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東京◆本部/カーナビと紙の地図【本部スタッフ・日々の業務より】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2023年7月24日

▲車の運転の際、必須のカーナビ(写真はイメージです)。

「○○公園はどこから行けるんですか?」と、お巡りさんに尋ねられた貴重な経験があります。

昨今、交番で道を尋ねる人がめっきり少なくなったそうです。カーナビやスマホ地図の恩恵です。

ふるさと情報館四谷本部には、昭文社・都道府県別道路マップがあります。

最近ではそれらを手に取ったり、出張に持って行ったりすることがめっきりなくなりました。

世界最古の地図は2600年ほど前、西アジアの古代バビロニアで粘土板に作られたものと言われ、その後、大航海時代における新大陸発見や世界探検で地図は進化してきました。

それが現在、インターネット上のマップで世界各地の街並まで見られるようになりました。

ただ、その便利さの代償として「人類は空間認知能力」が無くなってきていると、警鐘をならす専門家もいます。

▲地図を見ながら歩くことはめっきり減りましたねぇ。

地図を見ながらの場合、動くのはあくまでも人間。それがカーナビやスマホのナビは自分(自分を中心)が動かず、地面が動くという機能です。

自動で誘導してくれるので脳の思考、学習能力が衰えてきている。以前訪れたところでもナビ無しでは道に迷うことが多くなる、という研究結果だそうです。

昔は、助手席の奥様が地図を見ながら指示する「カカァナビ」なる言葉もありました。

紙の地図を携え出掛けることは、ゆっくりしたりした田舎時間を感じ、はたまたボケ防止にも一役買うかもしれません笑。(本部 金澤和宏)

福島◆奥会津/みんなで護る、日本の宝【本部スタッフ・全国乗り鉄漫遊記】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2023年7月21日

▲日本はおろか国際的にも有名な只見川第1橋梁。海外から来るカメラマンも今や珍しくなくなった。

2022年10月1日、約11年ぶりに全線で運行を再開した人気の秘境ローカル線「JR只見線」は、再開後の車内は超満員になるほど人気を博し、新型コロナウイルス感染者数も次第に減少していたこともあり、沿線の観光需要も徐々に回復傾向にあるという。

全国で自然災害により長期運休を強いられている赤字ローカル線が、バス転換やBRT化などの従来の鉄道に依存しない方式で公共交通を維持している中、只見線が鉄道として復旧したのは、昨今の情勢下としては異例の事態と言えるだろう。

しかし今回の路線復旧は一般的な災害復旧ではなく、2017年に県や自治体とJRの間で締結された「上下分離方式」によるものである。

上下分離方式とは、JRなどの鉄道事業者が車両や乗務員の手配を、都道府県や地方自治体が線路や駅施設などの維持費を負担することで、鉄道による存続を図る方式。この方式は言うまでもなく、維持費の負担源は地元住民の税金投入によるもの。

今回復旧と条件に提示された只見線(会津川口〜只見)の鉄道施設維持費、年間約3億円の7割を福島県が、残り3割を会津17市町村で、これから只見線が走り続ける限り費用負担を行われなければならない(復旧工事に発生した費用の約90億円は国・福島県と17市町村とJR東日本で3分の1ずつ負担済み)。

▲朝の会津坂下駅はちょうど通学時間帯ということもあり、ホームには多くの高校生で賑わっている。

会津川口〜只見間が走るのは金山町と只見町のみだが、この区間の復旧は会津地方全員の総意、ということで鉄道路線自体が通っていない北塩原村・昭和村・檜枝岐村も費用負担に加わっていることになる。

つまり只見線の赤字問題は沿線自治体だけではなく、会津地方に住む人々全員が関わっている問題なのだ。

復旧した区間は1日わずか3往復の普通列車が走るのみ。

業界の相場として、3往復/日という列車本数は、沿線住民の日常利用がほぼ皆無であることを意味し、観光利用等で赤字額を補填しないと今後の赤字額が増えるばかりなのは火を見るより明らかだ。

無論只見線を日常的に利用するしないに問わず、税金投入はこれからも永続的に続いていく。

今年度から只見線に新たな観光列車の設定が検討されているが、やはり物珍しさの1回ぽっきりでは何の意味もない。

何度でも只見線に乗り、奥会津に通いたくなるような魅力を、会津人全員で考えていかなければ只見線の将来に明るい兆しは見えない。

▲只見線は全国屈指の豪雪地帯を走ることでも有名で、国鉄時代の赤字路線整理の際も、冬期代替道路未整備という名目で廃止を逃れている。

先日映画化もした只見線専門の某有名鉄道写真家が、「只見線は日本の宝、闘いはこれからだ」と言い放ったように、みんなで一致団結して鉄路を維持していこうというマイレール意識が、明日の只見線を走らせる第一歩になるのであろう。(本部 高橋瑞希)

 

岩手◆遠野市/遠野ホップ収穫祭2023・開催決定【みちのく岩手・新遠野物語】

この記事の投稿者: みちのく岩手事務所/ 佐々木 泰文・佐々木 敬文 

2023年7月18日

▲「遠野ホップ収穫祭2023」開催決定!

