トラックなども頻繁に走っていますね。

そこで会津には会津五街道と言われる街道がありますのでご紹介致します。

①越後街道・・・会津若松と新発田藩を結び、佐渡金山へとつながり新発田藩や村上藩が参勤交代で江戸に上る際に利用されたことから、「殿様街道」とも呼ばれた。

②下野街道・・・会津若松と今市(栃木県日光市)を結ぶ街道で、関東側では会津西街道と呼ばれた。米や物資、日光東照宮への参詣などに用いられ、街道筋は大変な賑わいを見せました。

③白河街道・・・白河街道は滝沢→勢至堂峠を超えて白河へと至る街道。奥州の諸藩にとって参勤交代の際によく用いられた。

④二本松街道・・・会津若松から猪苗代を経由して二本松藩へと至る街道で、会津藩初代藩主保科正之が猪苗代町の土津はにつ神社に祀られたので、参詣のため若松城と猪苗代城の往来を整備する重要性は高くなっていた。

⑤米沢街道・・・会津若松と米沢藩を結び人や物資の交流を支えました。

会津五街道にはそれぞれ「道の駅」があり、秋には綺麗な紅葉を見ることも出来ますし、美味しい新米や各種グルメもありますので是非観光においで下さい。(福島エリア現地案内人 馬場和弘)

秋田◆大仙市/じゃない方の「よつや」【本部スタッフ・全国乗り鉄漫遊記】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2024年10月13日

▲今回のテーマは鳥取県琴浦町の名物(?) ポスターをオマージュしたものです。

弊社は1996年に東京都新宿区の四谷に本部を構えて、おかげさまで28年の年月が経ちました。

最近では乗り換え検索アプリを使って事務所までお越しになる方も多いと思われますが、予測変換で「よつや」と打ち込んで頂くと、「四ツ谷」「四谷三丁目」と来て3番目に「羽後四ツ屋うごよつや」という謎の駅が出てきます。

▲興味がある方はどこにある駅か地図で当ててみてください。

この駅は秋田県大仙市にあるJR田沢湖線の駅で、日中は5分に1本は電車が来る四ツ谷駅と異なり、1日上下7本ずつしか普通列車の来ないローカル線の無人駅。

ホームの目の前には田園風景が広がっていて、冬は奥羽山脈に近い内陸部のため冬は豪雪地帯となり、まるで東京の四谷とは別世界のよう。

秋田新幹線と線路を共用している関係で、東京駅からこまち号1本で通ることが出来るのもまた面白い。

地名はほぼ同じなのにここまで周辺環境が異なるのが地理学の面白い点であり、線路は続くよどこまでもと言わんばかりに、2本のレールが日本中至る所まで続いていることを実感させられます。(本部 髙橋瑞希)