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東京◆四谷/彩りのある「春」になりました!【北の国から・制作スタッフ進行日誌】

この記事の投稿者: 編集

2023年6月7日

▲春!今年のGWは国内外と出掛けた方が多かったのではないでしょうか?!(写真はイメージです)

若葉や桜の開花、暖かくなったことで〝春〟を感じますが、今年は特に朝や帰宅時の通勤電車でも春を感じられました。

学生や新社会人が増え、テレワーク人口は減少し通勤時の電車では遅延する日が増えました。

弊社の事務所がある四谷は学生も多く、オフィス街でもあるため飲食店がとても充実しています。

人もコロナ前に戻り行列ができているお店もあります。そういう人気店を目掛けて行くとランチ難民になることもしばしば。ですがランチ難民になってよりコロナ前に戻ったことを実感します。

会社近くには何店か新しいお店もでき、それも相まって四谷に活気が戻りました。

ひと月前のGWは最大で9連休。今年は行動制限がなかったので国内旅行者は過去最多の2,450万人だったとか。

これだけGWの旅行者が多いと今年のお盆は人の流れが多そうですね。

イベントが再開され活気のある1年になりそうです!(本部 井上 美穂)

栃木◆那須/少子高齢化と地方移住の間に・・・【地域店・日々の業務より】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・那須店 / 高久 重廣

2023年6月4日

▲弊社でも取り扱い物件数の多い那須町(イラストはイメージです)。

5月5日は「こどもの日」、今朝の下野新聞に全国15歳未満の子供の数が前年より30万人少ない過去最低の1435万人で42年連続減少の過去最低との報道がありました。

少子高齢化現象が社会問題化されて久しく、「人口減少をどうくい止めるか」が各地方自治体の重点目標ではないでしょうか。

我が那須町も御多分に漏れず、2012年までは27,000人台をキープしていましたが、今年4月の人口は24,191人と減少しています。

県や町でも少子化対策や、移住者を増やそうと努力している中、新型コロナウイルスの行動制限に伴う移住者の「移住支援金」は2022交付件数は152件で昨年の2倍を超え、ちなみに我が町は県内5位の交付件数でした。

いずれにしても町の人口を増やしていかない事には町の活性化にならないと思います。

先頃の新聞で地方移住を支援するNPO法人「ふるさと回帰支援センター」の窓口相談者が選んだ2022年の都道府県移住先ランキングで、本県が3位(前年9位)を獲得したとの嬉しいニュースもありました。(2月24日付下野新聞)

幸い豊かな自然に恵まれ、新幹線、高速道路等首都圏からの利便性も良い点、移住先としてお勧め致します。(那須店 高久 重廣)

※那須町の物件はこちらからどうぞ。

東京◆本部/アクリル板で思うこと【本部スタッフ・ふるさと見聞録】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2023年6月1日

▲コロナ禍ではアクリル板必須で黙食が定番でしたね。

先日、いつもの朋友と東京郊外の牛タンをメインとした居酒屋で一杯しました。

しみじみと「普通の居酒屋に戻ったな」という実感。外食時のあの窮屈感は幾分緩和されました。

3月13日から「マスク着用が個人の判断に委ねられる」と国から発表されたと同じく、3年前から全国のテーブルというテーブルに不格好に置かれたアクリル板が少なくなってきた印象があります。

その当時は、それを置くことが義務のように叫ばれ、弊社四谷事務所界隈でもあちらこちらの飲食店で置かれました。その間隔が肩幅くらいしかなく、異様な雰囲気のなかで食事をすることも。

当にお弁当を隠して食べる、そんな風な環境では食事の楽しみは半減します。お祝いのテーブルでもそのおかげで、折角の御馳走が上手く写真に収まらなかったりと、絵的に変でした。そんな時期が懐かしく感じられます。

ふるさと情報館の営業は仕事上全国各地の飲食店に入ります。田舎のお店はどうでしょうか。

個人経営のお店は最初から置いていないところも多々あったという印象があります。いつも来るお客は決まって地元の常連さんだから。

都市部ほど厳格にならない緩いコミュニティー。田舎では食事が数少ない楽しみな部分があります。折角の楽しみがアクリル板で阻害される、仲間との楽しいお酒が吞み難いなど…。

▲これからはアクリル板のない会食が続くよう望みます(写真はイメージです)。

たかがアクリル板、されどアクリル板。アクリル板が分断したテーブルはもう懲り懲り。実物も、心の中にもアクリル板のない社会、そして田舎暮らしを実現したいものです。(本部 金澤和宏)