7月、皆さんがお住まいの地域は梅雨明けをしているでしょうか?

この夏は暑くなる?いえ、暑くなくても夏になれば飲みたくなる黄金色の飲み物といえば?そう、ビールですね。

みちのく岩手事務所がありビールの原料ホップの一大生産地である遠野市で、夏の風物詩といえるイベントが帰ってきました。

「遠野ホップ収穫祭2023」開催決定!

このお祭りは昨年もなんとか開催を目指しましたが、巷の流行り病の影響に抗えず中止となり、今年こそはと4年ぶりの開催の発表となりました。

開催日は8月19日・20日の土日の2日間。場所は土蔵を改修した街並みの中にある〝蔵の道ひろば〞、JR遠野駅からも近いので、公共機関での来場も安心です。

イベントはその名の通りホップの収穫を祝うお祭りで、ビールでの乾杯の他にも歌ったり踊ったり、または体験ツアーに参加したりと、大人から子供まで楽しめる盛りだくさんの内容になっており、4年ぶり開催のサンプラザ中野くん&パッパラー河合スペシャルライブは盛り上がる事間違いなし!

▲収穫祭特製カップのビール&遠野パドロンのフリット。

食べ物のオススメは昨年の7月号でも紹介した〝遠野パドロン〞のフリット。ビールとの相性は、抜群です。

この夏はぜひビールの里遠野にお越しくださいませ。(みちのく岩手事務所 佐々木敬文)

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🍺遠野ホップ収穫祭2023🍺
イベントHP:https://japanhopcountry.com/festival/

▲ 遠野ホップ収穫祭PV(YouTube)

秋田◆秋田/菅江真澄~その4~【地域駐在スタッフ・秋田からの風】

この記事の投稿者: 秋田現地案内人/ 片山 保

2023年7月15日

旅日記『雪の秋田根 阿仁(あに)銅山』の一節(現代訳)

秋田は鉱山で栄えていたが真澄も鉱山の図絵を沢山残している。その中の阿仁鉱山(田沢湖の北の方)の様子を次のように伝えている。

絵:右下には木戸口がある。刺股(さすまた)などがあり、入るには厳重な取り調べが行われた。木戸口にいるのは役人だが、中腹にいるのは旅人だろうか。左には坑口があり、水が滔々(とうとう)と流れ出て、三人が灯火を差し出している。中腹に小屋が並びどの建物からも煙が吹き出しているのは、鉱石を銅に製錬しているのである。左下の建物は鉱夫の宿舎であろう。

阿仁の山では銅を掘り出していた。鉱石を掘り出す穴を「しき」、掘る人を大工、鉱石を入れる器を背負う人を「えぶ」、石を砕いて鉱石を採るのを「はくをからむ」という。

鉱夫は枯れた煤竹(すすだけ)に火を灯して「しき」に入るが、「しき」の中からは必ず水が出ている。

旅人はもちろん、近い里の人が来ても木戸口で厳重に調べて、脇差を手に持っている。これが鉱山での定めであった。(真澄は、簡略だが、鉱山独特の語彙や慣習を述べている。) (つづく)(秋田駐在 片山保)

※「菅江真澄」シリーズ:『その1」、『その2』、『その3

福島◆会津地方/会津に新しい案内人が加わりました!【本部スタッフ・ふるさと見聞録】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2023年7月12日

▲1963年生まれ、今年で無事還暦を迎えることができました。

先日会津若松市内のご契約でお立合い頂いた男性が、この度ご縁があり、ふるさと情報館現地スタッフとして、「会津地方」全域の物件調査、現地案内、建物管理を行って頂けることとなりました。

福島県中通りから新潟県下越地方までも可能です。

お名前は会津若松市にお住まいの馬場和弘(ばばかずひろ)さん。

「ハウスクリーニング」、「生前・遺品整理」など手広く事業を展開されている経営者。「会津」で生まれ育った生粋の「会津人」です。

各方面にとても顔が広く、「会津」にお住まいの会員様でしたらご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ふるさと情報館にとってこれまで福島県西部の「会津地方」は現地案内スタッフの空白地帯で、売主様やご見学のお客様には大変ご不便をおかけしてきました。

そんな中、今後、「会津」のことを知り尽くした馬場さんが現地案内スタッフとしてお手伝いして頂けることとなりました。

これからは積極的に会津地方の物件を扱っていきたいと考えております。

また、使っていないご実家が「会津」にあるけれども、現地に案内や管理等行ってくれる方がいない等、その他何でもお困りの事もありましたら、是非とも担当の高橋までご相談ください!(本部 高橋瑞希)

