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長野◆青木村/農家をするなら信州青木で!【東信州あおき・小県からの手紙】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・上田青木店 / 山本 幸哲

2019年12月19日

▲岩下りんご園と子檀嶺(こまゆみ)

田舎で農業をしたい。家庭菜園を楽しみたい。という思いは、田舎暮らしを目指す人の共通の願いなのではないでしょうか。しかし、いざ農地を購入しようとすると、農地法の縛りにより、非農家は農地を購入できないのです。一般的に農家に認定してもらうには、5000㎡(1500坪)の農地を保有しているか、使用貸借や賃貸借で借りて耕作しなければなりません。

青木村では、多くの人が就農できるようにと、農業者の認定が非常に緩和的です。使用貸借や賃貸借により1000㎡(300坪)以上農地を借りて耕作すれば、農家に認定してもらえ、農地を購入することができるようになります。

「自分の農地を持ち、作付計画を立て、今年はこんな野菜を作ってみよう。こんな果樹苗を植えて、おいしい果実を味わおう」などと夢は膨らみます。

◆ふじの収穫始まる

青木村の「りんごの木のオーナー」も、今年で25年目を迎えました。この制度は、りんごの木1本ごとに契約するもので、農家が収穫前までの作業をして、オーナーが自ら収穫するというものです。

契約している木に実っているりんご全てを持ち帰ります。収量は年によって違いがありますが、収量保障もあります。

最初から「りんごの木のオーナー」に関わってきた岩下りんご園さんも、娘の千賀子さんに世代交代しました。今年の作柄をお伺いすると「台風による被害はあったけど、なんとか収穫できそうです。ふじは例年より実が大きく、甘みも十分あります。まだ気温暖かく、蜜の入りが少ないので、もう少し寒くなってほしいです。」とのことでした。

早生りんごのシナノスイーツやジョナゴールドなどは収穫が終わり、11月9日からふじの収穫が始まりました。晴天の下で、赤く熟したりんごを収穫し、味わってみてはいかがでしょうか?(上田青木店 山本幸哲)

岩手◆盛岡/リンゴ農家に転身 〜 盛岡市・嶋田成子さん 〜【出張旅がらす】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2010年2月19日

10月から盛岡市に定住しているラーバニストの嶋田成子さんが『岩手日報』、「テレビ岩手」と立て続けに紹介された。それまで東京で飲食店を営んでいた嶋田さんが、突然リンゴ農家に転身したのだ。

「いきなり本のリンゴ農家を譲り受け、育て方も売り方もわからず、一時は伐採も考えたんです。でも、せっかく譲り受けたんだから、もう、やってみよう!と思って‥」。

育て方はお隣の農家の方や、地域の方々の実に親切なご協力、ご指導があった。しかし摘果や間引きをあまりやらなかったために小ぶりの実が多くなるなど、何度か失敗を重ねたが予想以上に収穫があり何とかなった。

次に、大量に採れるリンゴの出荷先を考えた。東京時代の友人関係の口コミだけでリンゴの木1本ずつのオーナーを募り、初年度の今年、実に80人の応募があったという。

一本から採れるリンゴは大体70個以上。1万円でオーナーになった方は収穫のとき嶋田さん宅になんと(!)1泊3食の無料ご招待を受けられる。(受付終了)

この宿泊が好評でリピーターも多いとか。ふるさと会員、ラーバニストの夢がいっぱい詰まったリンゴの味、来年はあなたが現地で味わってみてはいかが。(本部 山中 準一)

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『田舎暮らしは心の良薬: ネオン街四十年から百八十度転換 里山生活奮闘記』
単行本 – 2014/3/10 嶋田 成子 (著)