東京◆本部/待ちに待った法改正 ~ 農地法 ~ 【本部スタッフ・不動産まめ知識】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2023年5月30日

▲1,614㎡ある17442H の農地。今までは転用した宅地を除き、残った農地が市町村で定める面積(下限)を超えないと所有権移転できなかった。

令和5年4月1日から施行された農業経営基盤強化促進法等の一部改正により、農地法の下限面積要件が撤廃されました。

これにより、農地の権利取得時に求められていた下限面積に関する制限がなくなり、農地を利用するために必要な面積が小さくても、農業従事者が権利を取得することが可能となりました。

これは、農業従事者の減少が進む中で、耕作放棄地を解消し、効率的な農業の展開を支援するための法改正であり、地域農業の活性化に大きく寄与するものと言えます。

不動産業界にとっても、この法改正は大きな朗報と言え、この会社に20年以上勤めていますが歓喜すべき法改正、「空き家に付随する農地」の指定も良い特例だと思いましたが、実際、一部の地域では空き家バンクに登録しないと適用・許可されない不公平などありました。

今回は満を持して面積撤廃、実態に合った画期的な是正だと感じています。(一般住宅の転用面積500㎡の指針も、数年前に無くなったことも、時代の変化、この分野での改革のメスが適正に行われているように思っています)

▲自身の範囲内で農業ができるように!(写真はイメージです)

田舎暮らしを希望する人々にとっても、自分が維持管理、手に負える範囲で提出することができ、同時に安易な貸し借りや仮登記による売買などが減少することも期待されます。

今後は、地域農業の活性化や農地の有効活用に向けて、より一層の取り組みが求められることとなります。たとえば、今までは5000㎡以上耕作しなければダメで、面積が足りなければ近隣からむりやり借りて耕作するケースなどがありました。

当然広くなればなるほど、農業経験の無い方にとっては敷居が高いと言え、今回、面積要件が無くなったことで、自分が責任もって行える面積で、しっかりとした営農計画が立てられ、耕作準備できる方にとっては追い風、といったところです。

農地の権利取得に必要な要件が緩和された今こそ、多くの人々が地域の農業を支える力となることでしょう。

田舎の空き家に切っても切れない農地問題。今後の展開を注視して行きたいと思います。(本部 星野努)

※農地法第3条許可は「すべての農地を効率的に耕作すること」や「世帯員が農作業に常時従事すること」等

 

東京◆本部/北東北三県、チケットレス革命【本部スタッフ・全国乗り鉄漫遊記】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2023年5月27日

▲日常生活や旅行に不可欠な鉄道(図はイメージです)。

来たる2023年5月27日、青森・秋田・岩手県内の在来線一部エリアで、Suica・PASMO等の交通系ICカードの利用が可能となります。

利用可能区間は青森エリアが青森駅〜弘前駅、秋田エリアが和田駅・新屋駅〜秋田駅〜男鹿駅、岩手エリアが北上駅・新花巻駅〜花巻駅〜雫石駅となり、どれも新幹線発着駅を意識していることから、従来からSuicaの利用が出来る新幹線タッチアンドゴーサービスとの乗換利便性の向上を図っているものと思われます。

▲今春開業したイオンモール盛岡最寄りの前潟駅ももちろん対応しています。

これによりJR東日本管内の在来線は、全ての県でSuicaが利用出来るようになります(なお山形県は山形駅と作並駅のみ)。

全体的にまだまだ利用出来ない区間は多いですが、北東北にお住まいの方にとって、チケットレス文化が浸透することは大きな技術革新となるでしょう。

なおこれで全国の鉄道路線において、46都道府県で交通系対応となり、2000年のサービス開始から23年で、ついにここまで来たかとしみじみ思います。

ところで全国で残り1県だけ、交通系ICカードの利用開始予定のない都道府県があります。それどころか47都道府県で唯一(広義的な意味で)電車が走っていない県でもあります。沖縄県ではありません。時間のある方は是非調べてみてください。すだちって美味しいですよね。(本部 高橋瑞希)

千葉◆香取市/小江戸・佐原の町並み散策【本部スタッフ・地方出張余話】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2023年5月24日

▲佐原を縦断する小野川。

北総の小江戸と呼ばれる人気観光地、千葉県香取市(旧佐原市/さわらし)には、昔ながらの石畳の道や水路、江戸時代の商人屋敷や蔵など、多くの歴史的建造物が、そのまま残されています。

古くから利根川水運の中継基地として栄え、要所要所に船着場があります。

現在、佐原の町並みは国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されており、多くの観光客が訪れる人気スポットとなっています。