山梨◆八ヶ岳/盛夏の候、7月の八ヶ岳事務所【八ヶ岳南麓・たかねの里だより】

この記事の投稿者: 八ヶ岳事務所スタッフ

2023年7月9日

▲霧に包まれる霧ヶ峰高原。自然の冷気を肌で浴びる。

北杜市も夏本番を迎えます。梅雨明け後の急激な気温変化に体がついていかず、全国的に熱中症のリスクが高まる時期でもあるそうです。

北杜市でも日中に最高気温が30度を超える真夏日が度々あり、炎天下の庭仕事、畑仕事には注意が必要です。

北杜市と一言にいっても日中の暑さは場所によって大きく異なります。

標高が低い場所、日当たりの良い場所は気温が上がりやすく、標高の高い場所、森の中などは涼しく過ごすことが出来ます。夏だけ考えると標高が高く、森の中であることが最高の環境となるのですが、冬は寒く、年間をとおして湿気を感じる気候でもあります。路面の凍結も気になる人がいるでしょう。

北杜市の中だけとっても、どの場所に家を構えるかというのは本当に悩むところです。地球温暖化で年々気温が上昇しているとの声も聴きます。

そんな中、お客様から良く言われるのが、標高が高すぎず、かといって低くもないところというリクエストでしょうか。程ほどのバランスでというのが正解なのかもしれません。

そんなことよりどんな山が見えるか、眺望の方が大事との声もあるでしょう。隣家が無いぽつんと一軒家を望む方もいるし、ぽつんとは寂しくて心配という方も。森の香が好きな方もいるでしょう。逆にカラッとした乾いた空気を好む人も。森の中だとリスが遊びに来てくれるかもしれません。正解は人それぞれというところでしょうか。

夏の暑い日は北杜市から一歩足を延ばして、霧ヶ峰まで行かれても良いでしょう。

日本百名山のひとつで、長野県茅野市、諏訪市、下諏訪町にまたがり、周囲には湿原が広がり、様々な高山植物が楽しめることから「花の百名山」にも選ばれています。高原のドライブコースとしても人気の場所で、北杜市からは下道1時間程で標高1600mの草原にたどり着きます。

▲ニッコウキスゲが山肌を黄色に染め上げる。(霧ヶ峰高原)

エアコンの商品名にも使われている霧ヶ峰ですが、夏でも気温は20℃前後、度々発生する霧に包まれると夏でも肌寒い程。7月にはニッコウキスゲが見ごろを迎え、黄色い花が一面を埋め尽くす光景は見る人に安らぎを与えます。

7月、八ヶ岳の気候を感じに是非おいでください。自分にとっての最適な夏の過ごし方が見つかるかもしれません。(八ヶ岳事務所 大久保武文)

 

東京◆本部/お金の新時代到来の予感【本部スタッフ・日々の業務より】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2023年7月6日

▲仮想通貨にデジタル通貨・・・。時代に取り残されそう。

6月2日、突然上岡龍太郎さんが亡くなっていたというニュースが流れた。

昭和17年生まれ81歳。第二の人生はゴルフやマラソンなど、実家で元気に暮らす父親と1ヶ月しか変わらない年齢だ。

巧みで流暢な話術と説得力は学生の頃から憧れの存在で、58歳の絶頂期の引き際は今でも忘れられない。

現役時代のトーク「東京では給料が5倍貰え、同じ1万円でも大阪では1万2000円くらいの価値があり(中略)だから僕は東京で稼いだら大阪でお金を遣うんです」というコメントが印象的だった。

今年の6月1日より改正資金決済法が施行され、仮想通貨技術を用いたステーブルコインの発行が民間でも可能となった。

簡単に言えば、価値が乱高下する既存の仮想通貨とは違い、ドルや円などの法定通貨と連動・換金できる安定した仮想通貨。

紙の地域通貨は度々聞いたが、この技術が定着すれば地方経済、特に小口の精算は楽になりそうである。

不動産売買においても窓口で着金に1時間も待たされたり、割高な手数料を払わなくても済むかもしれない。

一部の地方銀行はすでに特定の地域で流通を目指したデジタル通貨として地域活性化を模索中。

来年は新紙幣の発行年だが、30年後に振り返った時、地方経済にとってこの法改正が、お金の転換点だったと思いたいものである。(本部 星野 努)

岩手◆遠野/長いトンネルの先に・・・【みちのく岩手・新遠野物語】

この記事の投稿者: みちのく岩手事務所/ 佐々木 泰文・佐々木 敬文 

2023年7月3日

▲長かったコロナ禍での自粛が終わり、その先には何がある・・・?(写真はイメージです)

長かったコロナ禍が明けて、少しずつ平常が戻て来たような気がするこの頃ですが、反面戸惑いも感じざるを得ない状況は皆さんもおありと思います。

一月前までは、徹底されていたマスク使用は個人の判断となったことで、どうしたら良いか悩むことしきりです。

しかし、一早く観光の機運は割引クーポンの効果もあってか、規制解除を待たずに大盛り上がりとのニュースが聞こえてきます。

▲いざ、旅行へ!!(イラストはイメージです)

何を隠そう、小生も解除を待ちきれないで、去る3月に家内と京都・奈良に還暦修学旅行に行ってきました。

高校時代の修学旅行の思い出も、還暦になると別の旅のように新鮮に感じられますから不思議です。

おそらく、皆さんも長いトンネルをくぐって、鬱積していた感情を発散させたい気持でしょう。

是非、田舎に遊びにいらしてください。(みちのく岩手事務所 佐々木 泰文)