町内には多くの飲食店や土産物店があり、地元の食材を使った料理や手作りのお土産などが楽しめ、写真映えスポットも多くあるため若者でも十分に楽しむことができます。

▲さわら舟めぐりチケット売り場。

また、小江戸のさわら舟めぐりは、観光遊覧船から江戸情緒いっぱいの町並みを眺める事ができ、徒歩とはまた違った楽しみを発見できます。

東京からのアクセスも良いので、香取市にお越しの際には、ぜひ一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

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水郷佐原観光協会(旅なび!佐原 あやめ祭り5/27~6/25)
https://www.suigo-sawara.ne.jp/

伊能忠敬記念館(香取市HP内)
https://www.city.katori.lg.jp/sightseeing/museum/

岩手◆遠野/鍋倉城跡【みちのく岩手・新遠野物語】

この記事の投稿者: みちのく岩手事務所/ 佐々木 泰文・佐々木 敬文 

2023年5月21日

▲天守を模して三の丸跡に建てられた「なべくら展望台」。

城下町、門前町、宿場町――。

現代では意識する事がほとんどなくなった分類ですが、時にはゆっくり町の成り立ちを学んでみるのも良いかもしれません。

みちのく岩手事務所がある岩手県遠野市は城下町で、その〝城〞にあたる場所が鍋倉城(なべくらじょう)跡です。

鍋倉城跡は、遠野の玄関口JR遠野駅を出て正面の道路をまっすぐ南進、右手に遠野で一番背の高いホテル〝あえりあ遠野〞、左手に遠野市立図書館が見えるところまで進んだ場所にその〝登り口〞があります。皆さん大好きな石段の登場です。

鍋倉城の築城は天正年間初期と記録されており、寛永4(1627)年に阿曽沼氏が没落して以降、遠野南部氏の居城として使われていました。

▲鍋倉公園からの遠野城下町(2017/5/2撮影)。

現在は鍋倉山の一帯は鍋倉公園として観光やレジャーなどのスポットとして親しまれています。

石段のお話をしましたが、展望台や本丸跡がある近くの駐車場までは自動車でも行く事が可能なのでご安心を。

▲本丸館跡。公園内では随所に石垣や空堀などの名残りが見られる。

天気の良い日には福祉施設のバスが散歩に来ていたり、今も親しまれ続けている鍋倉さんでした。(みちのく岩手事務所 佐々木敬文)
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鍋倉公園(岩手県観光ポータルサイト「いわての旅」より引用)
・所在地 〒028-0511 岩手県遠野市遠野町

・アクセス
遠野駅より徒歩約15分
遠野ICより車で約10分

秋田◆秋田/菅江真澄~その2~【地域駐在スタッフ・秋田からの風】

この記事の投稿者: 秋田現地案内人/ 片山 保

2023年5月18日

▲菅江真澄の肖像画。

民俗学者柳田国男は昭和のはじめ、菅江真澄(すがえますみ)を「日本民族の先学」と紹介しているが、真澄が記録した中世の資料は、東北地方の歴史を知るうえで貴重なものです。

アイヌを紹介した記録や鎖国という国是の中にあって、ロシアなどに漂流した人々の記録は江戸時代の社会構造を知る上で貴重な資料です。

▲男鹿の「なまはげ」説明入り絵図。

真澄は46年間を旅に暮らし、その間、130種240冊もの著作を残し、その体裁は日記・地誌・随筆・彩色された図絵集など。

その内容は民族・歴史・地理・国学・詩歌・宗教・本草などの分野におよぶ。

旅の中で、藩主一族・武士・神官・僧侶・医師などのほか、農漁夫・工夫・職人さらに乞食・遊芸人・遊女などにも記述し、暖かい目を向けていたようです。

これらの著作の日記や地誌など77冊12帖が国の重要文化財に、46点が秋田県有形文化財に指定されており、関係のある道府県でも大切に保存されています。

▲ 秋田県内400ヶ所に建立の真澄足跡の標柱。

真澄の旅の目的は最初の日記に「この国のすべての古い神社を拝みめぐって、幣を奉りたい」とあり、写生帳には「自分は国々を巡り歩いて、珍しいところ、珍しい道具、珍しい風俗など目にとまったものを下手ではあるが絵として持ち帰り、絵の上手な人の協力を得て刊行したい」と記しているが、自らのことをほとんど語っていません。

真澄の業績や真相など興味が尽きないので今も多くの人々や団体が研究しています。(つづく) (秋田駐在 片山保)

※「菅江真澄」シリーズ:『その1」、『その3』、『その4